冤罪

2014年4月 9日 (水)

袴田巌さん姉秀子さん・西嶋勝彦弁護団長・若林秀樹アムネスティ事務局長の記者会見(日本外国特派員協会)

Hideko Hakamada- Nishijima- Wakabayashi: Iwao Hakamada, finally released from death row 1時間1分41秒
FCCJchannel
http://youtu.be/Sd5U6hnwd7Y

2014/04/09 に公開

概要:
Hideko Hakamada: Sister of Iwao Hakamada
Katsuhiko Nishijima: Hakamada case lead attorney, Attorney at law
Hideki Wakabayashi: National Hakamada Support Committee & Executive Director of Amnesty International Japan

袴田巌さんの姉秀子さん
西嶋勝彦弁護団団長
若林秀樹アムネスティ・インターナショナル日本事務局長

 

PRESS CONFERENCE Hideko Hakamada, Katsuhiko Nishijima & Hideki Wakabayashi
Wednesday, April 09, 2014, 10:00 - 11:00
http://www.fccj.or.jp/events-calendar/press-events/icalrepeat.detail/2014/04/09/1316/

The sister and supporters of Iwao Hakamada, finally released from death row

Hideko Hakamada Sister of Iwao Hakamada
Katsuhiko Nishijima Hakamada case lead attorney, Attorney at law
Hideki Wakabayashi National Hakamada Support Committee & Executive Director of Amnesty International Japan

Language: The speech and Q & A and will be in Japanese with English interpretation

"How did it come to this?  Press conference on the case of boxer put on death row for nearly 50 years - then released"

The nightmarish story of former boxer Iwao Hakamada sounds more like fiction than nonfiction, but it is real nonetheless. Convicted of murder on the basis of a "confession" allegedly beaten out of him after a 20-day police interrogation, Hakamada went on to spend nearly half a century in solitary confinement on death row, earning the dubious distinction of entering the Guinness Book of World Records for his ordeal.

The case against featured numerous oddities. For example, the bloody clothing that the police and prosecutors used at trial as material evidence against Hakamada has proved to have no DNA link to the boxer and were too small in size to have been worn by him. Even the presiding Judge Hiroaki Murayama was forced to admit that "the possibility of his innocence has become clear to a respectable degree."

Nevertheless, Shizuoka prosecutors have decided to appeal Iwao Hakamada's release and seek to return him to prison and, ultimately, to hang him. The 78-year-old is now trying to recover from multiple illnesses at a Tokyo-area hospital.

Coming to the FCCJ is the woman who has spent most of her life campaigning for the man's innocence, his 81-year-old sister Hideko Hakamada. Together with Katsuhiko Nishijima, the lead lawyer defending him, and Hideki Wakabayashi, Executive Director of Amnesty International Japan, Ms. Hakamada will face the media and call for some kind of justice to be served, even if much too late in the day.

Please reserve in advance, 3211-3161 or on the website (still & TV cameras inclusive). Reservations and cancellations are not complete without confirmation.

Professional Activities Committee

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Hideko Hakamada Katsuhiko Nishijima Hideki Wakabayashi

 

「司法の正義感じた」 袴田さんの弁護団長と姉が会見
KYODO NEWS 【共同通信社】
http://youtu.be/qfxTcZWDR84

2014/04/08 に公開

袴田弁護団長と姉が会見 「司法の正義感じた」
http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014040901001246.html

Pn2014040901001257ci0003  日本外国特派員協会で記者会見する袴田巌さんの姉秀子さん(左)と西嶋勝彦弁護団団長=9日午前、東京・有楽町

 静岡地裁が3月に再審開始を決定し、釈放された元プロボクサー袴田巌さん(78)の弁護団の西嶋勝彦団長が9日、日本外国特派員協会(東京)で記者会見し「司法に正義を取り戻すという強い決意が感じられた」と地裁決定を高く評価する一方、即時抗告した静岡地検を「全く不当だ」と厳しく批判した。

 会見には姉の秀子さん(81)も同席。釈放後の袴田さんの心身の状態について「本人は『姉なんかいない』と言うかと思えば、素直に言うことを聞いたりもする。精神状態にむらがあるが、少しずつ良くなっていると思います」と語った。
2014/04/09 11:30   【共同通信】

 

釈放された袴田巌さんの健康状態は・・・ 姉が明らかに(14/04/09)
ANNnewsCH
http://youtu.be/3e3pH2We1OY

2014/04/08 に公開

釈放された袴田巌さんの健康状態は… 姉が明らかに(04/09 11:58)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000024733.html

動画 は上記動画。

 やり直しの裁判が認められた袴田事件を巡り、袴田巌さんの姉のひで子さんが外国人の記者らを前に、入院している巌さんの健康状態が不安定であることを明らかにしました。

 袴田巌さんの姉・ひで子さん:「(巌は)無事に私の手元に帰ってきました。気長に見守っていきたいと思います。皆さんに応援して頂き、感謝しています」
 巌さんは先月末に釈放されてから入院していますが、ひで子さんによりますと、巌さんはひで子さんの話を理解出来ないことがあるなど不安定な状態だということです。再審の開始を巡っては、静岡地裁の決定に対して静岡地検が東京高裁に即時抗告していて、審理が続いています。

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 ↓2月2日銀座4丁目街宣での一コマです。暖かい時もあれば、1月26日池袋東口や、1月29日の三鷹や吉祥寺の様に厳寒の日もありました。街宣最終日2月8日は、雪で電車が遅れ僕は新宿まで行く事が出来なかった。暖かい日でも街宣車の上は確実に風が強く寒い、伊達や酔狂では出来ません。細川(76)小泉(72)148歳コンビのファイトに感謝し、脱帽の都議選でした。
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 以下動画では、さらに小泉氏の脱原発について詳しくジックリ聴く事が出来ます。

2013年11月12日
脱原発は郵政民営化の比ではない壮大な事業•小泉元首相が日本記者クラブで講演
videonewscom
http://youtu.be/QOXsnZiTjwk

↑SOBA:動画の40分4秒の所からの以下部分はかなり重要。
 河野太郎代議士から贈呈された「新しい火の創造 エイモリー・B・ロビンス (著)」について。米国が脱原発が必要だと説いている。2050年には脱原発・脱石油・脱石炭・脱天然ガス。うかうかしていると日本の先を越して米国が脱原発を進めるかも知れない。

 

 気象庁の震央分布図(→頁アーカイブ)、こんな所で原発なんて危険きわまりない(石橋克彦氏、地震学)。汚染水ダダ漏れだからオリンピック開催もふさわしくない。( Japan is situated in a volcanic zone on the Pacific Ring of Fire. It's also located near major tectonic plate boundaries, where's an un-wise place for 54 reactors. and now Osensui is not under control. So Japan and Tokyo is Unworthy of 2020 Olympic Games. )。震央分布図がある新頁

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 震災後3年、「汚染水はアンダー コントロール」やオリンピックにはしゃぐ真性馬鹿安倍晋三への福一の現場作業員からの怒りの声(←20140314MBS報道するラジオ)

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2006/06 Japanese Chief Cabinet Secretary Shinzo Abe(2005/10/31 - 2006/9/26 ; Prime Minister 2006/9/26 - 2007/9/26, 2012/12/26 - )sent a message to Moonie's mass wedding blessing ceremony. Abe have appeared on cover page of cult Unification Church's monthly magazine "SEKAI SHISO". Moonie also support Shinzo Abe.

 

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※原発関連で3冊:

知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久 (著)

原子炉時限爆弾 広瀬 隆 (著)

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章 (著)

 

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2014年4月 6日 (日)

(ビデオニュース・コム)既に死刑執行、飯塚事件は「取り返しがつかない」から再審却下なのか

[青木理×宮台真司]飯塚事件は「取り返しがつかない」から再審却下なのか
videonewscom
http://youtu.be/-aoY9jZE7Fo

公開日: 2014/04/05

0222 ←2分22秒。飯塚事件の年表。


7分22秒、(状況証拠しかない中でのDNA鑑定)
MCT188というDNA鑑定。足利事件も飯塚事件もこの鑑定、DNA鑑定をやった科警研のメンバーもほぼ同じ。足利事件菅家さんの時に、MCT188のDNA鑑定が間違っていることが分かった。同じMCT188のDNA型鑑定で飯塚事件の久間氏は有罪にされた

0832 ←足利事件年表。

8分28秒から、

足利事件で冤罪への動きが出始めたのが2008年5月頃から。


0946 ←飯塚事件年表拡大。

9分46秒、(ここから重要)


2008年10月28日に飯塚事件の久間氏の方は死刑執行をされてしまった。

12分58秒、
宮台氏:2008年の段階での死刑執行を当時の森英介法務大臣に上申した法務省刑事局長の名前は大野恒太郎(おおのこうたろう)。翌年2009年に事務次官に昇進。仙台高検検事長を経て2012年(平成24年)7月20日東京高検検事長に就任

009 ←2012年7月20日高検検事長就任後、7月25日記者会見での大野恒太郎

「時代の変化に応じた捜査 公判のあり方を構築していかなければならない」


 「最近の不祥事で国民の信頼を大きく損なったので公正さを重視しなければいけない」と、一応もっともらしい事を言うがやらない、ひたすら出世だけが命の典型的司法官僚。
047

 「録音録画の積極的な施行や科学的な捜査手段を活用して——」←言うだけで、全然やってない。
055

 「捜査の近代化に取り組んでいきたい」←言うだけ。中世レベル司法制度を頑なに墨守して恥じない、典型的な赤レンガ派税金泥棒司法官僚
101_2

21分8秒、(ここからも重要)

 大野恒太郎に次いで覚えておくべき名前は、再審請求審におけるやり直しを認めない決定を出した、福岡地裁判事平塚浩司

2759 27分10秒から、
こちらは1審地裁の時に10何件か無罪にし、それが高裁以上で引っ繰り返されたことが一度もないと言う超優秀な元判事、木谷明弁護士。

2014年3月27日参議院議員会館 東京・永田町
死刑統計2013説明会
 講演「えん罪と死刑」講師:元東京高裁判事 木谷明弁護士。(関連記事

30分52秒から、袴田事件。


32分56秒から、袴田事件・取調時間のボード。

3301

3318

自白のメカニズム、やっていない人間に「やった」と言わせてしまう捜査当局の病巣(長期勾留と密室での取り調べ)。自白偏重の起訴状一本主義と、検面調書信頼性の崩壊。長時間の取り調べは先進民主主義国にはない、日本だけ。逮捕後警察での23日の取り調べなんて言うのも日本以外にはない。

検察の可視化は一部可視化で、検察に都合の良い自白をしている部分だけのつまみ食い録音可視化。こんなのは論外、全面可視化以外はインチキ・出鱈目の可視化。

37分46秒、
事件発生の44年後に地裁勧告でやっと検察が証拠開示する異常な国。
国民が負託した捜査権力を使い、なおかつわれわれの税金で食っている警察・検察が集めた証拠は警察・検察の所有物ではなく、元来すべて国民のもの。弁護側から請求されたら出さなければならない。

3707 ←袴田事件の年表


3751 ←2010年頃から冤罪への動きが出始めた。


概要:
http://www.videonews.com/
ニュース・コメンタリー (2014年04月05日)
飯塚事件は「取り返しがつかない」から再審却下なのか
青木理(ジャーナリスト) × 宮台真司(社会学者)
 足利事件は17年半、布川事件は29年、袴田事件はまだ再審公判が決まった段階だが、何と48年。いずれも無実の罪で国家によって自由を奪われ、刑務所に拘束された年数だ。しかし、少なくともこれらの事件では被告がまだ生存していたので、本人はもとより支援者たちの並々ならぬ努力もあり、最後に正義は貫徹された。ところが、既に死刑が執行されてしまった飯塚事件は、もはやどうやっても取り返しがつかない。だから、これだけ多くの疑問が浮上しているにもかかわらず、裁判所は強引に再審を却下したのだと考えざるを得ない。
 先週、袴田事件の再審が確定し、死刑囚として48年間勾留されていた袴田巌被告が釈放されたニュースをお伝えしたばかりだが、今週は同じくDNA鑑定の結果に疑問が呈されていながら既に死刑が執行されてしまった飯塚事件の再審請求に対する決定があり、福岡地裁は請求を棄却した。
 飯塚事件は1992年福岡県飯塚市で小学1年の女児2人が殺害された事件。捜査段階から一貫して無罪を主張していた久間三千年氏の死刑が2006年に確定し、2年後の2008年に刑が執行されていた。
 確たる証拠が無いなか、決め手となったのがDNA鑑定だった。事件直後の1992年、科警研が行ったDNA鑑定で、被害者の体や現場付近に付着していた血液のDNA型が、久間氏のものと一致するとされ、犯行の重要な証拠となった。
 ところが、2000年代に入り、ほぼ同時期に科警研が同じ手法で行った「足利事件」のDNA鑑定の結果に疑問が呈され始めた。新しい技術に基づくより精密な鑑定の結果、当時の科警研の鑑定とは異なる結果が出たのだ。足利事件の被告で無期懲役が確定していた菅家利和さんは、2010年の再審判決で鑑定の証拠能力が否定され、無罪となった。
 捜査段階で一旦犯行を自白し、公判で否認に転じていた菅家さんは、警察の激しい取り調べで自白を強要されたと、後に証言している。
 ところが被疑者が捜査段階から一貫して否認を続け、重要証拠だったDNA鑑定にも疑問が呈されていた飯塚事件では、2008年、突如として久間氏の死刑が執行されてしまったのだ。上申された死刑執行命令に当時の森英介法相が、死刑囚となった久間さんが一貫して犯行を否認していることを懸念して「大丈夫か」と問うたのに対し、当時の大野恒太郎刑事局長が「大丈夫です。サインをお願いします」と回答したため、執行が決まったという。日本では再審の可能性なども念頭に置き、死刑の確定から平均で5年7ヶ月の待機期間を経て刑が執行されるのが慣習となっているが、久間氏の場合、刑の確定から僅か2年余りでの執行だった・・・・。
 飯塚事件を取材してきたジャーナリストの青木理と社会学者の宮台真司が、赤レンガ派と現場派のパワーバランスで司法行政が左右されるこの国の司法のデタラメぶりと、飯塚事件の再審請求却下に見るこの国全体を覆う誰も責任を取らない「終わっている」体質などを議論した。(今週のNコメは神保哲生に代わり青木理が宮台真司とともに司会を務めます)

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 以下、資料として採録。

女児殺害 再審認めず 死刑はすでに執行 動画あり、1分44秒
3月31日 12時22分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140331/t10013371771000.html
魚拓2 ←NHKが消した後も、暫く動画見られます。
魚拓

女児殺害 再審認めず 死刑はすでに執行 動画

22年前、福岡県飯塚市の小学生の女の子2人が殺害された事件で、6年前に死刑が執行された元死刑囚の家族が求めた再審・裁判のやり直しについて、福岡地方裁判所は、「弁護団が提出した新たな証拠を検討しても死刑判決に疑いは生じない」と指摘し、再審を認めない決定をしました。

平成4年2月、福岡県飯塚市で、小学1年生の女の子2人が登校途中に連れ去られ、殺害されているのが見つかった事件では、久間三千年元死刑囚(当時56)が、殺人などの罪に問われて平成18年に死刑が確定し、その2年後に死刑が執行されました。
元死刑囚の家族が再審・裁判のやり直しを求め、弁護団は当時のDNA鑑定は信用できず、有罪の根拠になっていた目撃証言は捜査員の誘導だなどと主張していました。
31日の決定で、福岡地方裁判所の平塚浩司裁判長は「当時のDNA鑑定は、より慎重に評価しなければならないが再鑑定が行われたわけではなく、かつての鑑定結果は否定されていない。目撃者は、誘導される可能性のない段階から目撃した内容を同僚に伝えているので、証言の信用性は揺るがない」と判断しました。
そのうえで「弁護団が提出した新たな証拠を検討しても死刑判決に合理的な疑いは生じない」と指摘し、再審を認めませんでした。
死刑が執行された事件で、再審が認められたことはなく、裁判所の判断が注目されていましたが、元死刑囚側の主張は退けられました。


地検「証拠を検討し、適切に判断」 

福岡地方検察庁の玉置俊二次席検事は「裁判所が、裁判の段階や再審請求されたあとの証拠を検討し、適切に判断したと考えている」というコメントを出しました。


弁護団「許しがたい決定」 

弁護団の徳田靖之弁護士は「許しがたい」と話しました。
かつての判決で有罪の根拠の1つになったDNA鑑定について、徳田弁護士は「証拠価値がないはずなのに、今回の決定は再審を認めないという、結論ありきで判断している。裁判所は、元死刑囚の命を奪ったことを真摯(しんし)に受け止めて、われわれが提出した証拠を判断すべきだ」と話しました。
弁護団は決定を取り消すよう求める方針です。

[関連ニュース]

・ 死刑執行後の再審 地裁がきょう判断 (3月31日 5時36分)
[関連リンク]

    ◇  時論公論 「袴田事件"国家機関が無実の人を陥れた"」 解説委員室ブログ (3月28日)
    ◇  時論公論 「東電社員殺害事件 再審無罪後に残るもの」 解説委員室ブログ (11月6日)

 

飯塚事件 弁護団が即時抗告
4月3日 20時21分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140403/k10013484621000.html
魚拓

22年前、福岡県飯塚市で小学生の女の子2人が殺害された事件で、6年前に死刑が執行された元死刑囚の再審=裁判のやり直しを認めなかった福岡地方裁判所の決定について、弁護団は取り消しを求める即時抗告という手続きを行いました。

平成4年2月、福岡県飯塚市で、小学1年生の女の子2人が連れ去られ殺害された事件では、久間三千年元死刑囚が殺人などの罪に問われ、平成18年に死刑が確定し、その2年後に執行されました。
元死刑囚の家族が求めていた再審=裁判のやり直しについて、福岡地方裁判所は先月31日、「弁護団が提出した新たな証拠を検討しても、死刑判決に疑いは生じない」として再審を認めない決定をしました。
これに対して弁護団は、「われわれの主張を正面から判断せず、結論ありきの判断で許し難い」と批判し、決定の取り消しを求める即時抗告の手続きを期限の3日、福岡高等裁判所に行いました。
今後、福岡高裁で、DNA鑑定や目撃証言の信用性などについて改めて審理されることになります。

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2014年4月 2日 (水)

【冤罪関係でたどり着いたお勧め動画】菅家利和、桜井昌司、川畑幸夫、冤罪被害者日本外国特派員協会記者会見

 冤罪関係で検索していて見つけました。

2013年9月9日(月)15:00-16:00
Sachio Kawabata, Shoji Sakurai, Toshikazu Sugaya, victims of enzai (False Accusation)
FCCJchannel 1時間2分29秒
http://youtu.be/rRfHmvo9_Mo

公開日: 2013/09/11

左から、
菅家利和 足利事件冤罪被害者、桜井昌司 布川事件冤罪被害者、川畑幸夫 志布志事件冤罪被害者、司会マイケル・ペン新月通信社
通訳は、えみ鈴木ヘリス 「Change.org」キャンペーンディレクター
0112

2158 21分58秒、22分25秒、偽造された捜査報告書を説明。差し替えられている。


2318 23分18秒、右下のにじんだボールペンの筆跡が、左下の新しいボールペンの筆跡。


2353 23分53秒、違う報告書で筆跡が違う所を説明。レコーディングしないで新しいものを平気で作る、日本の警察は。


2648 26分48秒、会場のカメラマンからの要望に応え立ち上がって見せている桜井氏。


2702 27分2秒、自白録音テープの改ざんを示す資料(声紋か)


27分54秒、警察がやったいわゆる踏み字について説明しているところ(踏み字の主犯警部補濱田隆広が書いた字を真似して川畑さんが書いたもののコピー。なお踏み字を含め捜査指揮した警部は磯部一信)。
2754

28分22秒、栄三と言うのは川畑氏の父親の名前、文雄と言うのは奥さんの父親の名前。
2822

 川畑氏に踏み字させようとした、警部補濱田隆広が書いた川畑氏の父親名のメモ。

栄三
お父さんは、そういう息子に育てた覚えはない

 川畑氏に踏み字させようとした、警部補濱田隆広が書いた川畑氏の奥さんの父親名のメモ。

文雄
元警察官の娘を、そういう婿にやった覚えはない

 自白強要のこの踏み字については、弁護士が裁判で追及し、警部補濱田隆広もやったことを認めた。ただし、謝罪がなかったので福岡高検に刑事告訴し1審で勝ち、2審、最高裁に行くのかと思ったら、そこで警部補濱田隆広自身が「自分が惨めになるから」と取り下げた。

32分44秒、神保哲生さん質問。

48分40秒から、法務省の「法制度を考える法制審議会」で村木厚子さんとも委員に入っている、映画監督の周防まさゆき氏が(キャプチャ49分のところ)検察関係者のどなたかに「足利事件、布川事件で何か反省しないんですか」と聞いた所、「反省する必要なんかない、あの二人が犯人であることに変わりない」と言った。もう一人、新聞記者の方が水戸地方検察庁の記者会見の中で検察官に質問したら「二人が犯人であることに変わりない」と言ったらしいが、議事録はない。
4900

54分26秒から、再度神保哲生氏の質問、服役中どのような思いでいたか。

菅家さん、刑務所の中で、1週間後お客さん扱いが終わったら、「無実だ」と話したら服役者から殴られ鼻の骨が折れた。

概要:
PRESS CONFERENCE
Yukio Kawabata, victim of enzai (False Accusation) in the Shibushi Incident
Shoji Sakurai, victim of enzai in the Fukawa Incident
Toshikazu Sugaya, victim of enzai in the Ashikaga Incident (Murder case)
15:00-16:00, Monday, September 9, 2013

What if you were arrested for a crime that you did not commit? What if
the police believed you were guilty of a crime but you were truly
innocent? Many of the checks and balances that exist in other countries
simply are not present in the Japanese legal system. Enormous power is
given to the police and prosecutors, and with a conviction rate of 99%,
it is clear that sometimes this power is abused.

The FCCJ is pleased to host speakers representing three clear cases of
"enzai"; people who were arrested and imprisoned for crimes it is now
known that they did not commit. The three speakers are Shoji Sakurai,
victim of the "Fukawa Incident"; Toshikazu Sugaya, victim of the
"Ashikaga Incident"; and Yukio Kawabata, victim of the "Shibushi Incident."

In the last of these cases, it is now understood that Mr. Kawabata was
not simply the victim of a mistake, but was intentionally framed by the
local police.

Please come to the FCCJ to explore a disturbing but crucial part of the
contemporary Japanese experience. Find out what it is like to be put on
the wrong side of the power of the law while knowing all along that you
did nothing wrong.

記者会見
川畑幸夫、志布志事件冤罪被害者
桜井昌司、布川事件冤罪被害者
菅家利和、足利事件冤罪被害者

9月9日(月)15:00-16:00

 

関連:
志布志踏み字冤罪事件での官権の卑劣さを考えると、司法改革は裁判員制より取り調べの完全可視化の方が先でしょう。

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 キャンペーンバナーなど

2014年都知事選、2月6日(木)18:00練馬駅北口での細川さんの脱原発podcast小泉さんの脱原発podcast演説と観衆の“間の手”掛け声が何ともいい感じ。お勧めです。

 ↓2月2日銀座4丁目街宣での一コマです。暖かい時もあれば、1月26日池袋東口や、1月29日の三鷹や吉祥寺の様に厳寒の日もありました。街宣最終日2月8日は、雪で電車が遅れ僕は新宿まで行く事が出来なかった。暖かい日でも街宣車の上は確実に風が強く寒い、伊達や酔狂では出来ません。細川(76)小泉(72)148歳元総理コンビのファイトに感謝し、脱帽の都議選でした。
Dsc_7356_

 以下動画では、さらに小泉氏の脱原発について詳しくジックリ聴く事が出来ます。

2013年11月12日
脱原発は郵政民営化の比ではない壮大な事業•小泉元首相が日本記者クラブで講演
videonewscom
http://youtu.be/QOXsnZiTjwk

↑SOBA:動画の40分4秒の所からの以下部分はかなり重要。
 河野太郎代議士から贈呈された「新しい火の創造 エイモリー・B・ロビンス (著)」について。米国が脱原発が必要だと説いている。2050年には脱原発・脱石油・脱石炭・脱天然ガス。うかうかしていると日本の先を越して米国が脱原発を進めるかも知れない。

 

 気象庁の震央分布図(→頁アーカイブ)、こんな所で原発なんて危険きわまりない(石橋克彦氏、地震学)。汚染水ダダ漏れだからオリンピック開催もふさわしくない。( Japan is situated in a volcanic zone on the Pacific Ring of Fire. It's also located near major tectonic plate boundaries, where's an un-wise place for 54 reactors. and now Osensui is not under control. So Japan and Tokyo is Unworthy of 2020 Olympic Games. )。震央分布図がある新頁

(Epicenter distribution map)
W

 震災後3年、「汚染水はアンダー コントロール」やオリンピックにはしゃぐ真性馬鹿安倍晋三への福一の現場作業員からの怒りの声(←20140314MBS報道するラジオ)

「汚染水ダダ漏れ日本の五輪召致馬鹿騒ぎ糾弾」バナー、Oh No OSENSUI. Tokyo is Unworthy of 2020 Olympic.
↓click, popup & enlarge anime
「汚染水ダダ漏れ日本のオリンピック召致馬鹿騒ぎは世界の恥さらし」バナー


 

↓「カルト宗教 統一協会のお友だち こんな奴らが改憲?笑わせるな」バナー。

 クリックすると拡大します。ブログに貼れる370pxのサイズです。微修正の可能性有り、反映させますので直リンクが使用条件です。
「カルト宗教 統一協会に応援され(笑) こんな奴らが改憲?笑わせるな」バナー


2006/06 Japanese Chief Cabinet Secretary Shinzo Abe(2005/10/31 - 2006/9/26 ; Prime Minister 2006/9/26 - 2007/9/26, 2012/12/26 - )sent a message to Moonie's mass wedding blessing ceremony. Abe have appeared on cover page of cult Unification Church's monthly magazine "SEKAI SHISO". Moonie also support Shinzo Abe.

 

 「3経済団体代表者によるごり押し圧力と、元々原発推し進めた自民党の僕たちは原発やめないもん」糾弾バナー。
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知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久 (著)

原子炉時限爆弾 広瀬 隆 (著)

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章 (著)

 

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2014年3月28日 (金)

袴田事件再審決定、「認定された衣類は捜査機関がねつ造した疑い」「これ以上勾留を続けることは耐えられないほど正義に反する」

 静岡地裁決定要旨

・死刑判決で元被告が事件を起こした時に着ていたと認定された衣類は、捜査機関がねつ造した疑いがある。

・元被告は死刑の恐怖のもとで極めて長い間、身柄を拘束された。これ以上勾留を続けることは耐えられないほど正義に反する。

・死刑の執行と勾留を停止し、釈放を認めることを決定する。

 

 僕は、今回の「死刑の執行と勾留を停止し、釈放」は遅すぎたと思ってます。2011年12月23日に、僕は以下記事を阿修羅投稿で紹介しています。下記記事中、静岡地検千葉雄一郎次席検事のDNAについての屁理屈は、今回の静岡地裁決定で完膚無きまでに退けられています。それにしても下記記事が地方版だけとは。

2011年12月23日
袴田事件:再審請求 DNA不一致 「有罪の証拠崩れた」 姉は再審祈り涙--弁護団会見 /静岡(毎日)
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20111223ddlk22040194000c.html

 「袴田さんの有罪を立証する要の証拠が崩れた」。1966年に旧清水市(現静岡市清水区)で4人が殺害された「袴田事件」。無実を訴える袴田巌死刑囚(75)が犯行時、着ていたとされる5点の衣類に付着した血液のDNA型が、被害者のものと一致しなかった結果を受け、弁護団の小川秀世事務局長は、東京都内の弁護士会館で開いた記者会見で声を震わせた。姉の秀子さん(78)は、目に涙を浮かべながら「一日も早い再審開始が決定されるよう、祈っております」とまっすぐ前を見据えた。【平林由梨、平塚雄太、西嶋正信】

 弁護側の記者会見には西嶋勝彦弁護団長、小川弁護士ら8人の弁護士と秀子さんが並んだ。また、布川事件で無期懲役判決を受けた後、今年6月に再審で無罪が確定した杉山卓男さん(65)や、支援者ら十数人も駆けつけた。

 小川弁護士は「死刑事件で証拠の捏造(ねつぞう)が行われていたことがはっきりした。許せない気持ちでいっぱいだ」と声を震わせると、隣に座った秀子さんは小さく、何度もうなずいた。西嶋弁護団長は「機は熟した。裁判所がまだ慎重に判断したいということなら、速やかに鑑定人の尋問を行ってほしい」と訴えた。

 同日昼過ぎ、秀子さんは東京拘置所(東京都葛飾区)に収容されている袴田死刑囚のもとを訪れた。しかし、「(袴田死刑囚は)関係ないと言っている」と担当者に説明され、面会はできなかった。DNA鑑定結果を聞いたのは夕方、会見場所の弁護士会館に着いてからだった。「長い長い闘いだから、わりと平常心で受け止めた」と振り返るが、会見で「長い46年間」と口にしたら、自然に涙があふれた。

 また、裁判所が求めた血液型の鑑定などを行わなかった検察側の結果に対し、弁護団は「こんなこと初めて」「前代未聞だ、許されない」と厳しく指摘。袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会の事務局長、山崎俊樹さん(57)も「検察側の鑑定結果が不十分なもので失望している。積極的に鑑定したようには思えない」と不満をあらわにした。

 袴田死刑囚の身柄拘束は45年近くと長期にわたる。拘禁反応が見られる他、認知症の疑いもあるという。秀子さんによると、最近は出された薬を飲まないという。西嶋弁護団長は「これだけ重大な結果が出ている。引き続き袴田さんを拘置することは不当だ」と述べ、26日にも静岡地検に釈放を求める申し入れを行うとした

 ◇検察側「同一試料使い、なぜ食い違い」

 DNA再鑑定の結果について、静岡地検の千葉雄一郎次席検事は「今回の二つの鑑定結果には相当の食い違いがあり、同一試料を使ってなぜこのような食い違いが出たのかも含め、その信用性について検討していく必要がある」とのコメントを発表した。

 記者団の取材にも応じ、「科学的検証をせざるを得ない」として、今回の鑑定結果について中立的な専門家の意見をもとに検討していく考えを示した。

 DNA鑑定は、足利事件で再審無罪の決め手になっている。千葉次席検事は、「(袴田事件は)そもそも古い事件で、DNA鑑定を想定した証拠品の取り扱いをしていない」と指摘。いろいろな人が触り、血痕が付いた部分も第三者のDNAが付着した可能性があるとして、「(足利事件と比べ)今回はあまりにも質が違いすぎる」と述べた。【仲田力行】

袴田事件:弁護団、早期再審訴え 不一致「工作疑わせる」
袴田事件:血痕再鑑定 弁護側「被害者と不一致」と判断
袴田事件
東日本大震災:ごみ焼却灰が秋田から返送 焼津の清掃工場に /静岡
東日本大震災:がれき受け入れ、島田で住民説明会 ほぼ全員が反対 /静岡

毎日新聞 2011年12月23日 地方版←それにしても地方版とは、いや地方版だから出せたのかも、。日本のマスコミの劣化が止まりません(SOBA)

 

 「八木啓代のひとりごと」さんの——冤罪事件とは、「真犯人」を警察と検察が逃がしたということですよね——がなかなか強烈で必読です。江川紹子さんの——「刑事司法の理念からは耐え難い不正義」――袴田事件で再審開始&釈放を命じた決定を読む——は良くまとまっていて分かりやすいので後ろで資料として採録しておきます

 

2007年2月26日放送/テレビ朝日報道ステーションから
告白 死刑判決の袴田事件元裁判官「私も無罪だと」
YouTubeは消されているのでmp3 Podcast。(Niftyが開くのが遅い場合はこちら⇒その1その2

(クリックすると拡大します)
32分33秒の所から:
連日長時間の取調べ。16時間20分のことも、。(朝7時からとして、丸一日回って夜中の11時過ぎまでと言うこと。)


3分35秒から:
元裁判官「手続きの進行で、ある段階で、僕は無罪だと思った。」

(略)

5分50秒から:
ナレーション:「袴田死刑囚は刑が確定したのち、獄中から一人息子に手紙を送っている。」

必ず証明してあげよう。お前のちゃんは決して人を殺していないし、一番それを良く知っているのが警察であって、一番申し訳なく思っているのが裁判官であることを。

(クリックすると拡大します)
1告白 死刑確定の袴田事件
元裁判官「私も無罪だと」

袴田事件で死刑判決を書いた熊本典道元裁判官(69)

「泣いているしかないと思います」


6分17秒の所から:
記者:袴田死刑囚にいま会えるとしたらどんな言葉をかけたいですか。

熊本氏「、、、恐らくね、言葉はないと思う。15分なり15分、目の前で頭下げて泣いてるしかないと思う。本人の、、。」

2裁判官 石見勝四
裁判官 高井吉夫
裁判官 熊本典道

熊本氏以外、ほかの2人はすでに他界——


↑↓さらに詳しくは雑談日記の下記投稿で(当時の記事なども集めてます)

2007年11月14日 (水)
YouTube:無実の死刑囚・袴田巌さんの元裁判官熊本典道氏の異例の告白。またすぐ消されるかも。mp3でも保存。

 

 上記放送の約2ヶ月後に静岡朝日テレビが23分33秒の放送の中で上記YouTube部分を全て含めて放送してます。以下動画です。

悔恨~袴田事件を裁いた男~ 2007年
http://www.dailymotion.com/video/x5hnplj

悔恨~袴田事件を裁いた男~ 2007年 投稿者 osanpodeonigiri
公開日: 04/09/2017
期間: 23:33

悔恨~袴田事件を裁いた男~ 2007年5月6日(日)深夜1時放送

最初から2分ほど音が小さくなってます

 

関連:「日本の司法は中世レベルで世界の恥さらし」をいくつか。

2013年6月22日 (土)
Mrシャラップ人権大使上田の動画見るなら海外配信。&「国連・拷問禁止委が代用監獄等日本の人権に不合格」6年前の記事。

2013年8月 4日 (日)
偽造捜査報告書の犯罪者検事「田代不起訴」に見る日本の病理、など動画を2本。

2010年9月23日 (木)
郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地検特捜の証拠改ざん、朝日の第一報から今日までの記事を採録。

 

ラジオ文化放送の録音です。聞きごたえあります。
【大竹まこと】袴田事件・警察の捏造?!~逮捕から48年で釈放!
mogurin mogu
http://youtu.be/y7m1DIh2UFs

公開日: 2014/03/28

 

(ビデオニュース・コム)
2014年03月27日【袴田事件再審開始決定】袴田巌元被告保釈後弁護団会見videonewscom
https://www.youtube.com/watch?v=018yEEWDhDA

公開日: 2014/03/27

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 以下、資料として採録。

「刑事司法の理念からは耐え難い不正義」――袴田事件で再審開始&釈放を命じた決定を読む
江川 紹子 | ジャーナリスト
2014年3月29日 0時17分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20140329-00034017/

 画期的な決定だった。再審開始や死刑の執行停止だけでなく、拘置の執行を停止し、有罪判決の決め手となった証拠が「捜査機関によってねつ造された疑いのある」ことも明記されていた。これによって、死刑囚が再審開始決定を受けてすぐに釈放されるという、戦後初めての急展開となった

2014032900034017roupeiro0017view 釈放された袴田巌さんと姉の秀子さん

DNA鑑定の威力

 本文は68ページ。再審請求審の決定書としては、さほど長くはない。裁判所の判断の説明はDNA鑑定から始まる。この決定書を読んで、改めてDNA鑑定が裁判所に与える影響は強い、と感じた。足利事件や東電OL事件も新たなDNA鑑定によって再審開始が決まったが、今回もDNA鑑定が再審開始の大きな根拠となった。

 事件発生から時間が経過していることや保管状況などから、検察側は試料の劣化や捜査員らのDNAが付着するコンタミネーションの影響を強調したが、裁判所は(1)血液に由来するDNAは試料中に長い年月残存する。乾燥した場合はより残存しやすく、凝固した血液であれば、DNAは常温であっても安定的に保たれる。(2)一方、唾液や皮膚片等に由来するDNAは、数ヶ月も経過しないうちに検出されなくなる――などとして、退けた

証拠開示の力

 ただ、この決定はDNA鑑定だけに支えられているわけではない。DNAに関しては、弁護側と検察側の鑑定人で見解が異なる点もあった。それでも裁判所が弁護側鑑定を受け入れたのは、新たに開示された証拠類を見て、冤罪との心証を強くしたからだろう。

 特に、殺害時に着ていたとされるズボンのサイズについての新証拠は衝撃的だった。

2014032900034017roupeiro0027view 控訴審での着装実験で袴田さんはズボンをはくことができなかった※

※SOBA:NHKも3月27日 10時14分のニュースでこの写真を流しました

 原審控訴審で実験してみたところ、ズボンはきつすぎて袴田さんははくことができなかった。ズボンのタグに書かれた「B」という表示は、肥満体サイズを示すと受け止められ、はけなかったのは、味噌付けにされた後に乾燥されて生地が縮んだためとか、袴田さんが運動不足で太っただめだとか、そんな理屈をつけて、済ませてしまった。実際は、「B」は色を示す記号であり、ズボンは細身サイズだったことが、新たに開示された証拠で分かった。ズボンは、縮んだわけではなく、最初から袴田さんには小さすぎて、これを着て犯行に及ぶなどありえない話だったのだ。

 弁護側や裁判所にとっては、「新証拠」「新事実」だったが、こうした証拠は衣類が「発見」されてまもなく作られていた。警察や検察にとっては、とっくに知っている事実だった。にも関わらず、その事実を隠し、裁判所の誤った判断を導いたのだ。

重大証拠のねつ造疑惑

 このズボンを含む血染めの衣類5点は、公判段階に入ってから味噌樽の中から「発見」された。生地の色合いや血痕の色は、1年以上味噌に漬かっていたにしては不自然だった。有罪判決の最大の根拠となったこの衣類については、以前から捜査機関によるねつ造ではないかという疑惑が指摘されていた。

今回の再審請求審を担当した裁判官たちも、その疑いを強くもったようだ。決定書は、こう書いている。

 〈ねつ造されたと考えるのが最も合理的であり、現実的には他に考えようがない。そして、このような証拠をねつ造する必要と能力を有するのは、おそらく捜査機関(警察)をおいて外にないと思われる。〉

 決定書では、この推認のプロセスはかなり省略されている。事件の経過を知らずに決定書だけを読むと、唐突感を覚えるかもしれない。しかし、新たに出てきた証拠に加えて、証拠開示に至るやりとりなど、再審請求審を通じて見聞したすべてのことから、裁判官たちは「ねつ造」をもはや確信したのだろう。決定書の最後の20ページほどの中に十数カ所も「ねつ造」という表現が出てくる。ねつ造疑惑を「想像の産物」と切って捨てる検察側に対し、「あり得ないなどとしてその可能性を否定することは許されない」と厳しい批判を加えている。

裁判官の義憤

 これ以外にも、自白調書のほとんどが任意性を否定されたり、ほかにもねつ造が疑われる証拠があるなど、決定書は不当・違法な捜査を問題にしている。

 そのような捜査の結果、ねつ造の可能性が高い証拠によって誤った裁判が行われ、重大な人権侵害が発生した。それが見えてきたことで、裁判官の正義感に火がついたに違いない。

 私は、これほどまでに、裁判官が義憤がこもった書面を読んだことがない。その怒りのほどは、たとえば次のような記述からうかがえる。

 〈国家機関が無実の個人を陥れ、45年以上にわたり身体を拘束し続けたことになり、刑事司法の理念からは到底耐え難いことといわなければならない

 〈拘置をこれ以上継続することは、耐え難いほど正義に反する状況にあると言わざるを得ない。一刻も早く袴田の身柄を解放すべきである

 不正義に対する強い憤りがびんびんと伝わってくる。

検察は自ら策定した「検察の理念」を熟読せよ

 疑惑を向けられているのは警察だけではあるまい。検察にも、証拠隠しを続けてきたうえ、ねつ造の隠蔽に加担したのではないかとの疑念が生じている。

 このような批判や疑惑に、検察は誠実に対応しなければならない。異議申し立てをするなどして、これ以上確定判決の死守に汲々としたり、メンツにこだわったり、先輩たちをかばい立てるのではなく、今なお隠している全証拠を開示し、真相解明に協力する。これが、「公益の代表者」として検察がなすべきことだろう。

 証拠改ざんの不祥事が発覚後、検察は改革の一貫として、倫理規定「検察の理念」を自ら策定した。その中に、次の一文がある。

 〈権限行使の在り方が、独善に陥ることなく、真に国民の利益にかなうものとなっているかを常に内省しつつ行動する、謙虚な姿勢を保つべきである〉

 本件に関わる検察官は、改めて熟読してもらいたい。

司法はこの事件を検証し、反省し、学ぶべきだ

2014032900034017roupeiro0007view 袴田さんがボクサーだった時のトロフィーなど

 また今回の決定は、裁判所の書面としてはこれまた珍しく、原審裁判所に対する批判めいた記述がある。それは、5点の衣類の発見経過に関してだ。

 事件発生は1966年6月30日。その頃のタンク内の味噌は深さ30センチほどにまで減少していた。7月4日に警察の捜査員がタンク内を覗いたが衣類は発見できなかった。同月20日に従業員が味噌の仕込みを行うのにタンク内に入ったが、この時も発見されなかった。ところが、翌年の8月31日になって「発見」されるのだ。

 決定書は、これを不自然ではないと評価して一審の有罪認定を維持した控訴審判決について、こう書いている。

 〈まったくあり得ない訳ではないという意味でなら理解できるが、通常の用語としては、やはり不自然と判断するのが相当である〉

 そして、この経緯がいかに不自然であるか、理由を具体的に述べている。この不自然さを見れば、裁判所は5点の衣類の扱いに、もっと慎重であるべきだったのではないか。そうすれば、袴田氏は遅くとも控訴審の段階で無罪となっていたのではないか。司法が、1人の人間の人生を奪ってしまったのでは…という裁判官たちの忸怩たる思いが、「刑事司法の理念からは到底耐え難い」という表現になったのだろう。

 再審の手続とは別に、この事件では警察、検察、裁判所のどこにどのような問題があったのかを検証し、反省し、そこから教訓を学んでいかなければならない。それを現在行われている法制審議会特別部会の議論にも生かしてもらいたい。少なくとも、裁判が始まる前の早い段階から全面的に証拠開示を行う制度は、絶対に必要だろう。

 自由の身となった袴田さんは、姉の秀子さんと共にホテルに宿泊。翌日の弁護団と秀子さんの記者会見によれば、釈放直後に比べて、袴田さんの自発的な発語が増えてきた、とのこと。長期の身柄拘束と死刑執行の恐怖によって病んだ心には、「自由」と「安心」という薬がなにより効くのだろう。とりあえずの「自由」は得た。再審が実際に開かれ、「安心」を手にするまでに、あとどれだけの時間が必要なのだろうか…。

(3月28日付東京新聞に掲載された拙稿に大幅加筆しました)

江川 紹子 
ジャーナリスト

神奈川新聞記者を経てフリーランス。司法、政治、災害、教育、カルト、音楽など関心分野は様々です。

 

48年前の袴田事件 死刑囚の再審認める 動画あり、2分55秒
3月27日 10時14分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140327/t10013275881000.html
魚拓2(お勧め 動画再生可)
魚拓

動画 2分55秒(念の為に録音した音声です

(SOBAコメント始め)
Nhk2_←頁中動画の2分3秒の所をキャプチャしました。犯行時に穿いていたズボンと検察が主張する着装実験の所です(控訴審での写真)。袴田さんにはズボンが小さすぎてはけないこの写真をNHKも流しました。

この動画の前後、2分1秒から2分9秒のところまでをフルスクリーンにしてキャプチャし、それを4コマのコマ送りgifにまとめました

104_ ←56秒の所からアナウンサーは「取り調べに対して一旦自白しましたが、裁判では一貫して無実を訴えました」とサラッと言っているが、ここは他の民主主義国家ではとても考えられないような長期勾留と密室での長時間取り調べについて言及しなきゃ駄目でしょう(←頁内ジャンプします)。
(SOBAコメント終わり)


昭和41年に静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、静岡地方裁判所は死刑が確定していた袴田巌元被告について「犯行に使われたとされた衣類はねつ造の疑いがある」と指摘して再審=裁判のやり直しを認めました
裁判所はあわせて元被告の釈放を認める決定も出しました。

昭和41年、今の静岡市清水区でみそ製造会社の専務の一家4人が殺害された事件では、当時、会社の従業員で強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌元被告(78)が無実を訴え、弁護団が再審=裁判のやり直しを求めてきました。
この中では犯行の際に元被告が着ていたと判決で認定された「5点の衣類」が本人のものだったかどうかが最大の争点となりました。
27日の決定で静岡地方裁判所の村山浩昭裁判長は「DNA鑑定の結果から5点の衣類は犯人が着ていたものではなく、捜査機関によって後日ねつ造された疑いがある」と指摘して再審を認めました
また、裁判長は「極めて長期間、死刑の恐怖のもとで身柄を拘束され続けてきた。これ以上勾留を続けることは正義に反する」と指摘して、袴田元被告の死刑の執行と勾留を停止し、釈放を認める決定も出しました。
死刑囚の再審を認める決定は9年前・平成17年の、いわゆる「名張毒ぶどう酒事件」以来、6件目です。
これまでの5件のうち、名張事件は後に決定が取り消されましたが、ほかの4件はその後、いずれも再審が開始され、無罪となっています。

 
袴田元被告の姉「粘りに粘った結果」

再審の開始が決まった直後、袴田元被告の姉の秀子さんは「無実を信じて粘りに粘った結果だと思う。とにかくうれしいのひと言しかありません。きょうのこの日とこれまで支援してくださった方々に感謝いたします」と話しました。

 
袴田被告の弁護団長「熱い思いかなう」

袴田元被告の弁護団の西嶋勝彦弁護団長は裁判所の前で「再審開始となりました。袴田さんの熱い思いがついにかないました」と短く報告しました。
そして、再審の開始と死刑の執行の停止と釈放を命じた裁判所の決定を読み上げると、支援者たちは大きな歓声を挙げ、拍手をしていました。

 
予想外の決定

静岡地方裁判所が再審の開始を認める決定を出したことについて、静岡地方検察庁の西谷隆次席検事は「予想外の決定であり、本庁の主張が認められなかったのは誠に遺憾である。上級庁とも協議のうえ、速やかに対応したい」と話しています。
また、静岡県警察本部はNHKの取材に対して「再審の決定についてはコメントを差し控えたい。内容を精査して今後の対応を考えたい」としています。

[関連ニュース]

・ 死刑執行後の再審 地裁がきょう判断 (3月31日 5時36分)
・ 再審 DNA鑑定の信用性が焦点に (3月28日 4時24分)
・ 袴田さん釈放 再審決定は捜査機関批判 (3月27日 19時09分)
・ 袴田事件 再審・釈放決定の特徴は (3月27日 19時09分)
・ 袴田事件最大の争点 衣類の鑑定結果は (3月27日 15時54分)

[関連リンク]

    ◇  時論公論 「東電社員殺害事件 再審無罪後に残るもの」 解説委員室ブログ (11月6日)
    ◇  東電女性社員殺害事件 再審の衝撃 クローズアップ現代 (6月7日)
    ◇  時論公論 「"再審の壁"名張毒ぶどう酒事件」 解説委員室ブログ (5月25日)

 

袴田事件の再審認める「証拠ねつ造の疑い」 動画あり、3分50秒
3月27日 12時10分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140327/t10013280161000.html
魚拓2(お勧め 動画再生可)
魚拓

動画 3分50秒

昭和41年に静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、静岡地方裁判所は死刑が確定していた袴田巌元被告の再審=裁判のやり直しを認める決定を出しました。
また、裁判所は「捜査機関が証拠をねつ造した疑いがあり、無実の人を陥れて長期間拘束を続けたことになる」と当時の捜査を厳しく批判し、釈放を認める異例の決定を出しました。

昭和41年、今の静岡市清水区でみそ製造会社の専務の一家4人が殺害された事件では、当時、会社の従業員で強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌元被告(78)が無実を訴え、弁護団が再審=裁判のやり直しを求めてきました。
最大の争点は事件の1年2か月後に現場近くのみそタンクで見つかり、判決で元被告が着ていたと認定された「5点の衣類」が本人のものかどうかという点でした。
決定で静岡地方裁判所の村山浩昭裁判長は「元被告が犯行時に着ていたとされた、シャツの血液が、本人のDNAと一致しないという鑑定結果は信用できる。ズボンはサイズが合わない可能性があるほか、衣類の色も長期間みその中に隠されていたにしては不自然だ」と指摘しました。
そして「犯行に使われたとされた衣類は、捜査機関によるねつ造の疑いがある」と結論づけて再審を認める決定を出しました。
また、裁判長は「人権を顧みることなく元被告を犯人として追及し、無実の個人を陥れて、長期間、拘束を続けたことになる」と当時の捜査を厳しく批判したうえで、「これ以上の勾留は正義に反する」と指摘して、袴田元被告の死刑の執行と勾留を停止し、釈放を認める異例の決定も行いました。
静岡地方裁判所が再審の開始を認める決定を出したことについて、静岡地方検察庁の西谷隆次席検事は「予想外の決定であり、本庁の主張が認められなかったのは誠に遺憾である。上級庁とも協議のうえ、速やかに対応したい」と話しています。
また、静岡県警察本部は「決定内容を聞いていないのでコメントは差し控えさせていただく」と話しています。

 
死刑囚の再審認める決定は6件目

死刑囚の再審を認める決定は、9年前・平成17年の、いわゆる「名張毒ぶどう酒事件」以来、6件目です。
死刑が確定した事件で初めて再審が認められたのは、昭和25年に香川県で63歳の男性が自宅で殺害されて金が奪われた「財田川事件」です。
その後も、昭和23年に熊本県で夫婦2人が自宅で殺害された「免田事件」。
昭和30年に宮城県で住宅が全焼して一家4人が遺体で見つかった「松山事件」。
昭和29年に静岡県で当時6歳の女の子が連れ去られて殺害された「島田事件」があります。
この4つの事件は裁判をやり直した結果、いずれも無罪の判決が言い渡されました。
一方、昭和36年に三重県で女性5人が殺害された「名張毒ぶどう酒事件」は、平成17年にいったん再審を認める決定が出た後、別の裁判官が取り消しています。
この事件については、その後再審を認めない判断が最高裁判所で確定したため、弁護団が新たに再審請求を行っています。

 
再審認められるケース相次ぐ

ここ数年、科学的な鑑定や新たに開示された証拠が決め手となって殺人など重大な事件で再審が認められるケースが相次いでいます。
このうち、無期懲役が確定した事件では平成17年に茨城県で1人暮らしの男性が殺害された「布川事件」で男性2人の再審が認められたほか、平成21年には栃木県で当時4歳の女の子が殺害された「足利事件」で再審が認められました。
そして、おととしには平成9年に東京電力の女性社員が殺害された事件で、ネパール人の男性に対する再審が認められ、いずれもやり直しの裁判で無罪が確定しています。
足利事件と東京電力の女性社員が殺害された事件では、新たにDNA鑑定が行われて別人のDNAと判明したことが大きな理由となりました。
また、布川事件では検察が開示していなかった無罪をうかがわせる当時の証言が明らかになったことなどが再審の決め手となりました。

 
死刑囚の勾留停止は初めて

死刑が確定した事件について再審開始決定の段階で、死刑囚の勾留を停止し、釈放を認める判断を裁判所が出したのは今回が初めてです。
法律では再審開始の決定をしたときには裁判所は刑の執行を停止することができると定められています
しかし、死刑囚の場合、停止する対象は死刑の執行で、勾留については明確な規定がありません。
これまで確定した死刑判決が再審で無罪となった4つの事件でも勾留されていた人が拘置所から出たのは再審の裁判で無罪判決が言い渡されたあとでした。
今回、裁判所が「これ以上、勾留を続けることは耐え難いほど正義に反する」と強い姿勢を示し、袴田被告の釈放を裁量で認めた決定を検察が受け入れるのかどうか焦点となります。

[関連ニュース]

・ 死刑執行後の再審 地裁がきょう判断 (3月31日 5時36分)
・ 再審 DNA鑑定の信用性が焦点に (3月28日 4時24分)
・ 袴田さん釈放 再審決定は捜査機関批判 (3月27日 19時09分)
・ 袴田事件 再審・釈放決定の特徴は (3月27日 19時09分)
・ 袴田事件最大の争点 衣類の鑑定結果は (3月27日 15時54分)

 

袴田さん釈放 再審決定は捜査機関批判(NHK)
3月27日 19時09分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140327/k10013295391000.html
魚拓

K10032953911_1403271923_1403271951_ 袴田さん釈放 再審決定は捜査機関批判

昭和41年に静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で死刑が確定し、27日再審=裁判のやり直しが認められた袴田巌さんが、逮捕から48年たって東京拘置所から釈放されました。
再審を認めた決定は、捜査機関が証拠をねつ造し、死刑の恐怖のもとに身柄を拘束した疑いがあると強く批判しました。

袴田巌さんは、昭和41年、今の静岡市清水区でみそ製造会社の専務の一家4人が殺害された事件で強盗殺人などの罪で死刑が確定し、無実を訴えて再審=裁判のやり直しを求めた結果、27日静岡地方裁判所で認められました。
裁判所は決定で元被告が事件を起こした時に着ていたとかつての死刑判決で認定された衣類について、捜査機関がねつ造した疑いがあると指摘しました。
再審請求の審理のなかで行ったDNA鑑定などをもとに、事件から1年以上たってみそタンクの中から見つかった衣類は、犯人のものでも袴田さんのものでもない可能性が強まったという判断でした。
さらに裁判所は、「元被告は死刑の恐怖のもとで極めて長い間、身柄を拘束された。これ以上勾留を続けることは耐えられないほど正義に反する」と指摘して死刑の執行と勾留を停止し、釈放を認める異例の決定をしました
検察は再審を認めた決定を取り消すよう不服を申し立てる方針ですが、勾留を続ける法的な根拠がなくなったとして釈放の準備を進めていました。
これによって、裁判で無実を訴え続けながら死刑が確定した袴田さんは、昭和41年に逮捕されて以来、48年たって東京拘置所から釈放されました。
死刑囚の再審を認める決定は、9年前、平成17年の、いわゆる「名張毒ぶどう酒事件」以来、6件目で、裁判所が再審開始の決定を出した段階で死刑囚の勾留を停止し、釈放を認めたのは今回が初めてです。
これまでに死刑囚の再審が認められた5件のうち、名張事件はのちに決定が取り消されましたが、ほかの4件はその後、いずれも再審が開始され、無罪となっています。

袴田さんは釈放を実感

袴田巌さんの弁護団は、袴田さんが釈放されたあと、午後7時すぎから都内で記者会見しました。
拘置所の中で釈放に立ち会った弁護士は、「釈放の決定が出て、1階の応接室で待っていたところ、職員に連れられて40年ぶりにアクリル板ではなく生身の袴田さんと会うことができたので、皆で喜び合った。袴田さん自身は釈放については理解していたが、泣いて喜ぶという感じではなく淡々としている印象だった」と述べました。
また、釈放後に袴田さんと車の中で一緒だった弁護士は、「袴田さんは拘置所を出てからほとんどしゃべらずに外を見ていた。途中、駐車場で止まって外に出た時に、歩き出した袴田さんに向かって『釈放されたって分かるでしょ』と話しかけたら『ありがとう』と答えた。これを聞いて釈放されたことを実感しているのだと分かった」と述べました。
弁護団によりますと、袴田さんも姉の秀子さんも車に乗っていて、酔ってしまったということで、きょうは都内のホテルで休養し、あす以降、体調が整えば、静岡に戻り、今後については支援者などと相談して決めたいとしています。
弁護団は「信頼できるところで心と体のケアをしてもらいたい」と話しています。

[関連ニュース]
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・ 再審 DNA鑑定の信用性が焦点に (3月28日 4時24分)

・ 袴田事件 再審・釈放決定の特徴は (3月27日 19時09分)

・ 再審開始「うそだ 関係ない」と繰り返す (3月27日 19時09分)

・ 袴田事件 再審決定に喜びの声 (3月27日 12時35分)

・ 袴田事件の再審認める「証拠ねつ造の疑い」 (3月27日 12時10分)

 

48年ぶり袴田巖さんを釈放 証拠“ねつ造の疑い”
TBS系(JNN) 3月27日(木)17時35分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140327-00000030-jnn-soci

48年ぶり袴田巖さんを釈放 証拠"ねつ造の疑い"
tbsnewsi
http://youtu.be/yotXGRoRcUk

↑→mpg

 静岡県で一家4人を殺害したとして死刑が確定していた袴田巖さんが27日、半世紀ぶりに釈放されました。

 静岡県で一家4人を殺害したとして死刑が確定していた袴田巌さん(78)について、静岡地裁は「捜査機関が証拠を捏造した可能性があり、無罪を言い渡すべきだ」として、再審=裁判のやり直しを決め、同時に刑の執行停止と釈放を命じました。これを受け、袴田さんは、姉の秀子さんに付き添われ27日夕方、東京拘置所から釈放されました。

 「『外に出たい』ということで、袴田さんが歩き出したものですから、『釈放されたことはわかるでしょ?』と何度も言うと、『ありがとう』と言った」(袴田さんの弁護団)

 「『寝よう』と言って、ツインのベッドで休ませました。(袴田さんは)まっすぐになって寝ていた。『ビール飲む』と言っている。しばらくしたら飲ませたい」(姉・秀子さん)

 弁護団によりますと、袴田さんは28日午前に、滞在先の都内のホテルを出発し、病院に入院する予定です。(27日23:55)

最終更新:3月28日(金)10時6分

TBS News i

 

「袴田事件」再審決定 静岡地裁、証拠衣類「ねつ造の疑いある」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00265540.html

静岡県で一家4人が殺害された、いわゆる「袴田事件」。無罪を主張する袴田 巌元被告(78)の裁判をやり直すかどうか、審理が続けられてきた。27日の裁判では、犯行時に着ていたとされた焦点の衣類について、「ねつ造された疑いがある」と厳しく指摘。静岡地裁は、再審開始を認めるとともに、拘置停止を決定した。逮捕から48年、袴田元被告は、釈放された。
釈放からおよそ4時間半後の午後10時ごろ、東京都内のホテルで撮影された写真には、白い長袖のシャツ姿で、姉の秀子さん(81)とVサインのポーズを取る袴田 巌元被告の姿があった。
姉の秀子さんらは、釈放されたことを祝って、ケーキとビールを用意したが、袴田元被告は、疲れていたためか、「いらない」と言い、手をつけなかったという。
逮捕から48年。
27日、裁判のやり直しが認められ、東京拘置所から釈放された袴田元被告。
27日午後5時20分すぎ、長年、無実を訴え続けてきた姉・秀子さんらとともに車に乗り込み、東京拘置所をあとにした。
袴田元被告の弁護団は「これから釈放されるかもしれないよということを伝えたんですが、『そんなのうそだ』とか、全然もう『袴田事件終わったんだ』とか。(表情は)淡々とというか、特に笑ったりとか、喜んだりとかっていうことはなく、死刑囚としての地位を解かれなかった彼の精神状態から考えれば、にわかに信じられないと」と語った。
取り調べ時の肉声テープによると、警察官が「君の現在の心境というものはどうかな?」と質問すると、袴田元被告は「大変に恐ろしいことをやったと思ってます」と答えていた。
48年前の1966年6月、静岡・清水市で、みそ製造会社の専務一家4人が自宅で殺害され、放火された事件。
当時30歳だった袴田元被告が、強盗殺人などの疑いで逮捕され、「袴田事件」と呼ばれた。
袴田元被告は、取り調べの段階では犯行を認めたものの、裁判では、一貫して無罪を主張した。
しかし、事件から14年後の1980年、死刑が確定した。
当時、重要な物的証拠とされたのが、事件から1年2カ月後に現場近くのみそタンクから見つかった5点の衣類。
白い半袖シャツの右肩に残された血痕が、袴田元被告と同じB型であったことから、当時、裁判所は、袴田元被告の犯行着衣と認定した。
しかし、27日、再審開始を決定した静岡地裁は、この5点の衣類について、「捜査機関がねつ造した疑いがある」と指摘した。
その根拠となったのは、DNA鑑定だった。
今回の再審請求の審理の中で、検察側、弁護側双方が、衣類のDNA鑑定を実施した。
いずれも、付着していた血痕のDNA型に、袴田元被告のものと一致するものはなかった
そのうえで、静岡地裁は、「捜査機関によりねつ造された疑いのある重要な証拠によって有罪とされ、極めて長期間、死刑の恐怖の下で身柄を拘束されてきた。これ以上拘置を続けるのは、耐え難いほど正義に反する状況にある」とし、死刑のみならず、拘置の執行も停止し、釈放を認める異例の判断を示した
再審開始の決定に、袴田被告の姉・秀子さんは、「本当にありがとうございます。ただうれしい、それだけでございます」と語った。
また、袴田元被告が、かつてプロボクサーだったことから支援を続けてきた日本ボクシング界からも喜びの声が上がった。
無罪を訴え続けてきた輪島功一さんは「(再審決定をボクシングの試合に例えると?)うまいねー。逆転KOだよ」と話した。
また、元WBC世界王者の内藤大助さんは「声、上げましたよ。『やったー』と」と話した。
そして、WBC世界王者の八重樫 東さんは「感動しちゃいけないかもしれませんけど、ちょっと感動した部分がありますよね」、「ずーっと続けてきた活動が実ったっていう意味では、すごく励みになるニュースでしたね」と話した。
釈放された袴田元被告は27日夜、東京都内のホテルに宿泊し、体調がよければ、28日にも静岡に帰るものとみられている。
再審決定を受けて、検察は、即時抗告する方針で、今後、審理は東京高裁に移される。

(03/28 00:03)

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2014年都知事選、2月6日(木)18:00練馬駅北口での細川さんの脱原発podcast小泉さんの脱原発podcast演説と観衆の“間の手”掛け声が何ともいい感じ。お勧めです。

 ↓2月2日銀座4丁目街宣での一コマです。暖かい時もあれば、1月26日池袋東口や、1月29日の三鷹や吉祥寺の様に厳寒の日もありました。街宣最終日2月8日は、雪で電車が遅れ僕は新宿まで行く事が出来なかった。暖かい日でも街宣車の上は確実に風が強く寒い、伊達や酔狂では出来ません。細川(76)小泉(72)148歳元総理コンビのファイトに感謝し、脱帽の都議選でした。
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 以下動画では、さらに小泉氏の脱原発について詳しくジックリ聴く事が出来ます。

2013年11月12日
脱原発は郵政民営化の比ではない壮大な事業•小泉元首相が日本記者クラブで講演
videonewscom
http://youtu.be/QOXsnZiTjwk

↑SOBA:動画の40分4秒の所からの以下部分はかなり重要。
 河野太郎代議士から贈呈された「新しい火の創造 エイモリー・B・ロビンス (著)」について。米国が脱原発が必要だと説いている。2050年には脱原発・脱石油・脱石炭・脱天然ガス。うかうかしていると日本の先を越して米国が脱原発を進めるかも知れない。

 

 気象庁の震央分布図(→頁アーカイブ)、こんな所で原発なんて危険きわまりない(石橋克彦氏、地震学)。汚染水ダダ漏れだからオリンピック開催もふさわしくない。( Japan is situated in a volcanic zone on the Pacific Ring of Fire. It's also located near major tectonic plate boundaries, where's an un-wise place for 54 reactors. and now Osensui is not under control. So Japan and Tokyo is Unworthy of 2020 Olympic Games. )。震央分布図がある新頁

(Epicenter distribution map)
W

 震災後3年、「汚染水はアンダー コントロール」やオリンピックにはしゃぐ真性馬鹿安倍晋三への福一の現場作業員からの怒りの声(←20140314MBS報道するラジオ)

「汚染水ダダ漏れ日本の五輪召致馬鹿騒ぎ糾弾」バナー、Oh No OSENSUI. Tokyo is Unworthy of 2020 Olympic.
↓click, popup & enlarge anime
「汚染水ダダ漏れ日本のオリンピック召致馬鹿騒ぎは世界の恥さらし」バナー


 

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2006/06 Japanese Chief Cabinet Secretary Shinzo Abe(2005/10/31 - 2006/9/26 ; Prime Minister 2006/9/26 - 2007/9/26, 2012/12/26 - )sent a message to Moonie's mass wedding blessing ceremony. Abe have appeared on cover page of cult Unification Church's monthly magazine "SEKAI SHISO". Moonie also support Shinzo Abe.

 

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知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久 (著)

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2013年8月24日 (土)

遠隔操作ウィルス事件続報・弁護側が無罪性の挙証責任を負わなければならないのか(動画、ラストメッセージ、冤罪関係参考記事)

 犯人からのラストメッセージや、冤罪関係参考記事(こちら特報部を5本)を後ろの方で採録(←頁内ジャンプ)。

遠隔操作ウィルス事件続報・弁護側が無罪性の挙証責任を負わなければならないのか
videonewscom
http://www.youtube.com/watch?v=KDITYhvjt7M&feature

公開日: 2013/08/24

ニュース・コメンタリー (2013年08月24日)
遠隔操作ウィルス事件続報
弁護側が無罪性の挙証責任を負わなければならないのか
 遠隔操作ウイルス事件が、下手をすると弁護側が被告の無罪性の証明を要求される異常な­事態に陥る様相を呈し始めている。
 この事件で逮捕、起訴され勾留中の片山祐輔被告の弁護人の佐藤博史弁護士らは、8月2­2日第四回公判前整理手続後に会見し、片山氏の犯人性を証明する証拠が依然として検察­側から一切出てこなかったと語った。
 佐藤氏によると、今回検察側が明らかにした証拠は2つで、片山氏が雲取山にUSBメモ­リを埋めた日付を「12月1日頃」とし、江の島の猫の写真を撮ったのは「3回だけに限­らない」と回答しただけだったと言う。
 いずれも片山氏が犯人であることを証明する証拠としては不十分なものばかりで、弁護側­の主張に対する有効な反論を行わないまま半年以上も勾留が続き、近親者との接見も禁止­されている現在の状況を、佐藤氏は厳しく批判した。
 複数の掲示版などに脅迫や殺人予告などが書き込まれたこの事件では、過去に誤認逮捕さ­れた4人のパソコンに遠隔操作ウイルスの痕跡が見つかったために、彼らのパソコンが外­部から遠隔操作されていたことが明らかになり、彼らが犯人でなかったことが明らかにな­った。しかし、片山氏については、派遣先の会社のパソコンから遠隔操作ウイルスの痕跡­が見つかったために、ウイルスを他人のパソコンに埋め込んだ犯人であると検察は主張し­ている。片山氏のパソコンも遠隔操作をされていたと考える「合理的な疑いの余地」はな­いのか。
 この点について検察は、もし弁護側が片山氏のパソコンが遠隔操作されていた可能性があ­るというのなら、その証拠を出すよう要求したと佐藤弁護士は話す。
 本来、近代裁判では弁護側が被告の犯人性に合理的な疑いを差し挟む余地の存在を証明す­れば、被告は無罪となることになっている。今回の検察が要求した「遠隔操作されていた­証明」は弁護側に「無罪性の証明」を求めているに他ならない、近代司法上はあり得ない­要求だ。本来は検察が片山氏は遠隔操作されていなかったことを証明しなければならない­のではないか。
 そもそも遠隔操作ウイルスがあるパソコンから見つかった時、そのパソコンが遠隔操作さ­れていなかったことの証明は可能なのだろうか。
 弁護側はこれまでも、起訴前の勾留理由開示請求をしていた時から、片山氏の無罪を立証­する証拠を先行して提示してきた。しかし、検察側はこうした主張には一切有効な反論を­できていないと佐藤氏は言う。この裁判が、弁護側による無実性の証明が問われる裁判に­なる恐れが現実のものとなってきてはいないだろうか。
 検察による明確な犯人性の証明がないまま片山氏の勾留期間が半年を超えた遠隔操作ウィ­ルス事件について、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。

 

「検察は証明できなければ無罪になるだけ」と言い放った・佐藤博史弁護士らが記者会見
videonewscom
http://youtu.be/eCPHvg_H91s

公開日: 2013/08/22

プレスクラブ (2013年08月22日)
遠隔操作ウィルス事件続報
「検察は証明できなければ無罪になるだけ」と言い放った
佐藤博史弁護士らが記者会見


 以下、冤罪関連の記事を資料として採録。

関連記事切り抜き(全てpdf)
こちら特報部20060129「公判前整理手続き」の危うさ検証 被告に不利 弁護側に無罪証明迫る 真証人など“隠し球”不可 公判は儀式? 検察側証拠の開示範囲不透明 「自白偏重は変わらず」 国選人選定機関法務省の管轄に“官製弁護”の流れも懸念 全文テキストは→こちら

こちら特報部20070609富山事件 布川事件の冤罪被害者が語る 「ウソ自白」のからくり 「密室 警察思うまま」 見取り図描き 刑事が一緒に「うたわされた」テープに編集痕 「現場に別人」証言 握りつぶし 先進各国…可視化すでに当たり前 日本…検事が決める録音部分 可視化は「全面でなきゃ無意味」

こちら特報部20070413冤罪の時代再び 志布志事件無罪の鹿児島県議に聞く 屈辱の395日「まさに人質」 「警察から謝罪ありません」 検察 チェック機能果たせ 日弁連「取り調べ全面録画必要」

こちら特報部20080223無罪判決から1年 志布志事件「冤罪と呼ぶべきではない」 鳩山法相発言に三つの批判 刑事裁判の常識欠如 憲法上も問題露呈 事件そのものがでっち上げでは 苦言呈さぬ最高裁 怖い“暗黙の是認”

こちら特報部20071219「検事と練習50回、丸暗記証言」 証人テストが冤罪を呼ぶ? キャッツ粉飾事件被告会計士ら糾弾 ストーリーあり、指示受け偽証も 裁判員制、迅速化で死角拡大 「弁護側がやれば裁判所信用せず」

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 犯人からのラストメッセージのテキスト(江川紹子さんのサイトから)

【PC遠隔操作事件】「真犯人」からのラストメッセージ
江川 紹子 | ジャーナリスト
2013年8月10日 17時55分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130810-00027167/

【PC遠隔操作事件】ラストメッセージ全文(上)
江川 紹子 | ジャーナリスト
2013年8月10日 17時56分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130810-00027168/

■はじめに

お疲れ様でした。

冬山はいかがでしたか?

私は紅葉のはじめの頃に行ったので快適でしたが、雪が積もった山は大変だったと思います。

さて、これまでメールにてさまざまな質問が寄せられました。

関連報道で謎とされている部分もあります。

それらについてFAQ形式でお答えしたいと思います。

■なぜこうしたことをなさったのですか 警察・検察にどんな恨みがあったの?動機について詳しく教えて。

私もまた、間違った刑事司法システムの被害者です。

ある事件に巻き込まれたせいで、無実にもかかわらず人生の大幅な軌道修正をさせられた人間です。

それがどんな事件だったのかは詳しくは言えません。

サイバー関係ではありませんが、彼らが間違いを犯した原因の趣旨は、その事件も今度の事件も大して変わりは無いものです。

刑事司法の問題点として良く出てくるキーワード、「自白偏重」「代用監獄」「人質司法」「密室取調」「作文調書」...etc

私はそれらを実体験をもって知る人間です。

そして、そのとき私は負けてしまった。やってないのに認めてしまった。

起訴された。公判で「反省している」と発言した。

おかげで刑務所に行かずに済んだが、人生と精神に回復不能な大きな傷を残した。

一連の事件は、私が「負け犬」から復帰するためのリベンジと言えます。

『先に償いをさせられた人間はその分の犯罪を犯してもいい』という持論。

あなたは間違っている、たとえどんな理由があっても許されない、そういう突っ込みがあることを理解する程度の理性はあります。

でも、それが私だけの哲学であり、誰にも軌道修正されない行動原理です。

いつかのDigで誰かが「犯人は壊れている」と表現していました。

そう、壊れている。私を壊したのは奴らだから。

■警察・検察をナメてるの?

慇懃無礼な文面から「ナメている」「グリコ森永事件みたいだ」などと言われてますが、そんなことはありません。逆です。

警察・検察の怖さは思い知っています。

どれほど怖いか、どれほどしつこいかを。

それを知っているからこそ、ここまで神経症・偏執狂とも言えるまでに厳重な注意を払って動いてきました。

ほとんどの人は、それだけの体験をしたなら、「もう警察には逆らってはいけないのだ」「目をつけられないようコソコソ生きよう」そういう卑屈な人生を送るのでしょう。

しかし私はその気持ちのベクトルが逆に働きました。

恐ろしい警察・検察に挑戦し、乗り越えることこそが私の人生に課せられた試練であり、それ無くしては一生負け犬として生きていくしかないと思いました。

■自殺予告について。

・ミス

「ミス」は嘘です。ごめんなさい。自殺する気は全く無かったです。

11月10日前後に、どこかの記事で「犯人が致命的なミスか?」「Torを使わず直接書き込んだ箇所」というのが載ったのがきっかけです。

決定的なミスで警察も期待しているかのような報道だったゆえ、ちょっと乗せられてみました。

結論を言うとその書き込みもTorです。

Torに割り当てられる出口ノードによっては2ch書き込み可能なところもあります。

たまたまそのとき書けるところに当たったので、わざわざシベリアの依頼スレを使わなかったというだけの話です。

結局何だったのかというと、一部メディアが言っていた「観測気球」という表現が半分合っていて、あとの半分は「面白半分」です。

・新聞紙

「予告犯」という漫画を読んで、とても共感を覚えました。

特に、登場人物の犯人グループの一人である「ゲイツ」君の境遇には自分と重ね合わせできるものがありました。(11月に入ってからはじめて単行本で読んだので、このマンガに感化されて一連の事件を起こしたというわけではありません。念のため)

その作品に出てきた、新聞紙を使う手口をちょっとだけ真似てみたというわけです。

・写真の位置情報

恥ずかしいことに、これは本当にミスしました。

保土ヶ谷の適当な住宅地の緯度経度を入れたつもりが、10進数→60進数の変換を忘れてしまいました。

これは本当に私の無知であり、ラックの西本さんに「犯人は教養がない」と言われても仕方ありませんねw

結果的には、保土ヶ谷の団地が捜索され、意図どおりにはなりましたが。

■決して死を選ばす、生きてすべての真実を明らかにしてください。

死を選ぶつもりはありませんが、自首することもありません。

もし仮に捕まったとして、私が白旗を掲げて自白したとしたなら、動機について「逆恨み」と表現されることでしょう。

「前科者が前に捕まったことを逆恨みしてまた犯罪を犯した」と、報道各社は警察発表そのままに垂れ流すでしょう。

私が前に経験した事件の判決が覆ることも無いでしょう。

もっと掘り下げてくれるほどマスメディアの皆さんのジャーナリズムを信用していません。

記者クラブで警察とベッタリなのは分かっているから。

「真実を明らかに」という点ではこのドキュメントだけでも十分なのではないですか?

これだけ詳細に書いたなら、あと残りの謎なんて、私の住所氏名年齢程度の些細なことでしょう。

そんなことで事件の全容が変化するわけでもないです。

■ご本人について・・・お名前、性別、年齢など可能な限り、ご本人様について教えてください。

ご想像にまかせます

■取材させてください

できません。

このドキュメントを持って、私から発信すべきことはもうありません。

余談になります。基本的に面会取材は一切受けるつもりは無かったのですが、英国のBBCの方から取材依頼のメールが来たとき、ちょっとだけ気持ちが動きました。

以前見た「ポチの告白」という映画を思い出したのです。

警察腐敗、刑事司法の問題、記者クラブ制度の病巣、そういう部分を明らかにした、社会派な内容です。

登場人物が警察腐敗を暴こうとするも、記者クラブ制度に漬かった国内メディアには全く相手にされず、普段記者クラブから締め出されている海外メディアを頼るシーンが出てきます。

そのシーンを思い出し、BBCの取材依頼なら受けてもいいかな?と傾きましたが、やっぱり止めました。

そこまで出しゃばり屋でもないし、「凄腕ハッカー」のような扱いで出されても困る。(そこまで誇れる技術力があるつもりもない。)

「刑事司法の問題」という部分で言いたいことはいくらでもあるとは言え、私程度が言えることは誰かもっと頭のいい専門家が既に言っています。

だからわざわざ出る必要も無いと思い、他のメディアと同じようにBBCのメールも無視しました。

落合洋司先生がBBCの取材を受けていたようなので、それで私が言いたいこと、世界に向けて言うべきことは言ってくれたと思います。多分。

■どんなことを考えていますか?世間の反応についてどう思いますか?

警察が誤認逮捕をやらかす、世間が騒ぐ、という意図どおりの結果になったとは言え、反響が予想以上に大きく戸惑っています。

同時に達成感も大きいものとなっています。

正直なところ、もともと犯行動機は私怨が主で、あまり政治的自己主張は考えていませんでした。

警察・検察・世間が騒いであたふたしたら嬉しいな、自分の溜飲が下がる、それだけでした。

「刑事司法の矛盾を暴く」というような高尚な目的意識も高くはありませんでした。

また、神保哲生さんが、「ダウンロード刑罰化・ACTA・サイバー犯罪条約・児童ポルノ単純所持処罰などのネット規制の動向に抗議する意図も犯人にはあったのではないか?」のように分析していましたが、そのあたりについても全く考えていませんでした。

それらについては、事後に専門家のコメントを見て深く考えるようになりました。

もともとネット規制は私もどちらかというと大反対です。

刑事司法の諸問題、ネット規制に関する諸問題、どちらについても国民の自由が奪われる方向に向かっていくことは防がないといけないと思っています。

後付けの動機となってしまいますが、今となって思えば、自分の行為がその一助になれたら本望です。

(もっともネット規制のほうは私のせいで逆に締め付けが強くなりそうですが)

余談です。

家電量販店のウイルス対策ソフトのコーナーでは、「遠隔操作ウイルスの脅威」のように煽るPOPを付けて売っていますね。

私はそういうところに立ち寄り、一連の事件の社会的影響を確認したりしています。

売り場に立っているソフトメーカーの販促スタッフに、ぱそこんしょしんしゃの振りをして神妙な顔で、「最近ニュースで話題の遠隔操作ウイルスがすっごく不安なんです(>_<)」のように話しかけてみました。

すると「この製品が一番最初にiesysに対応したんですよ!」と、とても嬉しそうにアピールされました。

何だかおかしかったです。

今まさに目の前に真犯人がいるとはこの人は微塵も思ってないんだろうな・・・と内心考えながら、説明をしっかり聞いてあげました。

■目的通りに誤認逮捕を招き、警察・検察が謝罪しているが、今どのように感じているか

警察官や検察官はもっと人並みに、人の話をちゃんと聞く姿勢があれば1件も誤認逮捕など起こさなかったのでは?と。

あの人たちはコミュニケーション能力以前の問題、日本語というか地球語が通じない宇宙人です。

彼らにそういう能力が無いことを分かっていて試した私も私ですが。

結合試験のテストパターンを作って流したら再現性のあるバグの結果が得られた、そんな感想です。

テスト結果を全国に、全世界に提示できたことは大変有意義だと思います。

■警察の技術レベルについてどう思われたか

CSRFについては見破られると思っていました。

後述のようにいろいろ工夫したとは言え、「2秒で送信」問題は消せなかったので。

私の知っている警察のしつこさは、被疑者をシロにする方向には働かなかったのだなと再確認。

iesysについては見つけられなくても仕方が無いです。

投入前に、主要なウイルス対策ソフトの体験版をいくつか試用し、検知に引っかからないことを確認しました。

完全自作プログラムだったので定義ファイルにパターンマッチすることは無いですが、ヒューリスティック検知に引っかかるかも?と興味を持ちテストしました。

特にキーロガー機能でOSのキーボード・マウス入力命令をフックしているあたり、「怪しいプログラム」アラートぐらい出てもおかしくないと推測。

結果的にはどの製品でも引っかかることはありませんでした。

あの手の「ヒューリスティック検知搭載」と謳って売っている製品が、それをどのような基準で行っているのか興味深いところですね。

警察の技術レベルが高いか低いかですが、今回の失態の趣旨は、デジタルとは関係ない部分での捜査手法の欠陥のほうが、原因の多くを占めていると思います。

技術レベルは高いところもあれば低いところもあるのでしょう。少なくともサイバー課をナメてはいないし油断してもいません。

140人の捜査体制だ、FBIに協力要請だ、そういうのを見て正直プレッシャーを感じてもいます。

最近の動向として、「犯人がアクセスした可能性のある90億ログを解析している」という。

これについては、直接関連するサイトへのアクセスは下見閲覧段階も含めて完全にTorを使っています。

たとえば横浜市のサイトやJALのサイトなど、一度も生IPでアクセスしたことはありません。

この時点で9割5分、捜査線上に挙がることすら無いと思っています。

しかし全てのアクセスでTorを使ったわけではない。

間接的に関連するようなサイトは、普通に閲覧したところもあります。

ビッグデータ解析のようなことをして、「こいつはこのサイトとこのサイトを見ているので怪しい」という、

100人か200人かの「犯人候補」の中に絞り込まれることも無いとは言えないです。

全国津々浦々、それら犯人候補のところに一人ずつ家庭訪問すれば、どこかで私に突き当たるかもしれない。

その可能性も予測しているため、油断は一切していません。

前に述べたようなオンラインでのアクティビティだけではなく、自分しか触らないローカルPCの中身までも偏執的なまでに注意を払っています。

つまり、私のPCを調べたところで証拠は何も出ません。他の100人200人の犯人候補者と同様に。

犯行に使った罠Javascriptやトロイのソースファイルそのものから、細かいメモに至るまで、ファイルを置く場所については厳重に管理していました。

そしてそれらが存在した記憶媒体、およびそれらを開いたことのあるシステムの記憶媒体は全部、とっくに完全消去の後、スクラップにして燃えないゴミに出してしまいました。

現在うちにあるシステムや外部記憶媒体全部、どんな高度な復元やフォレンジックを行おうと関係ありそうなものは何も出ません。

令状なしで来ても「どうぞどうぞ」と見せてあげますよ。

エロ画像の10枚や20枚は普通にあるので、それだけ鑑賞してお帰り下さい(笑)

それとも、犯人候補の中からあてずっぽうに選んでお得意の自白強要しますか?

「真犯人」を追求したつもりが、「新犯人」を作ることにならないといいですね。

私は根っからのカタギであり、ヤクザや過激派セクトの人のような海千山千な犯罪者ではないですが、経験者であるだけに、否認なり黙秘なり適切に対応する自信はありますよ。

「テメエコノヤロウ」とか、「お前の関係先にガサ入ってガチャガチャにしてやるからな!」(原文ママ)とか同じようなセリフを言われても今度は負けませんよ。

■一体、このゲームをどこまで続けるおつもりですか?どのように決着をつけるつもりでしょうか。

もうやめます。

私の気が済むまでやって捕まらなければ勝利、という条件を設定していましたが、ここまで反響が大きいと、私の溜飲は下がりました。もう負け犬ではないです。

私が巻き込まれた事件のことも、私が起こした事件のことも、全部忘れて再出発します。

■誤認逮捕された4人の男性への謝罪の気持ちはありませんか。

こうでもしないと警察・検察を自省させることはできなかった、仕方の無いこととは言え、大変申し訳ないと思っています。無関係の4人を巻き込んだこと、軽く考えてはいません。

自分は悪くないなどと言う気はないです。償わなければならない罪を犯したことは分かっています。

でもそれ相当の罰は先に受けている。だからこれ以上責任を負うつもりはないです。

罪と罰の因果の逆転。そういうことが起こっていることを分かってください。

 

【PC遠隔操作事件】ラストメッセージ全文(下)
江川 紹子 | ジャーナリスト
2013年8月10日 17時56分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130810-00027169/

■横浜事件

・●●小学校

横浜市サイトに脆弱性があったのを見つけたので、横浜市の小学校一覧から無作為に選んだだけです。

・「鬼殺銃蔵」の意味

「餓鬼殺し」を省略して「鬼殺」。また、日本酒の商品名とかけたというのも合ってます。

殺し屋であるゴルゴ13、「こち亀」に登場したパロディキャラ「後流悟十三」、あと昔読んだ「隣人13号」の主人公の「村崎十三」、そのあたりのキャラクターをイメージし、「じゅうぞう」という読みに決め、「銃蔵」と当て字にして完成。

それほど深く考えて決めたわけでもない、30秒ぐらいで決めた名前です。

・本文

猟銃で射殺していく内容は、春ごろに読んだ小説「悪の教典」を参考にしました。

・CSRFについて補足説明

CSRFの仕組み自体はオーソドックスだったのですが、ちょっと工夫を入れました。

1)犠牲者は最初の一人のみに絞った

不特定多数が見る掲示板に貼るという性質上、複数の人が踏むのは当然。

そして複数の人から一字一句違わない脅迫文言が届いたら、どんなに警察がお馬鹿でも何らかの仕掛けを疑うでしょう。

サーバ側のPHPで制御することで、最初に踏んだ一人にのみ有害CSRFが発動し、2人目以降は無害なリダイレクトが発生するだけという仕組みになっていました。

2)キャッシュで罠スクリプトを発見されない工夫

A「直接踏ませるスクリプト。BをJSONPでクロスドメイン読み込みして実行する」

B「CSRFを行う有害スクリプト。Aとは別サイトに設置。」

の2部構成。

Bの側に、1)で書いた制御を入れました。

そして、Aでは、

「Bを読み込んで変数に格納(B1)→Bを再度読み込む(B2)→B1を実行」

というフローで動作します。Bを2回読み込むというのが肝心です。1)の制御により、B1はCSRF、B2は無害スクリプトになります。

永続性記憶装置に保存されるブラウザのキャッシュには、B1はB2に上書きされ、B2だけが残ります。

変数に格納されただけのB1は実行後、DRAMから揮発してしまいます。

ただし再読み込み時、キャッシュ再利用の挙動はブラウザごとに異なります。

IE等では、2回目の読み込みは発生せず、キャッシュから拾ってきてしまいます。(2回目もB1になる。)

URLの語尾にgetクエリでユニーク文字列を付加するというのがキャッシュリサイクル対策の常套手段ですが、

これをするとどのブラウザでも全く別のURLとして扱われ、キャッシュも個別に残ってしまうのです。

解決方法が思い浮かばなかったので、Aの時点でダメブラウザは入り口で弾くようにしておきました。

3)エスケープ

一応気休めで、文言も含めたスクリプト全体を、encodeURI()関数でエスケープしてありました。

仮に有害スクリプトのキャッシュが残ってしまっていたとしても、発見しづらくなる効果を狙いました。

その時刻付近のブラウザキャッシュに対し、脅迫文言の一部で機械的にgrep検索をかけたとしても、罠Javascriptの構文は引っかからないはずです。

もっとも2)がちゃんと機能していれば別に平文のままでも良かったのですが。一応念のためにという感じ。

4)iFrameにより関連サイト4~5箇所次々と読み込む

単に文言を送信させるだけなら、所定CGIにリクエストパラメータ付きでPOSTする仕組みで良かったのですが、

それだけではなく、「犯人性を高める」工作を入れました。

明大生のPCに小学校のサイト等へのアクセス記録があったというのはこれのことです。

「小学校のサイト」「横浜市トップページ」「入力フォームのページ」などを読み込ませることで、あたかも自分でアクセスしたようなブラウザログ・キャッシュが出来るのを狙ってのことです。

何の前触れも無くいきなりCGIだけを触った痕跡しかなかったとしたら、警察の捜査員が見ればどう考えても何らかの仕掛けを疑うと思ったため。

もっとも、開かれている数秒のあいだに全て終了させた以上、「2秒で250文字を送信」という不自然さは消せないわけですが。

数分のあいだ開かせ続けられるような魅力的コンテンツを用意できれば、時系列的にもっと自然な形で文言の送信ができたのですが。

まぁ面倒だったので、時間的不自然があることは把握しつつ、うまく行くかどうかはダメ元でのチャレンジでした。

警察がお馬鹿だったので見事に嵌ってくれたわけですが。

・「告白文」のゆくえ

上記のように、CSRFスクリプトをこれだけ工夫しすぎたせいで、ちょっと動作の不具合があったみたいです。

後で試したら、大丈夫だと思っていたブラウザでもうまくいかないことがあったり。

おそらく「告白文」のほうは、踏んだ人の環境では正常動作しなかったのだと思います。

逮捕2日目でネタバラシしたつもりが、発覚まで3カ月以上も費やさせてしまったことについて遺憾の意を表したいです。

7月初旬のあの時期、告白文は届いていたと思っていたのに「誤認逮捕」報道が無いことについて、警察が完全に黙殺したか、釈放はしたものの明大生に因果を含めて騒がないようにしたか、記者クラブでベッタリのマスコミに因果を含めて黙殺させたか、そっちの可能性で考えてしまっていました。

■CSRFとオリジナル遠隔操作ウイルスを作成しているが、途中切り替えたのはなぜか

CSRFでは、脆弱性のあるサイトにしか通用しないです。

それを探し出すのもまた手間なので。

もっとどんなサイトでも適用できる汎用性のある手段をと考えて、iesys.exeを設計しました。

■大阪

●●●氏へのお詫びに●●●のBDを全巻買いました。

今まで見たこと無かった作品でしたが、ファンになってしまいました。

新作映画も見に行きたいと思います。

■福岡

遠隔操作先PCオーナーは福岡の人だったと分かり、福岡ドームとか太宰府天満宮とかを脅迫する文言を書きかけたのですが、気が変わりました。

警視庁の方たちに、遠路はるばる福岡までガサ入れしに行かせてあげるのも一興かなと思い、わざと東京のターゲットにしました。

単純に警察に対する嫌がらせです。

(せっかくだから稚内とか利尻島とかも思いついたんですが、さすがに僻地すぎて無視されるだろうな・・・と思ってやめました。)

■三重-「わざと消さなかった」は虚偽では?

最初の感染確認後すぐ遠隔操作で2chに伊勢神宮脅迫書き込みを行い、その後しばらくPCの中身を物色していたのですが、

iesysのキープアライブ通信が途絶え、オフラインになってしまいました。

単にオーナーが電源オフにしたのかと思い、自分でプロセス停止をしたことまでは分かりませんでしたが。

したらばのスレッドにsuicaコマンドさえ書き込んでおけば、次にオンラインになったときに勝手に消える仕組みですが、このときはそれはしませんでした。

このPCが捜索された際、ひょっとしたら警察の捜査の実行画面が見られるかも?という好奇心が沸いたので。

夏からやっている連続犯行予告にもそろそろ飽きてきていて次の展開に行くタイミングを計っていたこともあり、

iesysを発見されたらそれはそれでいいかなという気持ちでした。

結果的にはその後一度もオンラインにならず、観察を続けることはできなかったのですが。

いずれはどこかで発見されるよう仕向け、また告白文でネタバラシするつもりだったというのも本当です。

何より誤認逮捕が明らかにならなければ、本当の攻撃対象である警察・検察に何のダメージも与えられないのですから。

■安部総裁殺害予告もやったのか?

私ではありません。

模倣犯?ということもちょっとだけ頭をかすめましたが、

10月上旬という時期から、模倣犯とするには時系列的な矛盾があります。

「遠隔操作」が言われ始めたのが10月7日ぐらいですが、安部さん殺害予告はそれより前からあったようなので、私の事件に触発されたという線は無いでしょう。

報道によると発信元とされるオーナーは否認しているとのこと。

私がやったのと類似の何らかの仕掛けによるものなのか何なのか、私にも分かりません。

■黒子のバスケ脅迫は

知りません 関係ないです

■「犯人像」についてコメント

メディアに出てくる「専門家」の方々が、各自好き勝手に犯人像を語るのはとても面白かったです。

的外れなのもあり、当たってるのもあり、いい感じにバラけていると感じています。

そもそもこれまでの行動・言動は、プロファイリングの面で犯人像を絞り込ませないための工夫を入れています。

・C#を使うような若者かもしれないし、「はだしのゲン」に思い入れのある中年かもしれない。

・皇室や神社を攻撃するような反日左翼かもしれないし、部落開放同盟を攻撃するような右翼かもしれない。

・アニメフィギュアのコレクターなのかもしれないし、まったく興味が無いのかもしれない。

・「また来世~」などと、伊集院光のラジオのファンかもしれないし、そういうフリをしているだけなのかもしれない。

・将棋が好きなのかもしれないし、そうでないのかもしれない。

・引きこもりなのかもしれないし、アウトドア派なのかもしれない。

挙げればキリが無いけれど、こういう気まぐれで無軌道な動きはわざとやっています。

引き出しが多いほうだと人から言われるほうですが、私の引き出しにあるものも、全くの守備範囲外のものも、程よくミックスして出しているわけです。

このドキュメントでまた材料が増えたわけですが、この段階で今度は「専門家」の方たちがどうプロファイリングするのか、かなり興味深いですね。

■捜査特別報奨金制度の対象となったことへのコメント

>犯人に関する情報について

>~この犯人を知っている

>~事件について噂話を聞いた

>このメールを送信した者を知っている

身近な人だろうと誰にも喋っていません。

このような情報は全宇宙の誰からも得られません。

>これらの言葉遣いや言い回しを使う者を知っている

>同じような表現を用いて文章を書く人を知っている

一般社会ではきわめて常識人ですので、それらのようなキチガイ文書を書くことはありません。

よって、私に関する情報は全宇宙の誰からも得られません。

>このような特徴を持つウイルスを過去に作成した人や団体を知っている。

>このウイルスを作成した者を知っている。

お話になりませんね(笑)

■片桐裕様へ

たしか就任直後から「2ch潰す」とか「ネット規制する」とかいろいろ言ってますね。

そんなに言論統制が好きなら、あなたは日本人やめて中国の小役人にでもなったほうがいいのではないですか?

あなたの大好きな検閲・規制・弾圧がいっぱいでまさに理想の国ですね。誤認逮捕しても怒られないでしょう。

というわけで、貴様は今後発言するときは語尾に「アル」を付けて喋ること。(命令)

■改めて世の中に言いたいことは

私のように警察・検察・裁判所に対して悔しい思いをされた方は多数いると思います。

上訴、再審請求、国賠請求、あるいはデモや街宣、出版、主張サイト開設、そういった法を侵さない正攻法の戦い方もいいですが、勝ち目は無い場合が多いです。

法が間違っているのなら、法を侵してでもどんどん逆襲すべきです。

国家権力という途方も無い相手と戦うのに、コソコソ隠れるゲリラ戦術を選択するのは卑怯でも何でもないことです。

戦うべき人が戦えば国は良い方向に向かう、そう信じています。

■最後に

私からは以上です。もう何も発信しません。

●●●@●●のメールアドレスはもう解約しましたので、メールをもらっても受け取れません。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

さようなら。

(固有名詞などは一部●●で伏せててあります)

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 以下、テキスト。まだ2006年頃は、こちら特報部も全文テキストをWeb紹介していました。

『公判前整理手続き』の危うさ検証 ←のpdfはこちら 
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060129/mng_____tokuho__000.shtml
Internet Archive

 東京地裁で二十七日、同地裁では初の「公判前整理手続き」を経た事件の初公判が開かれた。この新方式はとかく「遅い」「分かりにくい」と評判の悪い刑事裁判を「迅速」「簡潔」に変える狙いで昨年十一月、導入された。二〇〇九年五月から始まる裁判員制度導入の露払い役も担う。が、忘れてならないのは裁判の公正さだ。垣間見た限り、被告側の防御権の確保には不安が漂う。 (田原拓治)

 東京地裁で最も大きな一〇四号法廷。傍聴席には、新方式を一目見ようという法曹関係者の姿がちらほら。検察官席の前には、なじみの薄いプロジェクターとスクリーンが置かれた。

 事件は昨年九月に起きたイラン人同士の殺人未遂容疑事件。被告(昨年十月六日に起訴)は「殺意はなく正当防衛」と訴え、これが事件の争点となった。

 開廷後、裁判長によって被告への人定質問、検察官による起訴状朗読、被告の罪状認否の表明、それへの弁護人の意見と続く。ここまでは従来と変わらない。

 次の検察官の冒頭意見陳述で、スクリーンが使われた。要点や犯行現場の見取り図が映し出される。後には、目撃証人が描いた凶器の図柄まで登場した。

■審理日程に従い時間に追われる

 次に早速、弁護側の冒頭意見陳述。この後、裁判長が五回の整理手続きの結果を報告した。採用証拠、証人などをスクリーンに映った表に従い、説明する。

 時計の進み具合に裁判官、検察官、弁護人ともピリピリしている。昼休み後の再開時間をめぐっても五分、十分を争った。従来のように後回しは許されないからだ。

 連続開廷が原則で、次回二月六日から八日の判決まで全四回の審理予定は決定済みだ。この日は被害者の証人尋問まで終わらせねばならず、午前十時に始まった初公判は当初、夜までのロングランも心配されたが午後五時半に終了した。

 裁判員制度は市民参加が前提だけに、短い期間と分かりやすさが肝心だ。公判前整理手続きの導入はそのためだ。いわば、現在はその試行段階。最高検によると二十七日現在、全国で約九十件の整理手続きの開始が決定しているという。

 今回の事件では、昨年十一、十二月に二回ずつ、一月十七日まで計五回、裁判所の合同庁舎で非公開に毎回、約二時間かけ、この手続きが実施された。

 なるほど、公判はビジュアル化され、分かりやすくはなった。ただ、問題点も浮き彫りになってきた。今回の事件の主任弁護人、竹村眞史弁護士は作業の体験から、こう指摘する。

 「従来は近代刑法の『疑わしきは罰せず』の大原則で、検察側に立証責任はあっても、弁護側はそれに疑問を呈すればよく、無罪証明の責任はなかった。それが今後は求められる。事前に手の内を明かさなくてはならないのも不利だ」

 例えば一昨年、都内で痴漢に間違えられた元会社員が、公判の過程で姉の尽力により新証人を得て、無罪判決を勝ち取った事件があった。「だが、整理手続きに付された事件では原則、途中から新たな証人を採用させられない。いわゆる“隠し球”は許されない」

■「非公開にする意味感じない」

 従来の公判の一部に匹敵する整理手続きが、非公開な点にも懸念が残る。同弁護士は「特段、非公開にする意味は感じなかった」と言う。公開裁判主義は「国家による刑罰権の乱用」の反省がその根底にあった。だが、メディアや傍聴人を排した手続きは「密室裁判」の批判を免れない。

 最大の問題点は検察側の証拠開示の範囲だ。導入の検討段階では、利点として検察側が従来、提出しなかった証拠も公判前に開示される点が挙げられた。

 しかし、結局は開示するか否かの判断は検察側に委ねられ、弁護側が不満な場合、裁判官に裁定を申し立てられるが、全面開示の原則は通らなかった。

 関西学院大学の川崎英明教授(刑事訴訟法)は「この方式を生かすも殺すも証拠開示の範囲にかかっている。従来は被告・弁護側には証拠がなく、検察官の立証が終わらねば、反論のしようがなかった。自白調書の偏重も、それを検証する必要から裁判の長期化に輪を掛けてきた。そんな自白依存体質が残され、十分な証拠開示抜きで迅速化を優先すれば、冤罪(えんざい)を増やしかねない」といぶかる。

 「公判の儀式化」も不安材料だ。今回は二月八日に最終弁論を午前中終え、夕方には判決という予定。証拠調べを吟味し、最終弁論を用意したり、弁論を聞いたうえ、一から判決文を準備することも難しい。

■「合間に被告と接見は困難も」

 物理的な制約はほかにもある。竹村弁護士は「検察側が出した証拠について、以前は公判の合間に被告と相談ができた。だが、整理手続きでは時間がないので、すぐに接見し相談しないと検討できない。今回、被告は本来、批判されるべき代用監獄の警察署(麻布署)に勾留(こうりゅう)されていたが、午後四時で接見受け付けが終わる東京拘置所だったら間に合わなかった」と振り返る。

 東京地裁は今回の事件で当初、昨年十一月中に六回の手続きと十二月中旬の判決予定を提案。弁護団の抗議で日程は変わったが、それでもその強行軍に最初の主任弁護人は辞任した。

 「正直、ほかの事件の依頼人に頭を下げている。というのも数カ月間、この事件にかかり切り。裁判所や検察は組織だが、弁護士は基本的に個人営業。そうは言ってられないが、経済的にも厳しい状況に追い込まれている」(竹村弁護士)

 日弁連内部にはこうした状況と、四月設立の法務省管轄下の独立行政法人「日本司法支援センター」を結びつけ、批判する見方がある。刑事事件の七割には国選弁護人が付いているが、従来は弁護士会が弁護人を推薦した。このシステムにより、訴訟指揮をめぐって裁判所と弁護人がぶつかった際も、弁護士会が間に入り、解決を図ってきた。

 だが、十月からは同センターが国選弁護制度を運営する。問題はだれが弁護人の選定をするかだ。「センターが弁護人を選定することになれば、弁護人が整理手続きの進め方などを批判し、出頭しなかった場合、裁判所に都合の良い代わりの国選弁護人がただちに付けられてしまう。結果“官製弁護”が横行する危険性がある」(第二東京弁護士会・伊達俊二弁護士)

 こうした問題点が浮上する一方、オウム真理教(アーレフに改称)の松本智津夫被告の裁判では一審判決までに八年を要した。裁判の長期化が、被害者や遺族へ与える苦痛も「人権侵害」に違いない。それが迅速化を促した経緯もある。

■迅速化のみ追求 被害者置き去り

 この点について、九州大学の内田博文教授(刑法)は「被害者が孤立無援になりがちなことは事実。自治体などによる人的物的な支援が必要だ」と提起する。だが、それと迅速化は分けて考えるべきだとも話す。

 「オウムのような長期化は例外だ。早期の厳罰が被害者感情を慰めるという考えがあるが、控訴審で逆転した場合、被害者の苦痛は倍加する。被害者の知りたいのは真相や背景だ。それを切り捨てる迅速化は被害者の苦痛を増しかねない」

 

冤罪の構造、 被害者らが詳報。取り調べ全面録画・録音の必要性、浮き彫りに ←のpdfはこちら
2007年6月9日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2007060902022815.html
2007年6月9日こちら特報部 魚拓

 机を叩(たた)いて脅し、「おふくろさんが泣いてるぞ」「カツ丼食うか」とたたみかける−刑事ドラマの取り調べ風景は、なんと実在していた。調べの全面可視化(録画・録音)や弁護士立ち会いが当たり前の各国が腰を抜かす日本式調べ。濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着せられた冤罪(えんざい)被害者たちの証言で、その実態が白日の下にさらされた。日本弁護士連合会のシンポジウム「えん罪を生み出す取調べの実態」(6日)の詳報をお伝えする。

【こちらは記事の前文です】
記事全文をご覧になりたい方は、東京新聞朝刊または、携帯電話の有料会員サービス「東京新聞・東中スポ」をご利用ください。

 

2007/4/13 こちら特報部 冤罪の時代 再び 屈辱の395日「まさに人質」
強まる、取り調べの可視化求める声 揺れる検察のチェック能力 ←のpdfはこちら
2007年4月13日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2007041302008309.html
Internet Archive

 戦後混乱期のむちゃな捜査で罪を着せられた被告たちは無罪確定まで長年、苦しみ、青春を棒に振った。そして今、再び「冤罪(えんざい)の時代」。自白偏重の弊害は明らかだとして、取り調べ可視化(ビデオ録画や録音)を求める声が強まっている。

【こちらは記事の前文です】
記事全文をご覧になりたい方は、東京新聞朝刊または、携帯電話の有料会員サービス「東京新聞・東中スポ」をご利用ください。

 

2007/12/19 東京新聞 こちら特報部 証人テストが冤罪を呼ぶ? ←のpdfはこちら

『証人テスト』。この聞き慣れない言葉が、今、法曹界ばかりか会計業界、ビジネス界を揺るがしている。『50回も検察とすりあわせをさせられ、検察の思い通りの証言をした』。大物公認会計士をめぐる刑事事件で、関係者が、こう暴露したからだ。2009年に始まる裁判員制度では、供述調書より法廷証言が判決のカギを握る。証言にやらせがあれば、新制度の根幹もぐらつくだけに、国会も重大な関心を示している。
(社会部・市川千春。東京新聞24面)

 

死刑-存廃を問う前に 冤罪やむなしなのか
2008年3月31日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2008033102099740.html

 一家4人が殺害された「袴田事件」で、犯行を否認してきた袴田巌死刑囚(72)の再審請求が今月、最高裁で棄却された。同様に犯行を否認しつつも、処刑された死刑囚がいた。1947年の「福岡事件」で主犯とされた西武雄さん(死刑執行時60歳)だ。遺族らは今も、無実を証明する再審を請求しており、弁護人は「冤罪(えんざい)死刑もやむを得ない、という社会でいいのか」と疑問を投げ掛ける。 (岩岡千景)

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2013年5月25日 (土)

(日本の司法はぶっ壊れてる、盗っ人猛々しいデタラメ検察インチキ司法)最新続報⇒遠隔操作ウィルス事件で「見込み起訴」

遠隔操作ウィルス事件•被告弁護人が証拠を提示しない検察に強い怒り
videonewscom
http://youtu.be/5sddB1bhIDU

公開日: 2013/05/25

 

遠隔操作ウィルス事件・続報/被告弁護人が「見込み起訴」に強い怒り http://youtu.be/kdH7s3CQ7qk
videonewscom

公開日: 2013/05/25

 

【PC遠隔操作事件】第1回公判前整理手続きで、弁護人の怒り炸裂
江川 紹子 | ジャーナリスト
2013年5月22日 21時20分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130522-00025135/

2013052200025135roupeiro0003view 5月22日の第1回公判前整理手続き後に行われた弁護団の会見

主任弁護人の佐藤博史弁護士の怒りが炸裂した。まずは検察官に。そして報道陣に対して。5月22日の第1回公判前整理手続きが終わった後の記者会見の席上である。検察側が提出した証明予定記載事実に事件と被告人のつながりについてまったく記載されていないという「異常なもの」(佐藤弁護士)だった。唯一の警察官調書が開示されたものの、肝心の部分は黒塗り。弁護側の公訴棄却の申し立てはほとんど報じられず、また雲取山山頂から今月になってメッセージ入りの記憶媒体が発見されたという警察情報はそれなりの大きさで伝えられた。この警察情報を無批判に報じたマスメディアについて、佐藤弁護士は「警察の御用聞きはやめてもらいたい!」と一喝した。

「異例」づくめの検察の対応

この日の公判前整理手続きには、被告人の片山祐輔被告もスーツ姿で出廷した、という。裁判官が黙秘権の告知をしたが、特に本人が話す場面はなかったようだ。

弁護側は佐藤弁護士ら6人。検察側も、平光信隆公判部副部長(元那覇地検次席)を筆頭に、捜査担当者も含めて6人もの検事が列席した。

検察側は、3月2日付起訴状に記載された3つの事件について、5月17日に「検察官証明予定事実記載書1の1」と題する書面を提出。だが、それには被告人の身上経歴と事件による被害の経過や状況などは書かれていたが、片山氏がこのような被害をもたらすどのような行為を、いつ、どこで行ったか、という犯人性に関する記載が全くなかった。

さすがに、裁判官も「異例、または異常だが、こうなった事情を説明してもらえますか」と尋ねた、という。

それに対し検察側は、「犯行と被告人の結びつきについては、捜査を終了しないと明らかにできない。それに関する証拠も、罪障隠滅のおそれがあるので開示できない」と述べた。いつになったら捜査が終わるのか、という裁判所の問いに対しては、「変更の可能性はあるが」としたうえで、次のように答えた。

「現在勾留中の事件は5月29日が満期だが、その後も捜査は続き、終了するのは6月末、ずれ込めば7月中旬以降になる」

迅速な裁判を受ける権利はどこへ?

これに対し佐藤弁護士は、次のように批判を展開した。

2013052200025135roupeiro0013view 検察とマスメディアの批判をする佐藤弁護士

「3月2日の時点で、片山さんが犯人だという確証があるなら、その証拠を出すべきだ。『見込み逮捕』というのはあるが、本件は『見込み起訴』であり、(犯人であるとの証拠が見つかっていないうちの)見切り発車での起訴ではないか。(証拠が見つからないので)検察官は公判前整理手続きを引き延ばしのために使っている。こんなことは許されない。裁判所はただちに公判前整理手続きを打ち切って、第1回公判期日を指定すべきだ」

さらに弁護側は、検察の対応は、「公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利」を保障している憲法にも違反する、と主張。

検察側は、片山氏が「どこで」「どのPCを使って」犯行に及んだのかも明らかにしていない。起訴状では、「東京都内又はその周辺」「インターネットに接続したコンピュータから」としか書かれていない。これについて、「証明予定事実記載書」には何も書かれていなかった。弁護側は「被告人の防御権を著しく侵害している」として、裁判所にただちに公訴棄却の判断をするよう求めた。これについて、検察側は1週間以内に意見を書面で提出することとなった。

唯一の調書も墨塗り

検察側がこれまでに開示した証拠は全部で67点。そのほとんどは、事件で送られてきた犯行予告メールやそれが送られてきてからの対応など被害状況を示すもの。そんな中で、片山氏が逮捕された当日の警察官調書が1通開示された。身上に関する調書だが、その中で使えるプログラム言語などについて書かれていると思われる13行が黒塗りされていた、という。弁護側の追及に、検察側も「被告人の能力に関する部分」と認めた、という。

弁護人によれば、逮捕直後の取り調べで、片山氏は「使えるのはCとC++、それにJava。C#は研修で勉強したことはあり、他人が書いたプログラムを実行できるかどうかのテストをしたことはあるが、書くことはできない」と供述。しかし、調書にはC#も使えるかのような記載がされたかもしれない、という片山氏の話を重くみた佐藤弁護士が、取り調べの録音・録画を強く求めた。捜査機関がそれに応じず、以後の取り調べはまったくできない状況が続いている。

記者会見で佐藤弁護士は、次のように指摘した。

「黒塗りされた部分は、トリッキーな取り調べがされた証拠。しかも、片山さんがC#を使えることを示す他の証拠がないから、隠さざるをえないのだろう」

この部分の開示を求めた弁護側に対し、裁判所の求めで、検察側は本日中に意見を出すことになった。

情報を公表するな、と検察

こうしたやりとりの後、検察側は2つの「要望」を行った。

1 「公判前整理手続きが非公開となっているのは、公開されると弊害があるから。弁護人はくれぐれも注意してもらいたい」と、弁護側が手続きの進行状況を公表しないように求めた。

2 「弁護人が検察側証拠を第三者に提示した場合は、懲戒請求もありうる」と半ば恫喝的な言葉を述べた。

こうした対応から見ると、検察は、できる限り事件の詳細が広く伝えられないことを望んでいるらしい。

これに対して、佐藤弁護士は「とんでもない証拠開示をしておいて、盗っ人猛々しい。余計なお世話だ。片腹痛い」と憤慨。特に1点目については、発言の撤回を迫ったが、検察官は「撤回しません」と突っぱねた、という。

「何のためのペンとカメラなのか!」

佐藤弁護士は、記者会見の席上でも、検察とメディアに対して、怒りを隠さなかった。

「検察だってレクをやっているではないか。しかも、警察のリークで雲取山で記憶媒体が発見されたという記事も出たばかり。中には、『片山容疑者が真犯人で記録媒体を埋めたとみて』などと書いている新聞もある。(雲取山山頂は)1月に、みんなで探したわけじゃないですか!それでも見つからなかったのですよ。片山さんが逮捕後に埋められたものかもしれないじゃないか!! いったい皆さん方がペンを握り、カメラを持つのは何のためなんですか?! 『捜査側は自信を見せている』などと書いている社もあるが、検察は(起訴から2か月半経っても)未だに犯人性を示せていないことをどう思っているのか。警察の御用聞きはやめてもらいたい」

火を噴くような佐藤弁護士の批判。記者たちは、その迫力に押されたのか、あるいはこういうことは記事にするつもりはないからか、多くがパソコンでメモをする手を止め、固まっていた。

後から「発見」された証拠の危険性

2013052200025135roupeiro0023view 木谷明弁護士

これに続いて、元東京高裁判事で現在は片山氏の弁護人の木谷明弁護士が、自身が裁判官中に経験した再審請求事件の話を例に、後から「発見」された証拠の危うさを説いた。

それは、かの有名な白鳥事件。物証がほとんどなく、被害者を射殺した凶器の銃も発見されなかった。警察は、「被告人らが武装蜂起をするために峠で射撃訓練をした」とみて、何度も捜索を行ったが、それらしい証拠は見つからず仕舞い。ところが、2年後になって、銃弾が「発見」され、その線条痕が被害者の体内の弾と一致したとの鑑定を元に有罪判決が下された。しかし、「発見」された銃弾は2年間も山に放置されていたとは思えないほど新しく、その鑑定も後に捏造された疑いが出た。

死刑判決が確定して現在再審請求中の袴田事件でも、有罪の決め手の1つである血染めの着衣が、味噌工場のタンクから「発見」されたのは、事件から1年2か月も経ってから。この着衣は、袴田巌氏のもので犯行時に着ていた、とされたが、サイズがはるかに小さく、新たに行われた鑑定では、血痕から被害者のDNAは検出されなかった。

やはり再審請求中の狭山事件でも、石川一雄氏の自宅の2回にわたる家宅捜索では見つからなかった被害者の万年筆が、3回目の捜索で勝手口の鴨居から「発見」され、有罪証拠に使われた。

有罪に取り憑かれた捜査機関をチェックする役割は…

佐藤弁護士は、声を少し穏やかにして、次のように訴えた。

「証拠改ざんを行った大阪地検特捜部の検事も、シロの者をクロにするという意識ではなく、村木さんが犯人だと思い込んでおり、それと矛盾した証拠が弁護士の目に触れて紛糾するのを避けようとして、ああいうことになった。警察も検察も、いったん(捕まえた人が)有罪という思い込みに取り憑かれると、とんでもないことをすることがある。だからこそ、それをチェックする必要がある」

果たしてジャーナリズムは、そのチェック機能を果たすことができるのだろうか…。

江川 紹子
ジャーナリスト

早稲田大学政治経済学部卒。神奈川新聞社会部記者を経てフリーランス。司法、災害、教育、カルト、音楽など関心分野は様々。著書『人を助ける仕事』(小学館文庫)、『勇気ってなんだろう』(岩波ジュニア新書)など。

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2007年11月14日 (水)

YouTube:無実の死刑囚・袴田巌さんの元裁判官熊本典道氏の異例の告白。またすぐ消されるかも。mp3でも保存。

 YouTubeのご紹介です。

41年間投獄されている無実の死刑囚・袴田巌さんの元裁判官が『当時、これは無罪にするしかなかった。』と異例の告白をした。

 この動画は、当のご本人熊本典道元裁判官がご自分のブログ中、2007年06月28日付け「私のした事。」でも紹介してます。

 

追記:↓この動画は消されましたが、約2ヶ月後に静岡朝日テレビが23分33秒の放送の中で以下YouTube部分を全て含めて放送しているのを見つけました

異例の告白 (←2007年2月26日放送/テレビ朝日報道ステーション)8分58秒
http://www.youtube.com/watch?v=yWJhCKC8xEo

 ↑が消された時に備え、mp3でもアップしインターネット放送しておきます。3個ほど画像キャプチャも。今までかなりひどい放送をしてきた古館と加藤千洋の罪滅ぼしのような放送ではあるけれど、。(Niftyが開くのが遅い場合はこちら⇒その1その2

(クリックすると拡大します)
32分33秒の所から:
連日長時間の取調べ。16時間20分のことも、。(朝7時からとして、丸一日回って夜中の11時過ぎまでと言うこと。)


3分35秒から:
元裁判官「手続きの進行で、ある段階で、僕は無罪だと思った。」

3分40秒から:
ナレーション「3人の合議制で進められたこの裁判、無罪を主張したのは熊本氏だけだったと言う。2対1で死刑判決を言い渡す事になり熊本氏がその意に反して判決文を書く事になった。熊本氏が29歳の時だ。」

熊本氏「そう言う取り決めだから書いてくれと言われました。突き詰める所、私熊本の説得力不足かな。」「恐らく44年の間にね、自分の子供のこと、自分の親のことを思い出さない日は一杯あっても、彼をね、彼のね、手錠を外されて被告人席に来た時の顔、あるいは判決言い渡しの日のガクンときて、これをね一日一回以上は絶対忘れてないね。」

5分28秒:
ナレーション「熊本氏は死刑の判決文を書いた事に悩み、この判決の7か月後、裁判官を辞職。」※

※ここの所は、法務官僚のヒエラルキー(階層制度)の中で、多数に従わない裁判官に懲罰的無理やり書かせたような感じも、。

5分50秒から:
ナレーション:「袴田死刑囚は刑が確定したのち、獄中から一人息子に手紙を送っている。」

必ず証明してあげよう。お前のちゃんは決して人を殺していないし、一番それを良く知っているのが警察であって、一番申し訳なく思っているのが裁判官であることを。

1告白 死刑確定の袴田事件
元裁判官「私も無罪だと」

袴田事件で死刑判決を書いた熊本典道元裁判官(69)

「泣いているしかないと思います」


6分17秒の所から:
記者:袴田死刑囚にいま会えるとしたらどんな言葉をかけたいですか。

熊本氏「、、、恐らくね、言葉はないと思う。15分なり15分、目の前で頭下げて泣いてるしかないと思う。本人の、、。」

2裁判官 石見勝四
裁判官 高井吉夫
裁判官 熊本典道

熊本氏以外、ほかの2人はすでに他界——


↑↓番組中、加藤千洋が「先週、鹿児島で無罪判決が出た選挙違反事件」と言っているのは「志布志踏み字冤罪事件」のこと。雑談日記の関連エントリ⇒志布志踏み字冤罪事件での官権の卑劣さを考えると、司法改革は裁判員制より取り調べの完全可視化の方が先でしょう。

追記:(2014/03/28)
袴田事件再審決定、「認定された衣類は捜査機関がねつ造した疑い」「これ以上勾留を続けることは耐えられないほど正義に反する」 

  

 上記放送の約2ヶ月後に静岡朝日テレビが23分33秒の放送の中で上記YouTube部分を全て含めて放送してます。以下動画です。

悔恨~袴田事件を裁いた男~ 2007年
http://www.dailymotion.com/video/x5hnplj

悔恨~袴田事件を裁いた男~ 2007年 投稿者 osanpodeonigiri
公開日: 04/09/2017
期間: 23:33

悔恨~袴田事件を裁いた男~ 2007年5月6日(日)深夜1時放送

最初から1分ほど音が小さくなってます

以下、その部分。
熊本典道元裁判官:ある手続きの段階に来た時に「これは無罪にするしかなかろうな」と。
ナレーション:熊本典道69歳、1968年の一審で袴田に死刑判決を書いた元裁判官。
熊本典道元裁判官:「主文、被告人を死刑に処す」と言った時に、彼の肩が落ちたのを…。それを見てからが、見る前から、僕もガックリ来て、そのあと聞いてないです。ズーッと彼のね、こうしてね、今でも覚えてますね。
ナレーション:袴田と同様、熊本も判決後40年近く暗く思い時間を過ごしている。

 

近代司法の原則:立証責任のある国家権力、つまり検察の挙証に疑わしい点がある場合には、被告人の利益に。※
※よくある勘違いについて⇒いわゆる「疑わしきは被告人の利益に」を「被告人が疑わしいだけの場合には被告人の利益になる様判断する」と単純に考える人がいます。しかし、肝腎なのは何が疑わしいかで、(以下、要旨)「(有罪を立証する責任のある←いわゆる挙証責任のある)検察官が、有罪を確信できると証明することが出来ない場合、要するに検察官の立証が疑わしい場合には、被告人の利益になるように判断する(やたらに犯罪人を作り上げ、無実の人を犯罪人にする冤罪を生んではならない)」、「被告人が疑わしいかではなく、検察官の立証が疑わしいかどうかが問題なのだ」(ビデオニュース・コムを参考にしました

フランス人権宣言(1789年制定)

第7条(適法手続きと身体の安全)
何人も、法律が定めた場合で、かつ、法律が定めた形式によらなければ、訴追され、逮捕され、または拘禁されない。

第8条(罪刑法定主義)
法律は、厳格かつ明白に必要な刑罰でなければ定めてはならない。何人も、犯行に先立って設定され、公布され、かつ、適法に適用された法律によらなければ処罰されない。

第9条(無罪の推定)
何人も、有罪と宣告されるまでは無罪と推定される。ゆえに、逮捕が不可欠と判断された場合でも、その身柄の確保にとって不必要に厳しい強制は、すべて、法律によって厳重に抑止されなければならない。

 

SOBA:「無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会年表」によれば
↓この記事の後、『2007年3月9日「死刑廃止を推進する議員連盟」の院内集会で、元静岡地裁裁判官の熊本典道さんが、一審当時袴田巌さんは無罪だと主張したが、多数決で死刑に決まったと告白。世間に衝撃を与える。』とあります。

2007年3月3日
袴田事件:1審で判決文、元裁判官「無罪の心証」 死刑囚の姉に謝罪(毎日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070303ddm041040131000c.html
Internet Archive

 静岡県清水市(現静岡市清水区)で66年6月、みそ製造会社専務一家4人が殺害された「袴田事件」で、袴田巌死刑囚(70)の再審開始を求める支援団体は2日、68年に1審の静岡地裁で死刑判決を書いた元裁判官が「無罪の心証があった」と明らかにしたと発表した。元裁判官が自分のかかわった裁判について言及するのは極めて異例。

 同団体によると、元裁判官は1審で主任裁判官を務めた熊本典道氏(69)=九州在住。昨年1月中旬に本人から支援者に連絡があり「心ならずも信念に反する判決を出した」とする手紙が届いたという。手紙で熊本氏は自白を取った方法や信用性、また凶器とされるクリ小刀と袴田死刑囚との結びつきに疑問を呈し、合議体(3人)で行われた当時の審理で無罪を主張し、1対2で敗れたことを明らかにした。

 支援者らは1月下旬から3回、九州のレストランなどで面談。熊本氏は袴田死刑囚の姉秀子さん(74)の両手を取り「私の力が及ばなくて申し訳ありませんでした」と涙ながらに話し、地裁の公判中に石見勝四裁判長(故人)に「まるで私たちが裁かれている裁判ですね」と伝えたと振り返ったという。

 判決後も一日も事件のことを忘れた日はなかったといい、今年70歳になるのを機に明らかにすることを決めたという。裁判所法で漏らしてはならないと定められている「評議の秘密」を明らかにするのは守秘義務違反となる可能性もあるが、熊本氏は「承知している」と答えたという。

 弁護団長の西嶋勝彦弁護士は「元裁判官の証言は判決が間違っていたと分かる人が増えることにはつながるが、新証拠ではない。再審となっても証人申請するつもりはない」としている。

 熊本氏は死刑廃止を推進する議員連盟(代表・亀井静香衆院議員、74人)が9日午後1時から衆院第1議員会館で開く勉強会後に記者会見する。【稲生陽】

==============

 ■ことば

 ◇袴田事件

 66年6月に静岡県清水市(現静岡市清水区)でみそ製造会社専務一家4人が殺害された強盗殺人事件。静岡県警は同年8月、元プロボクサーで同社従業員の袴田巌死刑囚(70)を逮捕。公判で袴田死刑囚は否認を続けた。1審の静岡地裁は68年9月、45通の自白調書の44通を証拠から排除した上で死刑判決を言い渡した。80年に最高裁が上告を棄却し、死刑が確定。弁護側は81年に再審請求したが同地裁は94年に棄却。東京高裁への即時抗告も04年に退けられ、最高裁に特別抗告している。

毎日新聞 2007年3月3日 東京朝刊

 

袴田事件めぐり元裁判官が異例の証言
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3512105.html

 元裁判官が異例の証言です。41年前、静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」をめぐり、一審を担当した元裁判官が当時、死刑判決を言い渡した直後、「無罪だと思い、被告と面会して、控訴を勧めようとした」と語りました。

 「まさかね、私の声を聞いてもらえるとは思わなかった」(元裁判官 熊本典道さん)
 9日、死刑に反対する議員の集会で発言する元裁判官の熊本典道さん(69)。自らが死刑の判決文を書いたある裁判で、「無罪だと思っている」と衝撃の発言をしたのです。

 「少なくとも今まで出ている証拠で有罪にするのは無茶だと思ったんですよ」(元裁判官 熊本典道さん)

 事件があったのは41年前、静岡県の味噌製造会社の専務の自宅から出火し、焼け跡から刃物で刺された一家4人の遺体が見つかりました。当時、従業員だった元ボクサーの袴田巌死刑囚が逮捕されました。

 捜査段階では自白しましたが、裁判では、「強要された自白だった」などとして一貫して無実を主張。しかし、最高裁での死刑が確定し、弁護団は現在、最高裁に裁判のやり直し(=再審)を求めているのです。

 「神様、僕は犯人ではありません。ここ静岡の風にのって、世間の人の耳に届くことを、ただ、ひたすらに祈って、僕は叫ぶ」(袴田死刑囚が以前書いた手紙を読みあげる姉・秀子さん)

 熊本さんは、一審判決を担当した裁判官の1人。熊本さんによると、自らは当時、自白や証拠に「合理的な疑いが残る」として無罪を主張しましたが、他の裁判官2人が有罪と判断。一審の死刑判決となったといいます。

 「判決言い渡しの直後にね、僕は密かに面会して、是非控訴してくれっていうね、面会しようと思ったけどできなかったよ」(元裁判官 熊本典道さん)

 一審判決直後、被告に直接、控訴を勧めようと考えましたが断念したといいます。熊本さんは70歳になる今年、後悔の念の告白を決意。袴田死刑囚の姉・秀子さんに会って謝罪しました。

 「お姉さんの表情がね、袴田君の『私はやっておりません』というあの表情、その時の(袴田被告の表情に)非常に似ているんですよね」(元裁判官 熊本典道さん)

 袴田死刑囚は9日で71歳。秀子さんは9日、拘置所で袴田死刑囚に熊本さんが話した内容を伝えました。
 「熊本さんっていう人を知ってるかって言ったんだけど、『やっぱり思い出せない』ということで、熊本さんがこういうことを言ってくれてるよって言ったんだけど、(袴田死刑囚は)きょとんとしてましたね」(袴田死刑囚の姉・秀子さん)

 裁判での秘密を守ることが課せられる元裁判官の異例の告白。熊本さんは、「再審実現のため手助けしたい」と話しています。

 元裁判官の告白について最高裁は、「真偽不明であるが元裁判官が評議の秘密を漏らしたとすれば極めて遺憾である」とコメントしています。(09日18:06)

 

2007年3月2日
袴田事件、元判事「無罪の心証だった」(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070302-164272.html
Internet Archive

 静岡県で1966年に一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌死刑囚(70)が再審を求めている「袴田事件」で、1968年の静岡地裁の1審で死刑判決を書いた当時の裁判官が「無罪の心証を持っていたが合議の多数決で敗れた」と告白していたことが分かった。袴田死刑囚の支援団体(静岡市)が2日、公表した。

 裁判官は合議体で行う裁判の議論内容などを漏らしてはならないという「評議の秘密」が裁判所法で規定されており、こうした告白は極めて異例。

 支援団体によると、元裁判官は九州在住の熊本典道さん(69)。66年の第2回公判から、合議の裁判官3人のうちの1人として主任裁判官を務めた。

 熊本さんは自白や証拠などに「合理的な疑いが残る」として合議の前に無罪の判決文を書いていたが、裁判長ら2人は有罪を主張。多数決で死刑判決が決まり、熊本さんが死刑判決を書いたという。

 昨年末、熊本さんからメールが団体に寄せられ、メンバーが3回にわたり面会。うち1回に同行した袴田死刑囚の姉秀子さん(74)に対し、熊本さんは「力が及ばず、申し訳なかった」と涙を流して謝罪した。

 熊本さんは「私と袴田君の年齢を考えると、この時期に述べておかなければならない」とし、支援活動への協力を申し出ている。

 袴田死刑囚は66年に静岡県清水市(現静岡市清水区)でみそ製造会社の専務一家4人を殺害したなどとして80年に最高裁で強盗殺人罪などで死刑が確定したが、冤罪(えんざい)を訴えて再審請求を続け、最高裁に特別抗告中。

[2007年3月2日22時40分]

 

袴田巌さんの無実を元裁判官が証言(保坂展人のどこどこ日記)
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/6e8c4de256c549db90b4ffd6d6084e88
ニュース / 2007年02月26日

たった今、衝撃的なニュースがテレビ朝日の報道ステーションで放映された。
40年間、冤罪無実を訴えながら獄中にいる袴田巌さんの一審判決(1968年静岡地裁)で、死刑を言い渡した裁判官だった熊本元裁判官(69歳)が、当時から無罪を確信していたと告白したのだ。公判中に彼は、3人の裁判官の中でそう主張していたが、「これはそういう取り決めになっている」と、すでに故人となった他のふたりの裁判官に押し切られて多数決の合議で「死刑判決」を出してしまった。29歳の時に出した袴田さんへの死刑判決を69歳となった今も、一日たりとも忘れられずに悔いているという。今、袴田さんに会うことになったら「言葉はなくただ頭を下げてお詫びしたい。判決が出た時の袴田さんの表情が忘れられない」と語る熊本さんは、すでに裁判官をやめているが、言葉に詰まりテレビカメラの前で嗚咽した。

東京拘置所で袴田巌死刑囚と面会した経験もある私は、2年前の東京高裁での再審開始を信じていたが、無念にも棄却されてしまった。その後も、議員連盟としての取り組みを続けて、3月9日午後1時から衆議院第一議員会館第一会議室で、救援に立ち上がったボクシング界の人々や姉の秀子さんを呼んで集会を開く準備をしている。「死刑」を議論することすらタブー化している状況を打ち破り、袴田さん無実・再審開始の声を盛り上げていきたい。

 

関連記事:pdfです。最初の記事は、袴田さんの再審支援委員会実行委員長新田渉世さんが15分の面会を実現した事が書かれてます。

対面15分「大きな一歩」 「死刑確定囚の面会拡大」1ヵ月 全国で十数人、新に実現 「交友」の認定当局次第 死刑囚の申請5人挙げても3人に 「被害者側が会う権利も必要」(2007年7月2日東京新聞 こちら特報部)

袴田死刑囚再審へ名誉ライセンス ボクシング界「元気づける」(2007年11月28日東京新聞 ニュースの追跡)

元刑務官が語る死刑の現場 「押せ」5人一斉執行ボタン 「職務…でも、なぜ自分が」 「受け止め役」辞退許されず 存廃より情報開示を 裁判員制度前にもっと議論必要 (2007年12月12日東京新聞 こちら特報部)

 

関連サイト:
2009年5月17日ザ・スクープスペシャル第27弾「私は間違えた…」袴田事件元裁判官贖罪の旅路(リンク先に動画あります)
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/update/toppage/090517_10.html

 

関連:「袴田巖さんの再審を求める会のブログ」の記事
2007/07/02
熊本元裁判官、袴田さんとの面会を求めるも不許可!秀子さん、新田さんらは面会!

2007/10/04
熊本典道さん、3度目の拘置所訪問も面会ならず!秀子さんの掲げる支援Tシャツに巌さんは関心を示す!

 

関連ブログの記事:長いこと支援活動をしてきた方の率直な言葉。
2007-02-27 01:22
ありがとう熊本典道さん(ブログ「真相解明」のマニュアル)
http://sinsoukaim.exblog.jp/5234273/

2007-04-23 17:40
「怒り!!」と「感謝」のパラドックス 1(ブログ「真相解明」のマニュアル)
http://sinsoukaim.exblog.jp/5556167/

 

元裁判官面会できず 袴田死刑囚「謝る必要ない」社会(TOKYO Web)
2007年7月2日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007070202029026.html

 一家四人が殺害された「袴田事件」で再審請求中の元プロボクサー袴田巌死刑囚(71)に、一審・静岡地裁で主任裁判官として死刑判決を書いた熊本典道元裁判官(69)が二日、面会を求めたが、東京拘置所に拒否された。

 熊本さんは支援者らと拘置所を訪れたが、面会を認められたのは袴田死刑囚の姉の秀子さん(74)らこれまで面会したことのある三人だけ。元裁判官と死刑囚による極めて異例な面会は実現しなかった。

 三人によると、袴田死刑囚は、熊本さんのことを問うと「そういう名前の人は覚えている。熊本さんはいい人だ。会ってもいい」と答えた。また「熊本さんが謝りに来ている」と告げると「袴田事件は紙に書いたもので、世の中にはない。熊本さんは謝る必要はない」と話したという。

 面会後、熊本さんは「会ってくれる可能性が出ただけ今日は良かった」と目頭を押さえ、今後は手紙を出す意向を示した。

 

2007年7月2日
袴田死刑囚と面会できず・「無罪」心証の元裁判官(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070702STXKB018902072007.html
Internet Archive

 強盗殺人罪などで死刑が確定した元プロボクサー袴田巌死刑囚(71)が冤罪を訴え、再審を求めている「袴田事件」で一審静岡地裁の死刑判決を書き、今年に入り「無罪の心証を持っていた」と明かした元裁判官熊本典道さん(69)が2日、東京都葛飾区の東京拘置所を訪れ、袴田死刑囚と面会を求めた。しかし拘置所側は許可しなかった。〔共同〕(14:01)

 

 以下、あとで時間のある時に探そうと思っている記事。

死刑存廃を問う前に 終身刑導入を考える 裁判員に幅広い選択を(東京新聞 こちら特報部)
2008年5月21日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2008052102013021.html

 終身刑の導入議論が高まっている。いま、なぜ終身刑が必要なのか。今月15日に発足し、死刑と無期懲役の中間刑を検討している議員連盟「量刑制度を考える超党派の会」の議論や識者の意見から、論点を整理した。 (岩岡千景)

 

死刑―存廃を問う前に 超党派の議員連盟「量刑制度を考える会」発足へ(東京新聞 こちら特報部)
2008年5月13日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2008051302010811.html

 目の前に死が待つ「死刑」と、法規定上は十年で仮釈放できる「無期懲役」-。その間に新たな量刑の選択肢をつくるため、超党派の議員連盟「量刑制度を考える会」が近く発足する。八日の準備会合には、死刑制度の存置派と廃止派が立場を超えて集結。一年後に始まる裁判員裁判を前に、議員立法で「中間刑」などを創設する動きが本格化してきた。 (岩岡千景)

 

死刑−存廃を問う前に 取り調べた死刑囚と交流 元検事語る(東京新聞 こちら特報部)
2008年5月2日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2008050202008211.html

 死刑廃止か、存続か−。その問いに対する答えは、想像の軸足を加害者と被害者、どちらに置くかで大きく異なる。検察官時代に取り調べた死刑囚と執行直前まで交流し、後に弁護士に転身。両者の立場を知る平田友三氏(81)は「現状では死刑廃止は疑問だが、恩赦でもっと、死刑囚が救済されていい」と話す。 (岩岡千景)

 

私のような者でも詠んでもいいですか… 獄中から届く短歌(東京新聞 こちら特報部)
2008年4月28日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2008042802007188.html

 今月十日に死刑執行された岡下香(おかしたかおる)元死刑囚(61)は、拘置所で短歌を詠み、執行直前まで、短歌誌「未来山脈」に投稿していた。作品には罪への悔恨や家族への思い、執行までの命を前向きに生きようとする心情などが詠まれている。同誌編集発行人の光本(みつもと)恵子さん(62)は「彼の作品から、死刑になる犯罪をした人も私たちと人間性に大きな隔たりはないと教えられた気がする」と話す。 (岩岡千景)

 

死刑-存廃を問う前に 秋田連続児童殺害事件、死刑か無期か『二者択一』迫られる裁判官(東京新聞 こちら特報部)
2008年4月17日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2008041702004220.html

 秋田県藤里町で起きた連続児童殺害事件で、秋田地裁は先月十九日、無職畠山鈴香被告(35)に無期懲役の判決を言い渡した。同時に、仮釈放は慎重にするよう異例の“注文”を付けた。死刑か無期懲役か-。判決には、二者択一を迫られた裁判官の苦渋がにじむ。判決を基に、中間刑として導入の動きが出ている「終身刑」の在り方を考えた。 (岩岡千景)

 

死刑-存廃を問う前に 冤罪やむなしなのか(東京新聞 こちら特報部)
2008年3月31日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2008033102099740.html
ググり採録

 一家4人が殺害された「袴田事件」で、犯行を否認してきた袴田巌死刑囚(72)の再審請求が今月、最高裁で棄却された。同様に犯行を否認しつつも、処刑された死刑囚がいた。1947年の「福岡事件」で主犯とされた西武雄さん(死刑執行時60歳)だ。遺族らは今も、無実を証明する再審を請求しており、弁護人は「冤罪(えんざい)死刑もやむを得ない、という社会でいいのか」と疑問を投げ掛ける。 (岩岡千景)

 「西君は無実。関係ないとです。本当のことだ」…。熊本県玉名市の病院。入院中の石井健治郎さん(91)は、ベッドの上で、声を絞り出すようにして語った。

 石井さんは、元死刑囚。終戦直後の61年前に福岡市で起きた「福岡事件」で2人を射殺し、最高裁で死刑が確定したが、恩赦で無期懲役に減刑。20年前に仮釈放された。同事件ではほかにも、主犯とされた西武雄さんに、死刑判決が下った。西さんは逮捕から一貫して「無実」を訴えたが75年、死刑執行された。

 西さんの無実を証明するため、遺族は事件から半世紀をへて2005年5月、福岡高裁に再審(裁判のやり直し)を請求。昨年、脳血栓で2回の手術を受けた石井さんも「西君の無実を裁判ではっきりさせる」と、闘病を続けている。

     ◇

 「福岡事件」は、1947年5月20日、福岡市博多区で起きた。終戦直後で、軍物資の闇取引が盛んだった時代。軍服の取引をしていた日本人と中国人の2人が射殺され、現金を奪われた。

 捜査当局は、軍服の取引を装った強盗殺人事件だとして、西さんと石井さんら7人を逮捕。公判で石井さんは2人の殺害を認めたが、「仲間のけんか相手だと勘違いした誤射」だとして強盗を否認。ほかの6人は無罪を主張したが、西さんは主犯と認定され、石井さんとともに1956年、最高裁で死刑が確定。残る5人のうち4人に、懲役刑が確定した。

 石井さんらの証言によると、西さんは、軍服の取引にかかわっていたものの、近くの食堂に待機。現場には居合わせなかった。だが、警察官に暴行を受け、白紙の供述調書に指印を押されたり、虚偽の調書に署名させられたりしたという。

 石井さんと西さんが福岡拘置所にいた当時、こうした2人の訴えに耳を傾けた教戒師がいた。熊本県玉名市の僧侶、古川泰龍さん(2000年、80歳で死去)だ。古川さんは、現地調査をし、証言を集めて「真相究明書」を作成。法務省にも出向いて冤罪を訴え、救援活動を展開した。

 西さんの死後も、古川さんは西さんの無実を訴える活動を続け、息子の僧侶、古川龍樹さん(48)が今も引き継ぐ。龍樹さんは「父は、がんで亡くなる直前、ふらふらになりつつも西さんの命日の法要を欠かさなかった。その姿に一人の命の重さを教えられた」と語る。

◆釈放願い出たのに処刑  「遺族のためやない」

 再審請求の弁護団長の八尋光秀弁護士は「福岡事件は、冤罪死刑をやむなしとするのかどうかが問われる象徴的な事件」と指摘。

 過去に死刑囚が再審無罪となったのは免田、財田川、松山、島田の4事件だが、「4事件以外に誤判死刑がなかったとはいえない。我々は冤罪死刑もやむを得ない社会を選択していることになるが、国民の多くは、本当はそれでいいとは思っていないのはないか」と問い掛ける。

     ◇

 西さんの死刑を、被害者遺族は、どう受け止めたのか。

 75年に西さんが処刑される前、殺害された中国人男性の遺族、福岡市の桐原武雄さん(71)の自宅を、法務省恩赦課の職員が訪ねていた。

 恩赦に対する意向を尋ねる職員に、桐原さんは「2、3日待ってほしい」と話して福岡拘置所に出向き、西さんに面会。救援活動を続け、出所も間近と思っていた西さんは「自分は主犯じゃない。出られたらまず行って、じっくり話しちゃるけん」と語ったという。

 その後、桐原さんは恩赦課の職員に「30年近くも入っとったら、無期懲役なら出るころ。もういいじゃないですか。それに、私のひと言で死刑になるのは嫌だ。2人とも出してください」と話したという。

 だが、結果は思いがけず、実行を認めた石井さんだけが恩赦で減刑され、否認してきた西さんには死刑が執行された。「今思えば、職員が来たのは手続きの1つにすぎなかったんでしょうね。遺族がするなと言ってもするのだから、死刑って遺族のためやないですね」。桐原さんは福岡市の自宅で振り返る。

 桐原さんは事件当時、小学五年生。11歳の少年だった。小学校の授業中に呼ばれ、九州大で司法解剖を受けた父親のもとに駆けつけた記憶は、今でも脳裏に焼きついている。真っ裸で寝かされた父親に近づこうとする桐原さんを、周囲の大人が「見たらいかん!むごい殺され方しとる」と制した。

 「後からこれを見て、実感がわいた」。桐原さんはそう言い、黄ばんで擦り切れた「死体検案書」を大事そうに取り出して見せた。直接死因は「失血死」。その原因として「心臓損傷」「両頚(けい)部刺創」と書かれている。料理人だった父親は、心臓を射抜かれた上、周囲にいた人間に、刃物で首を刺されてとどめをさされていたのだった。

 「家族を殺された者は、犯人を自分の手で殺してやりたいと、だれでも一度は思うんじゃないか」と桐原さん。「冤罪といわれても、半信半疑だ」ともいう。

 それでも2人の釈放を願い出たのは、じかに聞いた西さんの言葉が「自分には本当だと思えた」からだ。国籍取得して間もないうれしさも手伝い「人間、いつまでも人を恨んで生きていても、しょうがない」という気持ちもあったという。

 桐原さんは「西さんには同情する。こういう例があるから死刑はやめた方がいいという議論になるのもわかる」と言いつつ、今なお揺れる胸の内を語る。

 「ただそれなら、終身刑を導入すべきで、確たる物証もなく、否認していた西さんのような人は生かしておいた方がよかった。また無差別殺人など、一定の罪状にはやはり、死刑を残すべきだ。そうでないと、遺族は気持ちのやり場がないだろう」


<デスクメモ>

 死刑囚と被害者の遺族が心のどこかで共感してしまう話は、この企画の1回目(23日)にも登場した。人の心とは、それぐらい複雑多様で文学的だ。もとより法律で画一的に切り取ることに無理がある。「被害者感情」という言葉の裏側に「期待される被害者像」がないだろうか。それこそが危険。(充)」

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