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2017年8月 8日 (火)

きっこさんが言ってる場面はこの動画だろうw⇒『安倍首相の後ろで薄ら笑いし首を横に振る麻生財務大臣』

 最初にTwitter。

https://twitter.com/kikko_no_blog/status/894500568596492289

 

↑きっこ氏が「今年3月の予算委員会」と言っているのは、実際は2017年2月17日 衆院予算委員会で民進党の福島伸享議員が質疑している時の場面。

安倍首相の後ろで薄ら笑いし首を横に振る麻生財務大臣20170219サンモニ、2回再生
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お散歩
http://www.dailymotion.com/video/x5wd0rn

安倍首相の後ろで薄ら笑いし首を横に振る麻生財務大臣20170219サンモニ... 投稿者 osanpodeonigiri

 パソコンやipadなどの場合は、画面を大きくして見てください。↓の部分がよく分かります

2度繰り返すように編集。
「私も妻もですね、一切この認可にもですね」の4秒の所で、腕組みをして目を閉じ後ろに座っていた麻生財務大臣がフンと鼻を鳴らし薄ら笑い
「あるいは、この国有地の払い下げにも関係ない訳でありまして」の6秒の所で、腕組みをしたまま麻生財務大臣が「違うだろ」と言うように首を左右に振っている

「私も妻もですね、一切この認可にもですね」の18秒の所で、腕組みをして目を閉じ後ろに座っていた麻生財務大臣がフンと鼻を鳴らし薄ら笑い
「あるいは、この国有地の払い下げにも関係ない訳でありまして」の20秒の所で、腕組みをしたまま麻生財務大臣が「違うだろ」と言うように首を左右に振っている

 

 この麻生財務大臣の「フン」薄ら笑い&違うだろと「首を横に振る」場面に言及、分析している↓ブログをご紹介。出来ればリンク先で読んで頂きたいのだが、以下要約。

森友学園と会計検査院」
2017-04-12 08:08:10 | 異論自論
http://blog.goo.ne.jp/amija7/e/edc651826791a30ac569d45cbb10cdbc

エントリ中、田村嘉啓・理財局国有財産審理室長を、
359_1

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舞台回しコンダクターの条件をすべて満たしている人物だ。田村嘉啓・理財局国有財産審理室長。職務は「個別事案の審理等」。まさに「瑞穂の国記念小学院」対応スタッフ

とズバリ喝破したあと、次に、「★おもしろいもの」以下の部分。

(以下引用始め)

★おもしろいもの
「では、おもしろいものを見せよう」
それは2月19日のサンデーモーニングの映像。2月17日の衆議院予算委員会の質疑場面。民進党の福島議員が森友学園への国有地の払下げ問題を取り上げた。その認可手続きも払下げ価格もおかしい新設予定の小学校の名誉校長に総理大臣夫人が務めていると質問した。答弁に立った総理大臣が答える。
「私も妻も一切この認可にも あるいは この国有地の払下げにも関係ない」
「私や妻が関係していたということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい」と堂々とキッパリと答弁している。
「どう」友達が聞く。
「?」
「もう一度再生するよ。後ろに座っている財務大臣の副総理に注目」
映像が再生。「うん?」
「もう一度」
「あっ!」驚いた。
「私も妻も一切この認可にも① あるいは この国有地の払下げにも関係ない②」
①の時点で、腕組みをして目を閉じて後ろに座っている財務大臣がフンと鼻を鳴らし薄ら笑いを浮かべる。そして
②の時点で、腕組みをしたまま財務大臣が否定するように首を左右に振っている。

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(以上引用終り)

 ↑続いて↓

(以下引用始め)

管轄の財務省で起きた大疑獄だがこの財務大臣の余裕はノータッチだからだ。高見の見物で成り行きを楽しんでいるようだ。但し配下の官僚たちが何をしたかは知っているのだ。これ以降、友達は録画記録をとり財務大臣や他の与党議員の表情を分析しているそうだ。
3月4日の報道特集(2月27日の衆議院予算委員会の質疑)でも、他は寝ているか興味なしの反応だが、1人財務大臣だけが答弁に反応して笑いだす姿があった。

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(以上引用終り)

 

 この2月19日のサンデーモーニングと3月4日の報道特集を採録。またその後で、田村嘉啓・理財局国有財産審理室長関連の動画を採録

2大臣に辞任要求、安倍総理も辞任?20170219Sundaymorning
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gomizeromirai
https://www.dailymotion.com/video/x5ce4c0

2大臣に辞任要求、安倍総理も辞任?20170219Sunda... 投稿者 gomizeromirai
公開日: 02/19/2017
期間: 08:24

12秒〜、(2017年2月17日衆議院予算委員会
「私も妻もですね、一切この認可にもですね」の48秒の所で、腕組みをして目を閉じ後ろに座っていた麻生財務大臣がフンと鼻を鳴らし薄ら笑い

「あるいは、この国有地の払い下げにも関係ない訳でありまして」の50秒の所で、腕組みをしたまま麻生財務大臣が「違うだろ」と言うように首を左右に振っている

 

20170304-報道特集「波紋広がる森友学園問題」
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Tvpicup2016
http://www.dailymotion.com/video/x5duy56

投稿者 tvpicup2016
公開日: 03/04/2017
期間: 23:06

20分41秒〜、(2月27日衆議院予算委員会

安倍:「安倍首相がんばれ」とか園児に言ってもらいたいと言うことは全く考えていない

のあと、20分45秒の所で、他は寝ているか興味なしの反応だが、1人財務大臣だけが答弁に反応して笑いだす姿

 

 以下、田村嘉啓 財務省理財局国有財産審理室長が出てくる動画

財務省幹部と籠池夫婦との会話記録発覚20170425houdoustation
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gomizeromirai
http://www.dailymotion.com/video/x5jof86

財務省幹部と籠池夫婦との会話記録発覚20170425hou... 投稿者 gomizeromirai
公開日: 04/25/2017
期間: 11:14

 

森友学園 騒動 財務省田村室長の声を録音99%一致。Mr.サンデーが徹底調査!!
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http://www.dailymotion.com/video/x5o6ygn

森友学園 騒動 財務省田村室長の声を録音99%一致。Mr.サンデーが徹底調査... 投稿者 osanpodeonigiri

 

森友学園 昭恵夫人の心境は、籠池氏ら「招致」を自民が拒否20170307houdoustation
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http://www.dailymotion.com/video/x5s4xtp

森友学園 昭恵夫人の心境は、籠池氏ら「招致」を... 投稿者 osanpodeonigiri

3分58秒の所で、逃げるように部屋を去る財務省理財局国有財産審理室長の田村嘉啓

 

 以下、いくつかの記事を資料として採録。

森友学園 録音データ、理財局長「本物」 衆院予算委で
毎日新聞2017年5月8日 11時54分(最終更新 5月8日 12時37分)
https://mainichi.jp/articles/20170508/k00/00e/010/172000c

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森友学園の小学校用地=大阪府豊中市で、本社ヘリから森園道子撮影

 大阪市の学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡り、財務省の佐川宣寿理財局長は8日の衆院予算委員会で、籠池泰典・前学園理事長が公表した同省との交渉に関する録音データについて「(担当者に)確認させたところ、当日のやり取りを記録したものと思われる」と述べ、データは本物だとの認識を示した

<籠池氏「昭恵氏に報告したので財務省が前向き」 >
<森友問題 昭恵氏はいつまでダンマリを続けるのか>
<昭恵夫人は「いいね」が欲しい意識高い系?>
<気がつくと日本国中が森友学園みたいな学校に…>森友問題の本質とは

 籠池氏は4月末、同省の田村嘉啓・国有財産審理室長と昨年3月に面談したとする録音の内容を公開。小学校用地(大阪府豊中市)から見つかった新たなごみを巡る交渉で、田村氏は「貸し付けは『特例』だったもので」と答えていた

 佐川局長は、田村室長が近畿財務局と連携し対応すると返答したと答弁。籠池氏側の発言の詳細は「(田村室長の)記憶に残っていない」とするにとどめた。

 安倍晋三首相は、今村雅弘前復興相が東日本大震災の被害を巡り「まだ東北だったからよかった」との失言で引責辞任したことについて「任命責任は私にあり、責任の重さをかみしめている」と述べ、「被災地に寄り添い、(復興の)結果を出すことで国民の信頼を回復したい」と強調した。民進党の福島伸享氏らへの答弁。【小山由宇】

 

森友問題、「特例」発言は財務省室長 理財局長認める
2017/5/8 13:03
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG08H40_Y7A500C1CC0000/

 財務省の佐川宣寿理財局長は8日の衆院予算委員会で、学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池泰典前理事長が録音したとされる音声データで学園との定期借地契約を「特例」と発言していた人物が同省の田村嘉啓・国有財産審理室長であると認めた

 佐川局長によると、田村氏本人に確認したところ、録音内容は昨年3月に籠池氏夫妻と面会した際のやりとりと認めた

 田村氏は詳しい発言内容は「籠池氏夫妻から一方的に話され、記憶に残っていない」と説明。「法令にのっとって対応した」と問題はなかったとの見解を示したという。

 問題の音声データは籠池氏が先月28日に民進党が開いたヒアリングで公開。田村氏とされる人物が「(国有地の貸し付けは)特例だった」と説明していた

 

森友学園疑惑 第2幕 やはり忖度はあった! 逆ギレの安倍首相 狼狽する財務省 笑う籠池氏
2017年5月18日 サンデー毎日
https://mainichi.jp/sunday/articles/20170515/org/00m/010/001000d

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参院予算委員会で安倍昭恵氏と学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長の妻が交わしたメールについて質問をした社民・福島瑞穂氏の発言に抗議する安倍晋三首相=国会内で2017年3月24日、川田雅浩撮影

 「97兆円の予算を横に置いておいて、皆さんはこればかり質問する」。国会での安倍晋三首相の嘆きはもっともだ。森友学園への国有地売却疑惑発覚から3カ月。そろそろ、決着をつけるべきではないか。そのためには、政権は出すべきものを出さねばならない。

 「首相は森友学園問題を追及されるのが、よっぽど嫌なのでしょう。ここまでくると、(首相の妻安倍)昭恵さんに話を聞くことでしか真相を明らかにできない。国がひっくり返るような事案ではなく、身内の問題なのだから、正すべきことについてしっかりおわびすればいいだけなのに」

 こう指摘するのは、福島伸享(のぶゆき)・民進党衆院議員だ。5月8日の衆院予算委員会で、籠池泰典前理事長(64)ら学園関係者と“安倍晋三記念小学校”の名誉校長を引き受けていた昭恵氏について、「ずぶずぶの関係ですよ」と追及した。

 これに対し、安倍首相は「品の悪い言葉を使うのをやめたほうがいいですよ。それが民進党の支持率に表れている」と“逆ギレ”。首相の名を冠した校名を断ったにもかかわらず、籠池氏が寄付集めなどに使っていたことを指摘し、「家内のことについても誠実に答弁させていただいておりますよ。にもかかわらず、籠池さんに成り代わって非難されるのはいかがなものか」と述べた。

 結局、昭恵氏の責任ついては言及しなかった。福島氏が続ける。

 「我々もいつまでもこの問題が続くのはよくないと思っています。だが、昭恵さんが説明をせず、政府も要求した資料を明らかにしないから、野党やマスコミの攻撃が続いている。官邸の危機管理能力の問題でもあるのです」

 8日の予算委での攻防を、当の籠池氏は傍聴席から見守っていた。4月28日に籠池氏からヒアリングをした民進党が、予算委に参考人として招致するよう要求していたからだ。再び、福島氏が経緯を説明する。

 「与党はいつも『民間人の招致は慎重に』『物理的に出席が難しい』などと反対します。そこで、籠池さんの了承を得て物理的にも出席できるように大阪から来てもらっていたのですが、与党が反対で押し切ったのです。本来は昭恵さんを呼んで話を聞くべきなのですが、これも与党の反対で実現していない」

 既に証人喚問を受けている籠池氏について、「民間人だから」は通用しない。与党側は今回、もっともらしい反対理由すら明示できなかったという。

 予算委審議では、籠池氏が昨年3月15日、大阪府豊中市の小学校建設用地に埋まるごみを巡って田村嘉啓(よしひろ)・財務省国有財産審理室長と交渉した録音について、同省が「本物」と認めた。佐川宣寿(のぶひさ)・同省理財局長は次のように答弁した

 「本人(田村氏)に聞きますと、当日のやりとりを記録したものと思われる(中略)先方のご発言の詳細については記憶に残っていないとのことでした」

 「国有地売却に関する面談記録などは全て破棄した」と主張する財務省だけに、面談内容について答えない姿勢は崩さなかった。

 8日の審議で、福島氏は、財務省の資料開示のあり方についても疑問を呈した。やり玉に挙がったのは、学園が2013年8月、近畿財務局に提出した国有地の「取得等要望書」だ。国有地取得に向け、小学校の設置趣意や学園の財務状況などで構成されている。ところが、国会に対して開示されたのは、全100ページの大半が全面黒塗りの“のり弁”状態だった。

 中には、当該国有地への校舎配置図が含まれているが、これさえも敷地の内側だけ丁寧に黒塗りされている。財務省は、別の校地の見取り図については公表しているにもかかわらずだ。佐川局長の釈明はこうだ。

 「学校運営の手法に該当し、公開すると学校法人の利益を害する」

文書管理規則を「悪用」の財務省

 福島氏は「公表について籠池さんの了解は得られている」「タイトルの黒塗り部分について、籠池さんは『安倍晋三記念小学校』としていたと話している。それで公表しないのでは」と詰め寄った。だが、佐川局長は頑として拒み続けた。

 財務省の姿勢について、公文書管理に詳しい瀬畑源(はじめ)・長野県短大助教(日本現代史)は、厳しく批判する。

 「国民の多くが知りたがっているのは、売却に至る過程で何があったかという点です。ところが、売却の決裁文書などだけを残し、それに付随する過程についての文書は破棄した。国会では開き直ったような答弁を繰り返す。今回の事態で財務省は信用を失い、国有地売却の公平性までも疑われているのに、それが分かっていない」

 瀬畑助教によると、財務省は、公文書管理法に基づく行政文書管理のガイドラインを「悪用」している可能性があるという。

 「財務省の規則では『歴史的公文書に該当しない行政文書の保存期間は1年未満とする』とあります。佐川局長らは、この規定に沿って破棄したとしています。ところが、規則の基となる統一のガイドラインには、歴史的公文書は保存期間を1年以上とすべしとなっており、『該当しなければ、1年未満で捨てていい』とは書かれていないのです。歴史的な文書かどうかを官僚の独断にゆだねることもおかしい」(瀬畑助教)

 公務員が作成した文書でも、組織的な共有の有無を理由に恣意(しい)的に公文書扱いされない点も、文書管理の抜け道になっているという。そういえば、籠池氏の依頼を受けて田村室長に照会し、当時の首相夫人付職員、谷査恵子氏が作った“満額回答”ファクスも、政権によって「個人のメモ」にされてしまった。

 谷氏が現在所属する経済産業省関係者によると、「出勤扱いにはなっているが、職場には顔を出さない」状況が続いているという。一方、昭恵氏は、フェイスブックで「私人としての活動」のPRにいそしむ。各種世論調査で7~8割が「説明不足」とするこの問題に対し、誠実に向き合う姿勢はみじんも感じられないのである。

(本誌・花牟礼紀仁)

(サンデー毎日5月28日号から)

 

金井啓子の現代進行形 偽物が横行する社会に必要な目(大阪日日新聞)
2017年5月11日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/gendai/170511/20170511039.html

自然には本物あふれているのに

 サクラが散り、木々の緑が濃くなってくる今頃の時期になると、郊外に出向けばキリとフジが咲き乱れている。キリとフジ、共に花びらが紫色なのと花の形状が似ているために、近くに寄るまでは意外に見分けがつきづらい。そこで山間部などへ友人とドライブに行く時には、余興として、先にキリを発見したほうが1ポイント獲得、逆にフジをキリと見間違えると減点というゲームに興じている。私たちは、これを「キリフジ選手権」と呼んでドライブの楽しみにしている。さまざまな花が大好きな私たちにとって、これは季節限定のお遊びである。

 さて、余談はこれぐらいにしておこう。キリやフジ以外にも、似ているようで見分けが難しいものは世の中にたくさんある。たとえば、そうめんと冷や麦、焼き肉とバーベキュー、スパゲティとパスタなど、食べ物だけでも世の中には似ているようで違うものは少なくない。

 もっとも、キリとフジ、そうめんと冷や麦など、これらはいずれも本物であり、偽物との区別を必要とするものではない。ところが世の中には本物と区別がつきにくい偽物があるからやっかいなのだ。

 その典型が詐欺だ。最近は通販大手のアマゾンで詐欺が横行しているという。アマゾンに登録した業者が激安商品を販売。ユーザーがお金を振り込むと商品を送らずに姿を消してしまう。アマゾンでも注意を呼びかけている。私の知り合いも悪徳業者にひっかかってしまったそうだ。お金はどうやら戻りそうだが時間を無駄にしたと非常に腹を立てていた。

 一方、政治の世界を見渡すと、依然として森友学園に関する問題がくすぶっている。5月8日の衆院予算委員会で、森友学園への国有地売却問題をめぐって、学園の前理事長の籠池泰典氏が公表した財務省の田村嘉啓・国有財産審理室長と交渉した際の録音データについて、佐川宣寿理財局長が本物だと認めた。田村室長は、森友学園に貸し付け、その後になって売却した国有地の扱いを「特例」だとしており、森友学園と国との間の取引には事務的な手続き以上のものがあったと、私たちも考えざるを得ない状況になってきた。片や、校舎の建設をめぐっては3通の契約書が存在し、補助金詐欺の疑いも出ていることから、籠池前理事長の言い分を全面的に信頼することもできない。

 これなどは一例で、現実の世の中には本物によく似た偽物がゴマンとある。しかも、それらは詐欺のように私たちに大きな害を与える。大自然の中でのんびりと過ごしながらキリとフジを見分けるゲームはしょせんひまな人間のお遊びだが、世の中の詐欺や欺瞞(ぎまん)、ウソ八百を見破るのはゲーム感覚とはいかないものである。

 (近畿大学総合社会学部教授)

 

過去にも類似ケース 加計獣医学部新設「不認可」に現実味
2017年8月6日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210941/1

7586e22525c2b9ab94128c8faa330e37201 工事が進む建設現場(C)共同通信社

「認可」を勝ち取るのは至難のワザかもしれない――。文科省の大学設置・学校法人審議会が8月末に結論を出すとされる加計学園の獣医学部新設の認可問題。加計学園は“新しい獣医学部”を前面に打ち出しているが、実は過去に、「他大学にはない新分野」を掲げて学部新設を申請し、「不認可」になったケースがあるのだ。

 2013年度の開設を目指していた「統合医療大学院大学」は、12年6月、大学設置審から「不認可」を突き付けられた。NGの理由は、大学側が示した他大学にはない「統合医療学」の定義が不明確で、体系的に学生に教授したり、修士号を授与することができないからだという。加えて、カリキュラムも<単なる伝統医療、補完代替医療の解説にとどまっている授業科目が多く見受けられる>とダメ出しされている。

 一方の加計学園。今年1月10日に提出した国家戦略特区構成員応募申請で、こう猛アピールしている。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210941/2
<これまでの大学と異なる新しい(第三極)獣医学教育拠点を目指します>

<他大学にはない新規の企画です>

 従来の獣医学部では特区の対象にならないから、こう書くのは当然なのだが、大阪産業大客員教授の八幡義雄氏(教育学)はこう言う。

「他大学にない新規分野で、体系的な教育課程を編成するのはとても難しい。先生だって、教えたことがないことを教えるわけだし、そもそも学問として成り立つのか。かといって、従前と変わらない獣医学部では何のための新設かということになります」

 特区申請ではウリだった“新規性”が、逆に設置審の審査では“ネック”になってしまうというのだ。

 加計学園は学生募集パンフレットに<合格後、ワンランク上の大学にチャレンジ可能>と、自らを“下”だと認めている。それでいて、他大学にない“優位性”をはたして設置審に示せるのか。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210941/3
 設置審への申請内容は今は非開示。「新規性を強調した特区の申請とは内容を変えている可能性がある」(文科省関係者)という。どんな申請がなされ、どういう議論が行われたのか。文科省の大学設置室によると、審議会のメンバー、議事内容などは来年3月に公開される。もし「不認可」なら8月末の答申と同時に理由が示される。

 

伊吹も石破も公明党も「安倍の泥船」から逃げる、逃げる
2017.08.07 16:00
https://www.news-postseven.com/archives/20170807_602217.html

Abeshinzo1 【安倍政権は今や泥舟?】


Jiji_koizumi_shinjiro 進次郎氏も入閣打診されたが…(写真:時事通信フォト)


 伊吹文明・元衆院議長のその言葉を聞いたとき、安倍晋三・首相の耳には何かが瓦解する音が響いたかも知れない。

「総理大臣を指名する国会の長である議長経験者が、一閣僚となって総理の下についてしまっては、国会の品位が下がるのだよ」

 内閣改造に先立つ7月31日、首相官邸で極秘に向かい合ったときだ。文科相就任を要請した首相に対し、伊吹氏はそんな言い方でたしなめたのだという。

「大蔵官僚出身で文科大臣2期をはじめ、財務大臣、労働大臣など4つの閣僚と幹事長を歴任して国権の最高機関である議長を経験した伊吹さんは現在の自民党で唯一、霞が関を信服させることができる人物。だから総理は文科相に白羽の矢を立てた。その伊吹さんに断わられたことで、政権を立て直すための改造人事の構想が完全に狂ってしまった」(内閣官房の中堅官僚)

 ちなみに「10年前の安倍第一次政権で“閣議学級崩壊”となった時にも伊吹氏はベテラン大臣(文科相)として安倍首相を諌めたことがあった」(閣僚経験者)というのも因果を感じさせる。伊吹氏の行動は与党内に衝撃を与え、政権からの離反ドミノが始まっていった。

 安倍首相は公明党をつなぎ止めるために留任が内定していた石井啓一・国交相に加えて、「2人目の入閣」を提案。何もせずに大臣ポストが増えるのだからこんなおいしい話はないはずだった。ところが、山口那津男・代表はこれを断わる。“お前の政権はもう死に体だ”と宣告されたに等しい。

 次に逃げ出したのがポスト安倍の有力候補である岸田文雄・前外相だ。細田派議員が語る。

https://www.news-postseven.com/archives/20170807_602217.html?PAGE=2
「官邸は首相の政敵である石破茂氏、政権の救世主として期待された小泉進次郎氏にも間接的に入閣の意向を探ったが、首を縦に振らなかった。そこで政権を維持するためには岸田氏を閣内にとどめておくことが必要だった。総理は岸田氏も留任を受けるものだと考えていたようだが、そうした流れを感じとって『党3役でなければ受けない』と留任を拒否した」

 伊吹氏に断わられた文科相には経験者の河村建夫・元文科相などベテランに次々に打診がなされたが、「自分より『派閥の入閣待望組を大臣にしてほしい』などと辞退された」(同前)

 改造人事の真相は、本命に嫌われ、“泥船でもいいから大臣になりたい議員”を寄せ集めたのが実情だった。

※週刊ポスト2017年8月18・25日号

 

速報 安倍政権が隠蔽した加計学園幹部、首相秘書官、今治市の”謀議” 官邸で特区申請前に
https://dot.asahi.com/wa/2017080600001.html?page=1

リニューアルされた安倍内閣の面々(C)朝日新聞社
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 いまだ真相究明に程遠い状況の加計学園問題。中でも最大の謎の一つが、2015年4月2日、愛媛県今治市の職員2人が「獣医師養成系大学の設置に関する協議」のために首相官邸を訪問していることだ。
 
 訪問の時期は、今治市が国家戦略特区を使った獣医学部の新設を国に提案するより2カ月も前──。市町村の課長クラスが官邸を訪問することも異例だが、安倍官邸が訪問の詳細を頑なに明かそうとしないことから、問題の〝核心〟との疑念が深まっている。

 本誌はこのときの面会相手が経済産業省出身の柳瀬唯夫首相秘書官(当時)だったとスクープ(7月23日速報)。同月24、25日の国会の閉会中審査でこの事実関係を問われた柳瀬氏は「記憶にございません」を7回以上、連発した。

 8月2日には、愛媛県の中村時広知事が、この訪問に県職員3人も同行していたことを明かした。徐々に真相が明らかになる中、8月8日発売の「週刊朝日」では核心に迫る新たな証言を詳報している。
 
 今治市の関係者がこう明かす。

「実は、問題となっている訪問には、複数の加計学園幹部が同行していたのです。加計学園側から今治市に連絡が行き、官邸訪問が実現したようだ。当時はまだ国家戦略特区の枠組みがどうなるかもわからない段階。首相秘書官から『準備、計画はどうなのか』『しっかりやってもらわないと困る』という趣旨の話があった。最初から『加計ありき』を疑わせるような訪問で、萩生田(光一前官房副長官)、柳瀬両氏が国会で頑なに資料、記憶がないと言い張ったのは、詳細を明かせば、それが一目瞭然でバレてしまうからではないのか」

 獣医学部の新設は官邸主導で最初から「加計ありき」で進められたのではないか──。

 異例のメンバーによる官邸訪問は、そんな想像を抱かせるに十分な状況証拠だ。
 だが、話はこれで終わらない。この日、官邸には意外な人物もいたのだ。前出の今治市関係者がこう続ける。

「面会のため一行が官邸内に入ると、下村博文文部科学相(当時)もやってきて言葉を交わしたそうです。『やあ、加計さん。しっかりやってくれよ』というような話も出たと聞いています」

https://dot.asahi.com/wa/2017080600001.html?page=2
 当日の首相動静を確認すると、下村氏は15時35分から57分まで、山中伸一文科事務次官(当時)とともに官邸で安倍首相と面会している。一方、今治市の記録では職員らが官邸を訪問したのは15時から16時半までで、確かに官邸内にいた時間は重なる。

 下村氏といえば、後援会の「博友会」が13年と14年に加計学園の山中一郎秘書室長(当時)から計200万円分のパーティー券代を受け取りながら、政治資金収支報告書に記載していなかった疑惑が浮上したのは記憶に新しい(下村氏は違法性を否定)。

 15年4月2日の官邸訪問について下村氏に取材すると、事務所を通じ、「(今治市職員や加計学園幹部らと)首相官邸で会話を交わした事実はございません。また、私が今治市職員らと柳瀬唯夫首相秘書官との面談をセッティングしたという事実もございません」と回答した。

 政府はこれまで、官邸の入館記録が破棄されたなどとして面会の詳細について答えていない。国会では、菅義偉官房長官が「今治市に聞かれたらいかがでしょう」(7月10日)と答弁したので、今治市企画課にも取材を申し込んだが、「(訪問の)相手方や内容等については、今後の今治市の業務に支障が生じるおそれがあるため、今治市情報公開条例の趣旨にのっとり、お答えを差し控えさせていただいております」

 加計学園に幹部が官邸を訪問したか、柳瀬氏や下村氏と面会したかなどの事実関係を複数回、問い合わせたが、「取材も多く、バタバタしている」とのことで、期限までに回答はなかった。柳瀬元首相秘書官は「これ以上お伝えすることはありません」とのことだった。(週刊朝日取材班)

週刊朝日 2017年8月18-25日号より抜粋

 

加計同席WG、発言と議事要旨に食い違い 事後に調整
8/8(火) 5:14配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170808-00000013-asahi-soci

2017080800000013asahi0005view
内閣府から議事内容の公開を求められ、愛媛県側が「はい」と答えたと記録されている国家戦略特区ワーキンググループの議事要旨

 獣医学部新設をめぐる政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)のヒアリングに学校法人・加計(かけ)学園の幹部らが同席していた問題で、公表された議事要旨の内容に、実際のやりとりと異なる部分があることが7日、内閣府などの説明で明らかになった。安倍晋三首相は、特区WGの議論が「すべてオープンになっている」としているが、その根拠が揺らいでいる。

【写真】特区WGのやりとりはこう変わった

 この日の民進党調査チームの会合で焦点になったのは、愛媛県と同県今治市が獣医学部の新設提案を説明するため2015年6月に開催され、今年3月に公表されたヒアリングの「議事要旨」のやりとりだ。

 議事要旨には、内閣府の藤原豊・地方創生推進室次長(当時)が冒頭、「資料その他、議事内容は公開の扱いでよろしゅうございますでしょうか」と問いかけ、愛媛県の山下一行・地域振興局長(当時)が「はい」と了承したやりとりが載っている。

 WGの八田達夫座長は6日、愛媛県・今治市側は当初、非公開を希望していたと説明。今年1月、同学園が今治市に獣医学部をつくることが決まったのを受けて、「できる限りオープンに」との八田氏の判断で議事要旨を公表したという。

 調査チームの会合では、公開・非公開をめぐるやりとりについて民進党の議員から「改ざんされているのではないか。山下局長は本当に『はい』と言ったのか」(山井和則氏)などと批判の声が上がったが、内閣府の塩見英之参事官は否定。「非公開を希望したことはあえて書かず、公表用に、そこは公表を希望しているとも読める議事要旨を作った」などと述べた。

 塩見氏は「非公開を希望したという内容のまま議事要旨という形で外に出ると、非公開を希望しても公開されると誤解され、新しい提案をされる方が萎縮する恐れがある」とした。

 この日、WGの八田氏と原英史委員も記者会見を開いた。原氏の説明ではヒアリングの冒頭、(1)内閣府から議事内容の公開の可否を質問(2)愛媛県が非公開を希望(3)内閣府が獣医学部の新設提案自体の公表の可否を質問(4)県が了承――というやりとりがあったという。

 議事要旨では(2)と(3)のやりとりを削除したため、愛媛県が議事内容の公表を了承したとするやりとりになっている。原氏は「公開にあたって内容を調整した」と説明した。

 一方、ヒアリングに同席した加計学園幹部の発言については「公式な発言ではない」(原氏)として、議事要旨にも、今後公開される議事録にも載らないという。

 八田氏はこれまで、議事内容の公表を根拠に「一点の曇りもない」と繰り返し説明してきた。会見で現在の認識を問われた八田氏は「(議事要旨の)冒頭のところは変えたが、正式な発言はすべて公開している」と強調した。

朝日新聞社

 

加計問題に爆弾級の新事実! 加計学園幹部も官邸を訪問していた! 同時間帯に安倍首相と下村文科相が
2017.08.07
http://lite-ra.com/2017/08/post-3371.html

「加計ありき」を示す爆弾級の新証言がまたも飛び出した。問題となってきた2015年4月2日の今治市職員による官邸訪問時、なんと加計学園の幹部が同行していたことを明日発売の「週刊朝日」(朝日新聞出版)がスクープしたのだ。

 まずは疑惑の2015年4月2日の問題点をおさらいしよう。

 今治市が公開した出張記録によると、今治市が国家戦略特区に獣医学部新設を申請する約2カ月前にあたるこの日、今治市の企画課長と課長補佐が「獣医師養成系大学の設置に関する協議」のために内閣府などを訪問。その後、急遽「官邸訪問」が決まり、15時から16時30分まで官邸で打ち合わせをおこなったという。7月25日発売の「週刊朝日」は、このとき今治市職員と面会したのは柳瀬唯夫首相秘書官(当時)だと関係者が告白していた。

 そして、明日発売号では、この官邸訪問に「複数の加計学園幹部が同行」していたという新証言を掲載していると「週刊朝日」はウェブ版の速報で報道。なぜ一地方の市職員が官邸を訪問することができたのかと以前より疑問が出ていたが、それについても「加計学園側から今治市に連絡が行き、官邸訪問が実現したようだ」といい、柳瀬首相秘書官からは「準備、計画はどうなのか」「しっかりやってもらわないと困る」などという趣旨の話があったというのだ。

 繰り返すが、これは今治市が国家戦略特区に獣医学部新設を申請する前の出来事だ。つまり、特区申請前から官邸と加計学園は、獣医学部新設に向けて認識を共有し、計画実現に向けて動き出していたのである。

 しかも、同記事では、加計問題のキーマンのひとりである、あの人物の名前も登場する。加計学園から200万円のヤミ献金疑惑が取り沙汰されている下村博文・元文部科学相だ。

 加計学園幹部と今治市職員が柳瀬首相秘書官と官邸で面会した日、下村文科相がやってきて、このような言葉を発したというのだ。

「やあ、加計さん。しっかりやってくれよ」

http://lite-ra.com/2017/08/post-3371_2.html
官邸訪問した加計幹部の前に下村文科相が…下村は同時間帯に安倍と面会

 周知のように、下村文科相をめぐっては、加計学園からのヤミ献金が発覚した際、同時に下村事務所の日報の存在も報じられ、そこには加計学園の秘書室長の名が頻繁に登場。2014年には加計学園の依頼に応えて文科省の担当部署に口利きしたり、加計孝太郎理事長と下村氏、塩崎恭久前厚労相、山本順三参院議員が会合を開いていたことが判明している。

 だとすると、今治市職員と加計学園を官邸に招き、柳瀬首相秘書官を引き合わせたのも下村文科相なのか。しかし、文科相の権限で官邸に誰かを招いたり、首相秘書官を動かしたりするのは不可能だ。

 本サイトでも指摘してきたように、この今治市職員の官邸訪問は15時から16時30分までだったと記録には示されているが、同日の首相動静を確認すると、安倍首相は15時35分から、ほかでもない下村文科相と面談をおこなっていた。

 こんな偶然があり得るだろうか。こうなると、可能性は2つしかないのではないか。ひとつめは、まず加計学園から下村文科相に話がいき、下村文科相が安倍首相に報告。安倍首相が加計学園幹部と今治市職員を官邸に招き、柳瀬首相秘書官に面会させた。ふたつめは、加計理事長から安倍首相に依頼が来て、安倍首相が下村文科相を呼び寄せて、柳瀬首相秘書官ともども、加計学園幹部と今治市職員に引き合わせた。

 いずれにしても、安倍首相がなんらかのかたちで動いていたのは間違いないだろう。柳瀬首相秘書官が独断で「準備、計画はどうなのか」「しっかりやってもらわないと困る」などと発破をかけることはありえないからだ。安倍首相に意向を示されていたからこそ、柳瀬首相秘書官は加計学園と今治市職員と打ち合わせをおこない、進捗を確認しているのだ。安倍首相の「加計ありき」の計画はこの時点ですでに固まっており、安倍首相と昵懇の下村元文科相もその計画を知っていたということだろう。

http://lite-ra.com/2017/08/post-3371_3.html
国家戦略特区WGにも加計学園幹部が出席! 加計ありき証拠が次々

 しかも、加計問題では、もうひとつ重要な事実があきらかになった。2016年6月、国家戦略特区ワーキンググループが愛媛県と今治市からヒアリングをおこなった際、やはり加計学園の幹部3名が同席していたにもかかわらず、公開されている議事要旨にはそのことが伏せられていたのだ。

 ワーキンググループの八田達夫座長は「提案者から説明補助者の参加・発言について記載してほしいなどの特段の要望があった場合は、記載している」「通常の取り扱い通り」と見解を述べているが、これまで八田氏と同様に安倍首相は「国家戦略特区は、ワーキンググループでオープンな議論をし、議事録もちゃんと残している」と、その透明性を強弁してきた。しかも、山本幸三・前地方創生相にいたっては、「議事要旨ではなく議事録の提出を」という声に対し「議事要旨はほぼ議事録に近いかたち」と言い張ってきたほどだ。だが、真相は、不都合な事実は残さなくても済む、まったくオープンではない“不透明な”議事要旨でしかなかったのだ。

 こうした証拠や証言が出れば出るほど、安倍首相の「加計学園の獣医学部新設計画を知ったのは今年1月20日」という国会答弁が、いかに人を食った論外の大嘘だったかがよくわかるというものだが、ここでもう一度、重要な指摘をしておきたい。それは、「文藝春秋」5月号に掲載されたノンフィクション作家・森功氏のレポートに記された、加計孝太郎理事長の「発言」についてだ。

 この記事では、2014年3月13日に加計理事長が日本獣医師会を訪問し、同会の蔵内勇夫会長と元衆議院議員・北村直人顧問と対面したときの様子についてレポートしているのだが、このなかで森氏はこう綴っている。

〈実はこのとき「首相が後ろ盾になっているので獣医学部新設は大丈夫だ」と加計が胸を叩いたという話がある。実際、その議事録が存在するという説もある〉

 これが事実であれば、「加計ありき」は遅くとも2014年には始動していたことになるのだ。

 はたして、そこからいまにいたるまで、どのような工作や根回しがおこなわれたのか。今回の「週刊朝日」のスクープのように、今後もどんどん事実があきらかになることが期待されるが、当然、「国民への丁寧な説明」を約束した安倍首相には、まずは官邸への訪問記録(破棄したというのなら今治市への出張記録の開示の請求)、そして国家戦略特区における完全な議事録の公開が求められる。この程度のことを実行できないのであれば、総理の資格はない。とっとと辞するべきだろう。

(編集部)

 

スクープ! 加計疑惑 官邸で今治市と密会した“真犯人”は安倍首相の懐刀 特区申請前になぜ?
https://dot.asahi.com/wa/2017072300011.html

2017072300011_1 愛媛県今治市の岡山理科大獣医学部の建設予定地 (C)朝日新聞社

 安倍晋三首相が出席し、7月24、25日に行われる国会の閉会中審査。

 これまでの審議では、加計学園問題について多くの疑惑が未解明のままになっている。その一つが、2015年4月2日、愛媛県今治市の企画課長と課長補佐が首相官邸を訪れていたことを示す今治市側の記録があることだ。

 市町村の課長クラスが首相官邸を直接訪問していること自体も目を引くが、その時期は今治市が国に国家戦略特区での獣医学部新設を提案する2カ月も前のこと。いったい、誰と何が話し合われたのか。「加計ありき」のレールが、この時期から敷かれていたのではないのか。

 だが、肝心の訪問相手は今治市側が公開した資料では黒塗り。7月10日の閉会中審査で自由党の森ゆうこ議員が質問したが、萩生田光一官房副長官は「訪問者の記録が保存されていないため確認できなかった」と煙に巻いた。たかだか2年前のことなのに、面会相手が誰だったかすらわからないというのだ。

 そんな中、本誌はこのときの面会者について重要な証言を得た。事情を知る今治市関係者がこう語る。

「実は、このとき面会したのは経産省出身の柳瀬唯夫首相秘書官(当時)。柳瀬氏は今治市の担当者ら少なくとも3人と会い、『希望に沿えるような方向で進んでいます』という趣旨の話をしたと伝わっています」

 名前が挙がった柳瀬氏は、以前から経産省の次官候補と言われてきたエース。麻生太郎政権でも首相秘書官を務め、その仕事ぶりが評価されて安倍政権でも秘書官に起用されたという。経産省では原子力政策課長だった06年に原発の増設や輸出を進める「原子力立国計画」をまとめたことでも知られる。同じ経産省出身の今井尚哉首相秘書官とともに、安倍首相と経産省との“蜜月”関係を象徴する人物でもある。

 安倍首相の懐刀である柳瀬氏が直接、今治市の担当者を官邸に招いて面会していたとすれば、やはり“特別扱い”という疑念を抱かざるを得ない。前出の関係者もこう語る。

https://dot.asahi.com/wa/2017072300011.html?page=2
「面会の後、今治市では『ついにやった』とお祝いムードでした。普通、陳情など相手にしてもらえず、下の担当者レベルに会えればいいほう。国会議員が同行しても、課長にすら会えない。それが『官邸に来てくれ』と言われ、安倍首相の名代である秘書官に会えた。びっくりですよ。『絶対に誘致できる』『さすがは加計さんだ、総理にも話ができるんだ』と盛り上がったというのは有名な話です」

 柳瀬氏は15年8月に経産省に復帰し、現在は事務次官に次ぐ地位の経済産業審議官に就いている。面会の事実を確認すると、

「まったく記憶がないんですよね。ちょっと曖昧なんだけど。いろいろな人の出入りがあり、どれだけの人と会ったかわからないので。成長戦略の担当ではあったので特区の話にはいろいろかかわっていたが、ちゃんとした記憶がないのでなんとも言いようがない」

 と、電話で答えた。こうした真相も含め国会で明らかにしない限り、支持率が回復することはないだろう。

(文/今西憲之、本誌・小泉耕平)

※週刊朝日 2017年8月4日号

 

田中真紀子氏が加計問題に参戦
2017.6.20 07:00AERA#加計学園
https://dot.asahi.com/aera/2017061900088.html

2017061900088_1 笑顔とジョークから一転、時折見せる相手を射貫くような眼差しは、16年前に不祥事が渦巻く外務省に乗り込み「伏魔殿」と言い放った外相のころから変わっていなかった(撮影/横関一浩)

 加計学園問題で、田中真紀子氏が沈黙を破った。安倍自民党に敗れた民主党政権最後の文部科学相が、安倍晋三首相に「もう限界」と退陣を迫る。

 インタビューは6月10日。国会会期末が迫る中、「追及を終わらせちゃいけない」と田中氏から連絡があった。安倍内閣が復活した2012年12月の衆院選で自民候補に敗れ4年半が経ち、いま73歳。父の元首相・角栄氏譲りの声の調子とマシンガントークは健在だった。

「まずピッと来たのは、西山事件に似ているなと。女性問題へのすり替え。でも人間だれも完璧じゃない。これじゃ正論を言う人が出てこなくなる」

 西山事件とは、沖縄返還での日米両政府の密約を毎日新聞記者の西山太吉氏が暴き、国家機密を漏らすよう外務省女性事務官をそそのかしたとして1972年に逮捕され、有罪になった問題だ。起訴状に女性事務官と「情を通じ」と記され、世間の関心は男女問題へ移った。

 加計学園問題では、安倍首相の友人が理事長を務める学校法人の学部新設予定地を国家戦略特区に指定することを「総理のご意向」と記す文部科学省の内部文書が明らかに。その存在を前文科事務次官の前川喜平氏が証言する報道の3日前、前川氏の新宿・歌舞伎町の出会い系バーへの出入りを読売新聞が報じ、菅義偉官房長官が記者会見で批判した。

●首相に助言の勇者なし

 安倍首相は国会での野党の批判に、「私と付き合いがあったら特区に指定されないのか。おかしな話だ」「問題があると言う方が立証するのは当然」と反論。「今も半分自民党」と語る田中氏は、政権の劣化を嘆く。

「厚顔無恥、傲岸不遜(ごうがんふそん)。権力を得てゴリ押しがまかり通ってきた。今回は同じ手法は通らないと国民はわかっているのに、自民党議員は右向け右。“安倍はひどい”とこぼすベテランはいるけど助言する勇者はいない」

 首相は加計学園の件は民主党政権の検討結果を引き継いだとも述べるが、田中氏は「大臣当時に一切検討していない。文科省にも改めて確認した」。後任となった安倍内閣の下村博文氏への引き継ぎを否定する。

https://dot.asahi.com/aera/2017061900088.html?page=2
「政治主導」での混乱なら実は田中氏も負けていない。小泉内閣の外相当時は官僚と対立し9カ月で更迭。民主党の野田内閣では文科相に就任早々、「大学不認可」で騒動を起こした。

 文科省の審議会が認めた翌春開学予定の大学新設3件を不認可とし、唐突で混乱を招いたとして1週間で撤回、謝罪。だが、「時の首相のお友達の大学が認可されるような政治主導とは全く違う」と振り返る。

 就任直後のブリーフで事務方は、大学が乱立する中で当時発覚した巨額の負債や不正経理などの問題を強調していた。

「ところが3件も財政や運営で疑問があったのに認可のハンコを押せ押せと。少子化でやたら大学をつくって倒産したら社会へ出る学生はどうなるのと聞いても、決まったことだからと」

●でんと構えて支える

 ある幹部はかつて出向した自治体にある大学の認可だけ強く求めてきた。国会などでは自民党文教族から批判の嵐。

「自民党政権でずっとやってきたことなんだなと。それならこの際、認可の基準を明確に、手続きを透明にしようと有識者会議を立ち上げた」

 ほぼ同時に野田内閣が衆院を解散。敗れた選挙中も地元から戻って出たその会議は安倍内閣に引き継がれ、提言を出した。

「でも、加計の件では無視されたとしか思えない。教育行政が利権化しているから説明できない。教育には喜びや苦しみが詰まっていて、誰にとっても重いものなのに」

 その大学不認可騒動の収拾にあたったのが、当時文科省官房長だった前川氏だ。「でんと構えて支えてくれた。文教行政に非常に誇りを持っていた」と田中氏。加計問題での証言を「風穴を開けた。公益のためによくやってくれた」と振り返る。

「総理のご意向」の内部文書を松野博一文科相は当初、「確認できなかった」と説明。田中氏は、連絡を取り合う文科省幹部に冗談交じりに促していた。

「前川さんはルビコンを渡ったんだから。誰かが閣議後の大臣会見に飛び入りして、記者の前で『内部文書がありました』と手渡せばいいじゃない」

https://dot.asahi.com/aera/2017061900088.html?page=3
 その幹部は、「そんな知恵を出す者も、勇気がある者もいないんじゃないでしょうか」と言葉少なだったという。

 前川氏の証言を「責任者の時に堂々と言うべきでは」と批判した菅官房長官に、田中氏は「現役の時に言えるわけがない。全くアンフェアな主張で、いじめのようなものだ」と憤る。

 文科省は「国民の声」(松野氏)を理由に再調査。同じ内容の文書があったと15日に発表した。

●当選同期という因縁

 安倍氏と田中氏の因縁は深い。安倍氏の祖父岸信介氏、田中氏の父角栄氏は自民党でそれぞれ大派閥を率い、岸派の流れをくむ福田赳夫氏と角栄氏による70年代の激しい首相の座争いは「角福戦争」と呼ばれた。

 二人はそうした自身のルーツを強く意識する。自民党の長期政権が崩れた93年衆院選で初当選。激動する政界でともに将来の首相候補とも言われた。

「歴史認識が違うのよ」。44年生まれの田中氏はそのころ、社会保障の会議の席で、54年生まれの安倍氏とふと交わした「私語」を日記につけている。

 田中氏「日本が敗戦して」

 安倍氏「真紀子さん、今なんて言った?」

 田中氏「敗戦よ」

 安倍氏「あれ終戦なんだけど」

 田中氏「中国や東南アジアへの侵略戦争でしょ」

 安倍氏「違う違う。アジアを解放するために行ったんだ」

 十数年後の06年、首相になった安倍氏と、自民党を離れた田中氏が国会で火花を散らす。

 安倍氏「(初当選の)あの時、同期で田中さんこそ総理になるのではと印象を持っていた。就任した以上は日本を正しい方向に進めていきたい」

 田中氏「期待もありますが、失礼ながら子どもが大人の革靴を履いて道路に出て右へ右へと歩いていきそうな、危なっかしい印象を持つ人もいます」

●政治は私のDNA

 2度目の首相になっても何かにつけ「この道しかない」と語る安倍氏の姿勢を、田中氏は「単線」と表現する。

「トランプさんと似ている。わかりやすいから一定の支持者がいるけど、これだけグローバルでリアルタイムに世界が動く時代に一本調子は危うい。複線、複々線でないと」

https://dot.asahi.com/aera/2017061900088.html?page=4
 その危うさが、加計問題や森友問題での脇の甘さとして露呈したとして、安倍氏に「もう能力の限界」と退陣を勧める。

「第1次政権と合わせて5年半もやったんだし、辞めたらいい。トップが代われば風通しがよくなる。嫌なら即衆院を解散してほしい。民進党は相変わらずポップコーンがはじけたみたいで、すぐ代表選に出るとか、離党するとか、国民がうんざりするのはわかるけれど、自民党を大勝ちさせるとは思わない」

 ではその時、自身は。前回の14年衆院選で出馬を見送った新潟5区から再び出るのか。

「私ですか? 今は出ませんよ。忙しくて」

 東京の自宅に山積みの父の遺品を田中角栄記念館に展示する相談や、越後交通会長としての仕事で毎週新潟との間を往復。元文科相として子どもの貧困対策の「子ども食堂」に関わる。「主婦業で料理も作り、講演もあって結構充実してます」
 でも政界引退とは口に──。

「しません。私の最大の関心は政治。そういうDNAです。バッジをつけて国会議員や東京都知事や新潟県知事にならなくたって、やりたいことはできる」

 そして、笑いながら付け加えた。「わかんないでしょ、将来何が起こるか。明日死ぬかもしれないし。日本が突然大統領制になったら、選挙に“はーい”と出るかもしれませんよ」

(構成/朝日新聞専門記者・藤田直央)

※AERA 2017年6月26日号

 

前川氏が激白「加計、森友問題では共通の司令塔が存在 菅官房長官への刑事告訴も検討」
https://dot.asahi.com/wa/2017061200060.html

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和泉洋人首相補佐官 (c)朝日新聞社

「週刊朝日」6月23日号で、文部科学省の「内部文書」以外にも、苛烈な「官邸支配」を示す数々の新証言を明かした前川喜平・前文科事務次官。前川氏は、さらに自身に降りかかる“人格攻撃”への対応と、加計学園問題と森友学園の問題に共通する司令塔の存在を明らかにした。

 次々と驚くべき証言を続ける前川氏に対し、執拗な「ネガティブキャンペーン」が行われている。

 まず不可解だったのは、5月22日、読売新聞が朝刊で突如として報じた前川氏の「出会い系バー通い」だ。実は、前川氏にはこの前日に意味深な“打診”があったという。

「報道で内部文書が出る直前の5月21日、文科省の後輩からメールで、『和泉(洋人首相補佐官)さんが話がしたいと言ったら会う意向はありますか』と、婉曲的な言い方のメールが来た。同じ日の少し前に、読売新聞から出会い系バーの件で『明日の朝刊に書こうと思っているけど、コメントが欲しい』とメールが来ていた。推測の域を出ませんが、タイミングからして『お前の振る舞いによっては読売を抑えてやるぞ』という話なのかと受け取りましたが、和泉氏に会うつもりはまったくありませんでした」

 菅義偉官房長官は繰り返し、前川氏に対し、“人格攻撃”した。天下り問題ですぐ辞任せず「地位に恋々としがみついた」とも発言している。

 6月5日の国会答弁でも、前川氏が3月まで定年を延長したいと打診してきたこと、天下り問題への世論が厳しい状況になって初めて(1月20日に)辞任したことなどを主張。

 だが、これらは前川氏自身の認識とまったく食い違う。

「私が辞任せざるを得ないとはっきり考えたのは1月4日、御用始めの日です。5日には松野(博一文科)大臣に意思を伝え、一両日中には杉田官房副長官にも報告し、ご了解をいただいた。天下り問題の報道が出たのは1月18日ですから、世論が騒いだから辞めざるを得なかったというのは事実に反します。定年延長をしてほしい、定年延長ができないならせめて3月末まで次官を続けさせてほしいなどと言ったことは断じてありません。地位に恋々としてクビを切られたと言われるのは、極めて不本意です」

 前川氏はメディアを通じてこうした主張を再三、公表したが、菅官房長官が発言を訂正する気配はないので、前川氏は法的措置も検討しているという。

https://dot.asahi.com/wa/2017061200060.html?page=2
「私が反論をした後にも、菅官房長官は同じことをおっしゃっている。出会い系バーの話もそうですが、私の信用を落とす意図があるのではないか。事実に基づかない個人攻撃には、名誉毀損(きそん)で刑事告訴という対応もあり得ます。私の辞任の経緯を知る人はたくさんいますから、法廷で事実関係が明らかになると思います」

 菅官房長官らが強固に否定しても文科省内部からの情報漏えいが相次ぎ、ついには松野文科相が再調査を宣言する事態となったが、前川氏はこう振り返る。

「出てきた資料の性質などからして、情報はおそらく(省内の)3人くらいから、それぞれ別のルートで出ていたのではないか。今は官邸の力が圧倒的に強いわけで、文科省は本当のことを言えない状態がずっと続いていて、そのことに省内は皆、耐えられなくなっていた。大臣、副大臣を含め、文科省の現役の皆さんの苦衷は想像以上のものだと思います」

 前川氏は自分が関わった加計学園問題と同じく首相の“おトモダチ案件”として疑惑を呼んでいる森友学園問題について、ある共通性が見いだせると話す。

 それは、共通の「司令塔」の存在だ。

「森友問題も加計問題も地方と国が同時に関わり、国の中でも複数の省庁にまたがる案件。そういった多くのプレーヤーをうまく組み合わせて全体を調整する司令塔がいないと、うまくいかない。役所のどこを押せばどう動くかということを熟知した人間がいなければなりませんし、そういう才能を持った人なんて、そう多くはいません。官邸の中でも、私には今井尚哉首相秘書官(叔父は安倍首相と近い今井敬経団連名誉会長)、和泉首相補佐官くらいしか思い当たりません」(前川氏)

 そして、今回の産業遺産なども含め、安倍政権下で続出する「ゴリ押し案件」の本質をこう分析した。

「加計学園の件にしても産業遺産の件にしても、大がかりな仕掛けの中で、一見正当な手続きを踏んだかたちをとって、実態としては特定の件を特別扱いすることを正当化する。こういう手法がものすごく増えてきているように感じます」

加計学園の獣医学部は国家戦略特区の指定を受けているものの、設置の認可は受けていない。前川氏はこう提言する。

「たとえ設置審議会で認可相当と結論が出ても、文科省はすぐに認可せず、もう一度国家戦略特区諮問会議にかけるよう内閣府に求めるべきではないかと思います。加計学園が特区での特例を認めた際の『4条件』に合致しているのかは、未だにきちんと検証されていないと私は思います。文科省としては責任を負いかねる状態なのです」

(本誌・小泉耕平、亀井洋志)

※週刊朝日 2017年6月23日号より抜粋、加筆

 

姿見えぬ加計理事長 獣医学部をつくりたいワケ
澤田晃宏,長倉克枝2017.6.13 07:00AERA#加計学園#安倍政権
https://dot.asahi.com/aera/2017061200075.html

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千葉科学大学の10周年記念式典で話す加計孝太郎氏。安倍首相のほか、来賓として岸田文雄外相も参加。下村博文文科相(当時)も祝辞を寄せた(写真:大衆日報社提供)

 安倍晋三首相と「腹心の友」の加計学園の疑惑が晴れないまま、国会は最終盤を迎えた。友はなぜ、獣医学部をつくろうとしているのか。

*  *  *
 依然として怪文書扱いであることに変わりはないようだ。前川喜平・前文部科学事務次官が「総理のご意向」などと書かれた加計学園獣医学部新設を巡る文書の存在を認めたのに続き、複数のメディアが現役の文科省職員もその文書の存在を認めたことを報じている。6月8日の官房長官会見では、記者が「複数のメディアが報じた内容はウソなのか?」と問う場面もあった。菅義偉官房長官は、

「嘘だとは言っていません。様々なご指摘を受けて、文部科学省において検討した結果、出所や入手経緯が明らかにされていない文書については、その存否や内容などの確認の調査を行う必要がない。そのように判断をしたということです」

●30年来の腹心の友

 9日、文科省は文書の追加調査の方針を示したが、文書の存在が問題視される理由は他でもない、安倍首相と加計学園理事長である加計孝太郎氏が親密な間柄にあるからだ。加計学園が経営する千葉科学大学(千葉県銚子市)の開学10周年の記念式典に参加した安倍首相。祝辞の中で加計氏を「30年来の友人である私と加計さんはまさに腹心の友」と語ったことは誰もが知るところ。二人の関係を知る政界関係者はこう話す。

「安倍さんが留学した南カリフォルニア大学で二人は知り合った。その後も神戸製鋼に入社した安倍さんと、岡山にいた加計さんの距離は縮まっていった。お坊ちゃん同士で気が合ったんでしょう」

 父親は外相や自民党幹事長を歴任した安倍晋太郎。母方の祖父に岸信介元首相を持つ安倍首相が政界きっての「世襲議員」であることは旧聞に属するが、加計氏も「世襲経営者」だ。

 加計学園の歴史は1955年に父親の故加計勉氏が大学受験予備校として設立した広島英数学館に始まる。62年には学校法人として岡山電機工業高等学校を設立し、学校経営に乗り出した。今では岡山理科大学を中心に、中四国地区屈指の教育グループになっている。加計氏が2代目の理事長に就任したのは、2001年のことだ。

 前出の政界関係者はこう話す。

https://dot.asahi.com/aera/2017061200075.html?page=2
「普通、大臣ですら利害関係がある人間と食事をしたりすることは避けるが、安倍さんは首相になっても変わらなかった」

 実際、朝日新聞の首相動静を見ても、13年11月以降、ゴルフ4回、会食11回をともにしている。その関係の近さから連日、野党から厳しい追及を受ける安倍首相。「腹心の友」が困っているのだから、加計氏も会見の席に着き、言葉を発する必要があるのではないか。

 獣医学部の建設が進む愛媛県今治市で4月11日、市民向けの説明会があった。住民のこんな質問に拍手が起きた。

「今治市の大きなお金を加計学園に出すわけですよね。それなのに理事長の加計孝太郎さんはなぜ、ここにいらっしゃらないんですか?」

 獣医学部新設の必要性自体に疑問が上がるなか、創設者となる加計氏の思いも問われている。そもそも、加計氏はなぜ、獣医学部をつくろうとしているのか。

●獣医学科に通う息子

 獣医師による政治団体・日本獣医師連盟委員長で、元自民党衆議院議員の北村直人さんは過去に2度、加計氏と会っている。

 06年の暮れから、関西の獣医師を通じ、面会の依頼があった。日本獣医師会が学校の設置認可を出せるわけでもなく、文科省から獣医師の養成にかかわる大学等の設置を認めない告示も出ている。それでも熱心な依頼は続いた。間に入っていた獣医師の顔を立てるため、北村さんは面会を受け入れた。加計氏が指定した東京・赤坂の小料理屋「佐藤」で向き合ったのは、07年2月。名刺交換を終えると、加計氏は単刀直入にこう切り出したという。

「獣医学部をつくりたいんです」

 ただ、教育や獣医学に関する考えや思いを話すことはない。北村さんは思わず問うた。

「ところで、なんで獣医学部なんですか?」

 北村さんは加計氏がこのように答えたと記憶している。

「息子が、鹿児島大学の獣医学科にいるんです。入学式のときに校舎や家畜センターを見て、これなら自分でもできると感じました。獣医学部は受験倍率も安定して高い」

https://dot.asahi.com/aera/2017061200075.html?page=3
 教育ビジネスとしてやるなら、もうからないのでやめたほうがいい。北村さんはそうアドバイスし、最後に交わしたこんな会話を覚えている。

「加計さんに地元の岡山で親しい政治家はいるのかと尋ねたところ、彼は『安倍晋三です』と」

●沈黙する加計氏

 14年、北村さんは再び加計氏と顔を合わせる。年初から、日本獣医師会会長の藏内勇夫さん、そして北村さんに会いたいと加計氏から打診があった。7年が経過していたが、その間、獣医師界の状況は変わらない。ただ、加計学園が構造改革特区に申請をし続けていることは知っていた。どれだけ熱い思いを持っているのか。日程を調整し、同年3月13日に日本獣医師会内の会議室で面会した。

 加計氏は息子と、文科省のOBだという男性の3人で訪れた。名刺を交換し、座ったきり話さない。北村さんが沈黙を破った。

「安倍さんから言われてきたんでしょ?」

「はい」とも「いいえ」とも言わない。加計氏は目をそらし、下を向いたという。

「日本獣医師会が許認可権を持っているわけでもなく、最初に会ったときと同じ説明をしました。加計氏から『獣医学部をつくりたい。ぜひ協力していただきたい』という言葉は出たが、それを言ったきり、黙り込んだ。会話にならず、10分か15分いたかどうかです」

 不思議な人だった。北村さんはそう振り返り、こう続けた。

「いま可哀想なのは、今治市民と愛媛県民だ。本当に加計孝太郎氏が教育者ならば、私学の創設者ならば、自分の財産をなげうって、やるべきです」

 こうした事実関係を加計学園側に尋ねたが、締め切りまでに異論を唱えることはなかった。

 今治市議会は今年3月、獣医学部の校舎建設費などにかかる費用192億円の半分と、建設用地(16.8ヘクタール)を無償譲渡することを決めた。愛媛県議の福田剛さんはこう話す。

「特別なインセンティブを出さないと、今治には学校は来てくれないと説明を受けたが、土地まで無償譲渡する必要はあるのか。建設費などにかかる費用は愛媛県も負担するとなっているが、決まった数字はなく、今治市の負担は計り知れない」

https://dot.asahi.com/aera/2017061200075.html?page=4
●1年前から今治が話題

 今治市民で「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表の黒川敦彦さんは、こう訴える。

「国家戦略特区で大学をつくるのに、なぜ自治体が全額負担しなければならないのか。今治市は常日頃からお金がないと言う。地元のために使うべきだ」

 とはいえ、まだ正式に獣医学部の新設が認可されたわけではない。文科省の大学設置・学校法人審議会の審査を経て、8月末に認可・不認可が決められる。過去には幸福の科学大学のように不認可となった例もある。

 文科省に審査状況について尋ねると、「公平公正な審査環境を確保する観点から、審査状況や審議会の専門委員の氏名、実地審査の有無、すべて非公開」と回答した。審査状況で特に気になるのが、教員の確保だ。加計学園の獣医学部の定員は全国最大の160人。教員は70人を想定している。獣医師系大学の准教授(獣医師)はこう話す。

「日本の獣医系大学の教員はすべて合わせても700人くらい。今でも獣医学部の教員は公募をかけても分野によっては応募が少ない。特に臨床経験があって教育もできる人が非常に少ない。定年を迎えた先生か、海外でポスドク(博士研究員)をしている若手くらいしか集まらないのではないか」

 また、同准教授によると、1年ほど前から、学会などで他大学の教員に会うと、「おたくの大学では今治行く人いないの?」という会話が出ていたという。加計学園が政府の国家戦略特区制度を活用した獣医学部新設計画の事業者に決まったのは、今年1月のことである。(編集部・澤田晃宏、長倉克枝)

※AERA 2017年6月19日号

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