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2011年7月31日 (日)

7月の菅直人の「首相動静」記事を採録しておきます。松本龍復興相の宮城県知事への恫喝・暴言もその元は菅のデタラメ人事。

 7月3日の、松本龍復興相の宮城県知事への恫喝・暴言も元をたどれば、能力もなく、被災地への土地勘も人脈もない松本を、防災相から復興相へとした菅直人の安易な横滑り人事です。菅直人は国民や被災者のことなど全然考えていない総理の椅子にしがみつくだけのただの馬鹿です。

 依然として政局から目を離せません。参考情報として毎日追加して記録していきます。日付は7月31日にしておきます。「首相動静」は朝日と時事があります。先に時事の「首相動静」を採録 しますが、採録をし忘れた時には朝日のを採録しておきます。

 なお、各動静記事末尾でリンク紹介されていた記事中や、その他Webで目に付いたものを資料として採録しておきます

※参考:オープン・ソース・インテリジェンス(OSINT)について

関連:
6月の菅直人の「首相動静」記事を採録しておきます。もう嘘つき菅は死に体と見てます。

無能で傲慢、被災県知事への無礼、独裁肯定、ポピュリズムで嘘つき、ペテン師の菅、こんな馬鹿を民主党は何時迄放置するのか。

 

 一番下が1日、上が最新です。

首相動静(7月31日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110801-00000000-jij-pol

時事通信 8月1日(月)0時19分配信
 午前10時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前11時26分、公邸発。
 午後1時45分、長野県茅野市の諏訪東京理科大学着。同46分、理事室へ。
 午後1時47分、福山哲郎官房副長官が入った。同49分、田坂広志内閣官房参与が加わった。同57分、全員出た。
 午後2時22分、同室を出て、同24分、621教室へ。「みんなのエネルギー・環境会議」に出席し、あいさつ。
 午後3時37分、同室を出て、同38分、理事室へ。同43分、同室を出て、同45分から同47分まで報道各社のインタビュー。「きょうのシンポジウムの感想を」に「非常に前向きで建設的な議論がなされていた」。同48分、同所発。
 午後7時27分、公邸着。
 午後7時30分から同9時50分まで、江田五月法相、民主党の津村啓介、藤田一枝両衆院議員ら。
 1日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

最終更新:8月1日(月)0時19分

 

首相動静(7月30日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110731-00000000-jij-pol

時事通信 7月31日(日)0時3分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後も来客なく、公邸で過ごす。
 31日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

最終更新:7月31日(日)0時3分

 

首相動静(7月29日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110730-00000001-jij-pol

時事通信 7月30日(土)0時9分配信
 午前6時1分から同51分まで、公邸で福山哲郎官房副長官。
 午前7時43分、公邸発。同44分、官邸着。同45分、執務室へ。
 午前7時52分、執務室を出て大会議室へ。同53分から同8時14分まで、総合科学技術会議。同15分、同室を出て閣僚談話室へ。同17分、同室を出て閣僚応接室へ。同18分、閣議室に移り閣議開始。
 午前8時34分、閣議終了。同35分、同室を出て執務室へ。
 午前9時47分、執務室を出て、同49分、官邸発。同50分、国会着。同51分、参院議長応接室へ。同57分、同室を出て参院本会議場へ。同10時1分、参院本会議開会。
 午前11時40分、参院本会議を途中退席し、同42分、国会発。同43分、官邸着。同45分、執務室へ。
 午後0時17分、執務室を出て小ホールへ。同18分、エネルギー・環境会議開始。
 午後0時54分、同会議終了。同55分、小ホールを出て、同56分、執務室へ。同1時1分、執務室を出て、同2分、特別応接室へ。同3分から同29分まで、亀井静香国民新党代表との党首会談。民主党の岡田克也幹事長、玄葉光一郎政調会長、国民新党の下地幹郎幹事長、亀井亜紀子政調会長、田中康夫新党日本代表同席。同30分、同室を出て執務室へ。同2時から同20分まで、寺田学民主党衆院議員。
 午後2時35分、斎藤勁民主党国対委員長代理が入った。
 午後3時1分、斎藤氏が出た。
 午後4時30分、執務室を出て小ホールへ。同31分から同42分まで、さいたま市立土合中学校の生徒ら。高山智司民主党衆院議員同席。同43分、同ホールを出て執務室へ。
 午後5時16分、執務室を出て大会議室へ。同17分から同19分まで、男女共同参画会議に出席し、あいさつ。同20分、同室を出て執務室へ。
 午後5時36分から同53分まで、福山官房副長官、寺田民主党衆院議員。
 午後5時57分、平野達男復興担当相、峰久幸義復興対策本部事務局長が入った。同6時18分、峰久氏が出た。
 午後7時45分、平野氏が出た。
 午後8時14分、執務室を出て小ホールへ。同15分、東日本大震災復興対策本部開始。
 午後8時35分、同本部終了。同36分、同ホールを出て、同37分、執務室へ。
 午後9時4分、執務室を出て記者会見室へ。同5分から同35分まで、記者会見。同36分、同室を出て執務室へ。
 午後9時51分、執務室を出て、同52分、官邸発。同54分、公邸着。同10時4分、民主党の岡田幹事長、仙谷由人代表代行、玄葉政調会長、安住淳国対委員長、枝野幸男官房長官が入った。
 午後10時37分、仙谷、玄葉、安住、枝野各氏が出た。同48分、岡田氏が出た。
 30日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月30日(土)0時11分

 

首相動静(7月28日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000000-jij-pol

時事通信 7月29日(金)0時4分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前9時59分、公邸発。同10時1分、官邸着。同2分、執務室へ。
 午前10時22分、片山善博総務相、自見庄三郎郵政改革担当相が入った。
 午前10時42分、自見氏が出た。同58分、片山氏が出た。
 午後0時53分、執務室を出て、同55分、官邸発。同56分、国会着。同57分、衆院本会議場へ。同1時3分、衆院本会議開会。
 午後2時23分から同26分まで、山井和則民主党衆院議員。同32分、衆院本会議を途中退席し、同33分、国会発。同34分、官邸着。同35分、執務室へ。
 午後4時から同58分まで、福山哲郎官房副長官、寺田学民主党衆院議員。
 午後6時9分から同24分まで、相沢益男総合科学技術会議議員。阿久津幸彦内閣府政務官同席。
 午後6時29分から同7時1分まで、植松信一内閣情報官。
 午後8時、執務室を出て、同1分、官邸発。「玄海町長への謝罪にこのタイミングを選んだ理由は」に「電話はしました」。同2分、公邸着。
 29日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月29日(金)0時10分

 

首相動静(7月27日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110728-00000000-jij-pol

時事通信 7月28日(木)0時3分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前10時、公邸発。同1分、官邸着。同2分、執務室へ。
 午前10時24分から同55分まで、原中勝征日本医師会会長、藤田幸久民主党参院議員。
 午前11時36分から午後0時3分まで、福山哲郎官房副長官。
 午後0時13分、稲盛和夫日本航空会長が入った。
 午後0時47分、稲盛氏が出た。
 午後4時2分から同15分まで、鉢呂吉雄民主党衆院議員。同21分、執務室を出て特別応接室へ。同22分から同35分まで、北海道・東北6県町村会協議会の要請。福山官房副長官、鉢呂氏同席。同36分、同室を出て執務室へ。
 午後4時37分から同42分まで、福山官房副長官。
 午後4時46分から同5時18分まで、松本剛明外相、枝野幸男官房長官。
 午後6時11分、海江田万里経済産業相、枝野官房長官、玄葉光一郎国家戦略担当相、細野豪志原発事故担当相が入った。
 午後6時58分、海江田、枝野、玄葉各氏が出た。同7時12分、細野氏が出た。
 午後7時39分、執務室を出て、同40分、官邸発。「現在の円相場への対応策は」に「財務相がいろいろと考えてくれていると思う」。同41分、公邸着。
 28日午前0時現在、公邸。来客なし。
(了)

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最終更新:7月28日(木)0時32分

 

首相動静(7月26日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110727-00000000-jij-pol

時事通信 7月27日(水)0時5分配信
 午前6時30分、福山哲郎官房副長官が公邸に入った。同7時6分、福山氏が出た。
 午前7時41分、公邸発。同43分、国会着。同44分、院内大臣室へ。同51分、犯罪対策閣僚会議開始。
 午前8時8分、同会議終了。同16分、閣議開始。
 午前8時33分、閣議終了。同55分、院内大臣室を出て、同56分、衆院第1委員室へ。同57分から同59分まで、海江田万里経済産業相。同9時、衆院東日本大震災復興特別委員会開会。
 午前11時6分、衆院東日本大震災復興特別委を途中退席し、衆院第1委員室を出て、同7分、国会発。同9分、官邸着。同10分、執務室へ。
 午前11時15分、執務室を出て特別応接室へ。同16分から同32分まで、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が表敬。福山官房副長官同席。同33分、同室を出て執務室へ。同41分、執務室を出て小ホールへ。同42分から同57分まで、第6回全中国選抜日本語スピーチコンテスト参加者が表敬。福山官房副長官同席。同58分、同ホールを出て執務室へ。
 午後2時23分、野田佳彦財務相が入った。同30分、平野達男復興担当相が加わった。
 午後2時44分、野田、平野両氏が出た。
 午後3時28分、加藤公一民主党衆院議員が入った。
 午後3時55分、松永和夫経済産業事務次官、細野哲弘資源エネルギー庁長官が加わった。同4時53分、全員出た。同55分から同5時5分まで、芝博一首相補佐官。
 午後5時30分、執務室を出て特別応接室へ。同31分から同39分まで、北方少年交流事業に参加した北海道根室市立柏陵中3年の多田里奈さんら中学生が表敬。同40分、同室を出て執務室へ。
 午後6時1分、執務室を出て小ホールへ。同2分から同24分まで、東日本大震災復興対策本部。同25分、同ホールを出て執務室へ。
 午後7時36分、執務室を出て、同37分、官邸発。同43分、東京・南青山の飲食店「海華月 乃木坂」着。内山晃民主党衆院議員と食事。
 午後9時23分、同所発。同30分、公邸着。
 27日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月27日(水)0時32分

 

首相動静(7月25日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000002-jij-pol

時事通信 7月26日(火)0時10分配信
 午前6時59分、公邸発。同7時、官邸着。同1分、執務室へ。
 午前7時2分から同8時32分まで、福山哲郎官房副長官。
 午前9時49分、執務室を出て、同51分、官邸発。同53分、国会着。同54分、参院第1委員会室へ。同10時3分、参院予算委員会開会。
 午後1時14分、参院予算委散会。同15分、参院第1委員会室を出て、同16分、国会発。同18分、官邸着。同19分、執務室へ。
 午後1時49分から同2時9分まで、ジェラルド・カーティス米コロンビア大学教授。辻元清美首相補佐官同席。
 午後3時20分から同50分まで、松本剛明外相。同51分、執務室を出て、同52分、官邸発。同53分、国会着。同55分、参院議長応接室へ。同57分、同室を出て参院本会議場へ。同4時、参院本会議開会。
 午後4時24分、参院本会議を途中退席し、同26分、院内大臣室へ。同35分、同室を出て、同38分から同50分まで、参院の西岡武夫議長、尾辻秀久副議長、鈴木政二議院運営委員長、与野党各会派にあいさつ回り。野田佳彦財務相、枝野、福山正副官房長官ら同行。同53分、国会発。同55分、官邸着。同56分、執務室へ。
 午後5時5分、執務室を出て首相会議室へ。同6分から同19分まで、奥野総一郎民主党衆院議員ら一回生議員。同20分、同室を出て執務室へ。
 午後5時21分から同40分まで、外務省の佐々江賢一郎事務次官、杉山晋輔アジア大洋州局長。
 午後7時39分、執務室を出て、同40分、官邸発。同41分、公邸着。
 26日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月26日(火)0時32分

 

首相動静(7月24日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110725-00000000-jij-pol

時事通信 7月25日(月)0時4分配信
 午前10時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後も来客なく、公邸で過ごす。
 25日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

最終更新:7月25日(月)0時4分

 

首相動静(7月23日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110724-00000000-jij-pol

時事通信 7月24日(日)0時5分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後1時20分、公邸発。同26分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ着。同ホテル内の宴会場「芙蓉の間」で山口県立宇部高校同窓会「東京かたばみ会」に出席し、あいさつ。同50分、同室を出て、同52分、同所発。同2時、公邸着。
 24日午前0時現在、公邸。来客なし。
(了)

最終更新:7月24日(日)0時5分

 

首相動静(7月22日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110723-00000000-jij-pol

時事通信 7月23日(土)0時4分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前8時2分、公邸発。同4分、国会着。同5分、院内大臣室へ。同17分、閣議開始。
 午前8時30分、閣議終了。同53分、院内大臣室を出て、同56分、参院第1委員会室へ。同9時、参院予算委員会開会。
 午前10時58分、参院予算委散会。同59分、参院第1委員会室を出て、同11時1分、国会発。同2分、官邸着。同4分、執務室へ。
 午後0時52分、岡田克也民主党幹事長が入った。
 午後1時30分、岡田氏が出た。
 午後2時44分から同3時17分まで、民主党の東北地方自治体議員フォーラムの内海太宮城県議ら。福山哲郎官房副長官、今野東民主党参院議員同席。
 午後6時38分、執務室を出て、同39分、官邸発。同57分、東京・六本木の飲食店「焼とりの八兵衛」着。阿久津幸彦内閣府政務官、加藤公一、寺田学両民主党衆院議員と会食。
 午後9時19分、同所発。同30分、公邸着。
 23日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月23日(土)0時31分

 

首相動静(7月21日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110722-00000000-jij-pol

時事通信 7月22日(金)0時4分配信
 午前6時2分、福山哲郎官房副長官が公邸に入った。
 午前7時46分、福山氏が出た。
 午前8時11分、公邸発。同13分、官邸着。同14分、執務室へ。
 午前8時46分、執務室を出て、同48分、官邸発。同49分、国会着。同51分、参院第1委員会室へ。同55分、参院予算委員会開会。
 午前10時10分、参院予算委休憩。同46分、参院予算委再開。
 午前11時54分、参院予算委休憩。同55分、参院第1委員会室を出て、同56分、院内大臣室へ。同58分から午後0時10分まで、芝博一首相補佐官、民主党の森裕子参院予算委筆頭理事ら。同11分、同室を出て、同12分、国会発。同13分、官邸着。同14分、執務室へ。
 午後0時48分、執務室を出て、同50分、官邸発。同51分、国会着。同53分、参院第1委員会室へ。同1時、参院予算委再開。
 午後4時28分、参院予算委散会。同30分、参院第1委員会室を出て、同33分、国会発。同35分、官邸着。同36分、執務室へ。
 午後4時46分、執務室を出て、同47分、南会議室へ。同48分から同5時まで、佐藤雄平福島県知事。福山官房副長官、菅原郁郎経済産業省産業技術環境局長同席。同1分、同室を出て、同2分、執務室へ。
 午後5時32分、執務室を出て、同33分、小ホールへ。同34分から同6時7分まで、行政刷新会議に出席。同8分、小ホールを出て、同9分、執務室へ。同15分から同25分まで、芝首相補佐官。
 午後6時31分、執務室を出て、同32分、大会議室へ。同33分から同7時3分まで、東日本大震災復興対策本部。同4分、同室を出て、同5分、執務室へ。
 午後8時5分、執務室を出て、同6分、官邸発。同7分、公邸着。
 22日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月22日(金)0時31分

 

首相動静(7月20日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110721-00000000-jij-pol

時事通信 7月21日(木)0時5分配信
 午前7時、公邸発。同2分、官邸着。同3分、執務室へ。同4分、福山哲郎官房副長官が入った。
 午前7時50分、福山氏が出た。
 午前7時55分から同8時53分まで、福山官房副長官。同54分、執務室を出て、同55分、官邸発。同56分、国会着。同58分、衆院第1委員室へ。同59分、衆院予算委員会開会。
 午後0時26分、衆院予算委散会。同27分、衆院第1委員室を出て、同28分、国会発。同30分、官邸着。同31分、執務室へ。
 午後1時56分から同2時20分まで、植松信一内閣情報官。同21分から同36分まで、篠原孝農林水産副大臣、皆川芳嗣林野庁長官。
 午後2時49分から同3時11分まで、平野達男復興担当相、山口壮内閣府副大臣、峰久幸義復興対策本部事務局長。
 午後3時51分、執務室を出て、同52分、官邸発。同53分、国会着。同55分、衆院議長応接室へ。同4時、同室を出て衆院本会議場へ。同2分、衆院本会議開会。
 午後4時41分、衆院本会議散会。同42分、衆院本会議場を出て、同43分から同53分まで、衆院の横路孝弘、衛藤征士郎正副議長、川端達夫議院運営委員長、与野党各会派にあいさつ回り。野田佳彦財務相、枝野幸男官房長官、安住淳民主党国対委員長ら同行。同55分、国会発。同57分、官邸着。同58分、執務室へ。同59分から同5時9分まで、細野豪志原発事故担当相。
 午後5時13分、執務室を出て特別応接室へ。同14分から同22分まで、関水康司国際海事機関(IMO)次期事務局長が表敬。同23分、同室を出て執務室へ。
 午後5時24分から同6時4分まで、養老孟司東大名誉教授、アウトドアライターの天野礼子氏、中島浩一郎銘建工業社長、皆川林野庁長官。同7分、執務室を出て大会議室へ。同8分から同33分まで、「新しい公共」推進会議。同34分、同室を出て、同35分、執務室へ。
 午後6時53分から同7時3分まで、寺田学民主党衆院議員。同49分、執務室を出て、同50分、官邸発。同52分、公邸着。
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最終更新:7月21日(木)0時31分

 

首相動静(7月19日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110720-00000000-jij-pol

時事通信 7月20日(水)0時6分配信
 午前7時2分、公邸発。同4分、官邸着。「なでしこジャパン優勝の感想を」に「国民に最高の贈り物をしてもらった」。同5分、執務室へ。
 午前7時6分から同43分まで、福山哲郎官房副長官。
 午前8時9分、執務室を出て、同10分、官邸発。同11分、国会着。同12分、院内大臣室へ。同16分、閣議開始。
 午前8時40分、閣議終了。同56分、院内大臣室を出て、同58分、衆院第1委員室へ。同9時、衆院予算委員会開会。
 正午、衆院予算委休憩。午後0時1分、衆院第1委員室を出て、同3分、国会発。同5分、官邸着。執務室へ。同8分、同室を出て、同9分、大ホールへ。同10分から同20分まで、サッカー女子日本代表の佐々木則夫監督、沢穂希主将ら。枝野幸男官房長官、高木義明文部科学相同席。同21分、大ホールを出て、同22分、執務室へ。同23分から同42分まで、枝野官房長官、大塚耕平厚生労働副大臣、筒井信隆農林水産副大臣。
 午後0時53分、執務室を出て、同55分、官邸発。同56分、国会着。同58分、衆院第1委員室へ。同59分、衆院予算委再開。
 午後5時1分、衆院予算委散会。同2分、衆院第1委員室を出て民主党代表室へ。同5分、同室を出て、同7分、国会発。同16分、東京・内幸町の帝国ホテル着。同ホテル内の宴会場「孔雀の間」で故笹森清元連合会長の「お別れの会」に出席。同52分、同所発。同57分、官邸着。同58分、執務室へ。
 午後6時33分、執務室を出て大会議室へ。同34分から同7時21分まで、原子力災害対策本部。同22分、同室を出て執務室へ。
 午後7時47分から同57分まで、寺田学民主党衆院議員。同58分、執務室を出て、同59分、官邸発。同8時1分、公邸着。
 20日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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18日に福島県訪問=平野復興相

最終更新:7月20日(水)0時31分

 

首相動静(7月18日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110719-00000000-jij-pol

時事通信 7月19日(火)0時3分配信
 午前10時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後3時33分、福山哲郎官房副長官が公邸に入った。
 午後5時10分、福山氏が出た。
 19日午前0時現在、公邸。来客なし。
(了)

最終更新:7月19日(火)0時3分

 

首相動静(7月17日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000000-jij-pol

時事通信 7月18日(月)0時4分配信
 午前10時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後も来客なく、公邸で過ごす。
 18日午前0時現在、公邸。来客なし。
(了)

最終更新:7月18日(月)0時4分

 

首相動静(7月16日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110717-00000001-jij-pol

時事通信 7月17日(日)0時5分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後0時10分、公邸発。同11分、官邸着。「関西電力大飯原発1号機がトラブルで運転停止したが」に「そうですね。ニュースで聞きました。知らせがありました」。
 午後0時26分、陸上自衛隊ヘリコプターで官邸屋上ヘリポート発。福山哲郎官房副長官同行。同1時28分、東京電力福島第1原発事故対応拠点の「Jヴィレッジ」着。
 午後1時31分から同2時5分まで、福島第1原発作業員らと意見交換。細野豪志原発事故担当相同席。同6分から同15分まで、自衛隊員、作業員らを激励。同17分、吉田昌郎福島第1原発所長と会談開始。細野氏同席。
 午後2時31分、吉田所長との会談終了。同34分、Jヴィレッジ発。
 午後4時17分、福島県郡山市の「郡山ビューホテル」着。同20分、同ホテル内の「パラシオの間」で福島第1原発周辺の12市町村の首長らと意見交換会開始。細野原発事故担当相、平野達男復興担当相同席。
 午後6時2分、意見交換会終了。同10分から同18分まで、同ホテル内で報道各社のインタビュー。同19分、同所発。同23分、JR郡山駅着。同35分、やまびこ264号で同駅発。
 午後7時56分、JR東京駅着。同8時、同駅発。同9分、公邸着。
 17日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月17日(日)0時31分

 

首相動静(7月15日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110716-00000001-jij-pol

時事通信 7月16日(土)0時8分配信
 午前7時45分、公邸発。同46分、官邸着。同47分、執務室へ。
 午前7時48分から同8時35分まで、福山哲郎官房副長官。
 午前8時38分、執務室を出て、同39分、官邸発。同41分、国会着。同42分、院内大臣室へ。同46分、閣議開始。
 午前9時7分、閣議終了。同8分、院内大臣室を出て、同9分、国会発。同10分、官邸着。同11分、執務室へ。
 午前10時58分から同11時9分まで、斎藤勁民主党国対委員長代理。
 午後0時51分、執務室を出て、同52分、官邸発。同54分、国会着。同55分、衆院議長応接室へ。同1時、同室を出て衆院本会議場へ。同2分、衆院本会議開会。
 午後3時2分、衆院本会議散会。同3分、衆院本会議場を出て、同4分、院内大臣室へ。同14分、同室を出て、同17分、参院本会議場へ。同21分、参院本会議再開。
 午後4時38分、参院本会議散会。同39分、参院本会議場を出て、同41分、衆院第1委員室へ。同45分から同48分まで、衆院予算委員会。同49分、同室を出て、同50分、国会発。同51分、官邸着。同53分、執務室へ。
 午後5時41分、執務室を出て、同42分、特別応接室へ。同43分から同59分まで、マレン米統合参謀本部議長が表敬。ルース駐日米大使、折木良一防衛省統合幕僚長同席。同6時、同室を出て執務室へ。同1分、執務室を出て、同2分、特別応接室へ。
 午後6時3分、全国知事会会長の山田啓二京都府知事。佐藤雄平福島県知事、泉田裕彦新潟県知事同席。同34分、同室を出て執務室へ。
 午後6時38分、執務室を出て南会議室へ。同39分から同55分まで、ロゲ国際オリンピック委員会(IOC)会長が表敬。同56分、同室を出て執務室へ。同57分から同7時17分まで、岡田克也民主党幹事長。
 午後7時25分から同8時15分まで、細野豪志原発事故担当相、経済産業省の松下忠洋副大臣、菅原郁郎産業技術環境局長。
 午後9時、執務室を出て、同1分、官邸発。同2分、公邸着。「地震の揺れは感じましたか」に「…」。
 16日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月16日(土)0時31分

 

首相動静(7月14日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000001-jij-pol

時事通信 7月15日(金)0時4分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前10時1分、公邸発。同2分、官邸着。同3分、執務室へ。
 午前11時45分、執務室を出て、同46分、大ホールへ。同47分から午後0時13分まで、イオンの国際青少年交流事業の日中高校生らが表敬。福山哲郎官房副長官同席。同14分、同ホールを出て、同15分、執務室へ。
 午後0時56分、執務室を出て、同57分、官邸発。同58分、国会着。同59分、衆院本会議場へ。同1時2分、衆院本会議開会。
 午後3時6分、衆院本会議散会。同7分、衆院本会議場を出て、同8分、国会発。同9分、官邸着。同10分、執務室へ。
 午後3時34分、民主党の原口一博、大串博志両衆院議員、川崎稔参院議員が入った。
 午後4時12分、全員出た。同13分から同5時6分まで、細野豪志原発事故担当相、菅原郁郎経済産業省産業技術環境局長。
 午後5時15分、執務室を出て小ホールへ。同16分から同25分まで、社会保障改革に関する集中検討会議委員との懇親会に出席。同26分、小ホールを出て執務室へ。同45分、北沢俊美防衛相が入った。
 午後6時15分、北沢氏が出た。
 午後6時45分から同7時4分まで、加藤公一民主党衆院議員。同5分、執務室を出て、同6分、官邸発。同14分、東京・赤坂の日本料理店「祢保希」着。石井一民主党副代表らと食事。
 午後8時55分、同所発。同9時、公邸着。
 15日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月15日(金)0時31分

 

首相動静(7月13日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000000-jij-pol

時事通信 7月14日(木)0時4分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前9時36分、公邸発。同37分、官邸着。同38分、執務室へ。
 午前11時10分、細野豪志原発事故担当相、松下忠洋経済産業副大臣、福山哲郎官房副長官が入った。同48分、松下氏が出た。同53分、細野、福山両氏が出た。同54分、執務室を出て特別応接室へ。同55分から午後0時5分まで、渡辺利綱福島県大熊町長。細野、福山両氏が同席。同6分、同室を出て執務室へ。
 午後1時から同43分まで、枝野幸男、福山正副官房長官、寺田学民主党衆院議員。
 午後2時2分、執務室を出て、同3分、大会議室へ。同4分から同33分まで、月例経済報告関係閣僚会議。同34分、同室を出て執務室へ。
 午後2時34分から同57分まで、植松信一内閣情報官。同4時50分から同5時3分まで、田坂広志内閣官房参与。同29分から同46分まで、田坂参与。
 午後5時58分、執務室を出て記者会見室へ。同6時から同33分まで、記者会見。同34分、同室を出て、同35分、執務室へ。
 午後7時19分、執務室を出て、同20分、官邸発。同21分、公邸着。
 14日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月14日(木)0時31分

 

首相動静(7月12日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110713-00000000-jij-pol

時事通信 7月13日(水)0時4分配信
 午前7時1分、公邸発。同2分、官邸着。同3分、執務室へ。同4分、福山哲郎官房副長官が入った。
 午前7時53分、福山氏が出た。同8時、執務室を出て、同1分、閣僚応接室へ。同2分、閣議室へ移り閣議開始。
 午前8時20分、閣議終了。同23分、閣議室を出て執務室へ。
 午前9時50分、執務室を出て、同52分、官邸発。同53分、国会着。同55分、衆院第1委員室へ。同10時、衆院東日本大震災復興特別委員会開会。
 正午、衆院東日本大震災復興特別委休憩。同1分、衆院第1委員室を出て、同3分、国会発。同4分、官邸着。同6分、執務室へ。
 午後0時50分、執務室を出て、同52分、官邸発。同53分、国会着。同55分、衆院第1委員室へ。同1時、衆院東日本大震災復興特別委再開。
 午後5時4分、衆院東日本大震災復興特別委散会。衆院第1委員室を出て、同5分、国会発。同7分、官邸着。同9分、執務室へ。
 午後5時55分、執務室を出て、同56分、貴賓室へ。同57分から同6時1分まで、川勝平太静岡県知事。細野豪志原発事故担当相同席。同2分、同室を出て小ホールへ。同3分、食と農林漁業の再生実現会議開始。
 午後6時32分、同会議を途中退席し、同33分、執務室へ。
 午後7時7分から同17分まで、寺田学民主党衆院議員。同18分、執務室を出て、同19分、官邸発。同21分、公邸着。
 13日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月13日(水)0時30分

 

首相動静(7月11日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110712-00000001-jij-pol

時事通信 7月12日(火)0時17分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前9時34分、公邸発。同35分、官邸着。同36分、執務室へ。
 午前10時4分、海江田万里経済産業相、枝野幸男官房長官、細野豪志原発事故担当相が入った。同21分、海江田、枝野両氏が出た。同29分、細野氏が出た。同30分、執務室を出て特別応接室へ。同31分、亀井静香国民新党代表と与党党首会談開始。岡田克也民主党、下地幹郎国民新党両幹事長同席。
 午前11時9分、与党党首会談終了。同10分、同室を出て執務室へ。同11分から同13分まで、岡田民主党幹事長。
 午前11時45分、執務室を出て、同46分、大会議室へ。同47分から午後0時2分まで、社会保障改革に関する集中検討会議。同3分から同27分まで、与謝野馨経済財政担当相ら同会議メンバーとの昼食会。同28分、同室を出て執務室へ。
 午後2時21分から同3時2分まで、山口壮内閣府副大臣。
 午後4時20分、海江田経産相、枝野官房長官、玄葉光一郎国家戦略担当相、細野原発事故担当相が入った。細野哲弘資源エネルギー庁長官同席。
 午後4時54分、海江田氏、細野資源エネルギー庁長官が出た。同59分、枝野、玄葉両氏が出た。同5時14分、細野担当相が出た。
 午後6時29分、執務室を出て、同30分、大会議室へ。同31分から同56分まで、新成長戦略実現会議に出席し、あいさつ。同57分、同室を出て、同58分、執務室へ。
 午後7時46分、執務室を出て、同47分、官邸発。同48分、公邸着。
 12日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月12日(火)0時30分

 

首相動静(7月10日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110711-00000000-jij-pol

時事通信 7月11日(月)0時5分配信
 午前10時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後も来客なく、公邸で過ごす。
 11日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

最終更新:7月11日(月)0時5分

 

首相動静(7月9日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110710-00000000-jij-pol

時事通信 7月10日(日)0時4分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前10時40分、岡田克也民主党幹事長が入った。
 午前11時29分、岡田氏が出た。
 午後0時49分、公邸発。同52分、民主党本部着。同1時2分から同12分まで、民主党全国幹事長会議に出席し、あいさつ。同13分、同所発。同14分、公邸着。
 午後5時20分、斎藤勁民主党国対委員長代理が入った。
 午後6時13分、斎藤氏が出た。
 10日午前0時現在、公邸。来客なし。
(了)

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民主全国幹事長会議での発言

最終更新:7月10日(日)0時30分

 

首相動静(7月8日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110709-00000000-jij-pol

時事通信 7月9日(土)0時3分配信
 午前7時47分、公邸発。同49分、国会着。同50分、院内大臣室へ。同55分、安全保障会議開始。
 午前8時7分、同会議終了。同16分、閣議開始。
 午前8時49分、閣議終了。同51分、院内大臣室を出て、同53分、国会発。同55分、官邸着。同56分、執務室へ。
 午前9時14分から同31分まで、福山哲郎官房副長官。
 午前10時23分から同11時4分まで、福山官房副長官。
 午後0時52分、執務室を出て、同53分、官邸発。同54分、国会着。同56分、衆院議長応接室へ。同59分、同室を出て、同1時、衆院本会議場へ。同2分、衆院本会議開会。
 午後3時32分、衆院本会議散会。同33分、衆院本会議場を出て、同34分、国会発。同37分、官邸着。同38分、執務室へ。
 午後5時18分から同28分まで、寺田学民主党衆院議員。
 午後7時35分、執務室を出て、同36分、官邸発。「原発の再稼働をめぐる政府統一見解は、いつごろまでに出せそうか」に「官房長官の方で、だいぶまとまっているみたいだよ」。同37分、公邸着。
 9日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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〔写真特集〕高速増殖炉「もんじゅ」

最終更新:7月9日(土)0時30分

 

首相動静(7月7日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110708-00000000-jij-pol

時事通信 7月8日(金)0時8分配信
 午前7時、公邸発。同1分、官邸着。同2分、執務室へ。同12分、福山哲郎官房副長官が入った。
 午前9時26分、福山氏が出た。
 午前9時52分、執務室を出て、同53分、官邸発。同55分、国会着。同57分、参院第1委員会室へ。同10時、参院予算委員会開会。
 午前11時54分、参院予算委休憩。同55分、参院第1委員会室を出て、同56分、院内大臣室へ。正午から午後0時2分まで、谷垣禎一自民党総裁。自民党の石原伸晃幹事長、逢沢一郎国対委員長、枝野幸男官房長官同席。同3分から同11分まで、枝野官房長官。同12分、院内大臣室を出て、同14分、国会発。同15分、官邸着。同16分、執務室へ。
 午後0時50分、執務室を出て、同52分、官邸発。同53分、国会着。同55分、参院第1委員会室へ。同1時、参院予算委再開。
 午後5時7分、参院予算委散会。同8分、参院第1委員会室を出て、同10分、国会発。同12分、官邸着。同13分、執務室へ。
 午後5時32分、執務室を出て大会議室へ。同33分、地域主権戦略会議開始。
 午後6時20分、同会議を途中退席し、同21分、執務室へ。同22分から同40分まで、平野達男復興担当相、枝野官房長官、峰久幸義復興対策本部事務局長。
 午後7時19分、執務室を出て、同20分、官邸発。「海江田経産相が辞任の意向を示したが」に「…」。同21分、公邸着。
 8日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月8日(金)0時30分

 

首相動静(7月6日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000000-jij-pol

時事通信 7月7日(木)0時3分配信
 午前6時9分から同7時42分まで、公邸で福山哲郎官房副長官。
 午前8時21分、公邸発。同22分、官邸着。同23分、執務室へ。
 午前8時49分、執務室を出て、同51分、官邸発。同52分、国会着。同54分、衆院第1委員室へ。同59分、衆院予算委員会開会。
 午前11時57分、衆院予算委休憩。同58分、衆院第1委員室を出て、同59分、国会発。午後0時1分、官邸着。同2分、執務室へ。
 午後0時50分、執務室を出て、同52分、官邸発。同53分、国会着。同55分、衆院第1委員室へ。同1時、衆院予算委再開。
 午後4時7分、衆院予算委散会。同8分、衆院第1委員室を出て民主党代表室へ。同11分、同室を出て、同13分、国会発。同31分、東京・芝公園の東京プリンスホテル着。同ホテル内の宴会場「鳳凰の間」で谷垣禎一自民党総裁夫人の故佳子さんの「お別れの会」に出席。同36分、同所発。同47分、官邸着。同48分、執務室へ。
 午後5時45分、亀井静香国民新党代表が入った。
 午後6時6分、亀井氏が出た。
 午後6時7分から同27分まで、植松信一内閣情報官。
 午後7時から同10分まで、寺田学民主党衆院議員。同11分、執務室を出て、同12分、官邸発。「佐賀県知事とあした会う予定は」に「今は何も決まっていない」。同13分、公邸着。
 7日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月7日(木)0時30分

 

首相動静(7月5日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000000-jij-pol

時事通信 7月6日(水)0時4分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前8時44分、公邸発。同45分、官邸着。同46分、執務室へ。同47分から同51分まで、松本龍復興担当相。
 午前9時30分、執務室を出て、同31分、閣僚応接室へ。同32分、閣議室へ移り閣議開始。
 午前9時46分、閣議終了。同47分、閣議室を出て執務室へ。同10時2分、斎藤勁民主党国対委員長代理が入った。
 午前10時31分、斎藤氏が出た。
 午後0時26分から同42分まで、岡田克也民主党幹事長。
 午後1時58分、阿久津幸彦内閣府政務官が入った。
 午後2時45分、阿久津氏が出た。同50分、海江田万里経済産業相、細野豪志原発事故担当相が入った。
 午後3時48分、海江田、細野両氏が出た。
 午後3時50分から同4時まで、松本剛明外相、杉山晋輔外務省アジア大洋州局長。同1分、平野達男内閣府副大臣が入った。
 午後5時23分、平野氏が出た。
 午後7時40分から同45分まで、寺田学民主党衆院議員。
 午後7時47分、執務室を出て、同49分、官邸発。同56分、皇居着。内奏。平野氏の閣僚認証式、山口壮氏の副大臣認証式。
 午後8時46分、皇居発。同56分、官邸着。同57分、執務室へ。
 午後9時4分、執務室を出て、同5分、特別応接室へ。同6分から同7分まで、平野復興担当相、山口内閣府副大臣の補職辞令交付。記念撮影。枝野幸男官房長官同席。同8分、同室を出て執務室へ。同14分、同室を出て、同15分、官邸発。「松本前復興担当相の任命責任を感じませんか」に「…」。同16分、公邸着。
 6日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月6日(水)0時30分

 

首相動静(7月4日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110705-00000000-jij-pol

時事通信 7月5日(火)0時5分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前9時28分、公邸発。同34分、東京・霞が関の中央合同庁舎4号館着。自殺対策タスクフォースに出席し、あいさつ。同41分、同所発。同45分、官邸着。「体調はどうですか」に「ああ、元気になったよ」。同46分、執務室へ。
 午前10時58分から同11時20分まで、田坂広志内閣官房参与。
 午後0時7分、執務室を出て小ホールへ。同8分、折木良一防衛省統合幕僚長、安藤隆春警察庁長官、池田克彦警視総監との昼食会開始。枝野幸男官房長官、北沢俊美防衛相、中野寛成国家公安委員長ら同席。
 午後0時40分、昼食会終了。同41分、小ホールを出て執務室へ。
 午後1時4分、岡田克也民主党幹事長が入った。
 午後1時36分、岡田氏が出た。
 午後3時、執務室を出て特別応接室へ。同1分から同18分まで、ロシアのナルイシキン大統領府長官。徳永久志外務政務官、原田親仁駐ロ大使同席。同19分、同室を出て執務室へ。
 午後3時57分から同4時54分まで、加藤公一民主党衆院議員、経済産業省の松永和夫事務次官、細野哲弘資源エネルギー庁長官。
 午後4時55分から同5時14分まで、加藤民主党衆院議員。同15分、海江田万里経済産業相、細野豪志原発事故担当相が入った。
 午後5時59分、海江田、細野両氏が出た。
 午後6時57分から同7時7分まで、寺田学民主党衆院議員。同8分、執務室を出て、同9分、官邸発。同12分、東京・永田町の山王パークタワー着。同所内の中国料理店「溜池山王 聘珍樓」で与謝野馨経済財政担当相、津村啓介民主党衆院議員と食事。
 午後9時41分、同所発。同46分、公邸着。
 5日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月5日(火)0時30分

 

首相動静(7月3日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110704-00000000-jij-pol

時事通信 7月4日(月)0時4分配信
 午前10時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後も来客なく、公邸で過ごす。
 午後6時45分、民主党の石毛※(※=金ヘンに英)子、藤田一枝両衆院議員、前川清成参院議員らが入った。
 午後9時23分、全員出た。
 4日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

最終更新:7月4日(月)0時4分

 

首相動静(7月2日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110703-00000000-jij-pol

時事通信 7月3日(日)0時4分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後も来客なく、公邸で過ごす。
 3日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

最終更新:7月3日(日)0時4分

 

首相動静(7月1日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110702-00000000-jij-pol

時事通信 7月2日(土)0時11分配信
 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前9時48分、公邸発。同50分、官邸着。同51分、執務室へ。
 午前10時1分、執務室を出て、同2分、閣僚応接室へ。同3分、閣議室に移り、閣議開始。
 午前10時22分、閣議終了。同23分、閣議室を出て、同24分、執務室へ。同27分、東祥三内閣府副大臣が入った。
 午前10時41分、東氏が出た。
 午前11時、執務室を出て、同1分、特別応接室へ。同2分から同4分まで、広田一防衛政務官、航空自衛隊の斉藤治和航空総隊副司令官、重久修北部航空方面隊司令官。同5分、同室を出て執務室へ。
 午後0時4分、執務室を出て首相会議室へ。同5分から同53分まで、北沢俊美防衛相、君塚栄治陸上自衛隊東北方面総監と昼食。防衛省の松本大輔政務官、中江公人事務次官、火箱芳文陸上幕僚長、岩崎茂航空幕僚長同席。同54分、同室を出て執務室へ。
 午後1時53分から同2時27分まで、岡本充功厚生労働政務官。
 午後3時42分、執務室を出て、同43分、特別応接室へ。同44分から同4時2分まで、達増拓也岩手県知事ら。福山哲郎官房副長官、平野達男内閣府副大臣同席。同3分、同室を出て執務室へ。
 午後4時23分から同38分まで、田坂広志内閣官房参与。同5時2分から同21分まで、斎藤勁民主党国対委員長代理。
 午後5時35分、執務室を出て、同36分、官邸発。同37分、公邸着。
 2日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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最終更新:7月2日(土)0時30分

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 以下、資料として採録。

 

フォーサイト POLITICS
菅首相の「脱原発」は本当に「脱原発」か
ジャーナリスト
野々山英一 Nonoyama Eiichi
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7701&rel=y&g=phl

11070666 Foresightコンテンツ 衆議院予算委員会で自民党の塩崎恭久氏(左)の質問に答弁する菅直人首相=2011年7月6日、東京・国会・衆院第1委員室【時事通信社】

 7月6日の衆院予算委員会。松本龍復興担当相の辞任翌日の国会論戦は、菅直人首相の任命責任の追及に注目が集まっていた。

 ところが、波乱は別のテーマの議論から起きた。九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働問題だ。

 海江田万里経産相は6月18日に、定期検査が終わった原発は再稼働するよう促す「安全宣言」を行なった。29日には佐賀県に乗りこみ、古川康知事や岸本英雄玄海町長らと会談し「安全性は国が責任を持つ」と玄海原発の再稼働を要請している。古川知事は「首相の意向を確認したい」として菅首相との直接会談で受け入れるかどうか決める考えを示していた。

 海江田氏は7月6日の予算委員会で、塩崎恭久氏(自民)から安全宣言を出した経緯を問われると「特に事前に(首相に)相談したことはない」と発言した。この答弁が正しければ再稼働の前提となる安全宣言が、首相も知らないところで決まったことになる。野党席からは「絵に描いたような内閣不一致だ」「統一見解を出せ」などのやじが飛び、委員会室は騒然となった。

 事の重大さに気づいたのか、海江田氏は午後の質疑で「事前に首相には伝えていた」と修正した。本当に菅首相が「安全宣言」を知っていたのかどうかは分からない。ただ、はっきりしているのは菅首相が、玄海原発の再稼働問題で表に出るのを極端に避けているということだ。

フォーサイト POLITICS
遅すぎる「ストレステスト」
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7702

10894181 Foresightコンテンツ 九州電力玄海原子力発電所(奥)。4号機(左)、3号機の原子炉建屋が見える。玄海原発は2号機、3号機が定期点検中で2011年7月の運転再開を目指していたが、九州電力の「やらせメール」事件をきっかけに、白紙に戻った=2011年5月24日、佐賀・東松浦郡玄海【時事通信社】

 菅首相は古川知事が求めている会談についても「基本的な考えをしっかりしなければ会っても申し上げられない」と当面は応じない考えだ。全原発を対象とした安全検査(ストレステスト)が近く行なわれることになり、それを待とうという理屈は分かるが、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転停止要請の時には記者会見までしたのとは対照的だ。これは自身が「脱原発の雄」として延命を図ろうとしているため、再稼働の判断をしたという印象を与えたくないからだ。原発事故後、4カ月近くたってから安全検査をやることにしたこと自体「自分が首相の在任中は、原発の再稼働は避けたい」という思いが反映しているとも受け止められている。

 このような菅首相の「ご都合主義」に海江田氏は怒り心頭で、7日の参院予算委員会では「時期がきたら責任を取る」と辞任をほのめかした。いっこうに辞めようとしない菅首相に対する抗議の意味が込められているのは言うまでもない。

 ところで、菅首相は本当に「脱原発」なのか。結論から言えば「そうではない」。

 菅首相は昨年6月に就任して間もなく、新成長戦略をまとめた。戦略では「原子力の着実な推進」と位置づけ、原発の輸出を柱に据えていた。つまり原発推進だった。

 その菅首相が考えをシフトさせたのは東京電力福島第一原発事故が原因だ。ただ深刻な被害に直面して考えが変わったというより、国民世論が「脱原発」に傾いたのを意識したと表現した方が正しい。時流に乗ることで、地に落ちた政権の求心力を再び高めようとしているという見方は、今や与野党の共通認識だ。

 浜岡原発の停止要請、電力会社の発送電分離の検討、そして再生可能エネルギー特別措置法案などの「脱原発」路線のイメージが強い行動を矢継ぎ早に行なっていることからも、こういった思惑が透けてみえる。

フォーサイト POLITICS
場当たり的な戦略
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7703

11095563 Foresightコンテンツ 会談に臨む菅直人首相(右)と国民新党の亀井静香代表。亀井氏は首相を支える貴重な人材だ=2011年7月11日、東京・首相官邸【時事通信社】

 菅首相は、今年1月、今国会召集を前に、与野党が激しく対立しそうな法案は国会提出をできる限り見合わせるよう古川元久官房副長官(当時)らに指示。再生エネルギー法案も提出を見合わせることがほぼ決まっていた。ところが経済産業省が巻き返し、法案提出にこぎ着けたいきさつがある。

 このエピソードは、2つの事実を示している。まず菅首相が、この法案に思い入れがなかったこと。そして法案の内容がストレートに「脱原発」に向かうものではないことだ。

 太陽光や風力などによる発電の全量買い取りを電力会社に義務づける再生可能エネルギーの買い取り制度は、確かに、再生エネルギーによる発電増加の後押しをすることにはなるが、電力会社の地域独占の見直しや発送電分離とは何の関係もなく、コストは電力料金に上乗せされるから、電力業界も受け入れられる。原発を推進する立場の経産省も、温室効果ガス削減の一策として積極的に取り組んできた。「脱原発」とは関係ない。民主党はもちろん自民党ですら2009年の衆院選マニフェストで法案制定を約束している。その自民党の執行部が、成立に反対するかのような言動をとるのも問題ではあるが、同法案は本来、原発推進か、脱原発かの分水嶺となるような法案ではないのだ。

 そもそも福島第一原発の事故以降、原発をこれまで通りに推進しようという政治家はいない。その流れの中で、菅首相は「脱原発解散」で窮地を抜け出そうとしていると言われるが、「脱原発」という言葉はあいまいだ。定期検査中の原発を再稼働させずに来年には事実上原発をなくしてしまうという考えから、再生可能エネルギーの普及を待って中長期的に原発依存を減らす考え、新規建設は行なわないが既存の原発は利用するという考えなど、幅は広い。そのあいまいさを利用しようという発想は、なかなかしたたかではある。だが、菅首相の場当たり的な戦略は反発を買い、その思惑は、国民にも完全に見透かされているようだ。毎日新聞が7月2、3日に行なった世論調査では内閣支持率は前回調査と比べて5ポイント下落して19%に。これでは、「脱原発解散」の現実味も薄らいでいくばかりだ。

 

呆れた菅の「なでしこ観戦」計画…政府専用機で弾丸ツアー
2011.07.16
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110716/plt1107161525002-n1.htm

 菅首相が「FIFA女子ワールドカップ ドイツ 2011」の決勝戦観戦のために、政府専用機を使った“弾丸ツアー”を検討しながら断念していたことが、分かった。

 「なでしこジャパン」の決勝進出が確定した14日、菅首相が政府専用機を使って、開催地・ドイツへ決勝戦の観戦に行くことが一時、検討された。しかし政府関係者は、東日本大震災の対応の遅れや不安定な政治状況、支持率低迷が続く中、世論が許さないと判断したという。

 なでしこブームに便乗して支持率回復を目論む首相の浅はかさには、あきれるばかり。政府関係者からは、「なでしこが負けてしまった場合、『首相が見に行ったせいで負けた』と言われても困る」といった声が聞かれるなど、もはや完全に疫病神扱いだ。

 常軌を逸した首相の姿勢に、民主党内からも「政府専用機は1回飛ばすだけで、予備機の経費も含め数千万円の費用が発生するうえ、ドイツ政府に厳戒警備を要請することにもなる。被災者の窮状をよそに、サッカー観戦のための巨額の税金投入など許されるはずもないことが分からないとは…」と、あきれた声が噴出している。

 

原発事故は人災~佐藤前福島県知事インタビュー 1/3 次のページへ
保安院の分離はごまかし
http://www.jiji.com/jc/v4?id=20110409interview0001&rel=y&g=phl

インタビューに応える佐藤栄佐久前福島県知事

 国の原子力政策に疑問を投げ掛け、在職中には東京電力に対して厳しい姿勢で臨んでいた佐藤栄佐久・前福島県知事。福島第1原発事故を受け、時事通信のインタビューに応じた。国の原発政策について「安全よりも(原発の)運転継続を優先」と指摘。

 政府が経済産業省原子力安全・保安院の分離を検討していることには「福島第1原発事故が起こっている時に保安院の分離で終わる話ではない。国は分離で自らの責任をごまかそうとしている」と痛烈に批判した。

(取材=福島支局記者・島矢貴典)

 主なやりとりは以下の通り。

 ―原発事故をどうとらえるか。

 今回の原発事故は決して天災ではない。これは国による人災だ。そこを決して間違えてはいけない。国は原発は安全だと言い続け、国民もそれを信じてきた。

 それなのに津波で原発が水浸しになったら外部電源がなくなり、原子炉が冷やせなくなった。信じられないことが起きている。悪夢を見ているようだ。

 ―なぜ国による人災だと。

事故を謝罪する東京電力の勝俣会長(中央)ら

 原発は安全だと国は言い続けてきた。今回の事故で安全だと言ってきた原子力安全委員会も原子力委員会も事故後、直接国民に説明していない。国民から逃げている。無責任だ。一番責任を負わなければいけない保安院が分離していれば、わたしは保安院の責任を追及すればいい。しかし、経産省の中の一組織のままだ。それならば経産省が責任を負わなければいけない。経産省の幹部が説明しようとしない。保安院の役人が説明するだけで、経産省は国民への説明から逃げている。

次は>> 国と東電は県を裏切った

原発事故は人災~佐藤前福島県知事インタビュー 2/3 次のページへ
国と東電は県を裏切った
http://www.jiji.com/jc/v4?id=20110409interview0002

福島原発・放射線量(推定値)の分布図

 ―政府は原子力安全・保安院の分離を検討しているが。

 分離は知事時代から求めてきた。しかし、それは福島第1原発事故が起こる前の状況のことだ。いま分離をしてしまえば、国は保安院に全ての責任をなすりつけてしまう。保安院を分離すれば経産省は大丈夫だ、ということにしてはいけない。保安院は今頃分離しても意味がない。分離しても事故が吹っ飛ぶわけではない。

 ―なぜ国の原子力などのエネルギー政策に疑問を投げかけるのか。

 そもそも反原発ではない。日本で最初に使用済み核燃料を再処理したウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)によるプルサーマル発電の導入を認めた知事は私だ。しかし、国の原子力政策の進め方がおかしいと思うようになった。1994年に福島第1原発の敷地内に使用済みの燃料を保管する共用プールの設置了解が福島県にあった。当初は燃料を持ち出す時期の約束として県は、東電だけでなく当時の通産省課長との間で「2010年から撤去する」という約束を結んだ。しかし、半年後にその約束は「2010年から移送先を検討」になった。結局、約束は反故(ほご)にされた。国と東電は県を裏切った。

次は>> 道州制は「とんでもない話」

原発事故は人災~佐藤前福島県知事インタビュー 3/3 次のページへ
道州制は「とんでもない話」
http://www.jiji.com/jc/v4?id=20110409interview0003

エネルギー政策に関する資料に目を通す佐藤前福島県知事

 01年に中部電力の浜岡原発で配管の事故があった。02年に保安院から各電力会社に点検の指示があった。それは「運転計画を勘案して点検計画を作れ」というものだった。浜岡原発で事故があったのだから、まずチェックしろというべきではないか。安全よりも原発を推進している資源エネルギー庁のような指示だ。

 ―原発事故で原発から半径20キロ圏内は避難指示が出ている。

 知事在任中に「うつくしま ふくしま」というスローガンを掲げ、県作りに全力を尽くしてきた。あのうつくしい福島はどこにいってしまったのか。住み慣れた故郷から避難させられている人のことを考えると、かける言葉もない。「故郷の町に帰りましょう。再びいいまちづくりしましょう」、としか言えない。それが精一杯。

 ―「東北州」という道州制を導入し、東日本大震災からの復興を目指す動きがあるが。

 とんでもない話だ。いま我々が考えなければいけないのは、原発事故のため住んでいた故郷から避難をさせられ、いまだに帰ることができない大熊町などの住民のこれからをどうするかということだ。故郷に帰りたいという思いを抱く人のことを考えれば、道州制の話が出てくること自体があり得ない話だ。

 

菅総理の「脱原発」路線は、延命のためのパフォーマンスに過ぎない。日本のエネルギー政策をどうするのか、今こそ地道な議論が必要だ
2011年 7月5日
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20110704/276432/?P=1

内閣不信任案で日本の政治は大きく変わるはずだった
 
 6月2日に提出された内閣不信任案で、日本の政治は変わると私は確信していた。鳩山前総理が内閣不信任案に賛成する方針を打ち出したため、民主党の鳩山グループと小沢グループから不信任案に賛成する造反者が続出する可能性があったからだ。

  仮に、不信任案が否決されたとしても、民主党執行部は大量の除名処分をしなければならないから、除名された鳩山グループと小沢グループを中心に新党が結成 されて、政界再編が確実に進む。一方、不信任案が可決されたら、震災の混乱が収まらない現状で解散総選挙をすることはできないから、内閣総辞職となる。そ うなれば、民主党国会議員の6分の1に過ぎない前原・野田グループが、重要閣僚の大部分を占めるという現在の異常な権力構造は継続できなくなる。

 子ども手当て、高速道路無料化、消費税率の維持といった民主党の基本政策を軒並み反故にしてきた前原・野田グループの政策は、最早続けることはできないと私は確信していたのだ。

 

菅総理と鳩山前総理の会談で、すべてがご破算に
 
 ところが、内閣不信任案に賛成した民主党議員は、松木謙公、横粂勝仁の両議員だけだった。造反が不発に終わった最大の原因は、鳩山前総理の心変わりにある。

  不信任案提出日の午前に菅総理と会談した鳩山前総理は、「復興基本法と第二次補正予算にメドがついた時点で菅総理が退陣する」という確約を取った。つまり 6月中に退陣するということだ。そのため鳩山前総理は、不信任案に反対を決めた。ところが、菅総理は不信任案否決後に「福島第一原発が冷温停止するまで は、退陣しない」と年内の退陣を否定したのだ。

 鳩山前総理は、自分をだました菅総理を「ペテン師」呼ばわりするほど激怒した。民主党は 菅総理と鳩山総理の二人で作った政党だ。その盟友をだましてまで総理の椅子に執着する菅総理には、あきれるばかりだが、実はその菅総理も前原・野田グルー プにだまされていた可能性があるのだ。

 

菅総理の辞任表明は前原・野田グループ幹部のシナリオか?
 
 菅総理が辞任表明をすることで 造反を抑え込むというのは、もともと、枝野官房長官や仙谷官房副長官など、前原・野田グループ幹部が描いたシナリオだったと私はにらんでいる。菅総理に は、「辞任表明をしても、震災対応を口実に、年内は総理を続けられる」と言って了解を得たのだろう。

 ところが、不信任案否決のわずか2 日後の6月4日に、枝野官房長官や岡田幹事長、安住国会対策委員長らが、「総理は夏までに退陣する」という見通しを明らかにして、総理の早期退陣を規定路 線にしてしまった。表向きは野党の批判を考慮してということになっているが、これだけ短期間で、しかも幹部が口を揃えたということは、予めそこまでのシナ リオが決まっていたとしか考えられない。

 そして、このシナリオが順調に進行すると、次の総理は民主党のなかから選ばれることになる。

  いま有力候補として名前が挙がっているのは、仙谷官房副長官、枝野官房長官、野田財務相といったいずれも前原・野田グループのメンバーばかりだ。菅政権は 前原・野田グループに支えられてはいたものの、菅総理自身は、菅グループであり、もともとの政治理念が前原・野田グループとは異なっている。しかし、次の 総理が前原・野田グループから選ばれるとすれば、総理も含めた完全な前原・野田グループ支配が確立する。

 

だまされた菅総理は居座りを決め込んだ
 
 しかし、事態はそのシナリオどおりには進んでいない。

 前原・野田グループ幹部にだまされた菅総理は激怒した。そして行けるところまで居座ってやるという作戦に変更したのだと思われる。いったん居直ると、総理大臣というのはものすごく強い。本人が辞めないというとなかなか辞めさせられないのだ。

 菅総理は土俵際で粘りに粘っている。岡田幹事長が提案した8月上旬退陣の花道も一蹴して、再生可能エネルギー特措法案を自らの手で成立させるまでは総理の椅子に座り続けるのだという。

 この法案は、太陽光発電や風力発電など、自然エネルギーで作られた電力を電力会社が買い取ることを義務づけるものだ。浜岡原発の停止を会見で高らかにうたいあげたことも併せて考えると、菅総理は脱原発にことのほか熱心なようにみえる。

 

脱原発は延命を図る菅総理のパフォーマンスだ
 
 しかし、あえて言うが、それはパフォーマンスに過ぎない。昨年秋にベトナムにトップセールスで原子力発電所を売り込み、それを政権の大きな功績としてアピールしたのは、他ならぬ菅総理だったからだ。

 それだけではない。菅総理は、浜岡原発を止めたといっても、他の原発は当面の安全対策が終了したとして、海江田経済産業大臣に命じて、原発が立地している地域の自治体に、運転再開を要請しているのだ。

  もちろん、原発の運転再開要請自体は、私は間違っていないと思う。運転していようが、停止していようが、原発事故の可能性は、ほとんど変わらないからだ。 冷温停止中だった福島第一原発の4号機が爆発事故を起こしたのがよい例だ。リスクがさほど変わらないのであれば、原発を停止しておく意味はない。設備不稼 動による固定費の無駄遣いと電力供給不足に拍車をかけるだけだ。

 

汚れ仕事は海江田経済産業相に丸投げ
 
 にもかかわらず、海江田経済産業相の地元自治体への説得は、上手く行っていない。その原因の一つは、菅総理自身にある。知事たちは、「浜岡原発が危険だからと言って止めたのに、自分のところがなぜ安全だと言えるのか」という疑問を呈しているからだ。

 その意見はもっともだ。菅総理は、東海大地震が浜岡を襲う可能性が高いことを停止の理由としているが、現実には、政府が地震の可能性が低いとしてきた阪神や中越や福島で大地震が起きてきたからだ。

  だから、本来であれば、海江田大臣に任せるのではなく、総理自ら原発立地の自治体を訪ねて、原発再開を説得すべきなのだ。ところが菅総理はそうした動きを みせず、むしろ自然エネルギーの推進団体を訪ねて、脱原発をアピールしている。これでは閣内不統一どころか、総理内不統一だ。

 

「脱原発」を掲げて解散総選挙に踏み切る可能性も
 
 菅総理が矛盾した行動を取る理由は一つしか考えられない。世間の脱原発ブームに乗って、延命を図るということだ。

 再生可能エネルギー特措法成立まで総理の椅子にしがみつくだけではない。もしかしたら、法案成立後の8月末に「脱原発」を掲げて解散総選挙に踏み切る可能性さえある。昨今の脱原発ブームを考えたら、世間がそれを支持してしまうかもしれない。

 再生可能エネルギー特措法では、太陽光などの再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が買い取り、コスト高になった分は利用者に転嫁することにしている。太陽光発電のコストは原子力の6倍だ。これは、そのまま電気代の値上げにつながる。

 菅さんが総理大臣になって何が起こったかというと、消費税を上げると言うは、法人税も所得税も上げると言うは、電気代は上げると言うは、ろくなことがない。憲政史上最悪の総理の残したものは、結局国民負担の増大だけなのかもしれない。

 

再生エネ法案の成立を訴えてはしゃぎまわる菅首相
 
 「国会の中には、菅の顔だけはもう見た くないという人も結構いるんです。本当に見たくないのか。それなら早いこと、この法案を通した方がいい」――こうして再生可能エネルギー特措法案の成立を 訴えてはしゃぎまくる首相の姿は、民主党を含めて政界の神経を逆なでし続けている。

 「今回の原発事故を契機に、エネルギー基本計画を白 紙から見直し、風力や太陽光発電などの自然エネルギーを次の時代の基幹的エネルギーとして育てることにしたいのです。そのための大きなステップとなるの が、『自然エネルギーによって発電した電気を固定価格で買い取る』という制度です」

 首相は不信任騒動直後の6月6日からメールマガジン に「次の時代」と題する連載を始め、再生エネ法案の重要性を繰り返し説いている。それほど大事な法案なら、従来からアナウンスしておくべきなのに、今年1 月の施政方針演説には影も形もない。退陣時期を明示せよとの圧力に呼応して首相が優先度を高めたのは明らかだ。

 

今後のエネルギー政策をどうするか、地道な議論が必要だ
 
 2010年6月の発足以来、菅内閣の看板スローガンは目まぐるしく書き換えられてきた。

 「公費で需要や雇用を創出する『第三の道』」「『強い財政』に向けた消費税の増税」「『熟議の国会』の実現」「平成の開国」「税と社会保障制度の一体改革」

 振り返れば、何ひとつ実現できていないことが分かる。このまま実績なく失脚することが耐えられなくなり、たまたま31年前の初当選時にかじった自然エネルギーの促進に飛びついたというのが真相ではないか。

 再生エネ法案に対して、産業界には電気料金の値上げにつながるとの慎重論が根強くある。中長期的に原発依存から脱却していくことはもはや避けられない流れだが、他方でエネルギー政策全体について冷静な議論も進めていかなければならない。

 そうした地道な議論をすっ飛ばして、延命のための一点突破を狙う菅総理により、日本のエネルギー政策が混乱を極めるような事態は何としても避けなければならない。

森永卓郎(もりながたくろう)
森永 卓郎 1957年東京都生まれ。東京大学経済学部卒。日本専売公社、日本経済研究センター(出向)、経済企画庁総合計画局(出向)、三井情報開発総合研究所、三 和総合研究所(現:UFJ総合研究所)を経て2007年4月独立。獨協大学経済学部教授。テレビ朝日「スーパーモーニング」コメンテーターのほか、テレ ビ、雑誌などで活躍。専門分野はマクロ経済学、計量経済学、労働経済、教育計画。そのほかに金融、恋愛、オタク系グッズなど、多くの分野で論評を展開して いる。日本人のラテン化が年来の主張。

 

2011年6月25日 23:27
想定どおりの退陣劇
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2011/06/post_266.html

 70日間の国会延長が決まった事を受けて、菅総理の「粘り勝ち」とか、「続投に意欲満々」と報道したメディアがあったが、どこの何を見ているのかと呆れた。前にも書いたとおり総理の持つ解散権を封じながら退陣に追い込む仕掛けは着々進行している。総理がもがけばもがくほど首は絞まるのである。

 将棋は最後の最後まで指す事はしない。手を読んで負けを悟った敗者が頭を下げ、そこで勝負は終る。最近の中国で子供の教育に日本の将棋を取り入れているというテレビ番組を見たが、「敗者が自ら負けを認めるところに礼節を感ずる。中国が日本から学ばなければならない事だ」と中国人が言っていた。

 政治にもそれと似たところがある。手を読んで負けを悟った権力者は自ら退陣を決断する。もっともこちらは礼節ではなく、もがいて突破口を探る事と政治的混乱の増大とを天秤にかけ、退陣後の影響力を考えて判断する。自らの権力を維持するより国民生活を優先すると言って退陣した権力者には退陣後も評価と余力が残り、もがき続けると評価は底なし沼に落ちる。

 ところが将棋と政治には違いもある。総理大臣には敗者となっても将棋盤をひっくり返して、すべてをチャラにする権限が与えられている。それが「解散権」である。この武器がある限り政治の敗者は簡単に頭を下げない。

 しかし大震災のこの時期に解散は政治空白を作り国民に多大の迷惑を掛ける。常識では「解散権」があってもそれを行使する事は出来ない。ところが菅総理に限ってはその常識が通用しないと政界では見られていた。

 一方で菅政権を継続させる限り復旧・復興の目途は立たないというのも政界の大勢であった。これほどの災害が起きて与野党が一体となって取り組む必要があるのに、「お友達」しか使いこなせない総理には政敵と手を組む芸当が出来ない。また官僚組織を掌握していないため、情報が官邸に上がらない。ところが現場には口を出そうとする。政と官のチグハグな状態が続いてきた。外国は決して表では言わないが総理の指導力のなさに本気で呆れている。

 分かっていないのはポピュリズムに洗脳された政治音痴のメディアである。「被災者の事を考えろ。政争はいかん」と国民の味方のフリをするが、政治をまともに観察すれば復旧・復興を任せるに足る政権でない事に気づかなければおかしい。先進民主主義国ならとっくに「リーダーを代えろ」の声が上がっている。

 この国のメディアの特徴は国民感情に迎合する事である。国民には目の前の事しか見えないからその範囲で物事を考える。しかし政治は何十年も先や諸外国との関係など時間と空間を超えた範囲で考える必要がある。国民感情に迎合する政治は誤りを犯すというのが民主主義の基本中の基本である。ところがそれを理解せず国民感情に媚びるメディアがこの国をおかしくしている。

 従って政治の世界は総理の「解散権」を封じながら、自らの口で退陣を言わせる必要があった。第一歩は内閣不信任案を提出して総理に敗北を認めさせる事である。本当に可決するには民主党の票が必要だから民主党は分裂する事になる。さらに可決をすれば総理が解散に踏み切る可能性もある。民主党にも国民にも良くない話である。そこで敗北を認めさせ、退陣表明をさせたら、不信任案を否決する方法が用いられた。

 菅総理は退陣を表明し、不信任案は大差で否決された。しかし退陣の時期を巡って菅総理に「もがき」を誘う仕掛けがあった。菅総理が潔く退陣すれば、菅総理は同情され、一方で退陣させた側は批判される恐れがある。菅総理が孤立して国民からも見放されるところに持ち込まないと仕掛けは成功した事にならない。

 鳩山前総理と交わした抜け穴だらけの合意によって、また大差の不信任案否決によって、菅総理は菅総理らしい行動に出た。もがきを始めたのである。昼間の退陣表明をその夜に覆した。これで民主党の大半とメディアの一部が菅総理に背を向けた。民主党執行部からは「大連立」という延命策も打ち出されたが、これも出来るはずはなく、菅政権と野党との溝を広げる効果を生んだ。

 国会会期の延長問題でも菅総理はもがいた。政府与党から初めは「90日」が流れた。9月20日までの会期で、そこまで菅総理が続投すれば、民主党代表としての任期をまっとうし、日米首脳会談も視野に入る延長幅である。それが「120日」となり、「50日」となって、最後は「70日」に落ち着いた。

 大事なのは「50日」でいったん与野党が合意をした事である。それを菅総理が覆した。「50日」では「ねじれ」の再議決に必要な「60日ルール」をカバー出来ないと判断し「70日」にしたのだろうが、これで菅総理は合意をした政党をすべて敵に回した。民主党執行部とも溝が出来た。

 野党の反対を押し切って70日延長を決めた事で国会はしばらく開かれない。ところが7月2日までに衆議院で可決をしないと「60日ルール」で再議決が出来ない恐れがある。菅総理があがいてもこの国会で法案を成立させるには、与野党が共に菅政権に協力しなければ無理なのである。

 一方で菅総理は「再生可能エネルギー法案」の成立に意欲を見せ始めた。6月15日の議員連盟の会合で「菅の顔を見たくないなら、早くこの法案を通せ」と叫ぶパフォーマンスを見せつけ、それを政治音痴のメディアは「意欲」と報じたが、私には追い詰められた権力者のあがきに見えた。

 この発言で菅総理は「脱原発」で解散に打って出るとの見方が政界に流れた。あがきだからありえない話ではない。しかし解散は総理一人では出来ない。閣僚の賛成を取り付ける必要がある。閣僚が反対すれば総理は閣僚の首を切るしかない。問題は閣僚が将棋盤をひっくり返す総理を支持するかどうかだ。

 そもそも「再生可能エネルギー法案」は環境問題の見地から鳩山内閣によって準備された。「脱原発」を実現するものではない。太陽や風力などの自然エネルギーで作る電力を電力会社に買い取らせ「脱化石燃料」を図ろうとしたものである。産業界は電気料金の値上げにつながるとして反対している。

 「脱原発」や「再生エネルギー」を真面目に考えている人たちにとって、菅総理の参入は迷惑な話ではないか。菅総理が6月に入ってから急に再生エネルギーを言い出したのは政権延命のためと言われても仕方がない。国会で真面目に議論しようとしても余計な詮索に時間が費やされ、きちんとした議論は出来なくなる。

 連立を組む国民新党の亀井代表は一貫して菅総理を支持してきた。連立を組んでいるのだから当たり前だが、亀井代表が菅総理と意見を異にするのは、政敵と手を組み、全政治勢力を結集して復興に当れと言う一点である。従って国会延長後、亀井代表は大幅改造を進言した。ところが菅総理はこれを無視して復興担当大臣に松本防災担当大臣を横滑りさせた。何もやらなかったに等しい人事である。

 人事は最高の権力行為であり、人事によって人は権力者にひれ伏す。しかし菅総理は大幅改造などとても恐ろしくて出来なかったのではないか。閣僚は任命権者である総理に楯突く事は出来ないが、首を切られれば批判する側に回る可能性がある。また政敵を入閣させれば寝首をかかれる恐れもある。菅総理は疑心暗鬼の真っ只中にいるように見える。

 最高の権力行為とされる人事すら出来なくなれば総理であっても権力者とは言えない。この人事で菅総理は支持発言を続けてきた亀井代表を裏切ったが、このまま行くと日一日と味方の数が減っていく。「権力が倒れる時は敵ではなく、味方によって崩れる」と以前書いたが、身内から刺客が出てこないとも限らない。それでも将棋盤をひっくり返す事に菅総理は執念を燃やすのだろうか。
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投稿者: 田中良紹 日時: 2011年6月25日 23:27 | パーマリンク

 

2011年6月 7日 17:32
「うそつき」の「もがき」
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2011/06/post_265.html

 内閣不信任案の否決は菅政権を支持した否決ではない。政治空白を作らずに菅総理を辞めさせるための否決である。そして菅総理が延命のためにもがけばもがくほど自分の首を絞める仕掛けである。ところが案の定と言うか菅総理とその周辺は延命のための「もがき」を始めた。

 鳩山前総理が口頭で今月中の辞任を迫ったとされる合意書には「退陣」の「た」の字もない。しかも内輪の合意書であるため「民主党を壊さない」とか「自民党に政権を戻さない」とかが真っ先に書かれてある。これが表に出れば自民党が反発する事は必至である。そこに仕掛けがある。

 その上で不信任案は大差で否決された。大差の必要があったからである。これで菅総理の心に「延命可能」の思惑が生まれる。大差の否決は延命のための「もがき」を誘う。しかしなぜ大差の否決だったのか。それは小沢一郎氏の指示があったからである。「自主判断」の指示がなければ大差の否決にはならなかった。

 合意書には「退陣」が書かれていない。不信任案は大差で否決された。菅総理の表情に笑みが生まれる。そこで菅総理は鳩山前総理との口頭での約束を反故にし、原子炉の冷却停止のめどがつく「来年1月」を退陣の時期と明言した。しかし原子炉の冷却停止が来年1月に出来るかどうかは誰にも分からない。ズルズル延びる可能性もあり、菅総理はいつまでも居座る事が出来る。

 むしろ延命のために冷却停止を引き延ばせば、総理の延命が国家の損失を招く事になる。ところが岡田幹事長や枝野官房長官ら菅総理の周辺は「合意書にある事は退陣の条件ではない」と一斉に鳩山発言を否定した。これを鳩山前総理は「うそつき」と呼んだ。現職の総理、官房長官、与党幹事長を「うそつき」と断じたのだから尋常ではない。鳩山発言が本当なら日本は「うそつき」が権力を握った国になる。

 しかし「もがき第一弾」とも言うべき菅総理の発言はメディアにも評判が悪かった。メディアは「総理退陣表明」でニュース速報や号外を出した手前、来年までズルズル居座られると立場がなくなる。「それはないよ」と言う話になった。これを見て鳩山前総理の言う「うそつき」たちは「もがき第二弾」を点火した。退陣時期を8月に前倒しすると言い出したのである。

 民主党代表選挙が9月に行なわれる事から、そこまで菅総理を延命させ、民主党内の菅支持派の体制を立て直そうとしたのである。メディアは「総理周辺が菅離れを起こした」と書いたがそうではない。菅総理の影響力を削がれまいとする「うそつき」たちの「もがき第二弾」なのである。

 そしてそれも難しいとみるや「もがき第三弾」が点火された。それが「大連立」である。菅総理は鳩山前総理との約束どおり今月中に退陣する。そして「小沢抜き大連立」を図ろうと言うのである。大臣ポストと民主党マニフェストの破棄をエサにして、内閣不信任案で共同歩調を取った自公と民主党内小沢グループの間に楔を打ち込み、総理周辺は生き残り、菅総理も退陣後の影響力を確保しようと言うのである。

 これらの「もがき」に共通するのは全く国民の方を向いていない姿勢である。第一弾、第二弾は自分の利益と自分たちの都合だけであった。第三弾は一見与野党が協調する体制を作るかのように見えるが、まったくそうではない。マニフェストの異なる政治勢力が連立を組むためにはそれなりの手続きが必要で、まずは辞めていく総理の側が提案する話ではない。

 自民党の谷垣総裁が「新しい民主党代表が決まらなければその話をする事は出来ない」と言うのはその通りである。それにも増して国民が選んだマニフェストを変えるには国民の理解を得る必要がある。この時期に選挙をやる訳にはいかないから、国会議員が良く良く有権者の意見を聞きながら党内で調整を図っていく必要がある。

 与野党協調の道は「大連立」にあるのではない。これまで協調体制を作る姿勢をまるで見せなかった菅総理に退場していただき、全政治勢力が結集して「復興のための臨時政権」を作る事なのである。マニフェストを変える必要もない。大臣ポストを各党に割り振る必要もない。復興のための組織に超党派で適材適所の人物配置を行なえば良い話である。

 復興のための組織は時限的なもので、復興の道筋が出来れば解散する。しかし現状の菅政権では国民経済にも被災者の救済にも見通しが立たないため、今回の不信任案提出問題が起きた。それが不信任案を可決しようとした与野党の共通認識である。「大連立」を組まなくともすでに与野党には共通認識と協調姿勢があり、政治空白を作らずに復興作業を行う事は出来るのである。

 鳩山前総理の言う「うそつき」たちは「大連立」を提案すれば時間稼ぎが出来ると思っているのかもしれないが、「大連立」で時間を浪費する訳には行かない。しかし「うそつき」たちが「もがいた」ため、ついに自民党の谷垣総裁は菅総理に対して来週中の退陣を要求した。「もがき」によって退陣時期は早まっていくのである。
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投稿者: 田中良紹 日時: 2011年6月 7日 17:32 | パーマリンク

 

2011年6月 3日 15:43
菅政権の最期
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2011/06/post_264.html

 内閣不信任案が否決されたことで「解散・総選挙」の選択肢は消え、菅総理には自ら退陣するしか道はなくなった。しかも与野党を問わず周囲を敵に回したから末路は哀れなものになる。それが菅政権最期の姿である。

 何があっても辞めないと言う最高権力者を辞めさせる事は容易でない。辞めさせるためには国会で内閣不信任案を可決するのが常道だが、総理には「解散権」があり、国会議員全員の首を切って国民に信を問う道が残されている。

 しかし大震災からの復旧、復興が急がれている時に「政治空白」は許されない。菅総理の退陣を迫る側には万が一にも「解散・総選挙」をさせない必要があった。そのためまず野党が内閣不信任案を提出し、しかしそれを否決する中で総理が自らの首を絞めるシナリオが描かれた。

 まず野党第一党の自民党が内閣不信任案を提出できるかが問題であった。国難とも言うべき時期に政争をすれば国民の反発を買う事は必至だからである。国難は黙っていても政権側に有利になる。ところが菅政権はそれに安住し「お友達」だけで国難を乗り切ろうとした。それが政治の停滞を招いている。

 全政治勢力を結集すべき時期にそれをしない姿勢は当然ながら野党の反発を呼ぶ。しかし内閣不信任案を可決するには野党勢力の数が余りにも少なすぎる。与党の中から大量の造反が出ない限り無意味なパフォーマンスで終る。国民から非難されるだけの話になる。

 それを現実味のあるものにしたのは、ウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューに答えた小沢一郎氏の「倒閣宣言」であった。小沢氏を支持するグループは民主党内最大勢力であるから、それが内閣不信任案に賛成すれば可決される可能性がある。

 そこで初めて内閣不信任案が現実の問題として政治の俎上に上った。これに対して菅総理の側は一方で「解散・総選挙をやる」と脅し、他方では菅総理が国会の会期延長に言及して賛成派の切り崩しを図った。それによって否決に回った議員も多く、賛成するのは小沢グループ以外にどれほどいるかが焦点となった。

 内閣不信任案が提出された夜、結集した小沢グループの数が絶妙だった。議員本人が71名、代理出席が6名と言われた。その時点では82名の造反があれば不信任案は可決されると言われていたから、あとわずかの数字である。可決されるとも読めるし、されないとも読める。そして菅総理にとっては恐怖を抱かせる数字である。

 絶対可決できる数字を集めてしまえば、本当に可決をしなければならなくなる。しかし目的は可決ではなく、菅総理に自発的な退陣を促す事である。従ってそのあたりを配慮した絶妙な数字だと私には思えた。一方、鳩山前総理や原口前総務大臣も不信任案賛成を明言し、5人の副大臣と政務官が辞表を提出したから菅政権は万事休すの状態である。

 そこで鳩山前総理が菅総理と会談し自発的退陣を促した。会談は物別れに終ったが菅総理は追い込まれた。不信任案採決当日の朝には国民新党の亀井代表も退陣を促す。再度、鳩山前総理が菅総理と会談して退陣を促し、合意書を取り交わした。この合意書がまた絶妙であった。民主党を壊さない事を真っ先に掲げ、自民党政権に戻さない事を第二に、最後に震災対応として復興基本法案の成立と第二次補正予算案の編成の目途をつけるとなっていた。

 不信任案採決直前の民主党代議士会で菅総理はついに「一定の目途がついた時点での退陣」を表明、鳩山前総理は復興基本法案の成立と第二次補正予算案の編成の目途をつけた時に菅総理は退陣すると発言した。しかしこの合意書が表に出れば自民党は断固として菅政権とは手を組めなくなる。参議院で問責決議案を出す可能性が高まる。そうなれば法案は1本も通らなくなる。総理に参議院を「解散」する権限はないから、政権はそこで立ち往生する。

 また合意書には「辞任」の文字がない事から、菅総理は鳩山前総理とは異なる解釈をしてさらなる延命を図ろうとした。これに鳩山前総理が「うそつき」と応じた。海水注入問題と同様の「言った」、「言わない」が繰り返され、菅総理の体質が国民の目にさらされる事になった。

 菅総理の「退陣表明」を聞いて小沢氏は「撃ち方やめ」を指示し、不信任案は否決され、「解散・総選挙」による「政治空白」は避けられた。今後不信任案が提出される事はないから「解散・総選挙」が行なわれる事はなくなった。しかしこの一連の出来事で菅総理の首は次第に締められていくのである。延命のためにもがけばもがくほどきつく絞まる可能性がある。

 この国では「民主主義」をまともに教えていないから、民主政治について国民の多くはとんでもない勘違いをしている。「政局はけしからん」とか「権力闘争ばかりしてなんだ」と言うが、民主主義政治とは国民を守るために権力闘争をする事を言うのである。国民に主権があると言う事は、自分たちの生活を守ってくれないと思ったら、権力者を「ころころ変える」権利があるという事である。

 しかしそれが国民に理解されていない以上、常道ではない仕掛けをして、誰が与野党一致の政治体制の構築を阻んでいるのかを、国民の目に見えるようにしていかなければならない。それが今回の不信任案の否決で始まったと私は見ている。


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投稿者: 田中良紹 日時: 2011年6月 3日 15:43 | パーマリンク

 

菅首相の責任追及、中途半端=世論意識し復興協力アピール-自民
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201107/2011070600932&rel=y&g=pol

 自民党は6日の衆院予算委員会で、松本龍前復興担当相の辞任をめぐり菅直人首相の任命責任を追及する一方、東日本大震災の復旧・復興に協力する姿勢をアピールした。批判一辺倒では世論から政局優先とみられることを警戒したためだ。ただ、腰の定まらない対応だけに、追及は中途半端に終わり、迫力を欠いた。
 「ある意味で確信犯だ。菅内閣に愛想を尽かして辞任した」。自民党の石原伸晃幹事長は、東日本大震災の被災地で問題発言を繰り返した松本氏の辞任を取り上げた。菅内閣が「政権の体を成していない」ことを浮き彫りにするためだ。さらに「居座り続ける限り、政治空白は続く」として、首相に退陣時期を明確にするよう迫った。
 その一方で、石原氏は自民党が2011年度第1次補正予算成立に協力したことを強調。復興策に関する577項目に及ぶ政府への提言にも触れ、「論戦をリードしてきた」とまで言い切った。
 首相の復興への取り組みや退陣時期をあいまいにする姿勢を厳しく批判してきた自民党。だが、6月の内閣不信任案採決を境に、同党の支持率は落ち込んだ。被災地の反発を懸念して国会審議への協力姿勢をにじませる公明党との足並みも必ずしもそろっていない。こうした危機感を背景に、自民党幹部は予算委に先立ち、「質疑の最大の目的は、首相に『自民党は復興に協力している』と認めさせることだ」と率直に語っていた。
 もっとも、こうした「二兎(にと)を追う」戦略は、首相を退陣に追い込む手だてを持たない苦しさの裏返しにほかならない。
 実際、首相は退陣要求を「私自身は退陣という言葉は使ったことはない」といなし、さらに、自民党の狙いを見透かすかのように「自民党を含めて野党も一緒になって(復興に)協力いただいて進めている」と余裕の表情で語った。(2011/07/06-22:09)

 

「民主の内ゲバ、極左より悪い」=亀井氏
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201107/2011070600833&rel=y&g=pol

 国民新党の亀井静香代表(首相補佐官)は6日午後の記者会見で「今の民主党は俺が(警察庁時代に)担当した極左の内ゲバより程度が悪い。極左の連中はそれなりの理想と理念を持ちながらけんかをしていたが、それにももとる」と述べ、菅直人首相の早期退陣を求める民主党幹部を批判した。特に同党の安住淳国対委員長の首相批判に関しては、「勘違いしてる。国対委員長がどうだこうだ言うことがおかしい」と不満を示した。
 この後、亀井氏は首相官邸で首相と会談。亀井氏は記者団に「きちっとした仕事を政権ができるようにするのが(民主党)執行部の仕事だ。(岡田克也)幹事長にきつく話した方がいい」と首相に助言したことを明らかにした。首相は黙って聞いていたという。 (2011/07/06-20:22)

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※参考:オープン・ソース・インテリジェンス(Wikipediaより)

オープン・ソース・インテリジェンスまたはOSINTとは、公開情報(オープン・ソース:一般公開され利用可能な情報源)から収集された情報を元にする、(機密)情報収集の専門領域を指す。

概説

“合法的に入手出来る資料”を“合法的に調べ突き合わせる”手法で、情報源は政府の公式発表(プレスリリース)、マスメディ アによる報道、インターネット、書籍、電話帳、科学誌その他を含む。具体的には、対象国の軍の編制を割り出すために、対象国の新聞社交欄、ニュースの断 片、高級将校の異動発令などを丹念に集積し、分析するといった手法である。

細かいデータを少しずつ集めて分析するだけでも、相当な精度の情報が得られることがある。媒体入手・分析は駐在国公館で行なわれる事が多い。ラジオ放送は自国領内で受信する。

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※原発関連で3冊:

知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久 (著)

原子炉時限爆弾 広瀬 隆 (著)

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章 (著)

 

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2011年7月30日 (土)

ふ〜ん、NHKって東京電力の社債とか随分買ってるんだね。国会に提出する財務諸表から見つけました。

(↓クリックで拡大します)
Photo←NHK経営委員会の第1146回議事録の添付資料にあった、有価証券の内訳。電力債はNTTやJR債と同じ事業債なのだけれども、その券面総額は約71億円とあります。国債の5億より遥かに多い。摘要のところで、東京電力㈱社債ほかゼネラル/エレクトリック/キャピタル/コーポレーション社債となってます。


岩上安身さんの、

http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/97171553829130240
iwakamiyasumi 失礼しました。訂正します。株ではなく社債を大量保有です。RT @syukan_kinyobi: 株ではなく社債です。悪影響は同じようなものですが(浩) RT @iwakamiyasumi: NHKが電力会社の株を大量保有という週刊金曜日の大スクープ。
約3時間前 ついっぷる for iPhoneから
Retweeted by あなた and 100+ others

を読み、調べてみました。

NHKは財務会計で、

>日本放送協会の財務諸表は会計検査院の検査を経て国会に提出することとなっている(放送法第40条第3項)。
>日本放送協会の会計については、会計検査院が検査する(放送法第41条)。

となってます。

すぐに見つかって、NHK経営委員会の1146回議事録に行き当たりました。

2011-06-28日本放送協会第1146回経営委員会議事録
http://www.nhk.or.jp/keiei-iinkai/giji/g1146.html

「5 議決事項」の下記リンク中、

 (2) 日本放送協会平成22年度財務諸表について(以下資料はpdf)
(資料1) →(資料2) →(資料3) →(資料4) →(資料5) →(資料6)

(資料2)を開くと、39ページのところに社債について書いてあります。

>資産、負債、純資産、損益及びキャッシュ・フローの状況
>3.1 財産目録及び貸借対照表
>( 協会全体)

>( 一般勘定)
>( 比較貸借対照表)

の資産の部のところがそれ。最初に画像表示した「3、有価証券 <有価証券の内訳>」です。

区分の内、電力会社の社債は事業債で券面総額約71億円、国債の5億より遥かに多い。摘要のところで、東京電力㈱社債ほかゼネラル/エレクトリック/キャピタル/コーポレーション社債となってます。

東電など電力会社について報道する時に影響がないとは言えず、NHKが多額の東電などの社債を保有するのは不適と思います。

参考:

NHK経営委員会の1146回議事録の内、5 議決事項のところを採録。

5 議決事項

 (2) 日本放送協会平成22年度財務諸表について
(資料1) →(資料2) →(資料3) →(資料4) →(資料5) →(資料6)

 (石田理事)
 それでは、NHKの平成22年度財務諸表についてご説明いたします。
本日ご審議いただく財務諸表と説明資料について、全部で5点配付させていただいています。
 本日、ご審議・議決いただく「日本放送協会平成22年度財産目録、貸借対照表、損益計算書、資本等変動計算書及びキャッシュ・フロー計算書並びにこれらに関する説明書」をご覧下さい。この財務諸表につきましては、経営委員会で議決いただいたのち、放送法第40条の規定に基づき、監査委員会および会計監査人の意見書を添えて総務大臣に提出いたします。その後、内閣を経由し、さらに会計検査院の検査を経て国会に提出されます。
 表紙を開いていただき、「目次」をご覧ください。放送法および放送法施行規則に基づき、企業会計原則に従って、「財産目録」「貸借対照表」「損益計算書」「資本等変動計算書」「キャッシュ・フロー計算書」につきまして、定められた書式で作成しています。「これらに関する説明書」は、これらの書類の内容を説明するものです。決算にあたっての「重要な会計方針」ですが、30ページにまとめて記載しています。22年度決算で特に重要なポイントは、「2.4引当金の計上基準」の(2)災害修繕費用引当金および(3)固定資産撤去費用引当金で、それぞれ、15億円、181億円を計上しています。また、これらの内容について、監査法人から「独立監査人の監査報告書」を受領しています。監査の結果「すべての重要な点において適正に表示しているものと認める」との監査意見が表明されています。
 次に、決算を説明する資料ですが、まず、「平成22年度決算の要約」をご覧ください。これは、決算内容のポイントをまとめたもので、本日は、この資料で説明いたします。「平成22年度決算概要」は、収支決算、損益および資産、負債・純資産の状況をまとめたものです。「平成22年度決算説明資料」は、収支予算・決算並びに事業運営計画の実施状況について説明した資料です。それでは、「平成22年度決算の要約」に沿って、決算の内容をご説明いたします。まず、収支決算について、前年度の決算との比較でご説明します。事業収支決算表(前年度決算との比較)をご覧下さい。事業収入は6,839億円で、前年度比140億円の増収となりました。そのうち受信料収入は、受信契約件数の増加等により、155億円の増収となりました。一方、事業支出は6,801億円で、前年度比226億円の増となりました。これは、完全デジタル化に向けてデジタル追加経費を増額したことや、アナログ送受信設備について固定資産撤去費用引当金繰入を計上したことなどによるものです。この結果、事業収支差金は37億円の黒字となり、財政安定のための財源として繰り越します。なお、財政安定のための繰越金の年度末残高は、建設費および債務償還の財源として36億円使用した一方、先ほど述べた事業収支差金37億円が新たに発生したため、前年度末とほぼ同額の1,262億円となりました。次に、収支決算について、予算との比較でご説明します。事業収支決算表(予算との比較)をご覧下さい。事業収入は、受信料の増加等により、予算を52億円上回りました。また、事業支出は、アナログ送受信設備について固定資産撤去費用引当金繰入を計上したものの、効率的な業務運営を徹底し、46億円の予算残となりました。この結果、事業収支差金は、61億円赤字の予算に対し99億円改善して37億円の黒字となりました。続いて、「資産・負債及び純資産の状況」をご覧下さい。資産は、固定資産の増加等により、前年度比220億円増の8,722億円となりました。負債は、3,108億円となっており、このうち外部資金の残高は100億円です。これについては23年度中に全額償還する見込みです。純資産は5,613億円となり、自己資本比率は64.4%で、前年度末65.8%と比べ、1.4ポイントの減となっていますが、引き続き健全性を保っています。次に損益の状況ですが、受信料が増加した一方で、事業支出を抑制したことから、経常収支差金は223億円となりましたが、特別支出に固定資産撤去費用引当金繰入を計上したため、当期事業収支差金は前年度比82億円減の19億円となりました。次に、キャッシュ・フロー計算書をご覧下さい。事業活動によるキャッシュ・フローの増加が、投資活動と財務活動のキャッシュ・フローの減少を上回り、22年度末における資金残高は、前年度末から434億円増の1,357億円となりました。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。

 (幸田委員)

 以前の経営委員会で、資産運用としては、リスクの少ない金融債や事業債などの債券で運用されているという説明があったと思います。価格が下落しても売らず、満期まで持つというスタンスだから安全だという説明でしたし、そういうところは、今、日本の中にたくさんあるのも事実ですが、電力債など、いわゆる安全と言われてきた社債も、現在は非常に不透明な状況だということはご存じだと思います。不可抗力の面もありますが、もしものとき、これだけ保有している金融資産がどのようになるかということについては、適切な危機感を持つ必要がありますが、その点はどのようにお考えなのかというのをお伺いしたいと思います。特に現在は、資産運用のリスクについては常に認識していないといけないと思いますので。

 (石田理事)

 実際に保有している債券がどういう状況かということは注視しているのですが、今の段階では、NHKとしてのこれまでの方針を変更して、債券を売るとかいうことではなくて、やはり満期保有という形で引き続き状況を見ているということです。

 (數土委員長)

 この問題は、繰越金がだいぶん増えてきていることと関連すると思いますが、債券をどのように持つか、どこまで持つか、何のために持つか、そして、どういう対応をしながら持つかということを、執行部側で、きちんと議論しないといけないと思います。そのベースがないとなかなかこういう質問には答えられないと思います。

 (松本会長)

 繰越金は、建設費やインフレ、大規模な災害、事故への対応などに使うということです。今、保有している債券が非常に不透明な状況にある場合には、情報を取りつつぎりぎりまで運用し、しかし、全体が動いたときには遅れないようにということが重要だと思います。

 (石原委員)

 国際放送についてですが、21年度の決算と22年度の決算を比べて、119億円から127億円となり、8億円の増ですよね。平成22年度決算概要1ページの下のところに、視聴可能世帯が1億3,655万世帯になったという記載があります。これは大変結構だと思うのですが、果たしてどの程度の訴求効果があるのでしょうか。例えば国内放送であれば、接触者率を75%から80%にするなどの目標があるわけです。国際放送の訴求効果はどのように計るのですか。そういった検討会のようなものはあるのでしょうか。どのように、これから国際放送に力を入れていくのかということです。外国の放送というのは、例えばアルジャジーラのように、アラブに非常に関心がある人が今多いという中で特殊な現地の状況などを放送してくれるから視聴するわけです。日本の大震災のニュースは視聴するかもしれませんが、その関連の放送が終わってしまったら、日本の情報に関する番組などはほとんど視聴しなくなるということも考えられます。費用対効果を、これからはきちんと考えていく必要があると思います。

 (今井理事)

 ご指摘のとおりです。受信環境整備で、すでに一部の時間帯のみ視聴可能なところも含め、世界で約2億世帯がNHKの国際放送を視聴可能になっているのですが、実際どの程度視聴されているかというのをなかなか計ることができていません。一部、香港やワシントンDCでは世論調査のような形で調査を実施しています。さらに、どの程度NHKの放送に接触されているかということを調査するにはどういう方法があるかについて、今検討を始めているところです。アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、何か所かを抽出して、放送にどの程度接触しているかを定期的に計るような方法を今検討しており、23年度中にそのような調査を実施したいと考えています。また、受信環境については、受信可能世帯は増えてはいるのですが、例えばアメリカやヨーロッパのホテル等でどの程度視聴されているかというところも、もう一度調査して、さらに環境整備を進めていきたいと考えています。

 (數土委員長)

 一般的な企業であれば、事業分野、部門ごとに収支状況を把握しています。株主総会ではそこまでは出さないのですが、そういう情報を持っていないと話にならないのです。例えば、NHKは、国際放送も含めて、チャンネルごとのコストや視聴率のデータがあったほうが、より進んだ経営手法になっていくのではないかと思います。実際は、そういうことを行っているテレビ放送もあるということも聞いています。そういう方向を目指して、何年かの計画の中で、原価管理体制の構築を含めて取り組んでいただきたいという気持ちがあります。

 (石田理事)

 今、委員長がご指摘になった、経費をチャンネル別に把握するということは重要ですので、今、経理局で検討しています。そのときの一番の問題は、衛星放送に係る経費をどう配賦するかということです。決算概要の11ページに「事業収支のうち衛星放送に係る収入と経費」がありますが、衛星放送に係る経費には、直接衛星放送に係る経費と、報道番組など衛星放送と地上波の両方に係る経費もありますので、その配賦をどうするかという問題です。衛星放送を始めたときは、直接衛星放送に係る経費だけでしたが、平成10年度までに、衛星放送と地上波の両方に係る経費の配賦を見直してきましたが、その後衛星放送の役割が変わって、今でもその配賦の方法がいいのかどうなのかという課題はあると思います。例えば、大河ドラマ、朝の連続ドラマ小説、NHK紅白歌合戦などは、地上波でも衛星放送でも放送しているのですが、その経費は全部が地上波で持っている形になっています。また、報道関係の番組については、以前は、外国のニュースを買うだけだったのですが、実際にはNHKで制作している番組がだんだん増えてきています。その状況を見ると、衛星放送に係っている人員数、すなわち人件費が増えているのですが、この状況で今の配賦基準でいいのかどうなのかということは、前任の金田専務からも問題提起がなされています。この部分をきちんと整理しないと、チャンネル別などへの対応もできないので、そこを詰めてチャンネル別の管理ができるのかどうか検討しているところです。

 (數土委員長)

 それがもうすでに遅くなってしまっているのです。例えば、JALなどもそうであって、路線ごとのコスト管理はしていなかったというので皆が驚きました。それはNHKワールドならワールドの分をどうやって割り振るかとか、その割り振り方がすなわち原価管理というものですから、それは何としても行ってもらうようにお願いします。営業経費をどうやって割り振るかも同様で、合理的だと思われる方法を自分たちで作り出していくしかないと思います。ぜひチャンネルごとの経営管理というものを目指していただきたいと思います。可及的速やかに行っていただくよう期待しています。

 (石田理事)

 予算に関わることでは、慎重に検討していきたいと思います。

 (井原委員)

 今の委員長からの要望は、私からも一昨年も昨年も同様にお伝えしたことです。その時も同様に検討するとおっしゃいましたが、これまでの間は検討されていなかったということですか。配賦の問題等課題として残っているので、それを検討しますとおっしゃいました。議事録にも残っているのではないかと思います。

 (金田専務理事)

 私が担当していたときのご指摘だと思いますので、お答えします。基本的には費用の精度の問題があります。概算レベルのものは3、4年前に一度作っており、徐々に精度を上げてきて、今は最終段階まで来ていますので、早い段階で、多分ご説明できると思います。経営計画のご説明までの途中として、現時点でのベストのものをお見せできるところまで来ているということです。

 (松本会長)

 これは、もともと衛星放送に係る収入と経費を把握するというところから始まっています。その経費の把握のために、計算方式の基準を決めて実施したわけです。ところが、衛星放送の役割の変化に伴って、今になるとその計算方式は、実態に合っていないようなことになっています。以前に決まったものを変更することになれば、対外的にも説明しなければなりません。その精度を高めていっているところということです。時間をかけているという状況があります。しかし、それはやるべきだと思っています。

 (石田理事)

 今の方向というのは、現状に則した配賦基準に見直して、衛星放送に係る経費を一層適正に把握するということです。われわれは総務省に予算を提出して、大臣意見をいただき、国会で承認を得ないといけないということですので、よほど配賦基準の合理性をきちんと説明しないとなかなか通らないというところがあります。今、経理制度検討委員会やいろいろな会計の先生方のご意見も聞きながら、なるべく早く行うつもりで作業を進めています。

 (數土委員長)

 公式の説明ではなくて、自分たちの手元のペーパーとして、整合性をどう図っていくかというチャレンジングの期間としての調整の期間を3か年持つなどの方法もあるのではないでしょうか。今のような話をしていたのでは、永久に行えないのではないですか。

 (石田理事)

 いや、そんなことはないですが、これまでこういう形でということで、すべて外部へ出していることですので、配賦を変えるとなると、それは外部への説明が必要だと思います。

 (數土委員長)

 これにつきましてもまた早急に議論をしていきたいと思います。原価管理体制と原価管理会計というものを前面に出していかないと、合理的な経営はなかなかできていかないと思いますね。

 (石田理事)

 委員長がおっしゃるように、BBCなどもそういうことを行っていますので、どういうやり方をしているかということも含めて勉強して、いい形でチャンネル別に経費を出すように前向きに準備を進めていきたいと思います。

 

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衆院厚労委児玉龍彦教授の「国の原発対応に満身の怒り」Uツベが消され再アップを見つけるも、念のため阿修羅にもmp3をアップ

 ↓「主権者は私たち国民」BBSにも、

【必見】2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦
投稿者:SOBAメール  投稿日:2011年 7月30日(土)09時29分51秒
http://6719.teacup.com/syukensya/bbs/238

と、投稿しましたが、その後handykateさんアップの下記YouTubeは消され、「この動画は、YouTubeの利用規約に違反していたため削除されました。」になってます。

157←削除されてます。

2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦
handykate
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo

 

 早くも下記YouTubeが再アップされているのを見つけましたが、これも消される可能性があるので、阿修羅にもmp3でアップしておきました⇒(http://www.asyura.us/bigdata/bigup1/source/158.mp3 )。ラジオを聞くような感じで聞き、後ろで紹介するテキストも参考にして頂ければ児玉教授が言っていることをよく理解出来るのではないかと思います。(理解を助けるために、知っていることや、ネットで調べた事を若干メモしておきました)

※消される→再アップのイタチごっこ状態に突入しているのでブログでこの動画を紹介する人は上記僕が阿修羅にアップしたmp3もお守り代わりにリンク紹介するといいです。消す方も諦めるでしょう。なお、衆議院 Internet TV で、他の参考人の方、例えば今中哲二(参考人 京都大学原子炉実験所助教)はじめ全6人の参考人質疑を見る事が出来ます(衆議院 Internet TVでは、視聴は1年が限度、1年過ぎると消されてしまいます)。

H23.7.27 衆院厚労委員会 児玉龍彦参考人 3.21の雨
masakanosaka1
http://www.youtube.com/watch?v=eubj2tmb86M

 

明日に向けて(208)放射線の健康への影響について(児玉龍彦教授国会発言)
2011年07月29日 01時00分00秒
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/8f7f0d5f9d925ebfe7c57aa544efd862

↑上記を参考にして、↓僕が校正とメモの補充をしました。

7月27日 衆議院厚生労働委員会 「放射線の健康への影響について」
児玉龍彦教授発言

156 わたくしは東京大学アイソトープ総合センター長の児玉ですが、3月15日に大変に驚愕いたしました。

私ども東京大学には27箇所のアイソトープセンターがあり、放射線の防護とその除染などの責任を負っております。それでわたくし自身は内科の医者でして、東大病院の放射線施設の除染などにずっと数十年関わっております。

3月15日に、まずここの図にちょっと書いてあるんですが、我々最初にまず午前9時頃、東海村で5マイクロシーベルト(*1)という線量を経験しまして、それを第10条通報(*2)という文科省に直ちに通報いたしました。その後、東京で0.5マイクロシーベルト(*1)を超えるその線量が検出されました。これは一過性に下がりまして。次に3月21日に東京で雨が降り、0.2マイクロシーベルト等の線量が降下し、これがこんにちにいたるまで高い線量の原因になっていると思っています。

(*1)SOBA:平常値を0.05マイクロシーベルト/毎時(μSv/h)とすると、東海村の5マイクロシーベルトと言うのはその100倍。東京の0.5マイクロシーベルトと言うのは10倍。(「平常値」についてのメモ

(*2)SOBA:原子力災害対策特別措置法に基づいて、国に「異常事態」を知らせる通報。雑談日記エントリーのデータベースで探すと、NHKニュースによれば3月11日と(http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/03/311-c37e.html#top )、3月15日に(http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/03/315-98a8.html#top )第10条通報をしています。

 

それでこの時に枝野官房長官は「さしあたり健康に問題はない」ということをおっしゃいましたが、わたくしはその時に実際にこれは大変なことになると思いました。

なぜかというと、現行の放射線の障害防止法というのは、高い線量の放射性物質が少しあるものを処理することを前提にしています。このときは総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。

ところが今回の福島原発の事故というのは、100キロメートル圏で5マイクロシーベルト、200キロメートル圏で0.5マイクロシーベルト、さらにそれを越えて、足柄から静岡のお茶にまで汚染が及んでいることは、今日、すべてのみなさんがご存じの通りであります。

われわれが放射線障害をみるときには、総量を見ます。それでは東京電力と政府はいったい今回の福島原発(事故)の総量がどれぐらいであるか、はっきりした報告はまったくされておりません。

そこで私どもはアイソトープセンターの色々な知識をもとに計算してみますと、まず熱量からの計算では広島原爆の29.6個分に相当するものが漏出しております。ウラン換算では20個分のものが漏出していると換算されます。さらにおそるべきことにはこれまでの知見で、原爆による放射線の残存量と、原発から放出されたものの放射線の残存量は1年に至って、原爆が10分の1になるのに対して、あ、すいません、原爆が1000分の1程度に低下するのに対して、原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。

つまり今回の福島原発の問題はチェルノブイリ(事故)と同様、原爆数十個分に相当する量と、原爆汚染よりもずっと多量の残存物を放出したということが、まず考える前提になります。

そうしますと、われわれはシステム生物学というシステム論的にものをみるやり方でやっているのですが、現行の総量が少ない場合には、ある人にかかる濃度だけを見ればいいです。しかしながら総量が非常に膨大にありますと、これは粒子です。

粒子の拡散というのは、非線形という科学になりまして、われわれの流体力学の計算ではもっとも難しいことになりますが、核燃料というのは、ようするに砂粒みたいなものが、合成樹脂みたいなものの中に埋め込まれております。

これがメルトダウンして放出されるとなると、細かい粒子がたくさん放出されるようになります。そうしたものが出てまいりますと、どういうことがおこるかというのが、今回の稲藁の問題です。

例えば岩手の藤原町では、稲藁5万7千ベクレルプロキログラム、宮城県の大崎1万7千ベクレルプロキログラム、南相馬市10万6千プロキログラム、白河市9万7千プロキログラム、岩手6万4千プロキログラムということで、この数値と言うのは決して同心円上にはいかない。どこでどういうふうに落ちているかは、その時の天候、それからその物質が例えば水を吸い上げたかどうか。

それで今回の場合も、私は南相馬へ毎週末700キロメーター行って、東大のアイソトープセンターは現在までに7回の除染をやっておりますが、南相馬に最初にいったときには1台のNaIカウンター(*3)しかありません。農林省が通達を出したという3月19日には、食料も水もガソリンもつきようとして、南相馬市長が痛切な訴えをウェブに流したのは広く知られているところであります。

(*3)NaI:ヨウ化ナトリウム(sodium iodide)は化学式が NaI と表される、白い固体状の塩である。ナトリウムのヨウ化物。フィンケルシュタイン反応と呼ばれるハロゲン交換反応の反応剤として、有機ヨウ素化合物の合成に用いられる。ヨード欠乏症の治療、放射線の検出などへの用途も知られる。

(*4)雑談日記エントリー⇒ニュースのメモ。NYT「世界で影響力ある100人」南相馬市長と菅野医師。

 

そのような中で通達1枚を出しても誰も見ることができないし、誰も知ることができません。稲藁がそのような危険な状態にあるということは、まったく農家は認識されていない。農家は飼料を外国から買って、何十万という負担を負って、さらに牛にやる水は実際に自分たちと同じ地下水を与えるようにその日から代えています。

そうするとわれわれが見るのは、何をやらなければいけないのかというと、まず汚染地で徹底的な測量ができるようにすることを保障しなければいけません。われわれが5月下旬に行ったときに先ほど申し上げたように、1台しか南相馬になかったというけれど、実際には米軍から20台の個人線量計が来ていました。しかしその英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて、われわれが行って、教えてあげて実際に使いだしてはじめて20個での測定というのができるようになった。それが現地の状況です。

それから先程から食品検査と言われていますが、ゲルマニウムカウンターというのでなしに、今日ではもっとイメージングベースの測定器が、はるかにたくさん半導体で開発されています。なぜ政府はそれを全面的に応用してやろうとして、全国に作るためにお金を使わないのか。3カ月経ってそのようなことが全く行われていないことに私は満身の怒りを表明します。

第二番目です。私の専門は、いわゆる小渕総理のときから内閣の抗体医薬品の責任者でして今日では最先端研究支援ということで、30億円をかけて、抗体医薬品にアイソトープをつけて癌の治療にやる、すなわち人間の身体の中にアイソトープを打ち込むと言う仕事が私の仕事ですから、内部被曝問題に関して、一番必死に研究しております。

そこで内部被曝がどのように起きるかという問題を説明させていただきます。内部被曝というのの一番大きな問題は癌です。癌がなぜ起こるかというと、DNAの切断を行います。ただしご存知のように、DNAというのは二重らせんですから、二重らせんのときは非常に安定的です。

これが細胞分裂するときは、二重らせんが1本になって2倍になり、4本になります。この過程のところがもの凄く危険です。そのために妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖の盛んな細胞に対しては、放射線障害は非常な危険を持ちます。

さらに大人においても、増殖の盛んな細胞、例えば放射性物質を与えると、髪の毛、貧血、それから腸管上皮の、これらはいずれも増殖・分裂の盛んな細胞でして、そういうところが放射線障害のイロハになります。

それで私どもが内部に与えた場合に具体的に起こるので知っている事例を挙げます。これは実際にはですね、一つの遺伝子の変異では癌はおこりません。最初の放射線のヒットが起こったあとにもう一個の別の要因で、癌の変異が起こるということ、これはドライバーミューテーションとか、パッセンジャーミューテーションとか、細かいことになりますが、それは参考の文献をつけてありますので、後で、チェルノブイリの場合や、セシウムの場合を挙げていますので、それを見ていただきますが、まず一番有名なのはα線です。

プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいると聞いて、私はびっくりしましたが、α線は最も危険な物質であります。それはトロトラスト肝障害というかっこうで、私ども肝臓医は、すごくよく知っております。

要するに内部被曝というのは、さきほどから一般的に何ミリシーベルトという形で言われていますが、そういうものは全く意味がありません。I131は甲状腺に集まります。トロトラストは肝臓に集まります。セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。これらの体内の集積点をみなければ全身をいくらホールボディスキャンやっても、まったく意味がありません。

トロトラストの場合の、このちょっと小さい数字なんで大きい方後で見て欲しいんですが。これは実際にトロトラストというのは造影剤でして、1890年からドイツで用いられ、1930年頃から日本でも用いられましたが、その後、20から30年経つと肝臓がんが25%から30%に起こるということが分かってまいりました。最初のが出て来るまで20年というのが何故かと言うと、最初にトロトラストはα線核種なのですが、α線は近隣の細胞を障害します。そのときに一番やられるのは、P53という遺伝子です。

われわれは今、ゲノム科学ということで人の遺伝子、全部、配列を知っていますが、一人の人間と別の人間はだいたい三百万箇所違います。ですから人間を同じとしてやるような処理は今日ではまったく意味がありません。いわゆるパーソナライズドメディスンと言われるやり方で、放射線の内部障害を見るときにも、どの遺伝子がやられて、どのような変化が起こっているかということをみることが、原則的な考え方として大事です。

トロトラストの場合は、第一の段階ではP53遺伝子がやられて、それに続く第二、第三の変異が起こるのが20年から30年かかり、そこで肝臓癌や白血病が起こってくるということが証明されております。

次にヨウ素131。これはヨウ素はご存知のように甲状腺に集まりますが、甲状腺への集積は成長期の甲状腺形成期がもっとも特徴的であり、小児に起こります。しかしながら1991年に、最初ウクライナの学者が甲状腺癌が多発しているというときに、日本やアメリカの研究者は、ネイチャーに、これは因果関係が分からないということを投稿しております。なぜそういったかというと1986年以前のデータがないから統計学的に有意だということが言えないということです。

しかし統計学的に有意だということが分かったのは、さきほども長瀧先生からお話しがありましたが、20年後です。20年後に何が分かったかというと、86年から起こったピークが消えたために、過去のデータがなくても因果関係があるということがエビデンスになった。いわゆるですから疫学的な証明というのは非常に難しくて、全部の事例が終わるまでだいたい証明できないです。

ですから今、われわれに求められている子どもを守るという観点からはまったく違った方法が求められます。そこで今、行われているのは国立のバイオアッセ―研究センターという化学物質の効果を見る、福島昭治先生という方がずうっとチェルノブイリの尿路系に集まるものを検討されていまして、福島先生たちが、ウクライナの医師と相談…集めて、500例以上の、前立腺肥大のときに手術をしますと膀胱もとれてきます、これを見まして検索したところ、高濃度の汚染地区、尿中に6ベクレルパーリッターと微量ですが、その地域ではP53の変異が非常に増えていて、しかもその、増殖性の前癌状態、われわれからみますと、P38というMAPキナーゼと、それからNFカッパーBというシグナルが活性化されているのですが、それによる増殖性の膀胱炎というのが必発でありまして、かなりの率で上皮内の癌ができているということが、報告されております。

それでこの量に愕然といたしましたのは、福島の母親の母乳から2から13ベクレル、7名で検出されているということがすでに報告されていることであります。次のページお願いします。

われわれアイソトープ総合センターでは、現在まで毎週700キロメーターだいたい1回4人ずつの所員を派遣しまして、南相馬市の除染に協力しております。

南相馬でも起こっていることはまったくそうでして、20キロ、30キロという分け方がぜんぜん意味が無くて、その幼稚園ごとに細かく測っていかないと全然ダメです。それで現在、20キロから30キロ圏にバスをたてて、1700人の子どもが行っていますが、実際には南相馬で中心地区は海側で、学校の7割は比較的線量は低いです。

ところが30キロ以遠の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100万円かけて、子どもが強制的に移動させられています。このような事態は一刻も早くやめさせてください。今、一番その障害になっているのは、強制避難でないと補償しないと。参議院のこの前の委員会で当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそのような答弁を行っていますが、これは分けて下さい。補償問題と線引の問題と、子どもの問題は、ただちに分けて下さい。子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします。

それからもう一つは現地でやっていて思いますが、緊急避難的除染と恒久的除染をはっきりわけて考えていただきたい。緊急避難的除染をわれわれもかなりやっております。例えばここの図表にでています滑り台の下、滑り台の下は小さい子どもが手をつくところですが、滑り台から雨水が落ちて来ると毎回濃縮します。右側と左側にずれがあって、片側に集まっていますと、平均線量1マイクロのところですと、10マイクロの線量が出てきます。それで、こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくてはなりません。

それからこういう様々なコケが生えているような雨どいの下、これも実際に子どもが手をついたりしているところなのですが、そういうところは、例えばですね、高圧洗浄機を持って行ってコケをはらうと2マイクロシーベルトが0.5マイクロシーベルトにまでなります。

だけれども、0.5マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しいです。それは建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと、空間線量として一か所だけを洗っても全体をやることは非常に難しいです。

ですから除染を本当にやるというときに、一体どれぐらいの問題がかかり、どれぐらいのコストがかかるかということをイタイイタイ病の一例であげますと、カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなのですが、そのうち1500ヘクタールまで現在、除染の国費が8000億円投入されています。もしこの1000倍ということになれば一体どれだけの国費の投入が必要になるのか。

ですから私は4つのことを緊急に提案したいと思います。

第一番目に国策として、食品、土壌、水を、日本がもっている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を使って、もう半導体のイメージング化は簡単です。イメージング化して流れ作業にしてシャットしていって、やるということでの最新鋭の機器を投入して、抜本的に改善してください。これは今の日本の科学技術力でまったく可能です。

二番目。緊急に子どもの被曝を減少させるために、新しい法律を制定してください。私のやっている、現在やっているのはすべて法律違反です。現在の障害防止法では、核施設で扱える放射線量、核種などは決められています。東大の27のそのいろいろなセンターを動員して南相馬の支援を行っていますが、多くの施設はセシウム使用権限など得ておりません。

車で運搬するのも違反です。しかしお母さんや先生たちに高線量のものを渡してくるわけにはいきませんから、今の東大の除染では、すべてのものをドラム缶に詰めて東京にもって帰ってきています。受け入れも法律違反、すべて法律違反です。このような状態を放置しているのは国会の責任であります。

全国には、例えば国立大学のアイソトープセンターというのは、ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところはたくさんあります。そういうところが手足を縛られたままで、どうやって、国民の総力をあげて子どもを守れるでしょうか。これは国会の完全なる怠慢であります。

第三番目、国策として土壌汚染を除染する技術を、民間の力を結集して下さい。これは例えば東レとかクリタだとかさまざまな化学メーカー。千代田テクノルとかアトックスというような放射線除去メーカー、それから竹中工務店などさまざまなところは、放射線の除染に対してさまざまなノウハウを持っています。こういうものを結集して、ただちに現地に除染研究センターを作って、実際に何十兆円という国費をかかるのを、今のままだと利権がらみの公共事業になりかねない危惧を私はすごくもっております。

国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。どうやって除染を本当にやるか。七万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに国会は一体何をやっているのですか。以上です。

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2011年7月27日 衆議院厚生労働委員会

説明・質疑者等(発言順): 開始時間 所要時間
 牧義夫(厚生労働委員長)  9時 01分  02分
 明石真言(参考人 独立行政法人放射線医学総合研究所理事 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策部会委員)  9時 03分  12分
 唐木英明(参考人 日本学術会議副会長 東京大学名誉教授)  9時 15分  14分
 長瀧重信(参考人 長崎大学名誉教授)  9時 29分  16分
 沢田昭二(参考人 名古屋大学名誉教授)  9時 45分  15分
 児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)  10時 00分  16分
 今中哲二(参考人 京都大学原子炉実験所助教)  10時 16分  16分
 山口和之(民主党・無所属クラブ)  10時 32分  21分
 吉野正芳(自由民主党・無所属の会)  10時 53分  20分
 坂口力(公明党)  11時 13分  21分
 高橋千鶴子(日本共産党)  11時 34分  21分
 阿部知子(社会民主党・市民連合)  11時 55分  22分
 柿澤未途(みんなの党)  12時 17分  25分

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 「国会会議録検索システム」からの国会会議録です。(公開は1週間~10日後

 以下、発言者へのページ内ジャンプ。明石真言参考人、唐木英明参考人、長瀧重信参考人、沢田昭二参考人、児玉龍彦参考人、今中哲二参考人(←今中さんの被ばく線量についての話しは参考になります)。

 

[002/003] 177 - 衆 - 厚生労働委員会 - 23号
平成23年07月27日

平成二十三年七月二十七日(水曜日)
    午前九時一分開議

○明石参考人 おはようございます。放射線医学総合研究所の明石と申します。
 まず一番初めに、今回の東日本大震災により被災された多くの方々に心よりお見舞いを申し上げると同時に、今回は、地震、津波、それから原子力という非常に大きな災害が加わった複合災害という未曾有の出来事でございました。住民の方々には身体的また精神的、特に地域におかれましては社会的、経済的な大きな負担を強いられており、このような困難な状況からできるだけ早く脱却できる努力を我々もするべきでありますし、住民の方々も心からそのようなことを望んでいるというふうに私どもは思っております。
 まず、私どもの研究所について簡単に御紹介させていただきます。
 私どもの研究所、放射線医学総合研究所、我々は放医研という呼び方をしておりますが、放射線・原子力事故時の医療である緊急被曝医療という医療の中心的機関ということが定められております。一九九九年に茨城県の東海村で起きたジェー・シー・オー臨界事故の際には、三名の高線量被曝の患者の方々を受け入れて、線量評価、それから治療方針の決定と治療、また、そればかりではなく、住民の線量評価、それから、現在でも行われております住民の健康診断にも従事をさせていただいております。
 このほかにも、私どもの研究所は、国内で起きた事故について多くの対応した経験を持っておりますと同時に、国際原子力機関、IAEAに依頼されて外国の事故にも専門家を送るなど、多くの事故に対応した経験がございます。
 今回の福島における原子力発電所の事故は、幸いにしてこれまでに治療が必要な方、放射線被曝による治療、それから放射性物質による汚染による治療というものが必要な場合という方はまだ出ておりませんが、今回の事故はジェー・シー・オーの臨界事故に比べまして規模はかなり大きく、それから放射性物質による汚染の地域もかなり拡大をしたものというふうに私どもは考えております。
 今回の事故と違いまして東海村の事故の際は、汚染がなく、住民の健康影響についても、確定的影響、つまり閾値がある、これ以上の線量を超えると症状が出るというような閾値が考えられる確定的影響が出るレベルではございませんでしたし、確率的影響、がん等に閾値がないと考えております確率的影響も小さくて検出できない事故という程度でした。しかしながら、その当時も住民の不安というものは非常に大きく、健康影響に関する説明会等を何度も行ってまいりました。
 問題は、当時、放射線の影響に関する教育というものが義務教育でほとんど行われていなかった、それから大学医学部等でも、医師等に放射線の影響、放射線の障害ということに関する教育等も十分に行われていませんで、当時、放射線の教育というのは非常に重要だということが認識をされておりました。
 今回の福島の原子力発電所の事故におきましても、先ほど述べましたように住民の健康影響というのは非常に大きく、特にマスコミ、それから多くの専門家の先生から出される情報のために、住民は一体何を信じていいのかわからなくなっているというのが現状でございます。
 もっと言いますと、放射線について何が危なくて何が危なくないのかということをやはり住民に正しく理解をしていただく、そういう機会をふやすことというのは非常に重要でもありますし、我々専門機関としての役割というふうに考えております。
 最近、特に牛肉の汚染が問題になっておりますが、マスコミは、汚染が出たとか、一キログラム当たり何ベクレルぐらいのセシウムが入っているというような報道をされます。当然のことながら、汚染がある食べ物を売るとか食べるとかいうことは決していいことではありませんし、そんなことはするべきことではありません。しかしながら、もしマスコミがもう少しこの問題を一歩踏み込んで、この牛肉を二百五十グラム食べると何マイクロシーベルトぐらいになるんだとかいうようなことを同時に報道していただくと、危険の度合いというものが住民の方々にとってよりわかりやすくなるというふうに私どもは考えております。
 特に、放射性物質による体内被曝というのは考え方が多少複雑でありまして、住民の方々にも非常にわかりにくいというのが現状であります。体内被曝の線量を考える場合、私どもは、実効線量係数といいまして、つまり、一グラム、一キログラムに含まれている放射性物質の量から計算して、一ベクレルの放射性物質を食べると何マイクロシーベルト、何ミリシーベルトぐらいになるのかということを計算する数値というのを持っており、これを使って体内の線量評価をしているわけでございます。
 例えばセシウム137の場合は、十万ベクレルぐらいを食べますと約一・四ミリシーベルトぐらいになるとか、例えばこの半分であるとか、こういうような数字をやはりわかりやすく住民の方々に理解していただくということが、何が危なくて何が安全なのかというのを判断する材料になるのではないかというふうに思っております。我々専門機関も、こういうきめ細かな情報を出すことが求められていることは言うまでもございません。
 それから、もう一つ重要なことは、法令による規制値というものと健康影響が出るレベルというのはかなり違うということでございます。規制値を超えるということは決して許されることではございません。しかしながら、規制値は健康影響が出るレベルよりもかなり低いところに設定をしてございますので、こういうことをやはり住民の方々にもわかりやすく理解していただくということも非常に重要なことであるというふうに私どもは考えております。
 私どもの研究所は、非常に早い時期から職員を現地に派遣する、地震が起きてから十七時間後には医療チームを現地に派遣しております。それで、住民の線量評価の必要性、つまり、においも味もない、被曝したかどうかわからないという放射線被曝について、早く科学的な評価を行い、線量評価をする、それが住民にとって一番の安心になるということを提唱してまいりました。
 特に最近では、汚染レベルが高い地域での体内汚染、住民の方にどれぐらい体内汚染があるのかということを、体の外から放射性物質、放射線を検出するホール・ボディー・カウンターというのを用いまして、それと同時に、体内の、尿中に出てくる放射性物質のレベルを測定いたしました。
 御存じのように、このホール・ボディー・カウンターというのは、体の中に存在する放射性物質をはかるものでございますが、測定した当日に体の中にどれぐらい放射性物質があるのかということしか実は測定できません。そこからどれぐらいの線量になるのかということについては、例えば、吸入したのか、食べたのか、それから、それが三月の十二日なのか、それとも三月の末なのか、いわゆる吸入経路それから摂取時期について推定をいたしまして、それに基づいて計算をするという、多少複雑な過程を経ております。
 ホール・ボディー・カウンターでわかることは、先ほどもお話ししましたように、はかった当日体の中に残っている放射性物質ということであって、やはり限界もございます。ただ、言えることもございます。やはりそこを住民の方々に理解していただくような我々の努力も非常に重要だというふうに考えております。
 幸いにして、今回、私どもの研究所で行わせていただきました住民の体内被曝に関して今まで出た結果では、住民に健康影響が出るような線量にはなっていなかった。これは私ども、非常にいいことだ、うれしいことだというふうに考えております。
 ただ、一方では、体の中に入っている放射性物質というのはどんどん減っていきますので、より早い時期、もう少し事故から早い時期にこういう線量評価を行って、住民の方々にどれぐらいの被曝線量であるかということを正確にお伝えすることができたら、より住民の不安は小さくなったのではないかということを、私ども多少悔やんでおります。
 また、我々の体の中には、自然界からの放射性物質、例えばカリウム40というものが、日本人でいいますと、六十キロから七十キログラムの方ですと大体四千ベクレルぐらいのカリウム40という放射性物質がございます。また、これは我々が生きていく上でもう仕方がない自然界の放射性物質でありますが、こういうものも体の中にあって、これからも放射線を受けているという、ある程度比較の目安になるようなこともやはり住民に理解をしていただくというのも必要ではないかというふうに思っております。
 特に、先ほどもお話し申し上げましたように、目に見えない、それからにおいもない、味もない放射性物質についてというのは、やはり住民の方々が御自身で判断できる材料を早い時期に与えるということが私どもにとって重要であると思っておりますし、何が危なくて何が危なくないのかということを御自分で判断していただくというのが一番重要なことというふうに考えております。
 放射線につきましては、現代の社会で欠くことができません。もちろん、病院、工場、それから煙感知器等、いろいろなところで使われております。義務教育の段階から、正しい知識を持って、放射線を正しく怖がるとよく言われることですが、正しい知識で正しく怖がる、何が安全であるか何が安全でないかということをやはり身につける必要があるというふうに考えております。
 最後になりますが、改めて、今回の災害でお亡くなりになられた方々、被災された多くの方々に対してお悔やみ、お見舞いを申し上げます。私どもの研究所では、今後とも、被曝医療機関の中心として、被曝医療に努力をしてまいりますとともに、放射線の人々への影響、そしてさらに、今度は、人々が、住民が今までのおうちに帰ることができるような環境を回復させるような環境影響研究というものを重点的に行っていきたいというふうに考えております。これを私どもは最大限努力するということを述べさせていただいて、私の意見陳述とさせていただきたいと思います。
 本日は、このような機会をちょうだいいたしまして、まことにありがとうございました。(拍手)

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○唐木参考人 日本学術会議の唐木でございます。
 きょうは、お手元にあると思いますが、「放射性セシウムと食品の安全」という資料を使って説明をさせていただきたいと思います。
 最初に、日本学術会議を多分御存じない方もいらっしゃると思いますが、日本には八十三万人の研究者がいると言われております。これは、人文社会学、生命科学、理工学、すべての分野で八十三万人ということですが、その中から二百十名の研究者が内閣総理大臣から会員として任命され、集まっているところが日本学術会議でございます。
 その役割は、政府に対して科学技術に対する政策を提言すること、それから科学技術に対するコミュニケーションを一般の方ととること、それから世界の科学者、日本の科学者のコミュニティーの連絡をとること、そのような役割を果たしております。
 本日は、私の専門が食品の安全でございますので、食品の安全と放射線の関係について説明をさせていただきたいと思います。
 まず、一ページ目の下の方の図ですが、横軸には放射性物質あるいは化学物質の量をとってあります。両方とも、量が多ければ健康への悪影響はどんどん大きくなるという関係があるということは一致しておりますが、一つ、ここで二種類にそれが分かれるのは、ほとんどの化学物質、それから放射線もそうですが、閾値という値があります。先ほど明石先生のお話にも出てきましたが、この閾値というのは、一応安全と危険の境目というふうに言ってもいいと思います。閾値以下だったら体には影響がない、閾値以上だったら影響があるということです。化学物質のほんの一部は、閾値がないというふうに考えられております。また、放射線も閾値がない作用があるというふうに考えられております。
 この二種類があるということで、次のページの上の方に行きますと、閾値がある化学物質について、我々は食品安全委員会で規制を行っています。これのやり方は比較的簡単です。閾値という値が、一応安全と危険の境目がありますので、それから百分の一あるいはそれ以上の安全係数をとりまして、そこから下のところに、一日摂取許容量という量を設定いたします。これは、一生の間、毎日食べ続けても体に影響がない量ということでございます。これを食品安全委員会が設定しますと、厚生労働省はこの値をもとにしまして、いろいろな食品を食べても、この一日摂取許容量に達しないように、それぞれの食品についての規制値を設定いたします。ということで、規制値というのは、安全と危険の境目よりもずっと厳しいところに決められているということです。すなわち、規制値は安全と危険の境ではない、行政が対策を始める目安であるというのが規制値です。
 ところが、ここのところが大変大きな誤解を呼んでおりまして、規制値が安全と危険の境目であって、規制値を超えたものはすぐ危険だというふうな誤解が非常に広く行き渡っております。ここのところが、今回のセシウム問題でも一つの大きな混乱の原因になっているのではないかというふうに思います。
 次は、その下の方の図ですが、それでは閾値がない場合にどういうふうにするのかということです。これは安全と危険の境目がはっきりしない。化学物質の場合は簡単です。こういう化学物質の使用はすべて禁止いたします。これは、農薬としても添加物としても禁止する。ですから、非常に簡単に規制ができるということです。
 ところが、放射線については、今回のような場合には、禁止するといっても、もう既に存在するわけです。存在するものについては、何かの規制をしなくてはいけない。それをどうやってやるのか、どこまでが安全なのか、ここが非常に大きな議論のところです。これの目安になるのが、広島、長崎の被爆者の経験、あるいはそのほかの放射線の障害の経験です。
 次のページにありますように、それを国立がん研究センター及び食品安全委員会がまとめたものがグラフになっておりますが、横軸にがんのリスクをとってあります。一というのは、我々はだれでも三〇%はがんで死にます。五〇%の人はがんになって、致死性じゃないがんも含めるとそのぐらいになると言われておりますが、それを一ととっております。
 そのがんのリスクがどれだけふえるのかを見てみますと、放射線が、一番下、二千ミリシーベルトになると二・五倍になる、これはかなり危険だということになります。その上にありますが、喫煙者ですね、たばこを吸うと一・六倍になる。あるいは、お酒を一週間にアルコール換算四百五十グラム以上飲むと一・六になる。それから、放射線千ミリシーベルトだと一・五、五百ミリシーベルトだと一・三。それから、やせたり太ったりすると、大体一・二から一・三ぐらい。運動不足が一・一五。塩辛いものを食べると一・一一。放射線二百ミリシーベルトだと一・一。その上に行きますと、野菜不足だと一・〇五。受動喫煙、だれかがそばでたばこを吸っている、それをたばこを吸わない女性が吸い込む、そういう状況があると一・〇二。こんなような値が出ております。
 そこから上、放射線百ミリシーベルト以下の量、これを低線量といいますが、これにつきましては、右の上に書いてあるように、百ミリシーベルト以下の放射線のリスクは、ゼロではないけれども極めて小さい。ではどのぐらい大きいんですかということがよくわからないということでございます。
 その下の方の図になりますと、こうなると、安全と危険の境目はどこなんだろう、規制値の決め方はどうするんだろうという最初の疑問に戻るわけですが、上の方の図からいいますと、百ミリシーベルト以下の放射線のリスクは、ゼロではないけれども極めて小さいということで、今回のような緊急時は、百ミリシーベルト以下の放射線であれば許容できるのではないかというのがICRPの勧告です。
 それから、昨日出ました食品安全委員会の報告でも、生涯かかって百ミリシーベルトまでの放射線であれば、これは極めて危険とは言えないというような結果が出ております。
 そういうことで、一応百ミリシーベルトというのが一つの境目になるのではないだろうかという考え方があるわけですが、また上の方の図に戻っていただきまして、それでは食品の基準はどうなっているのかというと、現在は、暫定基準、五ミリシーベルトです。五ミリシーベルトというのは、百ミリシーベルトからいうと二十分の一という非常に厳しいところになっております。
 その上にあるのが、自然放射線を我々は年間一・五ミリシーベルト、だれでも浴びている。それからその上が、平常時は、自然放射線ではない人工放射線を浴びる量は一ミリシーベルトにしましょうという規制が一応ある。それから、その最後の一番上に書いてあるのが牛肉のセシウム基準です。これは五百ベクレル・パー・キログラムということですが、これをミリシーベルトに換算いたしますと、〇・〇〇八ミリシーベルト・パー・キログラム、こういう値になります。
 なぜこんな厳しい値になったんだろうかということもよく聞かれます。これは、次のページをめくっていただきますと、セシウムの基準の決め方が書いてあります。基準は、ここの表にありますように、肉につきましては、一番下にありますように肉・卵・魚・その他の分類、五百ベクレル・パー・キログラムですが、これはどうやってできたのかというと、食品全体で年間五ミリシーベルトを超えないようにしましょうというのが厚労省の暫定基準です。
 そうすると、ここの表にありますような五種類の食品群に一ミリシーベルトずつ当てはめると、トータル五ミリシーベルトになるわけですが、そうすると、各群の食品の今度は内訳を決めるわけです。肉・魚・卵・その他で一ミリシーベルトを超えないようにするにはどうしたらいいのかということで、日本人がそれをどのぐらい食べているのか、そのほかを全部当てはめてみますと、牛肉の基準は五百ベクレル・パー・キログラム、〇・〇〇八ミリシーベルトというような厳しい基準になる、こういうやり方をやっているわけです。
 先ほども申し上げましたように、これは安全と危険の境目ではなくて、これを超えたら何かがおかしいから行政がその対策を始めましょう、こういういわゆるアラートの基準、こういうことになっております。
 その下にあります「「セシウム汚染牛肉」の安全性」というところに書きましたように、それでは、この基準を超えた肉を食べたらどうなるんだろうかということです。この基準がそもそも、食品基準五ミリシーベルトの六百二十五分の一に当たりますから、それが、今回見つかった牛肉は、基準を三倍から八倍超えたものが見つかっております。仮に基準を十倍超えた牛肉を一日二百グラムずつ、五日間食べたとしても〇・〇八ミリシーベルトで、健康への悪影響は心配しなくてもいいレベルということでございます。
 もし基準を十倍超えた牛肉を毎日一キロずつ、六十三日間食べ続けると、やっと食品基準の五ミリシーベルトに近づくけれども、これでさえ非常に安全な値ですから心配しなくてもいい、こういう値になっております。
 また、次のページに行きまして、セシウムは体内に三十年もとどまるからこれは大変だというお話もありますが、確かに、セシウムは、物理学的半減期というのは三十年ですけれども、もう一つ、生物学的半減期というのがありまして、セシウムはカリウムとかナトリウムと同じようにどんどん体から出ていくということで、一歳までのお子さんだったら九日で半分になってしまう。九歳までだったら三十八日。私の年になると、多分三カ月以上かかって半分になる。そんなことで、いずれにしろ、三十年よりずっと短い期間で半分になっていくという、そういう性格もございます。
 最後の十番目のスライドですが、それでは今の食品を守るシステムが働いていなかったんじゃないのか、そういうお話もございますが、そうではないということで、これは、食品の安全を守る仕組みというのは四段階あります。
 一段階目は、安全の目標を立てて、それに合うように厳しい規制を行うということです。ここで誤解があるのは、下に括弧して書いてありますように、安全の目標というのはリスクをゼロにすることではない、体に影響が出ないようなところまでリスクを下げる、これを絶対安全と実質安全の考え方といいますが、実質安全という現実論で目標を立てるということです。
 それから二番目は、厳しい規制は行っていますが、これは先ほどから何度も申し上げておりますように、規制というのは対策を始める目安であって、安全と危険の境ではないということです。
 食品の安全を守る仕組みの三番目は、検査と違反の発見です。この検査というのは、今、全頭検査をしろというお話がありますが、食品の検査の基本は抜き取り検査です。というのは、加工食品を検査する場合は、全部壊しちゃうわけですね。全品壊して検査したら食べるものがなくなってしまうということで、ロットの中から少数のものを取り出して検査をする。ロットというのは、大体中身は均質ですから、一ロットから一つ、二つ取れば残りはわかる、こういう考え方でやっております。これでもし違反を発見したら行政処分をするために、この基準というのは先ほどから言っているように非常に厳しいところに決めています。
 そうすると、それで四番目が行政処分と改善が行われるということで、いわゆるPDCAサイクルが回るわけですけれども、ここで今も問題になっているのは、検査をすり抜けた違反食品を食べちゃったら大変だ、だから検査をしろという話もございます。これは下の括弧の中にありますように、基準が非常に厳しいので、たとえ基準を十倍超えたものを食べても体に何の影響もない、こういう仕組みになっております。
 ということで、今回の問題は、この仕組みの中の二番目ですね、安全を守る努力と規制の遵守というところが残念ながら守られていなかったために汚染が起こったということでございますが、その結果、稲わらの検査というものが徹底され、再発が防止され、また、汚染したおそれのある牛肉はすべてとまっているということで、牛肉の安全性は守られている。あるいは、食べてしまった人についても、こういった仕組みで健康には影響が出るおそれはないということで、食品の安全を守るシステムとしては機能したということであろうというふうに考えております。
 以上です。どうもありがとうございました。(拍手)

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○長瀧参考人 長瀧でございます。
 最初に自己紹介になりますが、私、原爆の被爆者に関しましては、長崎大学に一九八〇年に赴任しましたときから、原爆放射線の影響を科学的に調査して、国際的に発信する、そして被爆者の援護に尽くすということを目的として行動してまいりました。それから、退官後は、放射線影響研究所におきまして、被爆者の調査並びに治療に理事長として責任を持って行動いたしました。
 チェルノブイリの原発事故に関しましては、一九九〇年にソ連が外国に門戸を開放したときから、長崎大学の教授として、教室員とともに調査に参加いたしました。原爆の場合と同じく、チェルノブイリ事故の放射線の影響を科学的に調査して、国際的に発信するということ、そして被曝者の救済に人道的に尽くすということを目的としてまいりました。
 初期の十年間は特に頻繁に現地を訪問いたしましたし、チェルノブイリ事故の国際機関による十年目のコンファレンス、あるいは二十年目のまとめのコンファレンス、これはWHOなど八つの国際機関と被害を受けた三つの共和国の共催でありましたが、そこにも積極的に参加いたしました。
 また、ジェー・シー・オーのときには、周辺住民の健康管理検討委員会の主査として報告書を作成いたしました。
 今申し上げましたような基礎から、私自身としましては、原子力災害におきまして、内科の医者として放射線の健康への影響を科学的に調査し、科学的な結果を発表するということ、もう一つは、原爆被爆者、チェルノブイリの被曝者などに科学的に正しい、確実な放射線の情報を伝えて、被害者の援護、救援に努力をするということが、私の基本的な態度であり、立場であります。また、そういう立場でお話しさせていただきます。
 次のページは、原爆被爆者の調査結果をまとめてお話しいたします。
 急性の方は今回省略いたしますが、晩発影響というのがございまして、これは急性影響の後にあらわれる影響で、被爆後六十年以上過ぎた現在も認められるものであります。
 特徴は、一人の患者さんを幾ら調べても、例えば肺がんの患者さんを幾ら調べても、それが放射線の影響かどうかはわからないということであります。これは、現在のどんな医学のレベルを持ってきても現在はわからない。
 したがって、晩発影響を調べるには、疫学的、統計学的な手法によらざるを得ない。すなわち、被曝線量の推定されている母集団、放影研としては現在十二万人ございますけれども、それを一九五〇年から追跡調査しまして、死亡の原因あるいは罹患した病気と被曝線量の関係を調べるわけであります。
 その結果を非常に省略してまとめて模式図にあらわしましたのがその下の図でありますが、一言で言いますと、被曝線量と発がんリスクは直線関係であるということであります。そしてもう一つは、疫学的には百ミリシーベルト以上について有意な関係が得られたということでございます。
 直線関係でありますので、千ミリシーベルト浴びますと、原爆ではがんが一・五倍、ICRPの報告によりましては急性の被曝ではがんが一〇%。ですから、その十分の一の百ミリシーベルトでは、がんのリスクが一%増加するというのがその結果であります。
 その次のページに、ごく一例として、いかに調査が確実に行われているかということだけをお示しします。上の表の左側は線量でありますが、被曝線量も細かく分けている、そして対象者も何十何人、また、それぞれのグループの何人ががんで死亡したかということも、戸籍を使いまして、非常に正確に四十年、五十年調査をしているわけであります。これに基づいた疫学的な結果というのは、これは世界のどこにもないということで、御紹介したいと思います。
 原爆の結果は今でも世界のスタンダードになっておりますけれども、ここではUNSCEARという、原子放射線に関する国連科学委員会のことを御紹介したいと思います。
 このUNSCEARといいますのは、一九五〇年代に世界じゅうで核実験が行われ、放射性降下物による被曝の懸念から、核実験によって放出される放射性物質による環境への影響と人への健康影響についての情報を収集、評価することを目的とした委員会を設置するということが第十回の国連総会で提案されまして、一九五五年に満場一致で可決されたというものでございます。
 この委員会は二十カ国以上の国連参加国の代表で成りまして、委員長は非核保有国の代表がなる。そして、純粋に科学的所見から調査報告書をまとめるということを意図してつくられたものでございます。その独立性と科学的客観性から、国際組織の中ではUNSCEARの報告というのは非常に評価が高いということでありまして、現在でも、科学的な放射線のまとめの代表的な組織であります。
 昨年でありますけれども、その報告書の中で書いてありますのは、固形がんすべてを総合した日本の原爆被爆者のデータはこの関係を最も明確にしているということでありまして、赤で書きましたように、そして統計学的に有意なリスクの増加は百から二百ミリグレイ、あるいはそれ以上で認められる、疫学的な方法ではこの線量以下のリスクの増加を認めることはできないということになっております。
 その次の表は、百ミリシーベルト以下の放射線の影響は先ほど認められないと申し上げましたけれども、これは先ほどの唐木先生と同じでありますが、がんセンターのホームページで見ますと、百ミリシーベルトの影響は、野菜不足、受動喫煙と同じで、百ミリシーベルト以下は、ほかのがんのリスクのために、放射線の影響だけを観察することは難しいということで、疫学的な方法としては、これ以下の影響は科学的に証明されていないということは申し上げてよろしいかと思います。
 次に、チェルノブイリの経験について申し上げますが、時間の関係で、これは二〇〇六年のIAEA、WHOなど八国際機関、三共和国の発表と、それから二〇一一年、ことしの二月でありますけれども、先ほど申し上げましたUNSCEARの報告書をここに御紹介いたします。
 急性影響としましては、原発の中で働いた人が主でありますけれども、百三十四名に急性放射線症が認められた。その中の二十八名は高線量被曝によって三週間以内に亡くなっております。その後十九名が亡くなったけれども、これは被曝との関係は明らかではないということ。
 それから、原発の周辺で二十四万人が汚染除去作業で百ミリシーベルト被曝した。しかし、その健康影響は認められなかった。白血病の増加も有意ではない。
 それから、あとは、一番の問題の住民でありますが、十一万四千人が避難した。これが平均して三十三ミリシーベルト。二十七万人は高線量の地域にそのまま住んでおりまして、これは大事でありますけれども、そして五十ミリシーベルトの被曝。五百万人は低線量で十から二十ということが一応まとめとして書いてございますが、この中で、放射線に起因する健康影響のエビデンスは認められなかったという報告書でございます。
 ただ、例外として、汚染されたミルクを飲んだ子供の甲状腺がんがございまして、それは六千人ぐらい。だけれども、二〇〇六年までの死亡者は十五人であるという発表でございます。
 その次のページに我々自身が現地で測定した結果をちょっと簡単にお示ししますが、チェルノブイリ事故による汚染地と子供の体内セシウム、今体内セシウムが話題になっておりますので、簡単に御紹介いたします。
 上の図は汚染地域でありまして、これらの地域に住む子供のホール・ボディー・カウンターによる体内セシウム137をはかったのが下の表であります。体内ベクレルというのが、途中、右の方に書いてございますが、これは五十ベクレル・パー・キログラムから五百ベクレル・パー・キログラムまでいろいろな量の方がいらっしゃいます。これは、我々が測定すると、五百ベクレル・パー・キログラムというのは、計器を見ておりますと非常に被曝しているという印象があるんですけれども、これも計算いたしますと年間一・二五ミリシーベルトということでありまして、そして、チェルノブイリの先ほどの影響が認められなかったというのも、一ミリシーベルト・年間ぐらいの被曝では臨床的な影響は出なかったんだろうということは理解できるわけであります。
 最後に、ICRP、しょっちゅう出てまいりますが、ちょっと御紹介させていただきますけれども、ICRPの前身というのは国際エックス線ラジウム防護委員会、一九二八年に設立されたものでありまして、一九五〇年に現在の名前に改組された非営利組織の団体であります。
 現在は、放射線防護という立場で、放射線の影響は、先ほど申し上げました百ミリシーベルト以下は認められないというUNSCEARの結論を理解した上で、百ミリシーベルト以下でも影響はあると仮定して始まっているということでありまして、その下の文章は直接ICRPの文章からとったものであります。簡単に言いますと、先ほどお示ししました原爆の図の百ミリシーベルト以下も同じような線を引けるという仮定でいろいろと放射線防護を考えようということであります。
 そして、その次のページに書きましたように、ICRPの理念というのは、ALARAと申しまして、アズ・ロー・アズ・リーズナブリー・アチーバブルということであります。これは英語を日本語に訳しただけでありますけれども、少しずつ変わっておりまして、一九五九年には、実際的に可能な限り低く維持する、一九六六年には、容易に達成可能な限り低く維持する、それから一九七三年には、経済的及び社会的な考慮を行った上で、合理的に達成できる限り低く維持するというものでありまして、決して基準値を守れということではない。このALARAの精神からいいますと、緊急時には、当然、影響が認められている百ミリシーベルトまでは許容範囲に入るわけであります。
 それで、これをもとにしまして福島の原発を考えましたときに、放射線の影響と防護の影響の両方を考慮しなければいけない。これは、先ほど言いました合理的に達成できる範囲で可能な限り放射線量を低くという立場からいいますと、放射線による具体的な被害、これは単に想像ではなくて現実に国際的に認められた放射線の影響と、それから防護のための具体的な被害がございます。
 これは、生活の変化、例えば住居、財産、近所づき合い、あるいは職業など、非常に大きな変化がございます。それから、子供の場合も、避難したり、転校、運動制限、野菜不足、何よりも精神的な影響というのが大きい。このバランスを考えて対策を決めるということがICRPの根本であります。したがって、先ほど申し上げましたように、緊急の場合にそれぞれの参考レベルがあるわけであります。
 まとめますと、未曾有の緊急事態で、事故はまだ収束していないということであります。緊急事態の各段階に応じてきめ細かく、周辺住民の被害を最小にすることを最大の目的として、冷静に住民とのきめ細かい対話を繰り返して対策を決めるということがALARAの精神でありまして、決して線量だけが問題ではないということ、全体として住民のことを考えるということをぜひ政治家の先生方にお願いしたい。
 チェルノブイリの原発の教訓としましては、健康被害、身体的影響は今お話ししたとおりでありますけれども、御承知のように、ソ連邦は解体いたしましたし、経済的な破綻によって住民は塗炭の苦しみ、しかも、精神的影響から立ち直れない数百万人の人がいる。これは精神的な影響のために自立できないという人がいまして、すべて政府に頼って生活しているという方が数百万人。
 報告書は、むしろ健康影響よりは、こういう人たちをつくったということ、こういう人たちをどうするかということが大きな問題であるということでありまして、これは我が国の場合も十分に教訓として参考にすべきだろう。
 そして、最後でありますけれども、福島原子力発電所の事故はレベル7、いまだに収束していない前代未聞の出来事であります。
 原爆被爆者を持つ日本として、原子力災害に関しても、日本のすべてを総合して、厚生労働省も政府の一員として総合的な視野で関与し、世界に向けて、日本として理想的な対策を発信できるということ、ICRPを変えるだけの発信をするということを期待しております。よろしくお願いいたします。
 どうもありがとうございました。(拍手)

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沢田参考人 沢田です。
 私は、広島の原爆の被爆者の一人なんですけれども、十三歳のときに爆心地から千四百メートルのところで被爆をしました。私はつぶれた家の中からうまくは い出すことができましたけれども、同じ部屋にいた母親は柱か何かに足を挟まれて動けないということで、とうとう火事になるまで助け出すことができませんで した。そういう体験を持っているんですけれども、被曝の方は、千四百メートルですから、初期放射線もそれなりに、それから放射性降下物の影響もそれなりに 受けていると思うんですけれども、これは両親に感謝しなきゃいけないんですが、放射線に対する抵抗力が強かったのか、急性症状も晩発性症状も今のところ起 こしていないということなんです。
 今回の福島原発の事故を考えますと、再び放射能で侵されるようなことがないようにしてほしいなということを思っています。その意味では、政治家の皆さん が、今、福島でいろいろな放射線の影響を受けていらっしゃる方の被曝影響をできるだけ最小限に抑えるということに政治的な力を発揮していただきたいという ことをお願いしたいと思います。
 私が放射線の影響の研究を始めるようになったのは一九九〇年代の終わりごろなんですけれども、当時、後で報告してくださる今中さんたちの広島、長崎の原 爆の放射線をはかる、そういう測定グループに入れていただいて、そして初期放射線の線量評価、当時は一九八六年放射線線量評価という、DS86と言われて いますけれども、それの遠距離が過小評価になっているということを見つけて、そして原爆症認定の裁判で私が研究した結果を報告しました。
 それがきっかけなんですが、そのとき感じたことは、初期放射線の遠距離の過小評価を実測値に合わせて修正したとしても、そのときの原告であった人たち、 あるいは証言に立たれた人たちの脱毛が起こったというような事実を説明することはできないわけですね。そのことを説明するためには、どうしても放射性降下 物の影響を考えなきゃいけないということに気づきました。それで、いろいろな調査結果を調べてみたんですけれども、そういう放射性降下物の影響、被曝線量 について研究している研究結果というのはほとんどないということに気がつきました。
 私は専門が素粒子物理学なんですけれども、そういうことで、原爆症認定の訴訟にかかわるためにはそういう放射性降下物の影響をちゃんと調べなきゃいけないということに気づいて、研究を始めました。
 そこに図がありますが、左側の上の図は、これは原爆傷害調査委員会、ABCCというふうに当時言われていますけれども、一九五〇年前後に、被爆者の髪の 毛が抜ける脱毛、これは特に重度脱毛について調査した結果です。縦軸のところ、ちょっと名前が消えていますけれども、一番左側のところに発症率と書いてい ただきたいんです。発症率はパーセントです。
 それで、当時の調査結果をまとめたものを一九九〇年代になってプレストンたちが発表したわけです。LSSというのは、寿命調査集団、ライフ・スパン・ス タディーという放射線影響研究所の、先ほど長瀧先生がお話しになりましたけれども、約十二万人の調査の結果ですけれども、左側の図の赤い四角があります ね、これが調査した広島の脱毛の発症率です。
 放射線影響研究所というのが一九七五年にABCCを引き継いで始めたわけですけれども、ABCCのときから放射線影響研究所のときも引き続いて、初期放射線の影響を明らかにするというのが研究所の基本方針です。
 ということで、一九八九年に放射線影響研究所のストラムと水野さんたちが、この赤い四角のデータから初期放射線の影響だけを引き出すという研究をされました。その得られた結果が今度は上の右側の図の黒い丸、これを導かれました。
 でも、この図を見ますと、すごく低線量のところも急激に立ち上がっていますし、それから、高線量の四グレイ、これはグレイでもシーベルトでもいいんです けれども、四グレイというのは約半数の人が死亡する線量ですね。それを超えたところでは、逆に発症率が横ばいになっている。これも縦軸は発症率のパーセン トなんですけれども、そういうことになっています。
 私は、ちょっと疑問を持ちまして、この調査結果から逆算して、左側の図のところに彼らの得た初期放射線の影響というのをひし形の形で示しました。そうしますと、この四角とひし形のずれというのが放射性降下物の影響であるということになります。
 それをもとにして、右側の図の赤い曲線というのが、これは正規分布であるというふうに仮定したわけですけれども、その曲線を使ってこの四角を分析します と、その下側の図のようになりました。細い点線、これが初期放射線による被曝です。初期放射線は、主に外からぴかっとした瞬間に体外から浴びる外部被曝で すね。そして、それを全体の被曝線量から差っ引きますと赤い曲線になります。これが放射性降下物による被曝です。主にこれは内部被曝です。
 これまで日本政府や放射線影響研究所が調べてきたのは、放射性の雨が降って、それが地面の中にしみ込んで、それが台風やいろいろなことで流されないで 残ったものから推定した放射性降下物の影響ということで、この図の下の方に、放射性降雨による推定、最大被曝値というので己斐・高須地域というのがありま すけれども、それによると、もうほとんどゼロに近いところの被曝線量になっています。ですから、この雨から調べたことと、それから実際に被爆者の中で発症 した急性症状である脱毛から調べた違いというのが、実際に被爆者が受けた大きな違いになるわけですね。
 次のページにありますが、これは於保源作さんという方が、広島の被爆者を、爆心地から距離ごとに、三種類の被曝急性症状を調べました。四角が脱毛です。 それから、丸印が、紫色の斑点が出る皮下出血ですね。それから、三角が下痢です。これもやはり縦軸は発症率のパーセントです。この図を見ていただきます と、脱毛と紫斑というのはほぼ同じように距離とともに変化していますね。ところが、下痢の方は近距離で発症率が逆に小さくなっています。遠距離の方は、逆 に今度は下痢の方が発症率が高くなっています。
 この違いは何かというと、近距離では初期放射線が大量に到達します。その初期放射線を体外被曝する場合の影響が、主にガンマ線が腸の内壁まで到達するわ けですけれども、ガンマ線は透過力がすごく強いわけですね。透過力が強いということは、放射線の影響というのは電離作用によって起こるわけですけれども、 まばらに電離作用していくというのが透過力が強いということにつながるわけです。まばらに電離作用しますからなかなかエネルギーを失いませんので、ずっと 透過力が強くなるわけですね。ということで、腸壁に到達しても、薄い腸の粘膜、表面の表皮にまばらな電離作用では余りダメージを与えることにならないんで すね。ですから、ガンマ線はかなり大量の線量でないと下痢は発症しないということになります。
 ところが、遠距離の方は、放射性降下物の物質を呼吸とか飲食を通じて体内に取り込みます。そうすると、透過力の弱いベータ線が大きな力を発揮するわけで す。ベータ線はすごく密度の高い電離作用を起こしまして、そしてエネルギーを急速に失います。体内に入ると、一センチも走らないうちにとまってしまうぐら いの密度の高い電離作用を起こすわけですね。そういう放射性物質が腸壁のすぐそばまでやってきますと、腸壁にすごく大きなダメージを与えるので、下痢が発 症するわけです。というわけで、遠距離の放射性降下物による下痢の発症というのが脱毛や紫斑に比べてはるかに高い発症率を示しています。
 そういうことを考慮しますと、右側にあるんですけれども、赤い線が脱毛やそれから紫色の斑点がある紫斑の被曝線量と発症率の関係ですけれども、遠距離の 内部被曝の方はもっと左寄りの方に関係がある、それから外部被曝の方はもっと右の方に関係がある、そういう正規分布にして先ほどの図を解析しますと、下に ありますように、初期放射線と放射性降下物をほぼ同じ被曝線量で説明することができるということを見出しました。
 同じことは長崎にもありまして、三ページの図に、上の方は、これは長崎県と長崎市が十二キロまで調査をしたわけですけれども、その脱毛、紫斑、下痢の調 査です。やはりここでも、下痢は近距離では発症率が低くなっていますね。近距離の方は、ほとんどの被爆者が死亡しています。ということでデータの誤差が大 きいわけですけれども、これを解析した結果が、やはり下の方の図になります。初期放射線は急速に減少して、二キロあたりでもうほとんどゼロに近づいていま す。しかし、放射性降下物による内部被曝の影響は、調査が行われた十二キロまでほとんど変わらないということを示しているわけですね。
 広島に比べて長崎の方が遠距離まで千二百ミリシーベルトあるいは千三百ミリシーベルトというすごく大きな被曝をしているというのは、長崎原爆の方が爆発力が強かったということを示しているわけです。
 西山地域というところが、放射性の雨が降ったことによる残留放射線の測定から得られたことですけれども、これからおわかりいただけるように、被曝実態から大きくかけ離れているということがおわかりいただけると思います。
 こういう影響を無視して研究した放射線影響研究所の研究は、結局、近距離の初期放射線の影響は明らかにすることができたと思いますが、遠距離のこういう 内部被曝についての研究は余り貢献をしていないということになるわけですね。私は、ぜひ、放射線影響研究所も、そういうことを踏まえた研究に方向転換して いただきたいなと思います。
 次のページは、放射線の影響なんですけれども、先ほど言いましたように、ガンマ線は透過力が強いので、ぽつんぽつんとDNAなどの二重らせんを切断しま すけれども、ベータ線の方は接近して切断します。接近して切断すると、修復する機能が生物の生体分子にはあるわけですけれども、誤って修復する可能性が強 くなるわけですね。電離作用は物すごくたくさんの箇所を被曝させますけれども、数百カ所電離作用を起こしてもほとんどが正常に修復するわけですけれども、 接近して切断されるということが起こりますと、誤って修復する可能性がすごく高くなるわけですね。そういう意味でも、内部被曝の影響はすごく深刻になりま す。
 放射線影響研究所の方は、そういうことで、現在起こっている福島原発の事故というのは、内部被曝が主要な影響ですから、それには余り役に立たないという ことになってしまいます。でも、放射線影響研究所の研究をもとにして、残留放射線の影響も考慮して解析すれば、同じ結果が出ます。
 下の方は、広島大学の原医研の早川さんたちが調べた結果をもとにして、横は、被曝線量は、放射性降下物の影響も含めて計算しました。その結果、広島県民 が、非被爆者ですけれども、発症率が〇・一八六%、これは年間の悪性新生物による死亡率です。一キロ以内はほとんどの被爆者が死亡していますのでデータの 誤差が大きいということと、それから抵抗力の大きい人たちしか残っていないということなわけで、これを除いて直線でフィットしますと、そこのカーブのよう になりまして、死亡率が〇・一三八%掛け被曝線量プラス〇・一八六%という結果が得られました。これをもとにすれば、内部被曝の効果も考慮に入れた被爆の いろいろな影響が明らかにできると思います。
 最後の五ページの図は、今お話ししたことの全体像をまとめたわけですけれども、私が研究した結果を、二〇〇九年にギリシャのレスボス島で開かれたヨー ロッパ放射線リスク委員会で報告しました。そこには、著名な科学者たちがたくさん参加していましたし、チェルノブイリの研究をやっている人たちも参加しま した。その人たちが私の報告を聞いて口々におっしゃることは、これで広島や長崎の被爆者の影響と私たちの研究がかなりつながってきたという評価をいただき ました。
 そういうことも踏まえて、このレスボス島の会議では、レスボス宣言というのを発表しました。それは、添付した資料にありますように、内部被曝の影響を軽視した国際放射線防護委員会の基準というのをきちんと見直さなきゃいけないということを要求しているのがこの宣言です。
 この宣言のどこかに私はミスプリントをちょっとしているので、それは後で直していただきたいと思いますけれども、以上で私の報告を終わります。
 どうもありがとうございました。(拍手)

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○児玉参考人 私は東京大学アイソトープ総合センター長の児玉ですが、三月十五日に大変に驚愕いたしました。
 私ども東京大学には二十七カ所のアイソトープセンターがあり、放射線の防護とその除染などの責任を負っております。私自身は内科の医者でして、東大病院の放射線施設の除染などにずっと数十年かかわっております。
  それで、三月十五日に、ここの図にちょっとかいてあるんですが、我々、最初にまず、午前九時ごろ、東海村で五マイクロシーベルトという線量を経験しまし て、それを第十条通報という、文科省に直ちに通報いたしました。その後、東京で〇・五マイクロシーベルトを超える線量が検出されました。これは一過性に下 がりまして、次に、三月二十一日に東京で雨が降り、〇・二マイクロシーベルト等の線量が降下し、これが今日に至るまで高い線量の原因になっていると思って います。
 それで、このときに枝野官房長官が差し当たり健康に余り問題はないということをおっしゃいましたが、私はそのときに、実際にこれは大変 なことになると思いました。なぜかというと、現行の放射線の障害防止法というのは、高い線量の放射性物質が少しあるものを処理することを前提にしていま す。このときは総量は余り問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。ところが、今回の福島原発の事故というのは、百キロメートル圏で五マイクロシーベ ルト、二百キロメートル圏で〇・五マイクロシーベルト、さらにそれを超えて足柄から静岡のお茶まで及んでいることは、今日皆さんすべてが御存じのとおりで あります。
 我々が放射線障害を見るときには総量を見ます。それでは一体、今回の福島原発の総量がどれくらいであるか、東京電力と政府は、はっきりした報告は全くされておりません。
  そこで、私どもは、アイソトープセンターのいろいろな知識をもとに計算してみますと、まず、熱量からの計算では、広島原爆の二十九・六個分に相当するもの が漏出しております。ウラン換算では二十個分のものが漏出していると換算されます。さらに恐るべきことには、これまでの知見で、原爆による放射線の残存量 と原発から放出されたものの放射線の残存量は、一年たって原爆が千分の一程度に低下するのに対して、原発からの放射性汚染物は十分の一程度にしかならな い。つまり、今回の福島原発の問題は、チェルノブイリと同様、原爆数十個分に相当する量と、原爆汚染よりもずっと多量の残存物を放出したということがまず 考える前提になります。
 そうしますと、我々、システム生物学というシステム論的に物を見るやり方でやっているんですが、現行の、総量が少ない場 合には、ある人に係る濃度だけを見ればいいです。しかしながら、総量が非常に膨大になりますと、これは粒子です。粒子の拡散というのは非線形という科学に なりまして、我々の流体力学の計算でも最も難しいことになりますが、核燃料というのは、要するに、砂粒みたいなものが合成樹脂みたいなものの中に埋め込ま れております。これがメルトダウンして放出するとなると、細かい粒子がたくさん放出されるようになります。
 そうしたものが出てまいりますとどういうことが起こるかというのが、今回の稲わらの問題です。
  例えば、岩手の藤原町では、稲わら、五万七千ベクレル・プロキログラム、宮城県の大崎一万七千ベクレル・プロキログラム、南相馬市十万六千ベクレル・プロ キログラム、白河市九万七千ベクレル・プロキログラム、茨城六万四千ベクレル・プロキログラムということで、この数値というのは決して同心円状にも行かな い、どこでどういうふうに落ちているかは、そのときの天候、それから、その物質が例えば水を吸い上げたかどうか。
 それで、今回の場合も、私、南 相馬へ毎週末、七百キロメーター行って、東大のアイソトープセンターは現在まで七回の除染をやっておりますが、南相馬に最初に行ったときには、一台の NaIカウンターしかありません。農林省が通達を出したという三月十九日には、食料も水もガソリンも尽きようとして、南相馬市長が痛切な訴えをウエブに流 したのは広く知られているところであります。そのような事態の中で通達一枚出しても、だれも見ることができないし、だれも知ることができません。稲わらが そのような危険な状態にあるということは、全く農家は認識されていない。農家は飼料を外国から買って何十万という負担を負って、さらに、牛にやる水は実際 に自分たちと同じ地下水を与えるように、その日から変えています。
 そうすると、我々が見るのは、何をやらなければいけないかというと、まず、汚 染地で徹底した測定ができるようにするということを保証しなくてはいけません。我々が五月下旬に行ったときに、先ほど申し上げたように、一台しか南相馬に なかったというけれども、実際には米軍から二十台の個人線量計が来ていました。しかし、その英文の解説書を市役所の教育委員会ではわからなくて、我々が 行って教えてあげて、実際に使い出して、初めて二十個の測定報告というのができるようになっている。これが現地の状況です。
 そして、先ほどから 食品検査と言われていますが、ゲルマニウムカウンターというのでなしに、今日では、もっとイメージングベースの測定器というのがはるかにたくさん半導体で 開発されています。なぜ政府は、それを全面的に応用してやろうとして全国につくるためにお金を使わないのか。三カ月たってそのようなことが全く行われてい ないことに、私は満身の怒りを表明します。
 第二番目です。私の専門は、小渕総理のときから内閣府の抗体医薬品の責任者でして、今日では、最先端 研究支援というので三十億円をかけて、抗体医薬品にアイソトープをつけてがんの治療にやる、すなわち、人間の体の中にアイソトープを打ち込むという仕事が 私の仕事ですから、内部被曝問題に関して一番必死に研究しております。
 そこで、内部被曝がどのように起きるかという問題を説明させていただきます。
  内部被曝というものの一番大きい問題は、がんです。がんがなぜ起こるかというと、DNAの切断を行います。ただし、御存じのとおり、DNAというのは二重 らせんですから、二重らせんのときには非常に安定的です。これが、細胞分裂をするときは、二重らせんが一本になって、二倍になり、四本になります。この過 程のところが物すごく危険です。そのために、妊婦の胎児、それから幼い子供、成長期の増殖の盛んな細胞に対しては、放射線障害は非常な危険を持ちます。さ らに、大人においても、増殖の盛んな細胞、例えば、放射性物質を与えると、髪の毛、それから貧血、それから腸管上皮、これらはいずれも増殖、分裂の盛んな 細胞でして、そういうところが放射線障害のイロハになります。
 それで、私どもが、内部に与えた場合に具体的に起こるもので知っている事例を挙げ ます。これは、実際には、一つの遺伝子の変異ではがんは起こりません。最初の放射線のヒットの起こった後に、もう一個の別の要因でがんの変異が起こるとい うこと、これはドライバーミューテーションとかパッセンジャーミューテーションとか、細かいことになりますが、参考の文献は後ろにつけてありますので、そ れは後で、チェルノブイリの場合やセシウムの場合を挙げてありますので、それを見ていただきます。
 まず、一番有名なのはアルファ線です。プルト ニウムを飲んでも大丈夫と言う東大教授がいるというのを聞いて、私はびっくりしましたが、アルファ線は最も危険な物質であります。それは、トロトラスト肝 障害という格好で、私ども肝臓医はすごくよく知っております。要するに、内部被曝というのは、先ほどから一般的に何ミリシーベルトという形で言われていま すが、そういうものは全く意味がありません。I131は甲状腺に集まります。トロトラストは肝臓に集まります。セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。こ れらの体内の集積点を見なければ、全身を幾らホール・ボディー・スキャンをやっても全く意味がありません。
 トロトラストの場合の、このちょっと 小さい数字なので、大きい方は後で見てほしいんですが、これは、実際にトロトラストというのは造影剤でして、一八九〇年からドイツで用いられ、一九三〇年 ごろから日本でも用いられましたが、その後、二十から三十年たつと、肝臓がんが二五%から三〇%に起こるということがわかってまいりました。
 最初のものが出てくるまで二十年というのはなぜかというと、最初に、このトロトラスト、アルファ線核種なんですが、アルファ線は近隣の細胞を傷害します。そのときに、一番やられるのはp53という遺伝子です。
  我々は今、ゲノム科学というもので人の遺伝子を全部配列を知っていますが、一人の人間と別の人間は大体三百万カ所違います。ですから、人間を同じとしてや るような処理は、今日では全く意味がありません。いわゆるパーソナライズドメディスンと言われるやり方で、放射線の内部障害を見るときにも、どの遺伝子が やられてどういうふうな変化が起こっているかということを見ることが、原則的な考え方として大事です。
 トロトラストの場合は、第一段階ではp53遺伝子がやられて、それに続く第二、第三の変異が起こるのが二十から三十年かかり、そこで肝臓がんや白血病が起こってくるということが証明されております。
  次に、沃素131、これは、沃素は御存じのとおり甲状腺に集まりますが、甲状腺への集積は成長期の甲状腺形成期が最も特徴的であり、小児に起こります。し かしながら、一九九一年に、最初、ウクライナの学者が甲状腺がんが多発しているというときに、日本やアメリカの研究者は、ネイチャーに、これは因果関係が わからないということを投稿しております。なぜそう言ったかというと、一九八六年以前のデータがないから統計学的に有意だということを言えないということ です。
 しかし、統計学的に有意ということがわかったのは、先ほども長瀧先生からお話がありましたが、二十年後です。二十年後に何がわかったかと いうと、八六年から起こったピークが消えたために、これは過去のデータがなくても因果関係があるということがエビデンスになった。ですから、いわゆる疫学 的な証明というのは非常に難しくて、全部の事例が終わるまで大体証明できないです。ですから、今我々に求められている子供を守るという観点からは、全く 違った方法が求められます。
 そこで、今行われているのは、ここには、国立のバイオアッセイ研究センターという、化学物質の効果を見る福島昭治先生という方が、ずっとチェルノブイリの尿路系に集まるものを検討されています。
  福島先生たちがウクライナの医師と集めて、五百例以上の、前立腺肥大のときに手術をしますと、膀胱もとれてきます。これを見まして検討したところ、高濃度 汚染地区、尿中に六ベクレル・パー・リッターという、微量ですが、その地域ではp53の変異が非常にふえていて、しかも、増殖性の前がん状態、我々から見 ますとp38というMAPキナーゼとそれからNFkBというシグナルが活性化されているんですが、それによる増殖性の膀胱炎というのが必発でありまして、 かなりの率に上皮内のがんができているということが報告されております。
 それで、この量に愕然といたしましたのは、福島の母親の母乳から、二から十三ベクレル、七名で検出されているということが既に報告されていることであります。
 次のページをお願いします。
  我々アイソトープ総合センターでは、現在まで毎週、七百キロメーター、大体一回四人ずつの所員を派遣しまして、南相馬市の除染に協力しております。南相馬 でも起こっていることは全くそうでして、二十キロ―三十キロという分け方が全然意味がなくて、幼稚園ごとに細かくはかっていかないと全然だめです。
  それで、現在、二十キロから三十キロ圏にバスを立てて千七百人の子供が行っていますが、実際には、南相馬で中心地区は海側で、学校の七割は比較的線量が低 いです。ところが、三十キロ以遠の飯舘村へ近い方の学校にスクールバスで毎日百万円かけて子供が強制的に移動させられています。このような事態は一刻も早 くやめさせてください。今、その一番の障害になっているのは、強制避難でないと補償しない、参議院のこの前の委員会で、当時の東電の清水社長と海江田経済 産業大臣がそういう答弁を行っておりますが、これは分けてください。補償問題と、線引きの問題と、子供の問題は直ちに分けてください。子供を守るために全 力を尽くすことをぜひお願いします。
 それからもう一つは、現地でやっていますと、除染というものの緊急避難的除染と恒久的除染をはっきり分けて 考えていただきたい。緊急避難的除染を我々もかなりやっております。例えば、ここの図表に出ております滑り台の下、滑り台の下はちっちゃい子が手をつくと ころですが、この滑り台に雨水がざあっと流れてきますと毎回濃縮します。右側と左側とずれがあって、片側に集まっていますと、平均線量一マイクロのところ だと十マイクロ以上の線量が出てきます。それで、こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくてはいけません。
 それから、こういうさまざまな コケが生えているような雨どいの下、これも実際に子供が手をついたりしているところなんですが、そういうところは、例えば高圧洗浄機を持っていってコケを 払うと、二マイクロシーベルトが〇・五マイクロシーベルトまでなります。だけれども、〇・五マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しいです。それは、 建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと、空間線量として、一カ所だけを洗っても全体をやることは非常に難しいです。
 ですか ら、除染を本当にやるというときに、一体どれくらいの問題があり、どれくらいのコストがかかるかということを、イタイイタイ病の一例を挙げますと、カドミ ウム汚染地域、大体三千ヘクタールなんですが、そのうち千五百ヘクタールまで、現在、除染の国費が八千億円投入されています。もしこの千倍ということにな れば、一体どれほどの国費の投入が必要になるのか。
 ですから、私は四つのことを緊急に提案したいと思います。
 第一番目に、国策として 食品、土壌、水を、日本が持っている最新鋭のイメージングや何かを用いた機器を用いて、半導体のイメージ化は簡単です、イメージ化して、流れ作業にして、 シャットしていってやるということでの最新鋭の機器を投入して、抜本的に改善してください。これは今の日本の科学技術力で全く可能です。
 二番目。緊急に、子供の被曝を減少させるために新しい法律を制定してください。
  私の現在やっているのは、すべて法律違反です。現在の障害防止法では、各施設で扱える放射線量、核種などは決められています。東大の二十七のいろいろなセ ンターを動員して、現在南相馬の支援を行っていますが、多くの施設はセシウムの使用権限や何かは得ておりません。車で運搬するのも違反です。しかしなが ら、お母さんや先生たちに高線量のものを渡してくるわけにはいきませんから、今の東大の除染では、すべてのものをドラム缶に詰めて東京へ持って帰ってきて おります。受け入れも法律違反、すべて法律違反です。
 このような状態を放置しているのは国会の責任であります。全国には、例えば国立大学のアイ ソトープセンターというのは、ゲルマニウムを初め最新鋭の機器を持っているところはたくさんあります。そういうところが手足を縛られたままで、どうやって 国民の総力を挙げて子供が守れるでしょうか。これは国会の完全なる怠慢であります。
 第三番目。国策として、土壌汚染を除染する技術を、民間の力を結集してください。
  これは、例えば、東レだとかクリタだとかさまざまな化学メーカー、千代田テクノルだとかアトックスというような放射線除去メーカー、それから竹中工務店や 何かさまざまなところは、放射線の除染などに対してさまざまなノウハウを持っています。こういうものを結集して現地に直ちに除染研究センターをつくって、 実際に何十兆円という国費がかかるのを、今だと利権絡みの公共事業になりかねない危惧を私はすごく持っております。国の財政事情を考えたら、そんな余裕は 一瞬もありません。
 どうやって除染を本当にやるか。七万人の人が自宅を離れてさまよっているときに、国会は一体何をやっているのですか。
 以上です。(拍手)

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○今中参考人 今中と申します。児玉先生の熱弁の後で、ちょっとたじたじとしております。
 私自身は、京都大学の原子炉実験所というところで原子力工学をやっておる者です。それで、私自身、原子力、原発というものは基本的に危ないものだというふうに三十何年前から思っていますので、原発で事故が起きたらどういうことになるのかというのをずっと研究しておりました。具体的には、原発で事故が起きたときの災害評価とか、チェルノブイリの事故が一体どんな事故だったのか、また、広島、長崎の原爆線量の話とかセミパラチンスクの放射能汚染の話なども調べてまいりました。
 それで、今回の福島事故についてなんですけれども、ある意味で私は非常に驚きました。ただ、私自身は、三月十五日に二号炉の格納容器が破壊された段階で、ああ、チェルノブイリになっちゃったというふうに確信を持ちました。というのは、放射能を閉じ込めておくべき最後の壁が破壊されたということで、中の放射能がツーツー行け行けで外に出ていくという状態が三月十五日に発生しました。それで、今、児玉先生がおっしゃったように、東京の方にも飯舘の方にも濃い放射能が飛んできたということになったんだと思います。
 私自身は、今現在、福島の周り三十キロから、また飯舘は四十キロになりますけれども、住民が避難したということでは、もうチェルノブイリと同じ事態が福島で起きている、起きちゃったというふうに思っております。
 私自身、チェルノブイリに行ってよく聞いた言葉は、彼らにとって時代がそこで変わった、チェルノブイリ前とチェルノブイリ後ということで時代が変わったというふうによく聞かされました。私が思うに、やはり日本も福島事故で、ある意味で、福島前、福島後ということで時代が変わってきたのではないかというふうに実感しております。
 それで、私自身、時々皆さんから呼ばれて話をすることがあるんですけれども、そのとき何を言っているかというと、日本も放射能汚染と向き合う時代になったんですということを言います。チェルノブイリの人たちもそう言っていました。それで、その後、一番困るのは、今中さん、そう言うけれども、私ら、放射能のことも被曝のことも全然わからへんということで、ううんと考えていまして、結局、私自身は、きょうお集まりの議員さんも含めて、一般の人たちも含めて、ベクレルとは何ぞや、シーベルトとは何ぞやということになじんでいただいて、理解していただいて、そして自分で考えていただくということが一番大事なんだろうと思います。
 きょう、余り時間がないんですけれども、お手元の方に資料があるかと思いますので、それに沿ってざっと駆け足で行きたいと思います。
 まず、一枚目の下の、私自身、原子炉実験所という原子炉があるところで働いていますので、もう四十年間やっていますので、被曝に対する感覚というのはあります。
 そこに書いてありますように、一マイクロシーベルトという被曝、これは一回の作業でする分にはほとんど気になりません。というのは、皆さん今ここにいらっしゃいますけれども、ここでも自然放射線というのがあります。大体一時間当たり〇・〇五マイクロシーベルトと思われて結構だと思います。となると、丸一日じっとしていても一マイクロシーベルトの被曝は外部から受けるということで、これくらいの被曝でしたら、まあ気にしなくていいやと。僕たちはあくまで職業でそれをやっていますから、一般の人はまた別ですよ。
 次に、一回の作業で十マイクロシーベルトとなると、これはもう計器に出ますし、ああ、ちょっと浴びちゃったなという感じです。ちなみに、胸部レントゲンで受ける被曝線量が大体五十マイクロシーベルトというふうに言われています。それで、まあちょっと浴びたなと。
 次に、百マイクロシーベルトになったら、これはかなり浴びます。これは、我々、放射線測定器ではかる分に、すぐわかります、音でわかります。大体、一マイクロシーベルトを超えたら、ビーという感じで鳴りますから。百マイクロシーベルトを浴びる仕事、これはめったにしません。時間も限りますし、遮へいも考えます。ちなみに、飛行機に乗ってヨーロッパまで行って帰ると、大体五十マイクロシーベルトから百マイクロシーベルトと言われています。ですから、私は、飛行機に乗って向こうへ行って帰るたびに、ああ、被曝しちゃったなと思いながら乗っています。
 その次に、その十倍、千マイクロシーベルト、一ミリシーベルト、これは私からしたら大変な被曝です。私は放射線作業従事者ですけれども、一回で一ミリシーベルト浴びちゃいますと、うちにある放射線障害予防規程で一ミリシーベルト以下にしろと書いてありますので、これは私、始末書物になると思います。
 その千倍の一シーベルト、千ミリシーベルトが一シーベルトになりますけれども、これはもう大変です。一シーベルトの被曝があったら大変だ。これはもう病院に行って検査してもらう、急性障害が心配される量だということになります。
 次のページのその三ですけれども、放射線に被曝すると、一度にぎょうさん被曝すると、細胞が死んじゃって急性障害が出るよと。それで、福島の周りの住民の方々、この人たちには、よくテレビで言われましたけれども、すぐには健康には影響はありません。ただ、後々になってがんとかいった心配がありますよという線量だと思います。これが晩発的影響、また確率的影響とも言われますけれども、では、何でそんな確率的影響みたいな、晩発的影響みたいなものが出てくるかというと、その下にあります。いわゆる放射線を浴びますと、我々の体を構成している分子、原子に影響がある、破壊される。
 すなわち、我々、日常的に生活している分に、細胞の中でやりとりしているエネルギー単位は、我々の言葉で一電子ボルトとか二電子ボルトとかそれくらいの量ですけれども、放射線というのは十万電子ボルトとか百万電子ボルトとかいったエネルギーを持ったものが体の中に入ってきますから、場合によってはDNA等が破壊されるということです。
 では、それが一体どれくらい生物に影響を与えるかということですけれども、三ページの上の方です。これはムラサキツユクサの雄しべの毛の突然変異というのをはかって観察されたデータです。これは随分古いデータです。もう三十年以上も前のデータですけれども、このデータでしたら、いわゆるエックス線を照射しますと、大体二・五ミリシーベルトに相当するぐらいのところから雄しべの毛の突然変異というものがふえることが観察されるという、これは非常に敏感な生物です。
 ただ、私が言いたいのは、我々生物は、発生してから非常に放射線の強い環境で生きてきたというふうに私は思っています。皆さん、自然放射線といったら非常に弱いものかと思われますが、私ども環境放射能をはかっている人間にとっては結構強いものです。そういう中で、我々、日常的にDNAなりそういうものが傷害を受けながら、なおかつ修復、常に傷害を受けて常に修復して生きてきたんだろうと思います。
 それで、四ページの七番、「ガンができる仕組み」ということで、児玉先生の方からもありましたけれども、いろいろな傷害が積み重なっていずれがんになるということです。
 次に、その下の八番ですけれども、我々、日常的に、一年間で一ミリシーベルトの被曝を受けています。そして、五枚目の九ですけれども、その自然放射線によっても我々はある程度がんになっているのではないかということが言われています。
 では、自然放射線によってがんになる影響を観察できるかどうかということで、その下のスライドの十ですけれども、日本国において、自然放射線は場所によってかなり違います。そこの図にあるとおりです。そして、その次のページの十一番ですけれども、では日本国のがんの発生率がどうなっているかというのを国立がんセンターから持ってきたのが十一番です。
 これはがん死率の分布です。先ほどのが自然放射線の分布です。その関係をプロットしてみたというのが、その下の「ガンマ線量率とガン死率の関係」。これを見ていただいたら、横軸が自然放射線で、縦ががん死率ですね。結局これは、がん死率に対して自然放射線の影響は認められません。つまり、自然放射線の影響は、がんというものはいろいろな原因でなりますから、その変動の中に隠れて見えないというふうに私は考えています。ないのではないと私は思っています
 では、我々が現在使っている放射線のリスクはどういうふうにして求められているかというと、七ページの上の十三にあります。これは長瀧先生も説明があったかと思いますけれども、広島、長崎の追跡データですけれども、一応、これを眺めて、私は、五十ミリシーベルト以下では話をするのは難しいだろうなというふうに思っています。
 それで、こういうデータをもとに、もっと下の方、一ミリシーベルト、二ミリシーベルトを考えるときに、その下のスライド十四のようないろいろなモデルが考えられている。ではどのモデルがいいのかというのは、いろいろなデータを参考にしながら、なおかつ理論、生物実験等を眺めながら考えてまいります。
 それで、有名なデータですけれども、ナンバー十五、八ページですけれども、これは「オックスフォード小児ガン研究」といいまして、一九五〇年代に、子供、胎児ですね、妊婦のおなかにエックス線を浴びて、その後小児がんがふえたというデータであります。
 その次ですけれども、十六番。これは非常に興味深いデータですけれども、私の友人であるスウェーデンのトンデルという疫学をやっている人ですけれども、スウェーデンの汚染地帯の汚染レベル別にがん発生を見ると、どうも汚染がふえるとがんもふえているぞというデータを出しています。これは統計的には有意です。では、これは果たして因果関係かどうなのかというので、彼自身と私はいまだにディスカッションをしています。それで、きょう児玉先生からお話を聞いたような、内部被曝によって体の中でセシウムの分布が異なるといったことでこれも説明できないかなという仮説を今考え始めているところです。
 そういったデータの一つとして非常に興味深いのは、九ページですけれども、日本国の原子力産業労働者約二十万人を、大体平成の初めぐらいから今現在、二十年近く追跡調査されていますけれども、これはフィルムバッジ等で記録された被曝線量とそのがん死率を見ますと、どうも被曝線量がふえるとふえる傾向にあるぞというのが出ています。
 それで、一応、これをやっている放射線影響協会の結論としては、明らかな証拠は見られなかったというふうに結論されておりますけれども、私自身は、スライド十八番にあるように、これはサジェスティブ、影響を示唆しているデータではないかと考えています。
 次に、十九番、十ページですけれども、これはチェルノブイリの子供の甲状腺がん並びに広島、長崎のデータの年齢別の感受性ですけれども、やはり子供に対する影響は大人に比べて大きいんだというのは、如実に示していると思います。
 最後、結論ですけれども、結局、放射線被曝の晩発的影響については、直線モデルが最も合理的で、批判に耐えられるタフな仮説であろうと私は思っています。ということは、被曝量が少なくてもそれなりに影響があるという考え方では、被曝の基準値というのはあくまで我慢量だというふうに解釈すべきだろうと思っています。どこまで我慢するのかということについては、社会的、個人的判断で決まる問題ですから、一般的な答えはないというふうに私は思っています。
 ただ、参考としては、通常時の一般公衆の被曝基準値、これは年間一ミリシーベルトです。ICRPによれば、この数値というのは、一般公衆が被曝に対して気にせずに、神経質にならずに普通に生活できる量ということで決められています。そして、放射線作業従事者は、年間二十ミリシーベルトということになっています。この数字は、我々は放射線作業従事者ですけれども、放射線作業従事者が被曝によってこうむるマイナス面が、普通の産業の労働災害と同じレベルになるであろうというふうに、大ざっぱながら見積もってきた数字で、それなりに根拠のある数字だと思っています。
 そして、今回の場合は、子供の感受性が大きく、そして子供は、大人に比べて将来、非常に長い人生を生きるということで、子供の被曝はなるべく少なくすべきであるということです。
 どうもありがとうございました。(拍手)

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2011年7月分、東京新聞「こちら特報部」のリストです。

 2011年7月分、東京新聞「こちら特報部」の全記事リストです。「こちら特報部」のWeb記事は他の記事とは違い、リード部分の紹介と最後に【こちらは記事の前文です】と購読の案内が来るスタイルです。

 以前から、東京新聞は原発関連は勿論のこと、他の問題でも大手紙よりも頑張っていると注目していました。あとで「特報部」関連で何か調べる時の自分用のメモエントリーです。(2011年3・11発災月からアップ)

 

<新日本原発紀行>浜岡(静岡)編(上)  脱依存へ知恵絞る
2011年7月31日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011073102000039.html

 東海地震の想定震源域のど真ん中にある中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)。菅直人首相が全面停止させてから二カ月半が過ぎた。約四十年間、原発と付き合ってきた住民や行政は、突然の停止をどう受け止めているのか。中部電力は二、三年後の再稼働を目指すが、地震対策は十分なのか。二回にわたり、現場の様子を伝える。 (篠ケ瀬祐司、佐藤圭)

 

「脱」から「減」で原発存続 菅首相の方針 事実上転換
2011年7月30日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011073002000059.html

 福島第一原発事故を受け、菅直人首相が宣言した「脱原発依存」は腰砕けから、事実上転換に!? 二十九日、政府の「エネルギー・環境会議」は「減原発」の方向を打ちだしたが、中身は「原発維持」の姿勢が濃厚だ。最大野党の自民党の中にも「維持」に足並みをそろえる動きがある。国民の選択肢が早くも狭まるなかで最近、脱原発政策にシフトしているみんなの党の真意とは−。 (篠ケ瀬祐司、小国智宏)

 

「原子力の平和利用」 なぜ被爆国で 広島市大・田中教授らに聞く
2011年7月29日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072902000028.html

 鎮魂の八月がくる。広島、長崎に落とされた原爆に続き、今年は福島の原発事故が「核の悲劇」に加わった。被爆国がなぜ、原発を推進してきたのか。その問いを解くには「原子力の平和利用」をたださねばならない。米国が一九五〇年代に掲げた世界規模の戦略であり、日本では被爆地・広島がその標的にされた。平和利用の経緯と本質について、広島市立大広島平和研究所の田中利幸教授(戦争犯罪)らに聞いた。 (田原牧)

 

福島の大学を舞台に親原発勢力が巻き返し?
2011年7月28日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072802000047.html

 原発事故に直撃された福島県で今月、脱原発団体が批判する学者や機関と県内の大学との連携の動きが相次いだ。福島大学は独立行政法人・日本原子力研究開発機構(原子力機構)と連携協定を締結。福島県立医大では「年間一〇〇ミリシーベルトの被ばくまで安全」と講演した山下俊一・長崎大教授が副学長に就任した。地元では「大学の権威で、被害の訴えが封じられるのでは」と、懸念する声も漏れている。 (出田阿生、中山洋子)

 

再生エネルギー法案 迷走 買い取り価格に上限?
2011年7月27日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072702000059.html

 再生エネルギー特別措置法案の審議が二十七日から本格化する。太陽光や風力などで発電した電気を買い取り、自然エネルギーの普及を推し進める制度。菅直人首相が辞任の条件に挙げて政局含みで注目を集めた。与党は「ともあれ成立を」と修正協議を急ぐが、財界には慎重論が根強いだけに、推進派は「骨抜きにされてしまうのでは」と警戒している。 (佐藤圭、小国智宏)

 

「生涯被ばく100ミリシーベルト」案のウラ
2011年7月26日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072602000049.html

 「生涯の被ばく量の上限は一〇〇ミリシーベルト」−。内閣府食品安全委員会の作業グループが検討する放射線が人体に与える影響の基準づくり案に異論が出ている。現在の食品の規制値は原発事故時の防災指針を流用した「暫定値」だ。内部被ばくが心配されるなか、厳しさが求められるはずなのに、緩い規制値を許容することになりかねない。汚染食品との「共生」時代に入ったとはいえ、健康を守る基準や方策はどうあるべきか。 (篠ケ瀬祐司、出田阿生)

 

岐阜刑務所で新たな受刑者処遇問題
2011年7月25日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072502000050.html

 刑務所での受刑者処遇が人権重視の流れから逆行を始めている状況は、今年一月十四日付の「こちら特報部」でお伝えした。その後、岐阜刑務所(岐阜市)の受刑者から、その具体例が手紙で何回か届いた。「カメラとマイクで看守との会話を記録されている」という「告発」もあった。更生に規律は欠かせないにせよ、手紙の指摘には不可解な統制も少なくない。岐阜刑務所を訪ねた。

  (出田阿生、加藤裕治)

 

「相馬野馬追」固い絆 千年の伝統 絶やさぬ
2011年7月24日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072402000069.html

 「復興へ向けて、いざ、出陣」。福島県相馬地方の国重要無形民俗文化財「相馬野馬追(のまおい)」が二十三日、始まった。東日本大震災と福島第一原発事故の影響で、開催が危ぶまれていたが、規模を縮小して開催にこぎ着けた。困難な状況の中でも、鎮魂と復興のシンボルとして伝統を守り抜こうという人々の思いが、千年を超える歴史をつないだ。 (出田阿生、小国智宏)

 

「頑張ろう!東北」化粧まわし秘話
2011年7月23日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072302000061.html

 大相撲の出直しとなった名古屋場所で新入幕ながら快進撃を続ける富士東関(24)。「がんばろう!東北」の化粧まわしはすっかりお馴染(なじ)みになったが、原画は元相撲取りの漫画家が、宮城県石巻市で被災した子どもたちの悲劇に触発されて描いたものだ。偶然、目にした同市出身の実業家男性が「ぜひ、化粧まわしにしたい」と探し求め、富士東関に贈った。一本のまわしに込められた、心優しき男たちの“復興”への思いとは−。 (秦淳哉、中山洋子)

 

放射能「ホットスポット」一目瞭然 群馬大教授が東日本の汚染を地図化
2011年7月22日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072202000054.html

 福島第一原発から北西に広がる福島県内の放射線量の汚染地図はよく目にする。では、線量が比較的高めの意外な「ホットスポット」の存在や、広範囲な稲わら汚染はどう理解したらいいのか。そんな放射能汚染拡散の全体像を示した東日本地図を、火山学が専門の群馬大学教育学部(前橋市)の早川由紀夫教授が作成した。噴火で吐き出される火山灰の分布を応用したという。二十一日、一般公開された授業を聴いた。 (篠ケ瀬祐司、小国智宏)

 

汚染との共存が現実に セシウム汚染牛問題
2011年7月21日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072102000054.html

 福島第一原発事故でまき散らされた放射性セシウムによる「汚染牛」問題。おそらく、汚染された食物が明らかに口に入った初めての例だ。エサの稲わらは宮城県産というが、汚染はわらや宮城という地域のみに限らないだろう。安全の規制値も、あってないがごとしだ。畜産農家の悲嘆とともに、この問題は今後、私たちが放射能汚染と共存せざるをえない現実をあぶり出している。(出田阿生、中山洋子)

 

なでしこだけじゃない 最強女子の時代
2011年7月20日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072002000062.html

 スポーツ界で日本女子の活躍が目覚ましい。十九日にはサッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝した日本代表(なでしこジャパン)が凱旋(がいせん)。女子ゴルフでは三万年に一度の偉業を成し遂げた選手もいる。野球や競輪でも女子プロが半世紀ぶりに復活し、いまや男子の影は薄くなるばかり。頂点を極める女性たちは、震災や原発事故で沈んだこの国に希望をもたらす。「最強女子時代」の到来だ。 (秦淳哉、鈴木伸幸)

 

「残余財産」で退職金 批判受け解散のはずが…公益法人改革ないがしろ!?
2011年7月19日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011071902000065.html

 政府は十二日に公益法人の権限や資産の見直しの成果を公表した。だが本紙の点検では、国から解散を求められた複数の法人で、財産の一部が「天下り」元官僚の退職金になったり、いまだに多くの公共事業を請け負ったりする例が見つかった。原発事故やなでしこジャパンに注目が集まる中「事業仕分け」の成果が、ないがしろにされていないか。 (篠ケ瀬祐司)

 

<新日本原発紀行>東通(青森)編 東北電1基 再稼働は視界不良
2011年7月18日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011071802000051.html

 本州の北端、下北半島に東北電力東通(ひがしどおり)原発1号機(青森県東通村)はある。その北隣でことし一月末、東京電力の1号機が着工した。ここから約七百キロ離れた首都圏まで電力を送る計画だ。福島と同じように危険な原発を遠い過疎地に造り、電力の供給を享受する大都会の論理を、見直す考えはないのか。 (小国智宏)

 

福島と原子力 浅からぬ因縁
2011年7月17日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011071702000033.html

 東京電力福島第一原発の事故は、取り返しの付かない大惨事になる原子力の危険性を、まざまざと見せつけた。しかし、同原発から南西約六十キロの福島県石川町で第二次大戦末期、原爆製造を目的にウラン鉱石が採掘されていた事実はあまり知られていない。原爆から原発へ、原子力の平和利用は可能なのか−。石川町の“歴史秘話”と原発事故は、現代に重い問題を投げかけている。 (秦淳哉)

 

仏の祝賀会 なぜ郡山で開催 原発大国が友情演出
2011年7月16日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011071602000053.html

 フランス革命記念日の十四日、在日フランス大使館が福島県郡山市で祝賀会を開いた。同国はナショナルデーに、世界各地で祝賀会を催すが、日本では東京の仏大使公邸以外で開催するのは初めて。しかも閣僚のミッテラン文化相も出席した。福島第一原発の避難住民を招待し、同原発から西へ約五十五キロの郡山市で開いたワケは−。 (鈴木伸幸)

 

「節電キャンペーン」を検証 「15%削減」は必要?
2011年7月15日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011071502000037.html

 日本全国で「節電キャンペーン」が大展開されている。東京電力、東北電力の管内では企業も家庭も「15%節電」に大わらわ。ついには室温を三〇度に設定する自治体まで登場した。さながら有無を言わさぬ「節電ファッショ」の様相だ。ところが、電力各社の今夏の電力需給予測を見ると、ほとんどの社で電力は足りている。それでも危機をあおる背景には、「原発再稼働」への思惑が見え隠れする。(篠ケ瀬祐司、佐藤圭)

 

福島市の子どもの尿からセシウム 原発60キロで内部被ばく
2011年7月14日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011071402000049.html

 福島市内に住む子ども10人の尿を検査し、全員から放射性セシウムが検出された問題。爆発した福島第一原発から60キロ余も離れた県庁所在地で内部被ばくが白日となった。今も放射線量は毎時1マイクロシーベルトを超えており、保護者らは不安を募らせている。国や県はこの現実をどう受け止め、不要な被ばくをなくすためにはどうしたらいいのか。 (篠ケ瀬祐司、佐藤圭)

 

破れるか「司法の壁」 今秋に反原発で全国一斉提訴
2011年7月13日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011071302000067.html

 福島第一原発事故を受け、各地の原発関連訴訟にかかわってきた弁護士らが、今秋にも国や電力会社を相手取り、運転差し止めなどを求めて一斉に提訴する。反原発の住民訴訟で、これまで勝訴したのは二件のみ。それも最高裁など上級審で逆転されている。裁判所自体が原発推進の一翼を担ってきたともいえる「司法の壁」。福島の事故は、この厚い壁に風穴をあける契機になるのか。 (出田阿生、中山洋子)

 

見えぬ放射線 夏の風物詩は
2011年7月12日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011071202000061.html

 東日本大震災から四カ月。東北地方も十一日、梅雨明けしたが、原発事故に見舞われた福島県に夏の風物詩は戻ってくるのだろうか。漏れ出た放射性物質への不安は消えず、原発から約六十キロ離れた福島市内でも屋外プールは閉鎖され、噴水公園に子どもたちの姿や歓声はほとんどない。ビアガーデンは休業が続く。原発から約二百二十キロ離れた都内では、節電意識は続いても、警戒心は薄れているようで…。 (秦淳哉、佐藤圭)

 

玄海原発 知事、町長と九電の癒着
2011年7月10日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011071002000076.html

 九州電力玄海原発2、3号機(佐賀県玄海町)の運転再開問題。あの手この手で封印されてきた住民の不信感が、「やらせメール」や国の場当たり的な対応で、一気に表舞台へ噴き出した。原発依存を「仕方がない」としてきた地元住民の間に対立が生まれ、「脱原発」を求める声が日増しに強くなっている。 (佐藤圭、小国智宏)

 

<新日本原発紀行>東海(茨城)編 冷温停止に3日半 真剣に「脱原発」を
2011年7月9日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011070902000034.html

 東海第二原発や研究所、核燃料サイクル施設、燃料工場−。茨城県東海村は、原子力に関するあらゆる施設がひしめいている。なぜこれほど原子力施設が集まったのか。収束しない福島第一原発の事故後、日本有数の「原子力村」の首長はどんな思いでいるのか。東京都心からJR特急列車で北へ約一時間半。日本の原子力発祥の地を歩いた。 (篠ケ瀬祐司)

 

原発立地の脱「原発依存」を考える
2011年7月8日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011070802000048.html

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働は政府方針の迷走や九電の「やらせメール」問題で一転、先送りになった。とはいえ、立地自治体の財政や住民の雇用などが原発マネーに依存している限り、再稼働の流れは断ち切れない。「将来の不安より今日のご飯」というせりふは、全国の原発立地で必ず耳にする。脱「原発依存」の地域づくりを考えることは急務なのだが−。 (佐藤圭、鈴木伸幸)

 

にぎわい消えた小名浜漁港 カツオ水揚げ 心待ち
2011年7月7日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011070702000042.html

 福島第一原発事故から四カ月近く。岩手県や宮城県の漁港には活気が徐々に戻りつつあるが、福島県の漁港は依然として活動停止したままだ。同県いわき市の小名浜港では先月、カツオ船団が出漁したが、風評で県内での水揚げを断念。再開を模索する漁港の苦悩を、県漁業協同組合連合会の野崎哲会長(56)が語った。 (中山洋子)

 

政府の情報隠しで被災者が被ばく
2011年7月6日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011070602000061.html

 またもや政府の「情報隠し」だ。福島県浪江町赤宇木(あこうぎ)地区。文部科学省などが福島第一原発から半径二十キロ圏外で放射線量を測定している地点のうち、突出して高い値を示しているにもかかわらず、その地名は一カ月間も伏せられた。近隣住民から当時の事情を聴くと、被災者が無防備に被ばくを強いられた実態が見えてくる。 (佐藤圭)

 

被災地で放言 松本復興相って?
2011年7月5日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011070502000057.html

 惨状に苦しむ被災地の再建を支援する司令塔・松本龍復興対策担当相(60)から飛び出した“どう喝”発言。三日、岩手、宮城両県知事と会談し、命令口調で被災民の感情を逆なでするような厳しい注文を付けた。防災担当相として影は薄かったが、復興相に就くや「チーム・ドラゴン」を掲げ、手腕に期待も寄せられていた。いったいどういう経歴の持ち主なのか。 (小国智宏、中山洋子)

 

<新日本原発紀行>もんじゅ(福井)編 人のおごりが生んだ
2011年7月4日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011070402000048.html

 “夢の原子炉”のはずが、稼働すらできない日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)。十七年前に動き始めた直後、事故で十四年半も停止。昨年の運転再開後、また事故で止まった。命名の由来は文殊菩薩(ぼさつ)。「危険な施設に、御仏の名を使うとは」と、長年反対運動を続けてきた地元の住職は憤る。(出田阿生)

 

<新日本原発紀行>美浜(福井)編 事故と隠蔽の40年史
2011年7月3日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011070302000058.html

 四十歳、三十八歳、三十四歳−。関西電力の美浜原発(福井県美浜町)には、三基の老朽原子炉が立ち並ぶ。同世代の東京電力福島第一原発と競うように、日本の原子力年表に刻まれる事故やトラブルをたびたび起こしてきた。“ライバル”の福島第一原発は、津波と地震で壊滅した。美浜原発でも「過酷事故」の危険性が指摘されている。 (佐藤圭)

 

老朽化原発の恐怖 危険度最悪は玄海1号機
2011年7月2日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011070202000063.html

 原発の原子炉がガラスのコップのように割れてしまったら−。日本の原発ではその危険性が高まっていると警告する科学者がいる。もし、そうなれば、核反応制御不能となって大爆発を起こし、大量の放射性物質が広範囲に拡散する。福島第一原発事故の比ではない大惨事となりかねない。危険度トップは玄海原発1号機だ。 (小国智宏)

 

学校疎開求め仮処分申請 福島・郡山 小中7校の児童や保護者
2011年7月1日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011070102000052.html

 放射線量が毎時一・三マイクロシーベルト前後と高い福島県郡山市。小中学校で学び続けると、被ばく線量は確実に年間一ミリシーベルトを超え「健康被害を起こす可能性もある」として、児童・生徒の親たちが学校ごと集団疎開するよう福島地裁郡山支部に申し立てた。子どもを守るためには、校庭や通学路の除染だけでは不十分で、安全な場所で義務教育を受けさせたいとの願いは切実だ。疎開へのハードルを考えた。 (小国智宏、秦淳哉)

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2011年7月28日 (木)

小沢一郎×カレル・ヴァン・ウォルフレン公開討論会&記者会見 主催:自由報道協会(動画、発言者の開始時間を全てメモ)

2011/07/28 小沢一郎衆議院議員公開討論会および記者会見
2011年07月28日(木)
http://iwakamiyasumi.com/archives/11365

前半部、オランダ人ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレン氏との公開討論。
http://www.ustream.tv/recorded/16286241
         
Video streaming by Ustream

 以下、視聴する時に探す目安のメモ。

24秒から:藤田 幸久(ふじた ゆきひさ)参議院 / 茨城 / 1期

キャラクター・アサッシネーション、人物破壊について。

7分1秒から:上杉隆

7分38秒から:ウォルフレン氏挨拶。

(8分53秒、小沢氏登場)

13分41秒から:上杉氏

15分10秒から:小沢氏

3・11発災以降について。

20分26秒から:上杉氏

お二人に質問、菅氏ではなく小沢総理なら震災復興はどうなったか。

21分43秒から:小沢氏

25分29秒から:上杉氏

25分40秒から:ウォルフレン氏

35分30秒から:上杉氏

本紹介、人物破壊について。

36分21秒から:ウォルフレン氏

45分23秒から:上杉氏

45分30秒から:ウォルフレン氏

45分55秒から:小沢氏

46分32秒から:上杉氏

46分56秒から:小沢氏

51分3秒から:上杉氏

トロイカ体制は何故出来ないのか。

51分50秒から:小沢氏

53分55秒から:上杉氏

菅氏は何をなすべきか。

54分43秒から:ウォルフレン氏

56分47秒から:上杉氏

菅は何故辞めないのか。

57分3秒から:小沢氏

1時間1分40秒から:上杉氏

小沢さんはこの自由報道協会記者会見に参加4回、菅氏は招待しても来ない。

1時間2分23秒から:ウォルフレン氏

1時間6分58秒から:上杉氏

検察の問題について。

1時間7分50秒から:小沢氏

1時間12分52秒から:上杉氏

1時間13分15秒から:ウォルフレン氏

1時間15分53秒から:小沢氏

財政金融の危機的状況について。

1時間17分53秒から:上杉氏、司会たかだあきこさん

ここで1部終了、2部の記者会見にあたっての注意事項。(1時間20分45秒まで)

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後半部、小沢一郎衆議院議員の記者会見。
http://www.ustream.tv/recorded/16286979
         
Video streaming by Ustream

15秒から:司会たかだあきこさん、上杉隆氏

ウォルフレン氏へ、最初の名誉質問をお願いします。

1分30秒から:ウォルフレン氏

1993年羽田孜氏と自民党を離党して政治改革を目指したが、もしこの先改革が出来なかった時にはどうするのか。

4分25秒から:小沢氏

8分22秒から:岩上安身氏(IWJ)

脱原発について。

9分37秒から:小沢氏

13分30秒から:村上氏(フリー)

何故民主党を出て新党を作らないのか。

14分1秒から:小沢氏

16分20秒から:いだ氏(週刊金曜日)

放射能汚染の関連で、現在の政府の規制のあり方、対応についてどう考えているか。

17分15秒から:小沢氏

菅さんが来年までやっていたら東京まで汚染されるのではないかと心配している。その他。

22分34秒から:ななお氏(ニコニコ動画)

(小沢さんは)民主党の中から変えていくと理解しました。ネットだけでなく、今や新聞でも次の総理は小沢さんが上位です。しかし現時点では小沢さんは次期代表選では立つことが出来ない。そこでお聞きしたい。次の総理の条件は何でしょうか。小沢さんが政策の上で合意出来うる次期総理の条件についてお聞かせ下さい。

23分30秒から:小沢氏

24分33秒から:田中龍作氏(日本インターナショナル新聞社)

3・11以降、おとなしかった日本人が問題意識の高まりを見せています。一番意識が遅れているのが政治家です。なぜこの時期に小沢さんが立ち上がらないのか。

25分40秒から:小沢氏

27分37秒から:畠山氏(フリー)

福島第一原発の処理に当たる作業員について、被曝量の関係で、このままでは作業する人が日本人だけでは足りなくなるのではないか、対応策は?

28分8秒から:小沢氏

29分22秒から:かくだ氏(月刊集中?)

中長期的な復興を経て行く中で、将来的に東北地方はどの様に変わっていくべきだとお考えですか。

30分12秒から:小沢氏

(SOBA:ここは聞きどころ)

32分35秒から:西岡氏

菅下ろしの後でもねじれ国会はそのままだが、そのねじれ国会について。

33分31秒から:小沢氏

36分50秒から:神保氏(ビデオニュースドットコム)

 既存のメディアが自由報道協会での発言を取り上げないが、書かざるを得ない答えを期待して質問します。

 同じ国会の会期内に不信任案をもう一度出せないと言うのは法律がある訳ではなく、あくまで慣例に過ぎないと、もう1回不信任案を出すことは制度上出来るはずです。話しが違う訳ですから、小沢さんとしてはもう一度不信任案を出すことをお考えになるのか、そしてもし(不信任案が)出て来れば、小沢さん自身、あるいは小沢グループが賛成されるのか、そしてもしそれが通った場合に意中の方がいれば教えて下さい。

38分45秒から:小沢氏

(40分40秒まで)

※テキスト起こし情報:下記、岩上安身さんの所でその後出ました。

2011/07/28 小沢一郎衆議院議員公開討論会および記者会見
http://iwakamiyasumi.com/archives/11365

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※参考:ニコ動情報。

(以下転載始め、適宜要約)

小沢一郎×カレル・ヴァン・ウォルフレン公開討論会&記者会見 主催:自由報道協会
http://live.nicovideo.jp/watch/lv57454701

【会場のご案内】
2011/07/28(木) 開場:15:50 開演:16:00

7月28日(木)16:00から、
小沢一郎×カレル・ヴァン・ウォルフレン公開討論会
&小沢一郎記者会見。

『誰が小沢一郎を殺すのか?』(角川書店刊)の著者、オランダ人ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレン氏と小沢一郎衆院議員本人との公開対談。

3.11以降、小沢氏は何を考え、何を見てきたのか?
原発事故への思いとは?

討論会の後、小沢一郎衆院議員の記者会見。

【第1部】16:00~17:20
小沢一郎×カレル・ヴァン・ウォルフレン公開対談

【第2部】17:26~18:05
小沢一郎衆院議員記者会見

『誰が小沢一郎を殺すのか?』(角川書店刊)公式HP

主催:自由報道協会

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http://live.nicovideo.jp/s/timeshift

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2、予約番組の放送終了30分後、番組詳細ページまたはマイページよりタイムシフト視聴が行えます。

3、番組放送時に付けられたコメントやアンケートをそのまま再現した状態でご覧いただけます!

タイムシフトURLの後ろに#XX:XXを付け加える事で、任意の時間からタイムシフトをご視聴いただけます。
(例:http://live.nicovideo.jp/watch/lvXXXX#05:00 にすると、5分00秒からスタートします)
(以上転載終り)

関連:
無能で傲慢、被災県知事への無礼、独裁肯定、ポピュリズムで嘘つき、ペテン師の菅、こんな馬鹿を民主党は何時迄放置するのか。 

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2011年7月26日 (火)

3・11:東日本大震災 宮城・山元町の自動車学校、送迎手間取り25人死亡

 震災前、震災後の画像を見ると、津波被害の凄まじさにあらためて驚かされます(他の防災関連エントリーリンク紹介は末尾)。

 

参考:↓グーグルアースや、グーグルの地図検索で調べる時のデータ。コピペしてEnterするとその地点に飛びます。
宮城県山元町の常磐山元自動車学校は標高0m(入口前緯度経度 +37 56 11.750",+140 54 42.312" )。

 

 良くまとまっているサイト。

常磐山元自動車学校の悲劇・宮城県山元町
http://memory.ever.jp/tsunami/higeki_joban-bus.html

↑のサイトの説明画像↓
海岸から約950mだった常磐山元自動車学校
Jobanjidosya_map

 

↓以下、4枚の画像は震災前後の画像を比較できるGoogle ストリートビューへのリンク(グーグル「未来へのキオク」)より

震災前の常磐山元自動車学校入口前
1

 

震災後の常磐山元自動車学校入口前
2

 

震災前の常磐山元自動車学校全景
3

 

震災後の常磐山元自動車学校全景
4

 

発災前2009年12月10日、常磐山元自動車学校周辺のグーグルアース衛星画像。
スクロールして見るなら
20091210

 

証言3・11:東日本大震災 宮城・山元町の自動車学校、送迎手間取り25人死亡
毎日新聞 2011年07月23日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20110723ddm041040182000c.html
魚拓

20110723dd0phj000004000p_size5  宮城県山元町の常磐山元自動車学校は、送迎のワゴン車など7台のうち5台が津波にのまれ、10代の教習生25人が死亡した。防災無線が大津波警報を告げ、避難を呼びかけていたにもかかわらず、学校が送迎車を出発させたのは地震から40分余りたってから。しかも、車は通常の送迎ルートをたどった。遺族は「対応の遅れと不適切さが最悪の事態を招いた」と指摘、裁判で責任を追及する構えだ。【鈴木美穂】

 ■騒 然

 「先生、早く(車を)出して!」「やばい」。3月11日午後3時半すぎ、教官の運転で自動車学校を出たワゴン車が国道6号交差点に差し掛かった時、車内は騒然となった。3人の教習生と乗り合わせていた山元町の川越美幸さん(19)が振り返ると、黒い波が迫っていた。しかし、信号は停電で消えており、2台のトラックが立ち往生して道をふさいでいた。

 「やばいのは分かってる」。教官がアクセルを踏んで急発進し、国道を山側に突っ切って逃れた。川越さんは「停車は一瞬だったが長く感じた。生きた心地がしなかった」と振り返った。

 ■待 機

 3月は免許取得のピーク時期。自動車学校は高校を卒業したばかりの若者ら約40人でにぎわっていた。午後2時46分の地震発生後、建物の倒壊などを心配して外に逃れた教習生らは、寒さをしのぐため前庭に停車中のバス内で待機していた。学校が「午後4時から教習を再開する」と呼び掛けていたからだ。

http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20110723ddm041040182000c2.html
魚拓

 角田市の斉藤瞭さん(18)は、亘理町の早坂薫さん(当時18歳)とバス内に並んで座っていた。既に車内のラジオやサイレンを鳴らした車が高台への避難を呼び掛けていた。

 学校側が教習を打ち切り、送迎車で送り届ける方針を打ち出したのは、午後3時半ごろだった。教官から自宅の方向ごとに乗り換えるよう指示があり、斉藤さんは教習生3人とともに別のワゴン車に乗り込んで先発した。早坂さんの送迎車は同乗者が多かったため振り分けに手間取り、なかなか出発する気配がなかった。早坂さんに手を振った斉藤さんは「明日もまた会える」と思った。

 ■漂 流

 斉藤さんを乗せた車は、海沿いの相馬亘理線を走った。学校から約1キロ進んだ時点で海の方を見ると、白い煙が立ち上っていた。

 「火事じゃね?」「津波!」。同乗の友人とそんな会話をした直後、ゴーッという地鳴りとともに「海が勢いよく迫ってきた」。教官がハンドルを切った途端、近くに止まっていた無人の車が波に流されて突っ込んできた。同乗の女子教習生2人がすすり泣いていた。その間にも、車は50〜60メートル流された。ガラスが割れ、車内に泥水が入り込む。二波、三波と襲われ、車は次第に横転し始めた。

http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20110723ddm041040182000c3.html
魚拓

 「外に出ろ」。教官が叫び、斉藤さんは割れた窓から水中に飛び込んだ。車内に濁流が流れ込み、2人が沈んでいくのが見えた。斉藤さんも水中でもまれ、木や金属とぶつかりながら漂流し続けた。びしょぬれになって民家の上にいたところを救助されたのは、12日午前3時ごろだった。

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津波に襲われた常磐山元自動車学校(左奥)。余震による津波に警戒しながら、消防隊員らが行方不明者を捜していた=宮城県山元町で2011年3月14日、丸山博撮影

 ■後 悔

 「あの日、教習所に送り出さなければ」。早坂薫さんの母由里子さん(47)は悔やんでいる。11日午前、薫さんと2人で就職祝いのスーツを買いに出かけ、送迎バスが来る駅に送り届けたからだ。

 午後4時10分すぎ、父満さん(49)と薫さんの携帯電話が1度だけつながった。ゴボゴボと水の音がして、男みたいな声がした。「混線かな」と切ってしまったが、「もしかしたら娘だったかも」と激しい後悔に襲われた。以来、娘の携帯が通じることはなかった。薫さんは6日後の17日に遺体で発見された。

 「お子様を守りきれず申し訳ない」。自動車学校の岩佐重光社長は遺族に謝罪したが、4月中旬には弁護人を通じ「損害賠償責任は負わないと判断される」との文書を送りつけてきた。早坂さん夫婦は「生徒の安全を守るのが学校の責務。せめて高台に避難させてくれていれば」と話す。

【関連記事】
東日本大震災:「別の仮設に」大槌町民、要望50件以上
被災者:生活保護中止219世帯…南相馬市 日弁連が公表
全日空:中部−仙台便25日再開
雑記帳:宮崎産スギ材の机など宮城へ 宮つながりで支援
日赤:義援金計2594億円 15都道県に送金

最終更新:7月22日(金)23時20分

 

防災関連エントリー:
東日本大震災の記録 大津波悲劇の中の救い、防災の備えが命を救った、英字紙記事も。

3・11東日本大震災「学校最多の犠牲者、石巻市立大川小」検証のために関連記事採録。 

検証・大震災:3家族の3.11、陸前高田・河野さん、名取・佐藤さん、石巻・木村さん。 

災害:巨大地震や原発被災、「毎日小学生新聞」が画像表示などあり分かりやすいので資料保存。 

3月11日〜3月28日のNYT写真集を全採録。直視し忘れないことが犠牲者への弔い。事実を伝えない日本のマスゴミは糞。 

 

 「防災必需品+体験談」←グーグル検索です。普段からの備えが大事、参考にして下さい。以下、僕自身が用意している基本グッズのAMAZONリンクをはっておきます。

 ※をつけたグッズは、小さな子は別にして家族全員個人装備でも良いと思います。特にヘッドライトは明かりの欲しい作業の時などに使って重宝しています。夜、自転車の前照灯が球切れした時にも使い助かりました。雨具は傘以外に、即行で着脱できて両手が使えるポンチョもお勧めします。

ホイッスル 笛 ※(救出要請SOS、その他)

ヘッドライト ※

LED懐中電灯 ※

SONYポケットラジオ ※

SONY防災ラジオ ←スマホ手回し充電可能タイプの

LEDランタン 

・火を熾すもの(チャッカマン西洋火打ち石

卓上カセットコンロ 

VICTORINOX多機能ナイフ ※

ポンチョ(アウトドア雨具) (←お勧め)※

 ロープは万能道具、普段から慣れておくことが大事。

決定版 ひもとロープの結び方 便利手帳 

使えるロープワーク―必ず役立つ「結び」の完璧テクニック (OUT DOOR)←アウトドア好きの方が書いた本。

アウトドア用のロープ ←リンクをはりましたが、一番良いのは登山用品店に行って説明を聞き、自分でも手にとって選ぶ事です(太さの感じが分かります)。通常、メジャーを使って1m単位で量り売りしてくれます。僕自身は、径3.5㎜と4.5㎜のでそれぞれ2m、3m、5mのを適宜本数組み合わせて普段からザックの隅に入れてます。また車にはそれに加え径8㎜で10mのを2本積んでます。細いロープは長いのだとうまく使えません。短いのを準備して使うのがロープに慣れるコツ。長さが足りなければつないで使えばよいのです。

 着るものを含め、防災グッズはアウトドアグッズを転用出来るわけですが、ザッグを例に取ると、防災用と比べアウトドア用のザッグは作りも頑丈ですし、使い勝手もはるかに良いです。

リュックサック ※

ザック ※

 意外と忘れるのがマスクとゴーグル。特にマスクは瓦礫の粉じん対策として必需品(特に肺がんを引き起こす石綿:アスベストに要注意)、避難場所での風邪の集団感染予防にもなります。またゴーグルは震災での粉じん対策だけでなく富士山が噴火した場合、大量の降灰に対する備えとしても必要。マスクとゴーグルは花粉症対策としても使え、何もしないよりは放射能降灰への備えとしても有用と思います。

山本光学のN95マスク  ※

山本光学の浮遊粉塵用セーフティゴーグル ※

 薬や救急用品など。これは個人それぞれ違うはず。以下は僕が用意しているもの。消毒用ジェルは避難所で用意しているはずですが、万一に備え感染症防御でこまめな手洗い用。スキンクリームはウォシュレットが使えない避難所で拭く時に使う切れ痔予防。裏技用途で、ジェルやワセリンはたき火が必要な時に火口(ほくち)に少し使うと火を熾しやすくできます。手ぬぐいはバンダナ代わりや鉢巻きにも使え、いざという時には包帯にもなる必需品。

消毒用ジェル救急絆創膏テーピング用テープけが等の軟膏ワセリンスキンクリームソンバーユなら)、とげ抜き手ぬぐい

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 以下追記、資料として採録。

阪神・淡路復旧作業石綿禍 東日本被災地にも暗い影
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/18/201208/0005483567.shtml
魚拓 

B_05483568 重機で解体される被災ビル。粉じんが舞う=1995年2月、神戸市兵庫区

 発生から17年半となる阪神・淡路大震災の被災地で、建物の復旧作業に伴うアスベスト(石綿)被害が新たに確認された。牙をむき始めた大震災の石綿禍。しかし、当時の環境庁(現・環境省)などによる石綿の飛散調査は「おおむね問題なし」との結果だった。時をへて相次ぐ中皮腫の発症は、実態把握の不十分さを浮き彫りにするとともに、東日本大震災の被災地にも暗い影を落としている。

 家屋全壊約10万棟、半壊約14万棟。阪神・淡路大震災の被災地では、倒壊した建物からすさまじい量の粉じんが発生した。日本では石綿消費量の約8割が建材に使われてきた。吹き付け材、屋根材、内装材、吸音材、外装材、耐火被覆材(たいかひふくざい)などだ。震災で崩れた建物のがれきには、命を脅かす「死の棘(とげ)」が含まれていた。

 当時の環境庁の調査によると、解体現場周辺で空気1リットル中の石綿繊維量は平均3~5・4本、大気汚染防止法の基準(10本)を下回った。一方、民間研究機関「環境監視研究所」(大阪市)の測定では、解体現場周辺で1リットル中160~250本が検出された。基準値をはるかに上回る。

 官民でデータに隔たりがあるが、中皮腫が増えているのは「飛散防止に有効な手を打てなかったことを示している」(専門医)とみる人は多い。

 解体が急ピッチで進む中、行政が現場に本格的な粉じん対策を指示したのは、発生から1カ月あまりたってからだ。復旧工事が急がれる中、石綿対策が後手に回ったことがうかがえる。

 発生から間もなく1年半になる東日本大震災の被災地でも、石綿の飛散に不安が高まっている。

 環境省の飛散調査では、約350地点のうち95・4%で「問題なし」との結果だった。しかし、現地調査をした森裕之・立命館大教授(公共政策)は「極めて不十分」と疑問を投げ掛ける。「建材は解体作業で細かく砕かれており、風向きによって測定値が大きく異なる。東北の被災範囲は広大で、阪神・淡路の教訓を踏まえて丁寧に測定すべきだ」と話す。

 被災地ではがれきの集積場が点在している。原発事故に伴う放射能汚染に目を奪われがちだが、宮城県石巻市の石巻赤十字病院の矢内勝・呼吸器内科部長は「がれきが身近にある以上、石綿の吸引を避けるために万全を尽くす必要がある」としている。(加藤正文)

【発症時期迎え被害拡大か】
 中皮腫で亡くなった宝塚市の男性=当時(65)=が阪神・淡路の復旧作業に携わったのは、わずか2カ月だった。震災アスベストの危険性を訴えてきたNPO法人ひょうご労働安全衛生センターは「十分な飛散対策がないまま、復旧解体が街中で繰り広げられた。労働者だけでなく、住民やボランティアへの被害も懸念される」と指摘する。

 石綿が肺の中に入り、中皮腫や肺がんといった石綿疾患を引き起こすまでの潜伏期間は、十数年から40年とされる。阪神・淡路大震災から17年半、同センターの西山和宏事務局長(50)は「発症時期に入ったのではないか」と警戒感を強める。

 近年、復旧に携わった労働者の石綿疾患が相次ぐ。2008年、解体にかかわった兵庫県内の男性の中皮腫発症が判明。その後、解体作業の現場監督を務めた芦屋市の男性、がれきを収集した明石市職員の発症が確認された。

 しかし、いずれも発症と震災時の石綿飛散との明確な因果関係は証明されておらず、兵庫県の井戸敏三知事は「原因が阪神・淡路大震災だとはなかなかなりにくいのではないか」などと繰り返し発言している。

 これに対し、今回の宝塚市の男性のケースでは、石綿に触れる機会が震災後の復旧作業に限定される。男性の妻(67)は「夫と同じような作業をしていた人は多いはず」との思いで、夫の病状の公表を決心した。

 被害拡大や不安解消に向け、行政の速やかな対応が求められる。(中部 剛)

2012/8/24

 

論壇
アスベスト禍の衝撃 史上最悪の産業災害
命に突き刺さる棘、震災復興でも深刻な被害が

http://gendainoriron.jp/vol.03/rostrum/ro03.php
魚拓 
Internet Archive 

神戸新聞編集委員 加藤 正文


国賠勝訴 
複合型ストック災害 
クボタショック 
震災アスベストの脅威 
相次ぐ発症 
異常事態の中で 
繰り返される過ち 
課題を示す窓 


 原発事故とアスベスト(石綿)禍には被害の構図が共通している。過去に地震や津波が繰り返し発生した地に原発を起き、研究者が再三、その危険性を警告していたにもかかわらず、虚構の「安全神話」の中で稼働を続けた。一方、石綿も戦前から有害だと分かっていながらも、その有用性、経済性から「管理して使えば安全」と国は十分な規制を行わず、約1千万トンを消費した。使用禁止は北欧に遅れること20年、ヨーロッパ諸国に遅れること10年以上たった実に2006年だ。

 原発事故は「史上最大・最悪の公害」(宮本憲一・大阪市立大名誉教授)であり、石綿禍もまた「史上最大の産業災害」(同)である。筆者は2005年6月末、兵庫県尼崎市のクボタ旧神崎工場内外で深刻な被害が発覚した、いわゆる「クボタショック」以降、各地で取材を重ねてきた。その成果を『死の棘・アスベスト』(中央公論新社、2014年)として刊行した。石綿はその使用状況の広がりを反映して、被害状況も多様だ。本稿では、①石綿産業の原点としての大阪・泉南②アジア最悪の被害を出した兵庫県尼崎市のクボタ旧神崎工場③今後、深刻な被害が懸念される震災アスベスト-の3点で被害と不作為の構図を描いていく。


国賠勝訴

 「勝訴」「最高裁、国を断罪」。原告側の弁護士の旗が出ると、最高裁前に詰めかけた被害者らから拍手がわいた。2014年10月9日、石綿を吸って肺がんや中皮腫などを患った大阪・泉南地域の元工場労働者らによる国家賠償請求訴訟で、最高裁は国の賠償責任を初めて認める判決を言い渡した。

Kato_asbestos1
知られざる地場産業だった大阪・泉南の石綿紡織産業。100年の時をへて最高裁が国の不作為を認定した(大阪アスベスト弁護団提供)

 「労働環境を整備し、生命、身体に対する危害を防止するために、国は技術の進歩や医学知識に合うように適時適切に規制権限を行使すべきだ」。この「適時適切」という理念を盛り込んだ判決が確定するまでに、どれほどの苦難があったことだろう。病気に斃れた無数の声なき声が、100年もの長い時を超えて重い扉をこじあけたのだ。

 関西空港の対岸、大阪府泉南市、阪南市を中心とする泉南地区は、日本の石綿紡織産業の原点の地だ。中小零細の工場が集積し、戦前は軍需産業、戦後は自動車や船舶、機械などの基幹産業を支えた。最盛期には約200社が稼働し、約2千人が就労したという。戦前から石綿紡織工場の全国一の集積地として発展した。

 主な製品は、石綿を主原料に綿花などを混紡した糸、そして、この糸を布状やひも状に加工したものだ。耐熱性、絶縁性にすぐれ、各種パッキング、蒸気機関車などの防熱ふとん、自動車の摩擦材などに幅広く使われた。「小はランプの芯から、大は重化学工業の発熱部を覆う断熱材として欠かせなかった」(柚岡一禎・泉南地域の石綿被害と市民の会代表)。あちこちに工場が点在し、「街全体が石綿工場のようだった」といわれるが、今の街並みからは想像もつかない。高度成長期をピークに生産は次第に先細り、産地は消えた。長年、数多く労働者や住民が石綿による肺の病気で苦しんできたが、2006年、石綿対策の不備について国の責任を問う集団訴訟が提起されるまで知る人は少なかった。「国は石綿の危険性を知っていた、対策を取ることもできた、でも、やらなかった」。長い間、隠されてきた被害が表に出た瞬間だった。

 戦前の調査がある。国は1937(昭和12)年、泉南地区の被害をつかんでいた。旧内務省保険院の調査で、労働者の石綿肺罹患率が12・3%に上ることが判明した。担当医師らの「有害工業に属し法規的取り締まりを要する」との警告が残る。だが、国はこれに対して不十分な症例調査にすぎないとの立場をとった。その後も罹患率は10%を下回らず、労働基準監督署が調査を重ねた。しかし、「被害は深刻ではなかった」という見解を譲らなかった。 クボタのような大企業と違い、泉南はほとんどが零細企業で対策も不十分だ。「だからこそ国に被害拡大を防ぐ責任があった」。石綿問題に詳しい立命館大の森裕之教授(公共政策論)は国の不作為を指摘する。

 訴訟は2陣あり、1陣の地裁、高裁、2陣の地裁、高裁。そして今回の最高裁、過去5回の判決が投げ掛けるのは、一体、何のために労働関係の法規はあるのか、という根本的な命題だ。いくつもの曲折があったが、最高裁判決は、人間の命と健康を守るため、という基本原則を明確に示した。

 不断の努力で最新の知見に合わせて健康被害を予防する。被害が発生しているのならば、根絶まで対策を取る。これは法律や規則以前の行政の当然の責務だが、縦割りの官僚機構の中でその意識はかなり薄れている。あえてこの原則を厳しく指摘したところにこの判決の最大の意義がある。


複合型ストック災害

 手元にアスベスト(石綿)の原石がある。白く毛羽だった繊維のついた蛇紋岩。カナダ・ケベック州の鉱山都市セッドフォード・マインズの取材時にもらったものだ。

 壮大な露天掘りの鉱山に立ったとき、上流から下流へ流れる川のように、採掘された石綿が輸出され、港から工場に運ばれ、加工され製品となり、最後に瓦礫として廃棄される様子がまざまざと脳裏に浮かんだ。 熱や引っ張りに強く、燃えない。そして何より安い。産業革命とともに本格利用が始まり、各国の経済成長を支えた。その用途は建材、水道管、パッキング、シール材、ブレーキ材など実に3千種類に及んだ。

 かつては「奇跡の素材」と喧伝され、有害な「悪魔の素材」にもかかわらず、大量に使われた。日本は1千万㌧を消費した。1970年代にWHO(世界保健機関)やILO(国際労働機関)が発がん性を指摘したのに、日本が使用禁止にしたのは前述のとおり2006年。建物など社会のあちこちに蓄積(ストック)された石綿。髪の毛の5千分の1の微細な繊維は吸引すると長い潜伏期間をへて中皮腫や石綿肺などの病気を引き起こす。「生産・流通・消費・廃棄の経済活動の全局面で複合的に影響を与えるストック災害」(宮本・大阪市大名誉教授)とされる。近代化の初期に大量使用され、経済成長が一段落するころに「死の棘」の本性をみせる。これが複合型ストック災害の恐怖だ。

 日本で中皮腫による死者は2006年から毎年千人を超え、10年は1209人、11年1258人、12年は1400人、13年は1410人と増加。兵庫、大阪、東京、神奈川で多い。石綿を扱う工場などで働いたことがないのに病気になった人の数は中皮腫と肺がんで8千人を超え、その半数が亡くなっている。

 一方、労働災害として認定される人の数は毎年千人を超えている。高度成長期に起きた四大公害事件よりも被害者が多くなるのは間違いない。規制の決定的に遅れを踏まえると、被害のピークは2030年と予測される。


クボタショック

 アスベスト問題が労災を超えた公害であることを明確に示したのは、2005年6月に起きた「クボタショック」である。ショックたるゆえんは、工場の元従業員のみならず周辺住民の間で中皮腫が多発していることが発覚したからだ。中皮腫は石綿に起因する極めて予後の悪い特異性疾患だ。それが工場の周辺に広がっていた。発症状況を地図に落とすと、この特異な病気が工場の半径4キロにわたって広がっている状況が浮き彫りになる。

 2014年9月末時点で周辺住民と元従業員の死者は435人となり、アジア最悪の被害となっている。住民の被害者は263人で、元従業員(172人)を上回る。「俺、何か悪いことしたか」「1億円もらったってこんな病気、嫌」「クボタによる陰湿な殺人」「健康な体を返してほしい」―。不条理に命を奪われた患者たちの言葉はあまりに重い。

 クボタの社長は道義的責任から謝罪し、原則半径1キロの発症については救済金を支払ってきたが、肝心の因果関係についてはいまだに認めようとしない。「お見舞い金の延長」(首脳)という見解にとどまる。


震災アスベストの脅威

 重機がうなりをあげて建物を壊していく。むき出しの鉄筋、破砕された建材、積み上がる膨大ながれき、舞い上がる粉じん…。東日本大震災の被災地で続いた光景は、1995(平成7)年の阪神・淡路大震災の状況と重なる。当時、全国から駆けつけた労働者たちは、復旧復興のためにひたすら解体作業に打ち込んだ。すぐそばではごく当たり前の日常生活が営まれていた。あたりを舞う粉じんに潜む「死の棘」の存在を、気に留めることはほとんどなかった。

 来年1月で丸20年となる。神戸の街に震災のつめあとは感じられなくなった。順調に「復興」したかのように見えるこの街で、肺の奥に突き刺さった微細な繊維、アスベスト(石綿)が牙をむき始めている。がれき処理に関わった人が相次いで、石綿に起因するがん、中皮腫を発症しているのだ。吸引後、10数年から40年たって発症するのが石綿のリスクだ。

 「チュウヒシュ? 俺が?」。2012年5月、兵庫県明石市にある県立がんセンターで思わず問い返した。医師の診断は「腹膜中皮腫」。高濃度のアスベスト(石綿)暴露で起きる病気だ。明石市環境部の男性=当時(48)=の仕事はゴミの収集業務だが、石綿との関連を考えるうちに、1995年の阪神・淡路大震災時に思い至った。

 男性は当時、がれきの処理業務に奔走した。ブロックやスレート、木材など震災で全半壊した住宅のがれきをパッカー車に積んで、処分場に運んだ。波形スレートは半分に割って車に押し込んだ。2、3トン積みの車だったが、可燃であろうが、不燃であろうがお構いなしだったので「5、6トンは載せていた」。

 処分場にがれきを投入する。荷重が重すぎて油圧で荷台が上がらないのでパッカー車の中に入ってがれきをかきだした。狭いパッカーの中はすさまじい粉じんだった。「使い捨ての紙マスクを2重にして使っていたけど、鼻の中まで真っ黒になった」。当時、焼却場は壊れていたのですべてのゴミを埋め立て処分場へ。破砕してブルドーザーでならした。舞い上がる粉じんとともにがれきはうずたかく積み上がった。

 時は流れ、2011年暮れ、下腹部にできたしこりに気づいた。それが見る間に大きくなった。「当時、俺よりもたくさんアスベストを吸い込んだ人がいた。神戸に来ていたボランティアの人もそうだ。俺が病気になるというとは、これからもっと多くの人が発症するということ。入念な検査をみんなにしてほしい」。男性の病状は悪化し、2013年10月に亡くなった。


■ 相次ぐ発症

 時がたち、阪神・淡路大震災の生々しい記憶が遠ざかる中で、石綿関連疾患の発症が相次いでいる。2008年3月、震災時の解体作業で石綿を吸ったため、がんの一種、中皮腫になったと訴えた兵庫県内の30代の男性を、姫路労働基準監督署が労災認定した。震災時作業による労災認定は初のケースだった。石綿の被害は潜伏期間が十数年~40年とされる。「震災による石綿疾患はいずれ爆発的に発生する」と、かねて懸念されてきただけに、いよいよ来たのか、という覚悟を迫る発症の報告だった。

 2009年5月、芦屋市の男性=当時(80)=が労災認定された。中皮腫と診断されたのは2007年。元建設会社の営業マンで、震災後の95年10~11月、人手が足りず、解体作業で現場監督を務めた。重機の巨大なハサミが建物をつかむと、左右に10メートルほど粉じんが広がった。労災を申請すると、労働基準監督署は建設会社に勤務していた77~98年の約22年間に石綿に触れたと判断した。しかし、渾大防さんは「営業マン時代、建設現場に出ることはほとんどなかった。石綿を吸い込んだのは、震災時の現場監督時代しか思い当たらない」と話す。13年暮れ、男性は死去した。

 2012年8月には、宝塚市内の男性(11年に65歳で死去)も労災認定された。この男性は衣料品販売をしていたが、震災で仕事ができなくなり、1995年2月、作業服に着替えてアルバイトとして工務店で勤務した。民家からずり落ちた瓦を集め、屋根にブルーシートをかけた。マンションの改修工事にも立ち会った。マンションの室内では職人が壁や天井をはがしたり、電動のこぎりで建材を加工したりしたため、相当量の粉塵が部屋にたちこめた。妻(67)は今、夫のかぶっていた野球帽にほこりがたくさんついていたことを思い出す。工務店のアルバイトはわずか2カ月。この間に石綿を吸い込んだ。16年後に中皮腫を発症し、2011年10月に死去した。妻は悲しみを口にした。「がれきの中のアスベスト(石綿)のことなんて考えもしなかった。お父さんは悔しかったと思う。同じ哀しみを東北の被災地で決して繰り返さないでほしい」

 同じ月、兵庫県内に住む別の70歳代男性も神戸東労働基準監督署から労災認定されたことも判明。3年近く瓦礫処理作業に携わったという。労災認定などで表面化する被害だけで5人。その背後で、解体、瓦礫収集、運搬、処理などの復旧・復興に関わった数多くの労働者が次々と石綿禍に倒れている。これが阪神・淡路大震災の被災地の現実なのだ。


異常事態の中で

 死者6434人、家屋全壊約10万棟、半壊約14万棟。現場は異常事態であり、緊急事態だった。

 「最悪の労働環境だった」。解体や瓦礫処理に携わった労働者たちの証言だ。神戸市兵庫区で工務店を経営する男性(81)は振り返った。「マスクどころか、タオルもまかずに仕事した。石綿が危ないなんて考える余裕はなかった」「防護シートを張らずに解体した。飛散を防ぐために水をまこうにも、水道管が壊れて水は出なかった」

 発生約1カ月後から一斉解体が始まった。無数の業者が被災地に集まり、神戸だけでも100件、兵庫県内で200~300件の解体が同時に進行したという。住民への情報開示、飛散対策が積み残されたまま、混乱の中、大量解体が進んだ。一体、どれだけの粉じんが街中を舞ったのだろう。当時、がれきの街を取材で回りながら、のどがいつもいがらっぽく、目が痛かった記憶が残る。

 都市では高度成長期以降、郊外型の開発に力が注がれ、インナーシティーと呼ばれる中心部の再開発は遅れてきた。ニュータウン開発に力を入れた神戸では、とりわけインナーシティー問題は課題となっていた。そこには石綿を含む老朽建築物が数多く取り残されており、災害対策としても石綿に十分注意が払われてこなかった。震災時の兵庫県地域防災計画には環境保全の記述はなく、10年後の復興10年委員会の「総括検証・提言報告」にもアスベストの文字は一カ所もない。

 「これは単なるアスベスト対策の欠陥ではなく、日本の都市政策、災害対策、復興政策の欠陥と関連している」(宮本、森永、石原編『終わりなきアスベスト災害』岩波書店、2011)。この指摘が重くのしかかる。

 しかし、自治体の対応は鈍いといわざるを得ない。東日本大震災の起きる1年前の10年5~8月に掛けて立命館大は全国の自治体に地域防災計画に震災時アスベスト対策を盛り込んでいるかどうかを調査した。結果、72・5%が「現在、盛り込んでおらず、特に盛り込む予定はない」と回答。そのうち、環境省が07年に策定した災害時の石綿飛散防止マニュアルについても、「認識していない」「確認していない」としたのは5割超。

 これが日本の石綿対策の実情である。そこに東日本大震災が起きたのだ。


繰り返される過ち

 東北の被災地に点在する瓦礫の集積場で遊ぶ子どもたち。倒壊した建物の前で、マスクをつけずに普通に歩く中高生…。「目に見えないアスベストが飛散しているから、できるだけマスクを」。そんな思いが募る。阪神・淡路大震災の被災地であまりに無防備だったからだ。

Kato_asbestos2 積みあがる震災がれき。微細な石綿繊維の飛散が懸念された。阪神・淡路大震災の教訓は生かされたのだろうか=2012年、宮城県石巻市

 津波に根こそぎ奪われた東北の町は、当初は声を失う惨状だったが、その後、がれきの様子が気になった。宮城県石巻市。2012年秋に県立石巻商業高校(約580人)の隣に広がるがれきの集積場には驚いた。高い囲いが巡らされ、白い袋詰めされた膨大ながれきが積み上がっている。搬入された後、生徒から「喉が痛い」「目がかゆい」などの声が寄せられたため取られた措置だった。

 がれきは、撤去、運搬、仮置き、処分の全過程で粉じんが発生する。倒壊家屋や破損した船舶には、ふきつけられたり、練り込まれたりした石綿がたくさん含まれている。当初、環境省の担当者は「津波で塩水にぬれ、石綿の飛散が抑制されている」としたが、乾燥が進み、破砕や運搬作業が進む中で、当然、飛散する。

 がれきの総量は東日本2300万㌧、阪神・淡路2千万㌧だ。東日本大震災に特徴的なのは、沿岸には製紙業をはじめ、さまざまな工場があることだ。長期間、排水を流したことで、海底にはさまざまな物質が蓄積している。「津波は、海底に沈殿していたものを一気に陸に揚げた。産業廃棄物を含むヘドロは普通の泥ではない」と石巻赤十字病院の矢(や)内(ない)勝・呼吸器内科部長が警告する。発生2カ月後に訪れた際、海底にたい積したヘドロが津波で打ち上げられていた。臨海部にそびえる日本製紙石巻工場の周りを歩いていると、雨が降り出した。それまで白っぽかった泥が、雨にぬれると、どす黒く変色した。石綿、砒素、鉛…。危険物質は数多くある。

 東日本で阪神・淡路とは決定的に異なる点がある。犠牲者の9割が建物倒壊による「圧死」が阪神・淡路なのに対し、東日本では死因の9割が津波による「溺死」だ。これはそのまま石綿被害にもあてはまる。破損した建物が津波で流され、そして有害なヘドロが沿岸部に拡散している状況を踏まえると、粉じんの飛散に伴う健康被害は、阪神・淡路大震災よりもはるかに広域になる危険性がある。

 環境省は東北の被災地で11次にわたってモニタリング調査を行った。結果、1713地点のうち99・6%で問題がなかったという結果だった。「おおむね問題なし」と環境省の大気課長(当時)はいう。ここでも20年前の阪神・淡路大震災の当時と似ている。

 しかし、「調査はきわめて不十分」と森裕之・立命館大教授(公共政策)は言う。被災地ではがれきの量を減らすために成形板を破砕しているケースがあるといい、「破砕物は風向きで測定値が大きく異なる。被災のエリアは400㌔にわたる広大な地域だ。もっと丁寧な測定が要る」と話す。


課題を示す窓

 大震災の発生でどれだけの石綿が飛散したのか、完全な把握は難しい。とはいえ、できることはある。まず、アスベストを含んでいた建物の倒壊した地区を中心に、当時の住民や解体・撤去にかかわった労働者らを登録し、健康診断を継続しなければならない。土木工事に他府県から多くの労働者が神戸・阪神間にやってきた。これはボランティアも同じだ。アスベストに暴露したというリスクを本人に周知させ、健康診断を受けなければならない。

 もう一つ必要なのは、私たちの住む街にいったいどれぐらいの石綿が蓄積しているのか。神戸市は固定資産税台帳によって建物の建築年次を調べ、アスベストの飛散可能性のあるものをチェックしている。これは公表していないが、地図に落とし込んでいるので、アスベストマップとしても活用できる。

 「大震災の発生時、ふだんは見えない社会の課題を示す窓が開く。その窓はごく短い期間に閉じてしまう」。阪神・淡路大震災のちょうど1年前の1994年1月17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス市ノースリッジで起きた大震災の報告書にはこんなフレーズがある。窓が開いているうちに、根本的な対策がとれるか。神戸で生かせなかった阪神・淡路の教訓を、東日本で生かさなければならない。これは石綿問題にとどまらず、私たちの社会の未来にかかわる問題である。

主要参考・引用文献

(1)中部剛、加藤正文『忍び寄る震災アスベスト 阪神・淡路と東日本』、かもがわ出版、2014年

(2)加藤正文『死の棘・アスベスト 作家はなぜ死んだのか』、中央公論新社、2014年

(3)立命館大学政策科学会編『別冊政策科学 アスベスト問題特集号』、2008、11、12年

※新聞、雑誌、インターネットサイトの記事、各種訴訟の訴状、判決文などを参考にした。


かとう・まさふみ

1964年西宮市生まれ。大阪市立大学卒。89年神戸新聞入社。経済部、北摂総局、阪神総局、論説委員などを経て、現在、経済部次長兼編集委員。著書に『工場を歩く-ものづくり再発見』(神戸新聞総合出版センター)、『工場は生きている-ものづくり探訪』(かもがわ出版)、『忍び寄る震災アスベスト 阪神・淡路と東日本』(共著、かもがわ出版)、『死の棘・アスベスト 作家はなぜ死んだのか』(中央公論新社)など。


   「いのちに突き刺さる」アスベストの悲惨―――
真正面から立ち向かった著者渾身の
「怒りと告発」の書に戦慄する。
――内橋克人氏(評論家)

これは“影の日本経済史”であり
世界的スケールで“白い肺の恐怖”を
描いた力作である。
――黒木亮氏(作家)

『死の棘・アスベスト』
加藤 正文著 中央公論新社 定価1700円(税別)

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2011年7月25日 (月)

BBSの歌変更、6歳の時、プリピャチで被爆したナターシャ・グジーさんの「いつも何度でも」(千と千尋の神隠しより)

 「主権者は私たち国民」BBSのバナー左上リンクでご紹介している歌を変更しました。

 なお、後ろの方で、たねまきジャーナル出演時「原発事故が故郷を奪った!」のYouTube(mp3)もご紹介しておきます。

(クリックすると拡大します)
156ウクライナの民族楽器バンドゥーラの音色にあわせて歌うナターシャ・グジーさん。歌唱力が素晴らしいですね。


 

いつも何度でも -Nataliya Gudziy-
hanaokajiltuta
http://www.youtube.com/watch?v=6JiOQ1UBkzU&fmt=18

 

いつも何度でも(千と千尋の神隠しより)

作詞:覚 和歌子
作曲:木村 弓

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心躍る 夢を見たい

かなしみは 数え切れないけれど
その向こうできっと あなたに会える

繰り返すあやまちの そのたびひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく道は続いて見えるけれど
この両手は光を抱ける

さよならの時の静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんな同じ

(ラララ、ホホホ、ルルル、フフフでスキャット)

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう

かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるでそっと歌おう

閉じていく思い出の その中にいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される

はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ

(以下略)

20110721 [1/2]たね蒔き「原発事故が故郷を奪った!」音楽家ナターシャさん(6歳の時、チェルノブイリ原発事故から3kmのプリピャチで被爆)
tacc77
http://www.youtube.com/watch?v=M4kIg3Ly2g8

 

(以下転載始め)
今日のゲスト、ナターシャ・グジーさん(31)は6歳の時にチェルノブイリ原発から3・5キロの自宅で被曝し、厳しい避難生活を余儀なくされました。ウクライナの民族楽器?バンドゥーラ奏者として活躍、チェルノブイリ子ども基金の招きで来日したことなどから、この10年間は日本を中心に演奏活動を行っています。今月には福島県など東日本大震?災の被災地でもチャリティーコンサートを開く予定です。「ウクライナの歌姫」ともいわれるナターシャさんに「原発事故で奪われた故郷への思い」「悲劇の経験者として福島原?発事故被災者に何を伝えたいのか」、お話を聴きます。スタジオでの生演奏もあります。
(以上転載終り)

 

20110721 [2/2]たね蒔き「原発事故が故郷を奪った!」音楽家ナターシャさん
tacc77
http://www.youtube.com/watch?v=tcuTobP1pes

 

ナターシャ・グジー
Nataliya Gudziy
Наталія Гудзій
(以下Wikipediaより

ウクライナのドニエプロペトロフスク州(現ドニプロペトロウシク州)の村に生まれた。その後、家族とともにチェルノブイリ原子力発電所に近いプリピャチに移住した。1986年4月26日のチェルノブイリ原子力発電所爆発事故によって被曝、キエフに避難した。

ウクライナの民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、8歳より音楽学校で学ぶ。チェルノブイリ原発事故で被災した少年少女を中心に結成された民族音楽団「チェルボナ・カリーナ」(赤いカリーナ)のメンバーとして、1996年、1998年に来日し、全国で救援コンサートを行う。

2000年からは日本語を学びながら日本での本格的な活動を開始。その透明で美しい水晶の歌声とバンドゥーラの可憐な響きは多くの聴衆のこころを惹きつけている。

1999年、2000年には、「消えた故郷」「消えた故郷2」(チェルノブイリ子ども基金)を救援CDとして発売。2002年には井上鑑プロデュースの「セルツェ(こころ)」(音楽センター)を発表。2004年12月来日5周年記念アルバム「Nataliya(ナタリア)」とクリスマスアルバム「Merry Christmas」(ともにオフィスジルカ)を同時発売。2006年1月には、チェルノブイリ20年救援アルバム「こころに咲く花」(音楽センター)を発表。11月には、ウクライナの故郷や家族への想い、チェルノブイリ原発事故の体験、日本での音楽活動などについて日本語で綴った著作に5曲入りCDをセットにした初のCDブック「ふるさと~伝えたい想い~」を発売した。

2005年7月のウクライナ大統領ヴィクトル・ユシチェンコ来日の際には、首相官邸での小泉首相主催の夕食会に招かれ、演奏を披露。チェルノブイリ救援コンサートのほか、テレビ、ラジオ、音楽教室や学校での国際理解教室など多方面で活躍している。

 

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知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久 (著)

原子炉時限爆弾 広瀬 隆 (著)

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章 (著)

 

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2011年7月23日 (土)

「本当の原発発電原価」を公表しない経産省・電力業界の「詐術」

 雑談日記は僕の切り抜き帳、データベースでもあるので、採録です。

(以下転載始め)

「本当の原発発電原価」を公表しない経産省・電力業界の「詐術」 2011/07/07
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7601&rel=y&g=phl

塩谷喜雄 Shioya Yoshio
科学ジャーナリスト

11001453 爆発後の福島第1原発3号機原子炉建屋[東京電力提供]=2011年3月21日【時事通信社】

この国では、「安定した復興」とは元の黙阿弥のことを指すらしい。政治家たちの錯乱ぶりに隠れて、原発と電力の地域独占は何の検証も経ずに、今まで通りそっくり継続される気配が濃厚である。福島の事故が打ち砕いた原発安全神話に代わって、経済産業省と電力会社が流布するのはもっぱら原発「安価」神話だ。

 火力や水力に比べ原発の発電原価が断然安いという、架空の、妄想に近い数字が幅を利かせている。評価も監視も放棄した新聞・テレビは、今度も懲りずに虚構の安価神話をただ丸呑みして、確かな事実であるかのように伝え、社会を欺き続けている。日本経済が沈没するとすれば、その原因は原発停止による電力不足や料金高騰などではなく、行政と業界が一体となった利権と強欲体質の温存が主因であろう。

 

国民への「二重の恫喝」
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7602

10894181 「やらせメール」事件で、事実上、再稼働が白紙に戻った九州電力玄海原子力発電所=2011年5月24日、佐賀県東松浦郡玄海町【時事通信社】

 6月13日、経産省所管の日本エネルギー経済研究所が、停止中の国内原発がこのまま再稼働せず、稼働中の19基も順次停止した場合、その分を火力で賄うと、2012年度は1家庭当たりの電力料金が毎月1049円増えるという試算を発表した。電力需要がピークを迎える夏を前に、停止中の原発の再稼働が議論になり始めたタイミングで、あまりにもあからさまな再稼働応援歌であった。

 政策選択において、自分たちに都合のいい試算や見通しを、傘下の研究機関に出させるのは、経産省のいつもの手口である。今回は、単なる世論誘導にとどまらず、原発を止めたら電気料金は上がり、一方で停電の危機も増大するという、2重の恫喝を含んでいた。

 この発表を普通に受け止めれば、発電原価が安い原発が止まって、原価が高い火力で代替すれば、発電コストが上がって料金も上がるのは仕方ないと、納得してしまう。

 しかし、電力会社もそれを監督する経産省も、発電所ごとの発電原価を一切公表していない。何度も情報開示を要求されているが、「企業秘密」だとして、かたくなに公開を拒んでいる。どこの原発がどれくらいのコストで発電しているかが分からないのに、それを火力で代替するといくら原価が上がるのかをはじき出せる道理がない。

 だから、試算をいくら読んでも、なぜ標準家庭1世帯当たり月1049円上がるのか、論理的根拠が見つからない。書いてあるのは、原発の分を火力で賄うと、燃料費が新たに3.5兆円かかるので、その分を料金に上乗せすると、1kWh当たり3.7円、1世帯で月1049円増になるという計算である。

 火力の燃料費増加分をそっくり料金に上乗せするというのは、全く論理性を欠いている。もしそれが正当なコストの反映なのだとしたら、原発というのはいくら動かしても一銭もかからない存在で、コストはゼロだということになってしまう。コストゼロというのは大抵の場合は「大ウソ」である。

 

「モデル試算」という空想の発電コスト
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7603

10846286 浜岡原発の停止を受け、停止中の2号機を再稼働させる中部電力・武豊火力発電所(手前)。燃料は重油。海を挟んだ奥には石炭を燃料とする碧南火力発電所が見える=2011年5月14日、愛知県武豊町【時事通信社】

 本来は、原発稼働時の発電原価と、それを火力で代替した場合の発電原価を比較しなければならないはずなのに、原発の発電原価を隠してごまかすために、追加燃料費の全額上乗せなどという目くらましの虚構を組み立てねばならなかったのだろう。

 こんなご都合主義の数字をご大層に押し戴いて、原発が再稼働しなければ日本は沈むなどと、国民や地元に誤った判断を迫った新聞・テレビの罪は重い。もしまっとうな批判能力があるなら、この試算が実は「原発は止められる」ということを、原子力利権ムラ自身が証明したものであることに、気づいたはずだ。燃料費だけを追加すれば、日本の全原発の発電量を、火力で十分に代替できることを、経産省が認めたのである。

 経産省と電力業界は、「本当の発電原価」は公開していないが、原発安価神話の源になった、ご都合主義の数字ならちゃんと出している。半可通のエコノミストなどがよく例に引く「モデル試算による各電源の発電コスト比較」というのが、2003年に電気事業連合会(電事連)から発表されている。

 これはモデルプラントという架空の原発が理想的に運転されたときの、空想の発電コストを示した「夢と幻」の産物である。現実の原発のコストを何も反映していないし、何も示していない。実体とは無関係だから、見せかけの原発のコストが下がるように、好き勝手な、恣意的な設定で計算している。法定耐用年数が16年の原発も、15年の火力発電所も、40年間無傷のまま動かしたとして、コストを想像してしまった。

 その豊かな想像力の産物が「1kWh当たり原子力5.3円、石炭火力5.7円、LNG火力6.2円、石油火力10.7円、水力11.9円」という数字になって、霞が関や大手町を大手を振って独り歩きしている。

 

電力会社自身の見積もりと激しく乖離
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7604

08565363 使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを利用するプルサーマル発電を国内で初めて実施した九州電力玄海原子力発電所3号機の原子炉容器へウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を装てんする作業の様子[代表撮影]=2009年10月16日、東松浦郡玄海町【時事通信社】

 この数字がいかに現実と乖離しているかは、電力会社自身が原発の設置許可申請の時に、経産省の電源開発調整審議会(現・電源開発分科会)に提出した資料を見ればよくわかる。それによると、日本の主要な原発の1kWh当たりの発電原価見積もりは、「泊1号機17.9円、女川1号機16.98円、柏崎刈羽5号機19.71円、浜岡3号機18.7円、大飯3号機14.22円、玄海3号機14.7円」となっている。5.3円なんて原発はどこにも存在しない。

 比較的原価見積もりが高い原発を列挙したが、1kWh当たりのコストが10円を切っている原発が2つだけある。大飯4号機の8.91円と、玄海2号機の6.86円である。それを考慮しても、どこをどうやったら、日本の原発の発電原価が5.3円などと言えるのか。

 きっと原子力利権ムラの提灯持ちたちは、こう言うに違いない。「電調審への申請数字は、初年度の原価見込みか、16年の法定耐用年数運転を前提にしたもので、40年耐用のモデル試算は別物で、比較しても意味はない」と。

 それでは、現実の原発コストとは何の関係もないモデル試算を、何のためにはじき出したのか。その理由を経産省と電事連には聞きたい。原発は安いという架空のイメージを植え付けるだけでなく、本当は原発が他の電力に比べて圧倒的に高い「孤高」の電源であることを、ひた隠すためのプロパガンダではなかったのかと。

 2003年のモデル試算には、核燃料サイクルのコストは全く反映されていない。その後、さすがにまずいと思ったのか、経産省も核燃料サイクルやバックエンド(放射性廃棄物の処理・処分)の費用を、少しは組み入れた。しかし、高速増殖炉の開発・運転費用や、再処理を委託した英仏からの返還廃棄物の関連費用などは除外し、廃炉費用も極端に安く見積もっている。

 

じつは断トツで高い原子力の発電コスト
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7605

04583642 四国電力伊方原子力発電所。左の円筒が1号機、中央のドーム型が2号機、右奥の大きいドーム型が3号機。定期点検中の3号機を2011年7月に再稼働する予定だったが、菅直人首相の指示でストレステスト(安全検査)を実施することになったため、断念した=2006年7月11日、愛媛県伊方町【時事通信社】

 モデル計算ではなく、公開されている電力会社の有価証券報告書から、これまでの原発の発電実績と費用をもとに、原発の発電原価を計算したのが、大島堅一・立命館大学教授である。現在の発電原価に1番近いと思われるその数字は、原子力8.64円、火力9.8円、水力7.08円で、原発は決して安くない。

 需要の変動に合わせた柔軟な負荷変動運転が苦手な原発は、需要の少ない夜間も目いっぱい発電する。それを昼に持ち越すために、夜間電力を使って水を下から上にくみ上げ、それを昼に落下させて電気を起こす「揚水発電」をしている。これはいわば原発専用のサブシステムだから、1kWh当たり40円とも50円ともいわれるそのバカ高いコストを原発の発電原価に組み入れ、さらに電源立地の名目で地元懐柔策に投入されている膨大な税金も反映させると、発電コストは原子力12.23円、火力9.9円、水力7.26円になり、原子力が断トツで高い電源となる。

 経産省や電事連の「試算」という名の発表が、大本営発表よりたちが悪いのは、経済成長の担い手としての、メディアからの盲目的な信頼を利用して、真っ赤なウソではなく、それらしい信頼性の意匠を凝らしていることだ。まさか、幹部のほとんどが東大卒の役所と会社が、詐術に等しい数字をもてあそぶはずはないと思ってしまう。モデル試算を現実と取り違えるのは受け手の方が悪いという、巧妙な逃げも用意されている。

 

環境問題でも示された経産省のあざとい試算
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7606

11026954 経済産業省が地元CATVとインターネットで2011年6月26日に放送した佐賀県玄海町の九州電力玄海原子力発電所の緊急安全対策などについての説明番組。九州電力本社社員が3事業所と子会社の社員に再稼働を支持するメールを説明会宛てに投稿するよう求めていた[ユーストリームより]【時事通信社】

 その典型的な事例が地球環境問題でもあった。2009年8月5日、経産省の総合資源エネルギー調査会需給部会に、経産省から1つの試算が示された。お得意の試算である。経産省の試算インフレなどともいわれている。

 中身は地球温暖化防止の基本計画によるCO2など温室効果ガスの排出抑制策と、家計の可処分所得や光熱費負担の関係を、はじき出したという触れ込みだった。当時の自公政権の掲げた排出抑制目標は、2020年までに2005年比で、15%削減というものだった。それに対し、民主党は1990年比で25%の削減を主張していた。

 試算は両者が家計にどれくらい影響を与えるかを計算している。間もなく解散総選挙という時に、政権を争う与野党の環境政策の優劣を、一役所が比較してみせるという、かなりあざとい技だった。

 この試算をマスメディアのほとんどはこう報じた。「15%削減なら可処分所得は年に4万4000円減り、光熱費が3万3000円増える。25%削減だと可処分所得は年に22万円減、光熱費は14万円増える」。記事を読んだりニュースを聞いたりした人は、25%なんて削減すれば、これから毎年36万円も負担が増えると受け取ったに違いない。自公政権への露骨な応援歌である。

 事実、「家計を傷めて何が温暖化対策だ」という反応があちこちで聞かれた。この試算、今年6月の原発停止と家計負担の試算と同じで、奇妙奇天烈な想定でつくられている。2009年から2020年まで毎年1%以上の経済成長が続くと、20年には現在より家計の可処分所得は90万円以上増える。排出削減策を講じると、25%削減でも可処分所得は70万円ほど増えるが、何も策を講じなかったときに比べれば増加分が22万円少ないという話である。12年後に予想される可処分所得の増加分が、少々目減りするという程度の話で、無意味といってもいい。

 そんな数字を有難がって、排出削減を嫌う経産省や経団連の目論見通り、来年から毎年、家計の所得が22万円ずつ減っていくと触れまわったマスメディアの罪は重い。今年6月の試算と共通するのは、無理して虚偽を積み重ねているので、発表した経産省が自分の首を絞めている部分があることだ。25%減という大胆な排出削減を行なっても、経済は成長し、可処分所得は増えると、アンチ温暖化の経産省が認めているのだ。

 

大臣は使いっ走りか
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7607

11076330.jpg
11076330 参院予算委員会で野党から原発再稼働問題への対応を問われ、険しい表情を見せる海江田万里経済産業相。右下はなぜか涼しい表情の菅直人首相=2011年7月7日、東京・国会内【時事通信社】

 当時の経産次官であり、エネルギー官僚として地域独占の過ちを糊塗し続けてきた望月晴文氏が今、内閣官房参与として官邸にいる。本当に日本のエネルギーとして原子力が不可欠なら、安全性や経済性で虚構や欺瞞を重ねるのではなく、正直に発電原価も、隠された費用も明らかにして、国民に問うべきだろう。

 電力料金は「総括原価方式」で決まる。電力会社が社員の給与まで含めてかかった費用全部(原価)と、それに一定(現在は約3%)の報酬(利益)を上乗せして、電力料金収入とするのだから、絶対もうかる左うちわの地域独占である。現在時点での原価を、できうる限り明らかにするのは、電気事業者と監督官庁の契約者に対する義務だろう。

 E=mc2という質量とエネルギーの関係を示したアインシュタインの方程式は美しく、文明をエネルギーのくびきから解放する可能性を秘めている。実はその技術的な可能性を奪っているのが、嘘や騙しや脅しで、人をたばかろうとする利権集団ではないか。血税も含めて巨費を投じた原発には、必要な安全策をしっかり施し、ちゃんと働いてもらうべきだと思う。老朽原発は廃炉にして、原発最優先の歪んだエネルギー政策から、徐々にフェードアウトを目指すべきだろう。それに関するシナリオは既にいくつも提案されており、経産省の原発固執路線よりはずっと現実的なものがある。

 それにしても、九州電力の佐賀県・玄海原発の再稼働で、海江田万里経産相は、国が安全を保証すると言ったそうだが、どうやって保証するのか。国が原子力の安全を保証するのは、行政庁の審査と原子力安全委員会の審査の「ダブルチェック」を受けた場合である。安全委が安全指針の見直しをすると言っている時期に、行政が指示した安全策も途中でしかない玄海原発の安全を、国が保証できるわけがない。それが日本の法制度なのだ。海江田さん、東電本社に日参しているうちに、すっかりムラの住人になってしまったようだ。大臣が役所や企業の使いっ走りをするのは、あまり見たくない。

(以上転載終り)

 

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知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久 (著)

原子炉時限爆弾 広瀬 隆 (著)

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章 (著)

 

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2011年7月19日 (火)

MBS毎日放送、たね蒔きジャーナル7月分(7/18から7/28)小出裕章氏の福島原発の話し、その他。

 右上のココログ最強検索で「MBS毎日放送」で検索すると他の時期の放送分を探せます。

 順番は、下から昇順です。主に福島原発問題中心ですが、他の話題も採録してます。しかし、全部ではないので、投稿者tacc77さんの所を見て下さい。

 

20110728 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/ECERIYB77nQ

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/29/tanemaki-jul-28/
作業員の被曝上限を一生に1シーベルトと要請していたことについて 小出裕章



20110727 [1/2]たね蒔き「原発事故に翻弄される福島県の畜産農家の思い」
tacc77
http://youtu.be/JNw87NATDw0

2/2 → http://www.youtube.com/watch?v=H6UKDZPCiVY

放射性セシウム汚染の問題が日本の畜産業を揺るがしています。きょうは、福島県二本松市で畜産業を営む「エム牧場」の村田淳社長にお話を聞きます。
震 災以前は、県内7カ所の牧場で、1200頭の肉牛を飼育していたそうです。原発事故で、浪江町の牧場で飼育していた牛には殺処分の指示が出されましたが、 村田さんは「殺­処分はしのびない」と研究目的で生かし続けることを提唱しています。ここにきて、今度はセシウムの問題で、県内全ての肉牛が出荷停止にな り、これから先が全く見えない状態­です。出荷停止に苦しむ生産者と、安全を求める消費者がともに納得できる解決策はあるのでしょうか。


20110727 [2/2]たね蒔き「原発事故に翻弄される福島県の畜産農家の思い」
tacc77
http://youtu.be/H6UKDZPCiVY



20110727 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/SvbsXoWrHss

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/28/tanemaki-jul-27/
作業員の被曝上限500mSv引き上げを菅首相が打診について 小出裕章



20110726 [1/2]たね蒔きジャーナル「主婦が測る食品の放射能」
tacc77
http://youtu.be/WJ7lgAgqntg

2/2 → http://www.youtube.com/watch?v=QYKDdhqUHJI

東 京都小金井市ではチェルノブイリ事故後、市民から食品の放射能測定を求める声が高まり、1990年に市が本格的な測定器を購入しました。実際に測るのは主 婦らで構成され­る「小金井市放射能測定器運営連絡協議会」のメンバーら。市の委託を受ける形で、この20年放射能の測定を続けています。協議会会長の香 田頼子さんに、福島原発事故後の数­値や、測定を続ける意義などをお聞きします。


20110726 [2/2]たね蒔きジャーナル 「主婦が測る食品の放射能」
tacc77
http://youtu.be/QYKDdhqUHJI



20110726 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/A0KeI1cJ5wA

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/27/tanemaki-jul-2/
食品安全委員会発表「生涯上限100ミリシーベルト」のゆるさについて



20110725 [1/2]たね蒔きジャーナル 「"内部被ばく"引き続き」矢ケ崎克馬氏
tacc77
http://youtu.be/3PsDxma0QFk

2/2 → http://www.youtube.com/watch?v=qus23mM5daE

放 射性物質が体の中に入ってしまうと、体の中で放射線が発射され続け被ばくしてしまう内部被ばく。広島と長崎の原爆投下でも、内部被ばくで多くの人が犠牲に なったにも関わ­らず、戦後、国策や科学の名のもとに隠されてきたといいます。先週の水曜日、琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬さんに、そこまでお話しをお聞 きしましたが、時間が足りずに終っ­てしまいました。きょうは、その続きです。東京電力・福島第一原発の事故の影響で内部被ばくは、どこまで影響するの か?矢ケ崎さんに聞きます。


20110725 [2/2]たね蒔きジャーナル 「"内部被ばく"引き続き」矢ケ崎克馬氏
tacc77
http://youtu.be/qus23mM5daE



20110725 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/0U3mPl2qhaI

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/26/tanemaki-jul-25/
瓦礫で発電するバイオマス発電について 小出裕章



20110721 [1/2]たね蒔き「原発事故が故郷を奪った!」音楽家ナターシャさん
tacc77
http://youtu.be/M4kIg3Ly2g8

2/2 → http://www.youtube.com/watch?v=tcuTobP1pes

今 日のゲスト、ナターシャ・グジーさん(31)は6歳の時にチェルノブイリ原発から3・5キロの自宅で被曝し、厳しい避難生活を余儀なくされました。ウクラ イナの民族楽器­バンドゥーラ奏者として活躍、チェルノブイリ子ども基金の招きで来日したことなどから、この10年間は日本を中心に演奏活動を行っていま す。今月には福島県など東日本大震­災の被災地でもチャリティーコンサートを開く予定です。「ウクライナの歌姫」ともいわれるナターシャさんに「原発事故 で奪われた故郷への思い」「悲劇の経験者として福島原­発事故被災者に何を伝えたいのか」、お話を聴きます。スタジオでの生演奏もあります。


20110721 [2/2]たね蒔き「原発事故が故郷を奪った!」音楽家ナターシャさん
tacc77
http://youtu.be/tcuTobP1pes



20110721 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/TLFRB4DLdKc

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/22/tanemaki-jul-21/
海に流れでたトリチウムは雨になって戻ってくる 小出裕章



20110720 [1/2]たね蒔きジャーナル 「隠された"内部被曝"の真実」
tacc77
http://youtu.be/PDp7CLIJu7w

2/2 → http://www.youtube.com/watch?v=pc3N8dt-_co

原爆認定集団訴訟で「内部被曝」の危険性を訴えてきた琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬さんと電話をつなぎ、あまり知られていない内部被曝の真実について迫ります。
矢 ケ崎さんは、広島と長崎の原爆投下による内部被曝に被害を調べ上げ、戦後、国策や科学の名のもとに隠されてきたその悲惨な実態を訴え続けてきました。そし て、そのことは­、今回の福島の事故にも当てはまる可能性があると警告します。今夜は内部被曝で今後、福島周辺でどんなことが起こるのか、詳しく伺いま す。


20110720 [2/2]たね蒔きジャーナル 「隠された"内部被曝"の真実」
tacc77
http://youtu.be/pc3N8dt-_co



20110720 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/_ZLPKVGL0z4

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/21/tanemaki-jul-20/
最大の犯罪者、東電と国が事故を小さく見せようとしている 小出裕章



20110720 海江田大臣から小出先生へ電話有りの件 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/JaumNAq0yiA



20110719 [1/2]たね蒔き「チェルノブイリ事故で体験した食の汚染」
tacc77
http://youtu.be/aOsP0LDtM4k

2/2 → http://www.youtube.com/watch?v=87Q32NrpLrk

セ シウムに汚染された牛肉が全国各地に出荷されていたことが明らかになり、食卓はもう放射能と無縁でいられない時代を迎えてしまいました。チェルノブイリ原 発事故当時ドイ­ツに住み、身をもって食の放射能汚染に直面したジャーナリストの山本知佳子さんに、市民はどのような日常生活を送っていたのか、今私たち はこの状況にどう向き合えばいいの­かをお聞きします。
きょうは台風接近に伴い、京大・小出先生の原発事故解説はお休みさせていただきます。


20110719 [2/2]たね蒔き「チェルノブイリ事故で体験した食の汚染」
tacc77
http://youtu.be/87Q32NrpLrk



20110718 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/nmRU44iNTqA

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/19/tanemaki-jul-18/
今後開放されることはないセシウム汚染とその対策 小出裕章

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2011年7月10日 (日)

菅放置なら民主党も同じ穴の狢の糞政党⇒2010-03-16菅直人の本音、「議会制民主主義は期限を切った独裁です」

 菅の本音が出ている貴重な録音、その後の菅の行動を予言しているような発言です。

20100316 ←2010-03-16参院内閣委員会での菅直人、ニコ動にしかなく、YouTubeには動画版がなかったので、録音を阿修羅にアップしました。

菅の該当発言部分だけで約1分10秒⇒MP3でWMAで

古川俊治氏との質疑応答部分で約14分28秒⇒MP3でWMAで
 


 YouTubeにもmp3でアップしておきました。

 先ず菅が答弁した肝部分のmp3と、次に古川俊治参院議員(自民党)との質疑応答の14分版です

2010-03-16菅直人の本音、「議会制民主主義は期限を切った独裁です」
SOBAdesu
http://www.youtube.com/watch?v=DU7qAdfp5OY

 

↓「〜独裁です」は11分のところから。

2010-03-16国会質疑、菅直人「議会制民主主義は期限を切った独裁です」
http://www.youtube.com/watch?v=XD_0qiLNchs

 

 古川俊治議員は、民主党内の議員の意見も聞き()、超党派の議員の意見にも耳を傾けることの重要性を言っています。そして、それについてどう考えるか菅に質しています。

菅は去年民主党代表選後、挨拶の中で「選挙は終わりました。お約束したように、ノーサイド。民主党全員が自分の力をフルに発揮できる、そして挙党態勢で頑張り抜く」と言い、菅を支持した206議員だけでなく、小沢氏を支持した200議員も含めた、全国会議員、全党員の協力を求めています。しかし、菅がその後やったのは小沢氏を座敷牢に入れ、お仲間だけを重用するお友達内閣でした。

 現在の国会の混迷状態も、去年3月16日参院内閣委員会の質疑応答を聞き、国会会議録を読むと「さもありなん」と思います。この論法で行けば、民 主党の国対もいらないのだろうし。それよりも何よりも衆院で絶対多数を一度取ってしまえばあとはやり放題、極端に言えば野党議員は要らないって事です。

 

 以下、「国会会議録検索システム」からの国会会議録です。(公開は1週間~10日後

 2010年3月16日参院の内閣委員会での古川俊治(自民党)氏の質疑への答弁です。

[003/004] 174 - 参 - 内閣委員会 - 2号
平成22年03月16日

(略)

○古川俊治君 アローの一般不可能性定理。仙谷大臣、御存じですか。御存じでない。
 是非ちょっと読まれていただきたいと思うんですけれども、政治学をやっている人だとみんな知っておりますが、これは、すべての民主主義として当然の前提 を満たすような社会のルールは存在しないというルールなんですね。多数決の限界というものを数学的に論じております。そこでは民意として仮定されているも のが、選挙ルールで多数を取るんですけれども、それが必ずしも常に民意という確定はできないというような考え方ができるわけなんですね。
 私自身は、選挙民というのはいろんな選好、選択があるんですね。そのうちの論理的にどこまで詰められるか、そういう問題もございますが、いろんな相反す る要素を見ながら民主党に投票した方が多いわけですよ。全幅的に政権が主導してやっていくことに対して信頼を置いているわけじゃないんですね。だから、私 自身は、やはりそういう多数決の限界というものを前提とすれば、国民の意見というものを、あるいはそれはもう国民の意見を反映していくのは日々出てきてい る国会議員ですから、それが内閣の今の外にいる民主党の議員の皆さんの意見もやっぱりどんどん政策に取り入れて、是非この国会を中心としたやっぱり議論を していただきたいという気がするんですね。
 内閣主導でも、そういったお考えは官僚支配を打ち破るためには必要であったという議論は、私は菅大臣のお考えとしてはそうだろうと。それはよく分かるところは分かります。
 ただ、本来であれば、多数決のやっぱり限界というものを考えていただいて、多くの議員の意見を取り入れる、あるいは超党派の活動というものもある程度は進めていく。これが国会の審議を活性化することだと思いますので、私はそうあるべきだと思っているんです。そういう民主主義が本来の国会と内閣の在り方ではないかという気がするんですが、いかがでしょうか。

 

○国務大臣(菅直人君) 二点申し上げたいんですが、一つは多数決あるいは民意というもの、確かにそれは瞬間瞬間で、例えば世論調査をすればいろい ろ変化は出てくると思います。例えば、アメリカの大統領制にしろ日本における知事や市長にしろ、一般的には当選すれば大体有権者も含めて四年間任期の間は その人が市長なり知事なりを続けるんだという前提の中でいろんなものが進むわけですね。しかし、残念ながら、日本の長い間の議院内閣制の中では、四年とい うとかなり長期政権だと言われるぐらいに、つまりは、ある総理大臣が選挙で生まれたとしてもいつ替わるか分からないというような形で、先ほど申し上げたよ うになかなかリーダーシップが発揮されない。
 ですから、私は、ちょっと言葉が過ぎると気を付けなきゃいけませんが、議会制民主主義というのは期限を切ったあるレベルの独裁を認めることだと思っているんです。 しかし、それは期限が切られているということです。ですから、四年間なら四年間は一応任せると、よほどのことがあればそれは途中で辞めさせますが。しか し、四年間は任せるけれども、その代わり、その後の選挙でそれを継続するかどうかについては選挙民、有権者が決めると。そうでないと、余りにも途中で替わ ると、私はそれは国の指導部としての、何といいましょうか、そのことによるマイナスが大きいということがあるからです。
 それからもう一つは、先 ほど来議員がもっと議論してとか超党派でというのは、そこは私もそう思っています。実は、元々イギリス、もちろんバックベンチャーとフロントベンチャーの 問題はありますが、もっと多くの人が閣内にいろんな形で入っています。ある意味では、院内総務は国対委員長と幹事長の権限の半分ぐらいを持った人も院内 に、院内というか閣内に入っておりますし、そういう形で党そのものと内閣が半ば一体化した形ですので、私はそのことは決して議員が議論をすることを排除す るのではなくて、もっと議員が、与党の議員あるいは政権党の議員は政権に対していろんな意見を反映させる、そういう仕組みはもっと一般的に言えばあってい いと思っています。
 ただ、そのことと、最初に申し上げたように、日本の内閣は、私がかつて厚生大臣をやったときに本当にびっくりしたのは、ほと んど議論がないままサイン会で終わっていると。全部は前の日の事務次官会議でシナリオができていると。つまり、官僚主導の内閣であるということを変えると いうのがある意味で最大の眼目でありますから、そのことは私はこの政権は基本的には実現している、実行していると、このように思っております。

(略)

関連:
菅内閣3人組の危ない思想 「独裁」容認、「貧乏人は麦を食え」
http://www.asyura2.com/10/senkyo91/msg/426.html
投稿者 gikou89 日時 2010 年 7 月 27 日 12:42:48: xbuVR8gI6Txyk

“独裁者”仙谷、敗戦濃厚でキレた!対立陣営をナチス扱い (ZAKZAK)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110131/plt1101311626004-n1.htm
http://www.asyura2.com/11/senkyo106/msg/146.html

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2011年7月 5日 (火)

MBS毎日放送、たね蒔きジャーナル7月分(7/4から7/14)小出裕章氏の福島原発の話し、その他。

 右上のココログ最強検索で「MBS毎日放送」で検索すると他の時期の放送分を探せます。

 順番は、下から昇順です。主に福島原発問題中心ですが、他の話題も採録してます。しかし、全部ではないので、投稿者tacc77さんの所を見て下さい。

 

20110714 [1/2]たね蒔きジャーナル「原発視察報告!福島原発行動隊」
tacc77
http://youtu.be/oQcBMmw9SmM

2/2 → http://www.youtube.com/watch?v=gDpzf1Czab4

12日に福島第1原発を視察した「福島原発行動隊」の山田恭暉さんがゲストです。熱中症が続発している現地の過酷な作業環境の実態、そして元技術者に出来ることは何なのか­・・・直撃します。


20110714 [2/2]たね蒔きジャーナル「原発視察報告!福島原発行動隊」
tacc77
http://youtu.be/gDpzf1Czab4



20110714 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/iFECg4H4Sk4

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/15/tanemaki-jul-14/
上関原発の討論会での"やらせ"について等 小出裕章



20110713 [1/2] たね蒔きジャーナル 「25年前の原発映画」
tacc77
http://youtu.be/Sh8UwTWSLo4

2/2 → http://www.youtube.com/watch?v=ZO-TXaAGKcs

今夜は25年前に日本で作られたドキュメンタリー映画「24000年の方舟」のプロデューサー、鵜久森典妙(うくもり・のりたえ)さんをゲストに招き、話を聞きます。
この映画は25年前に、日本の原子力政策の問題点や、プルトニウムの怖さなど伝えるために作られたものですが、今回の福島原発の事故を受けて、再上映を求める声が高まり、­リバイバル上映となりました。
番組では、映画製作の当初の思いや、製作者として、今回の福島の事故をどうとらえているのか、鵜久森さんに伺います。


20110713 [2/2] たね蒔きジャーナル 「25年前の原発映画」
tacc77
http://youtu.be/ZO-TXaAGKcs



20110713 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/0Spz1i5pdpM

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/14/tanemaki-jul-13/
菅総理の会見の内容について 小出裕章



20110712 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/T3A_VnkDiO4

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/13/tanemaki-jul-12/
食品安全委員会が決めた基準値の科学的な客観性について 小出裕章



20110711 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/ItGE1gE_UrY

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/12/tanemaki-jul-1/
南相馬の牛肉から規制値6倍の放射性セシウム検出について 小出裕章



20110708 [1/2]たね蒔きジャーナル「地元紙の記者が語る福島のいま」
tacc77
http://youtu.be/uPcDoD3aI0Q

2/2 → http://www.youtube.com/watch?v=1wx2ST2LRD0

今 夜は、東日本大震災の被災地のひとつ、福島県の地元紙、福島民報社の大阪支社長、黒澤一省さんをゲストに迎え、中央のメディアでは伝えきれていない福島の 現状について、­話を伺います。黒澤さんは、「これまでの普通の生活を取り戻そうと必死に努力している県民も多くいることを知ってほしい」と訴えます。
番組では、大阪と福島のメディアにおける視点の違いや、読者の記事の受け止め方の違いなどを通して、「福島のいま」について語ってもらうます。


20110708 [2/2]たね蒔きジャーナル「地元紙の記者が語る福島のいま」
tacc77
http://youtu.be/1wx2ST2LRD0



20110707 [1/2]たね蒔きジャーナル「なぜ復興に漁業特区が必要なのか」
tacc77
http://youtu.be/ZXZFYx4GmAI

2/2 → http://www.youtube.com/watch?v=VmPyG-Dryc8

今 回のテーマは漁業特区。先月出された復興構想会議の提言では「民間の資金や知恵を活用すること」「地域によっては特区手法を活用」などと水産業特区につい て言及していま­す。また宮城県の村井嘉浩知事も「特区で民間企業の関心を集め、投資を呼び込む」と積極的だ。(松本"ドラゴン"前復興相も例の会談で 「ちゃんとコンセンサス取れよ」と叱­咤?していましたね)一方、地元の漁協は「利潤追求の場にすれば海は荒廃する」と強く抵抗しています。民間の活力 か、漁業権の保護か、漁業の将来像を描くことは被災地の復­興に欠かせない大きな問題です。京都府舞鶴市の漁師さんで漁業改革をめざす「日本経済調査協議 会」のメンバーでもある田中康雄さんに「なぜ復興に漁業特区が必要なのか」そ­もそも素人には分かりにくい「漁業権」とは何なのかお話をうかがいます。


20110707 [2/2]たね蒔きジャーナル「なぜ復興に漁業特区が必要なのか」
tacc77
http://youtu.be/VmPyG-Dryc8



20110707 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/XpMIGuSeLkI

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/08/tanemaki-jul-7/
ヤラセメールは慣習だったしありふれた出来事だった 小出裕章



20110706 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/9Gx_gCBG5Ds

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/07/tanemaki-jul-6/

ストレステストと菜の花プロジェクトが結局ダメな理由 小出裕



20110705 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/OhMDQfCOZSE

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/06/tanemaki-jul-5/

7月5日 「子供の45%が甲状腺被曝」調査結果の実情 小出裕章



20110704 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
tacc77
http://youtu.be/jyEX8flZ4sk

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/05/tanemaki-jul-4/

玄海原発の圧力容器の脆さについて 小出裕章

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2011年7月 4日 (月)

ヤクザ大臣、松本龍復興相の宮城県知事への恫喝・暴言もその元は菅のデタラメ人事。菅民主党の被災地無視を象徴する出来事。

 被災地、東日本選出の民主党議員は沢山います。被災地に人脈があり、人々の窮状も、心も分かる政治家は沢山いる。小沢一郎氏だけでなく、エネルギッシュな森ゆう子議員、東大野球部で投手、弁護士でもある階猛議員、TPP問題に国益の観点から反対している福島伸享氏、有能な人材はいるのにアホ菅はお友達しか起用しない。

 ちなみにチンピラ大臣、復興相の松本龍は九州は福岡選出です。断言します。菅直人は性格の腐った性悪なバカです。

 

追加:28SOBAのTwitterです。今回気のきいた主張としては内田樹氏の「暴言と知性について」が参考になります。
28SOBA 村井宮城県知事との対比で松本チンピラ前復興相を擁護するようなツイートが散見されるが、関係ない頓珍漢。政治家は言葉が命、惨状に思いも至らず、被災者の心に響かない言辞を弄するバカはいらない。東日本には松本(福岡選出)よりも有能な議員はいる。森ゆう子氏、階猛氏、福島伸享氏、。
約10時間前 webから

28SOBA 松本龍辞任は当然。「九州の人間だから東北の何市がどこの県か分からない」復興相がこれ言っちゃいかんだろ(笑)この後「懸命に覚えましたが」と続くのならまだしも。それにしても高名なあるブログの「松本大臣が言ったことは文字通り「正論」だろう」には笑った。痴呆症が進んだようだ。
約11時間前 webから

 

松本龍復興相、宮城県知事を恫喝! 書いた社は終わりだから(7月3日)
TraitorList
http://www.youtube.com/watch?v=TpvGCRA4228

 

「書いた社はこれで終わり」復興相発言要旨【日刊スポーツ】
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110704-799775.html

 松本龍復興対策担当相が3日、岩手県の達増拓也知事と宮城県の村井嘉浩知事に発言した要旨は次の通り。

 【岩手県】

 (私は)九州の人間だから東北の何市がどこの県か分からない

 (仮設住宅について話す知事を遮って)本当は、仮設はあなた方の仕事。次の恒久住宅のようなものをわれわれは構想する。そこでみんなどんな知恵を出せるか。

 震災の発生から3カ月以上もたって、国が市町村に寄り添うことは(これまで)なかった。私はボーッとしていたけど、大丈夫だった。みんなでやってくれた。私は被災地行脚に行こうと思っている。

 あれが欲しいこれが欲しいはだめだぞ、知恵を出せということだ。知恵を出したところは助けるけど、出さないやつは助けない。それぐらいの気持ちを持って。

 【宮城県】

 政府に甘えるところは甘えていい。こっちも突き放すところは突き放す。そのくらいの覚悟でやっていこう。

 漁港を集約するのは、県で意見集約をちゃんとやれ。しっかりやれよ。やらなかったらこっちも何もしない。知らんぞ

 (応接室で待たされたことについて)お客さんが来るときは、自分が入ってから呼べ。自衛隊上がりで、あんたは分かっているだろうけど。言われなくてもしっかりやれよ。今の部分はオフレコな。書いた社はこれで終わりだから

(共同)

 [2011年7月4日11時55分]

 

松本復興相の発言は的外れ、そもそも村井知事は遅れていなかった
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110704-00000303-alterna-soci
オルタナ 7月4日(月)16時59分配信

松本龍震災復興担当相が3日午後に村井嘉浩宮城県知事と宮城県庁で会談した際、応接室に後から入ってきた知事を叱咤し、「お客さんが来るときには、自分から入ってからお客さんを呼べ」と発言したことに関して、関係者の間に戸惑いが広がっている。そもそも知事は予定に遅れておらず、通常の応対をしたに過ぎないからだ。

村井知事と松本復興相の会談が設定されていたのは3日の午後2時15分。宮城県庁秘書室によると「会談時間の数分前に松本復興相を応接室にご案内し、お茶を出したり、報道陣のテレビカメラの設置が完了したのを待って、時間通りに知事が入室した」。つまり、入室が遅れた事実はないという。

応接室と知事室は、同じフロアの隣り合わせの場所にある。村井知事は、松本復興相との会談スケジュールに合わせて、秘書が呼びに来るのを執務室で待っていた。県庁で知事の来客がある際には、「誰であっても知事よりも先に応接室へ入室してもらうのが一般的」(秘書課)という。来客が資料を整理しているときなどに知事がその場にいたら、逆に失礼に当たるという配慮もある。

会談を設定した秘書課では、「民間も同じ対応をしているはずだし、世間一般に考えておかしくない」と、松本復興相の発言に戸惑いを見せる。

また松本復興相は知事に対して「長幼の序が分かっている自衛隊ならそんなことやるぞ」と発言し、後から入室した知事を責めている。松本氏は、自衛官出身の村井氏を戒める意味で発言したのかもしれないが、防衛省によるとそれも正しくないという。

「確かに階級のある部内では長幼の序という考えがあるかも知れない。ただ、部外の人と会談するときには当てはまらない。そもそもどうやって上下関係を付けるのか判断できない」(防衛省広報)。

さらに松本復興相は4日、首相官邸で記者団の質問に答え、「呼ばれて入ったら(村井氏が)3、4分出てこなかった。だから怒った。九州の人間は、お客さん来るとき、本人はいるものです」と述べるなど正当性を主張したと報道されているが、これも誤解を招く発言だ。

松本氏の地元である福岡県庁によると、「庁舎に大臣がお見えになったら、すぐに会場にお通しし、その後、すみやかに知事に入室してもらう。先に知事が応接室で待つことはないし、本人が来客をお出迎えすることも通常はしません」(秘書課)。

複数の地方自治体によると、知事と大臣の会談場所がホテルなど外部の場合には知事が先に到着して出迎えるが、庁舎で行われるときには、応接室に先に大臣に入室してもらうのが普通だという。

村井知事は4日の会見で「国と地方自治体は主従関係ではない」などと述べ、松本復興大臣の発言に対して不快感を示した。

松本復興相が3日の岩手、宮城両県の知事との会談で発言した「知恵を出さないやつは助けない」「九州の人間だから(被災地の)何市がどこの県とか分からん」などの発言は野党が追及する構えでいるほか、民主党幹部からも辞任すべきだとの声が出ている。(形山 昌由)

【関連記事】
松本龍復興相「書いた社は終わりだから」
「原発の新規・増設をやめるため一歩踏み出す」――橋下大阪府知事
橋下知事、大阪市長選の争点に「脱原発」
東電、顧客を通じて取材規制?
東電、発電実績データをHPから削除

最終更新:7月4日(月)16時59分

 

松本龍復興相が宮城県知事にブチギレ! 「今のはオフレコ。書いたらその社は終わり」と言うも東北放送が報じる
【社会ニュース】 2011/07/04(月) 02:57
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0704&f=national_0704_069.shtml

拡大写真

  2011年7月3日、復興担当大臣になったばかりの松本龍氏が宮城県庁を訪れ、村井嘉浩(むらいよしひろ)宮城県知事が出迎えなかったことにブチギレ。

  ブチギレシーンを報じられたくなかったのか、松本氏は取材陣に向かって「今の最後の言葉はオフレコです。いいですか? 皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」と発言したのである。

  しかし、あっさりと東北放送(TBC)がニュースで「松本龍復興担当大臣が就任後はじめて、今日、宮城県庁を訪れましたが、村井知事が出迎えなかったことに腹を立て、知事を叱責しました」と報道。そのニュースでは、宮城県庁を訪れて話し合った内容よりも、松本氏がブチギレしたことをメインに報じたのである。

  ニュースキャスターは「宮城県庁を訪れた松本龍復興担当大臣。村井知事が出迎えなかったことで顔色が変わります」や「数分後、笑顔で現れた村井知事が握手を求めようとしますが、これを拒否。応接室に緊張が走ります」という解説とともに、松本氏のブチギレシーンを放送。

  松本氏が「(村井知事が)先にいるのが筋だよな」や「(水産特区)は県でコンセンサス得ろよ。そうしないと我々何もしないぞ。ちゃんとやれ」、「いまあとから入ってきたけど、お客さんが来るときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。いいか? 長幼の序がわかっている自衛隊ならやるぞ。わかった? しっかりやれよ。今の最後の言葉はオフレコです。いいですか? 皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」と言っているシーンをまるごと報じた。

  オフレコなのに報じてしまった東北放送は、松本氏の手によって終わってしまうのか? これに対して国民はインターネット上に「最悪だな」や「こんなことがあっていいの? 異常過ぎるよ」、「普通に脅迫じゃないの?」、「つくづくとんでもねー内閣だな」、「頭が悪すぎて驚くわ」などの意見を書き込んでいる。大半が、松本氏に対する批判の声だ。

・インターネット上の国民の声
「思いっきり報道されててワラタ」
「民主党を体言したようなやつだな」
「やっぱ性根は腐ってんだな」
「こんなんが一組織のトップじゃダメだろ」
「おかしいよみんなおかしいよ菅さんも松本さんもみんなおかしいよ!」
「松本だけじゃなくて民主党ってのは、そういう集団だから。最初から」
「こんな奴を任命した菅直人はこれで本当に終わったな」
「この人ヤクザ? 暴力団よりこわいよ~」
「民主党支持してる人まだいるのが笑えるわ」
「新聞各社の記事がビビりすぎてワロタ」
「言い方が悪いだけで言ってる事は正論だろ。叩いてる奴は馬鹿だわ」
「会社にこういう口調の上司一人は居るよな」
「まぁこれでホントに菅政権の止めになるかもな。状況が悪いとこういうのが効く」

  松本氏が福岡出身であるため「福岡市民として恥ずかしい」や「すまぬ…すまぬ…福岡の一般人ではこいつを止められなかったんじゃ」という声もあった。また、「正論を言っている」という意見もあった。

  しかし、松本氏の発言が正論であるならば、どうして「オフレコ」だの「絶対書いたらその社は終わり」だのと言ってしまったのか? 感情的になってブチギレし、まともな口調で会談ができないような人に復興担当大臣が務まるのだろうか? ……など、不安の声も国民からあがっている。

  単に叱責だけで終わっていたら、ここまで波紋を呼ばなかったに違いない。「くだらないプライドで激怒しているようにしか思えない」という声があるのも事実で、今回の松本氏の発言は、関係各所に大きなダメージとして残りそうだ。

  この件に関して、民主党を支持していた人物(36歳男性)に電話取材をしたところ、「被災者の苦しみと怒りに比べれば、松本さんの怒りは便所のネズミの糞にも匹敵するほどくだらない感情。もう支持しません」と語っていた。(情報提供:ロケットニュース24)

【関連記事・情報】
・枝野官房長官ファンが集まる掲示板がスゴイ!
・高いところからミルクとコーヒーを混ぜてカフェオレを作る喫茶店
・ダウンタウン松本が大激怒「アホか! ボケ! 謝ってもらわんと終わらないんですよ!」(2010/08/09)
・ほっしゃん。が東電と政府にブチギレ「許せへん 東京電力、保安委員、菅、枝野、細野、てか、姿隠してる国会議員」(2011/05/17)
・自称・東京電力社員が問題発言「給料カットで福島も柏崎もメルトダウンする」「ブレーカー落としてから文句を言え」(2011/04/29)

 

復興相「突き放す時は突き放す」 宮城・岩手知事に注文【河北新報】被災地地元の地方紙
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110704t71017.htm

村井宮城県知事と復興施策について会談する松本復興対策担当相(左)

 松本龍復興対策担当相は3日午後、就任後初めて宮城県庁を訪れ、村井嘉浩知事と会談した。政府の復興指針を7月中に策定する考えを示した上で、厳しい口調で「政府に甘えるところは甘えていい。こっちも突き放すところは突き放す。そのくらいの覚悟でやっていこう」と注文を付けた。
 村井知事が打ち出した県内の漁港を集約する構想については「県で意見集約をちゃんとやれ。やらなかったらこっちも何もしない」と述べた。
 松本氏は今後の課題として、特区に関する法整備や被災者のための本格的な住宅確保などを掲げた。「それぞれの町で伝統や産業、文化が違う。県の独自カラーを出して、いろいろパイロット事業に取り組んでほしい」とエールを送る場面もあった。
 応接室に後から入ってきた村井知事に対し「客が来るときは自分が入ってから呼べ。しっかりやれ」とも語った。
 会談後、村井知事は記者団に「基本方針に地元の要望がどれだけ盛り込まれるか、しっかり見極めたい」と語った。
 松本氏は3日午前、岩手県庁で達増拓也知事と会談した際も「知恵を出したところ(自治体)は助けるけど、知恵を出さないやつは助けないぐらいの気持ちを持って」と話した。
 国として被災地の復興に引き続き協力していく考えを伝え「被災地を行脚して、被災者の要望を聞いて回りたい」と語った。

2011年07月04日月曜日

 

ページ更新時間:2011年07月04日(月) 05時31分    
■ 松本復興相、宮城県の村井知事を叱責(動画あり)
http://www.mbs.jp/news/jnn_4766890_zen.shtml

 松本龍復興担当大臣が就任後初めて、3日、宮城県庁を訪れましたが、村井知事が出迎えなかったことに腹を立て、知事を叱責しました。

 宮城県庁を訪れた松本龍復興担当大臣。村井知事が出迎えなかったことで顔色が変わります。

 「(村井知事が)先にいるのが筋だよな」(松本龍復興相)

 笑顔で現れた村井知事、握手を求めますが、拒否。応接室が緊張します。そして要望書を受け取ると、松本大臣が語気を強めて自らの考えを伝えます。

 「(水産特区は)県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々は何もしないぞ。ちゃんとやれ。お客さんが来るときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。長幼の序がわかっている自衛隊なら、そんなことやるぞ。しっかりやれよ。今の最後の言葉はオフレコです。書いたらもうその社は終わりだから」(松本龍復興相)

 松本復興大臣のこの言動は波紋を呼びそうです。(04日05:01)

 

 最後は、枝野官房長官のKYコメント。

“復興相 強い責任感で発言”【NHK】
7月4日 13時3分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110704/k10013952781000.html

枝野官房長官は記者会見で、松本復興担当大臣が宮城県の村井知事らとの会談での、被災地の復興などを巡る発言に関連して、野党側から批判が出ていることについて、「強い責任感と使命感のなかで発言をしたものだと思う」と述べました。

松本復興担当大臣は3日、宮城県の村井知事と会談し、「水産業復興特区」構想について地元の漁協などが反対していることを踏まえ、「水産関係でも3分の1から5分の1に集約すると言ってるけど、県でそれはコンセンサス得ろよ。そうしないとわれわれは何もしないぞ」などと述べ、県が主導して関係者の同意を得るよう求めました。これについて、枝野官房長官は「松本大臣は、震災発生以来、震災対応の最前線に立ち続け、状況をよく把握し、被災者の思いを強く受け止めていると思う。国、県、市町村一体となって、復旧・復興をさらに加速していかなければならないなかで、強い責任感と使命感のなかで発言されたものだと思う」と述べました。また、松本大臣の発言を自民党が批判していることについて、枝野官房長官は「予算委員会などで震災対応が大きなテーマになると思うので、その中で本人から真意や思いは説明があると思う」と述べました。

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 以下、関連記事を採録。

【民主漂流】
「本当に情けない」安住氏が突然退室 「死に体」加速の菅政権
2011.7.5 23:44 (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110705/plc11070523460038-n2.htm

 レームダック(死に体)化した菅直人政権の機能不全ぶりは目を覆うばかりだ。東日本大震災の復興に向け指揮を執る松本龍震災復興担当相が就任9日目で辞任したうえ、後任選びも難航した。居座り続ける首相に、喜んで協力する民主党議員はいないという現実があらわになった。

 与野党は6日の衆院予算委員会集中審議での国会正常化に合意している。その矢先に中心となって答弁するはずの閣僚が辞任した。

 「本当に情けない内閣だ。党として支える価値があるのか、率直に怒りを感じる。それだけです!」

 民主党の安住淳国対委員長は5日午後、国会内で開かれた党常任幹事会で居並ぶ幹部にこう吐き捨て、いきなり退席した。

 怒りには伏線があった。首相が仙谷由人官房副長官に震災復興担当相就任を打診して断られた後、被災地である宮城県石巻市出身の安住氏を起用するという話が伝わったからだ

 だが、岡田克也幹事長、仙谷氏らとともに首相の早期退陣を求める「6人組」の一角を占める安住氏の閣内取り込みは、首相の延命策に他ならない。安住氏は記者団を前に、首相への怒りを爆発させた。

 「バトンタッチを早くしてもらいたい。こんな状態では、恥ずかしくて石巻に帰れない」

 安住氏が去った常任幹事会では、川上義博参院議員が「8月中に代表選をやるための準備をすべきだ」と主張した。岡田氏が「代表選を決めると首相がレームダックになる」と反論すると、今度は川内博史衆院議員がかみついた。

 「菅政権はすでにレームダックだが、このままでは民主党全体がレームダックになってしまう」

 渡部恒三最高顧問も常任幹事会後、首相に対して「国民、被災地、民主党のために1分でも1秒でも早く辞めてもらいたい」と即時退陣を求めた。

(2/2ページ)

 首相は6月27日、松本氏の任命に当たり、記者会見で「震災発生の時から最前線で指揮を執り、被災地に関して最もよく理解している方だ。復旧から復興への継続性からも適任だと判断をした」と説明していた。

 5日午前に松本氏から辞意を伝えられた際に慰留したのは、被災地に「暴言」を吐いてもなお松本氏が適任という意識があったのだろう。辞意が固いことを知ると、慌てて輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長に電話を入れた。

 「松本さんが辞めることになりました。慰留しましたが…。後任はできるだけ早く選びます」

 だが、仙谷氏に断られるなど調整は難航した。平野達男新震災復興担当相も一時は渋ったため、最終的に平野氏が官邸に呼び込まれたのは午後4時だった。

 昨年6月の菅政権発足以来、閣僚の任期途中の辞任は松本氏で4人目だ。しかも就任9日目という早さでの幕切れだった。首相は今、平成20年9月、失言により就任5日目で中山成彬国土交通相(当時)が辞任した後、衆院予算委員会で麻生太郎首相(同)にぶつけた言葉をかみしめているのではないか。

 「麻生首相は中山さんの考え方をよくご存じで任命したが、わずか5日後に辞任した。適任者を選べなかったという意味でリーダーシップを欠いていた」

 首相は5日夜、官邸を出る際、記者団から今回の人事について質問されても、一切答えることなく通り過ぎた。

 「ノーバディー・ノウズ カン・ノウズ」(誰も知らない 菅のみぞ知る)

 閣僚の1人は投げやりにこう吐き捨てた。(加納宏幸)

 

【民主漂流】
民主党執行部に新たな頭痛のタネ 松本辞任問題が復興の影に
2011.7.5 00:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110705/stt11070500350002-n1.htm

 二転三転した国会延長問題、浜田和幸総務政務官の一本釣り-。菅直人首相に振り回され続けてきた民主党執行部に、松本龍震災復興担当相の「暴言」という頭痛のタネが加わった。「チーム・ドラゴン(龍)」率いる松本氏は、国会審議だけでなく、政府の復興施策まで波乱含みに変えた。(千葉倫之、岡田浩明)

 4日午前、民主党の岡田克也幹事長は国会内で自民党の石原伸晃、公明党の井上義久両幹事長らに深々と頭を下げた。

 「2つのことで信頼関係が失われ、国会が不正常になったことをおわび申し上げます。今後は公党間の約束は守っていきます…」

 岡田氏が陳謝したのは、3党幹事長間で一度合意しながらほごにした国会延長問題。もう一つは浜田氏の一本釣り。これで野党が矛を収め、国会正常化へのセレモニーとなるはずだったが、自公両党は「3つ目」をあげつらった。

 「これまで防災担当相として被災地を見てきたのにどこの市が何県にあるか知らなかったのか。これではお客さまじゃないか!」

 岡田氏は「松本氏の発言は突出しているように思う」と困惑顔で語り、直後に松本氏に電話した。

 「6、7両日に衆参予算委員会の集中審議がある大事な立場なので発言に十分に注意してほしい」

 ところが、松本氏に反省の色はなかった。

 「誤解だ。発言を全部見てもらえれば分かる」

 なぜ松本氏がここまで強気を貫くのか。松本氏は「物静かで温厚」「純粋で真面目」との人物評が定着していた。養祖父は部落解放の父と言われる松本治一郎氏。父の松本英一氏も参院議員を務めた。面倒見もよく、中堅・若手の信望も厚い。

 ところが、震災復興担当相に就任直後から豹(ひょう)変(へん)した。先月28日の記者会見にはサングラス姿で臨み「3月11日以来、私は民主も自民も公明も嫌いだ」と断じた。1日の記者会見では米フォークグループ「ピーター・ポール&マリー」のヒット曲「私の試練」を引用して「この歌を腹に入れて試練に立ち向かいたい。(私の気持ちを)深読みして正解者がいたら1万円差し上げます」。

 復興を一手に担う重責もあり、自らを鼓舞しようとしたのか。村井嘉浩宮城県知事は旧知の仲だったこともあり親しみを込めて厳しい言い方をしたようだが、被災地の住民感情を逆なでしたことは間違いない。

 村井氏は4日の定例記者会見で「国と地方は対等なパートナーだ。命令口調ではなくお互いの立場を尊重した方がよい。被災者の皆さんは本当に国と県、市町が協力して手をつないで対応してくれるか、不安に思われたかもしれない」と不快感を表明した。

 これは政府の復興策が滞りかねないことを意味するが、松本氏はなお事態の深刻さを理解していないようだ。4日昼、首相官邸で記者団から村井氏らの反発を伝えられ、こう答えた。

 「知事が? 本当に? うわあ、すっごい知事やなあ!」
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菅と刺し違え狙った?松本龍に囁かれる“自爆テロ”説
2011.07.05
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110705/plt1107051133002-n1.htm

記者会見もビルの屋上で開くなど型破りな言動が目立った松本龍復興担当相。退任の意向も突然だった【拡大】

 松本龍復興担当相(60)が5日午前、退任の意向を表明した。一連の暴言問題で被災地や野党陣営の猛反発を受けており、6日からの国会正常化を前に責任を取った格好だ。松本氏は東日本大震災の被災地復興に取り組む看板大臣として先月27日に就任したばかり。わずか9日間の超短命大臣だった。野党各党は「菅首相の任命責任を追及する」と攻撃姿勢を強めている。支持率が「退陣水域」まで落ちた菅政権にとって、深刻なダメージとなりそうだ。

 記者団「辞意を固めたのか?」

 松本氏「はい」

 5日午前、松本氏は官邸に菅首相を訪ねた。会談後、記者団に囲まれた松本氏はこう語った。菅首相も退任を了承したという。

 国会は翌6日から正常化し、「特例公債法案」や「再生エネルギー特別措置法」「第2次補正予算案」など重要法案の審議が始まる。

 衆参ねじれの中、自民党の山本一太参院政審会長は「許せない暴言だ。すぐに辞めてもらいたい」と批判するなど、松本氏の暴言問題が野党の徹底攻撃を受けるのは確実だった。松本氏個人としてだけでなく、政府与党として早めに手を打ったといえる。

 それにしても、松本氏が宮城県の村井嘉浩知事を恫喝するような映像の威力はすさまじかった。4日にテレビやネットで流れると、宮城県庁には200件を超える電話やメールが殺到した。

 「発言は許せない。知事は負けずに頑張れ!」「ヤクザまがいの物言いだ」「被災地、被災者をバカにしている」「被災地を分からない復興相が職務をまっとうできるのか」

 県民らの怒りの声を受け、宮城県議会は「発言が高圧的で当事者意識に欠けている」として5日以降、直接抗議することを決めていた。

 こうした中、新たな事実も判明した。

 松本氏は、村井知事が出迎えず、数分間待たされたため「お客さんが来るときは、自分が入ってからお客さんを呼べ」とブチ切れていたが、村井知事は予定に遅れておらず、対応も通常通りだというのだ。

 県庁関係者は「会談は3日の午後2時15分から設定されており、知事は時間通りに入室している。通常、知事の来客がある際は、誰であっても先に応接室へ入室してもらうのが一般的。相手の準備を邪魔しない配慮もある。他県も民間企業も同様の対応を取っているはずだ」という。

 松本氏の一方的な思い込みだったのか。

 昨年9月に環境相兼防災担当相として初入閣した直後は「物静か」「存在感が薄い」といわれた松本氏だが、最近は一種独特、こわもての言動が目立っていた。

 6月2日、菅首相は民主党代議士会で「早期退陣」を示唆し、内閣不信任決議案を否決に持ち込みながら、同日夜の記者会見では「(原子炉の)冷温停止」を持ち出して続投意欲をあらわにした。これにカチンときたのか、松本氏は現職閣僚ながら翌3日の記者会見で「復旧復興を急がないといけないということから言えば、(菅内閣は)1日も早く退陣した方がよい」「6月いっぱいというのが私の中にはある」と、菅首相に公然と反旗を翻した。

 同28日の復興担当相就任会見も異様だった。サングラス姿で臨み、自ら率いる被災者支援チームを「チーム・ドラゴン(龍)」と命名し、「(大震災があった)3月11日以来、私は民主も自民も公明も嫌いだ。政局の話はしない」と言い放った。

 松本氏は1951年、福岡市生まれ。中大法学部を卒業後、父の松本栄一参院議員の秘書を経て、1990年の衆院選に社会党から出馬して初当選した。その後、旧民主党結党に参加。当選7回。養祖父の松本治一郎氏は「部落解放の父」と言われる元参院副議長。

 「政界屈指の資産家」として知られる。菅内閣の閣僚では、松本氏は総資産約7億6000万円と断トツ。4日公開された2010年分の国会議員の所得報告でも、所得総額7143万円で衆参両院で5位。閣僚ではやはりトップだった。「福岡市内に土地を保有しており、その賃料などが多いと聞く」(民主党関係者)という。

 それにしても、「物静か」だった松本氏がどうして突然、「目まいがするくらいひどい対応」(民主党幹部)に豹変したのか。菅首相は、復興対策本部発足に当たり、松本氏に一度就任を打診して断られたが、再度強く要請したという。

 前出の党関係者は「松本氏は政権にしがみつく菅首相に心が離れていた。強く要請されて復興担当相を受けたが、一度断ったことを見ると本意ではなかった。自らが捨て駒になって自爆テロを仕掛けたのではないか。つまり、菅首相との刺し違えを狙ったということだ」と分析する。

 大臣の暴言問題というトゲは抜いたが、菅首相には、自民党の浜田和幸総務政務官の引き抜き問題や、拉致容疑者の親族周辺団体への献金問題など、数々の難題が待ち構えている。菅政権のタイムリミットが迫ってきた。

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2011年7月 3日 (日)

武田邦彦中部大教授、年間Sv基準や除染関連でいいこと言ってると思っていたが、元は原発推進御用学者だったとは。

 5月20日の衆院科技委員会・武田邦彦(中部大教授)参考人意見のYouTube「日本には政府がなかった」を紹介したりしていたのですが、RTで回ってきた下記Twitterで以下の発言を知りました。

nekoguruma #genpatsu (武田委員) 私は日本国にとって原子力以外にはエネルギー源が将来無いと思っています(29P) / gijiroku06.pdf http://htn.to/L3pkT7
約19時間前 Hatenaから

 

 気になったので元資料を探しました。内閣府原子力委員会ホームページ内の「2009.01.16 第6回議事録(pdf)」中、ページ的には29頁、pdfの左ペインでは「30」(議事録1枚目が「1.日 時」から「5.配布資料」で、下に頁がふってない)の所で、下記のような発言をしています。

(以下転載始め)

(略)

(大橋部会長) ありがとうございました。
そのほかいかがでしょうか。お願いします。

(武田委員) 私は日本国にとって原子力以外にはエネルギー源が将来無いと思っています。石油なんか外から買っているわけですし、自然エネルギーといったって国土が狭いですし。アメリカの13分の1しか実際上のGDP比でないわけですから、アメリカがどうしたなんてことは余り関係なくて、アメリカがどうしたかも知識として入れておくのは必要なんですけれども、日本はとにかく20世紀の後半に石油という外国から買える安いエネルギー品質の高いものが入ったから進歩したわけで、これを自然エネルギーなんかにしたら、日本は国土面積としての不利を大きく受けるわけです。
それから、今までのエネルギー開発もしくはエネルギー生産の歴史から言えば、原子力が最も安全であることは歴史的に証明されているわけですが、それが理解されていないというか、事実として知られていないことが、結果として大学から原子力という名前が無くなったり、原子力予算が一方的に下がっている基本的な問題ではないかと思うので、やっぱり論点としてはそれが一番大きいのではないかと思います。論点の中に入っていないのですけれども、そんなの当たり前だから、ここはもうみんなそれには合意しているので、原子力しかないということと、原子力が一番安全だということは当たり前じゃないかと、そんなこと内閣府の原子力委員会で言っては困るよということで論点に入っていないのでしょうか。そうすると、何で予算が減ったんですかと1回僕は質問したのですけれども、僕はそこに課題があるのではないかと思うんです。その課題が非常に大きければ、やっぱりそれはまた何か必要があるのではないかと思うのですが、それは研究開発として手伝えないということかもしれないですけれども、政策的な問題であって、研究開発ではないという考え方もあるかもしれませんが。

(略)

(以上転載終り)

 

 これには正直驚きました。僕自身は、むしろ5月23日の参議院行政監視委員会での小出裕章先生の参考人意見の方が説得力があると思いました。(1、ウランは石油よりも枯渇が早い有限の資源である。2、プルトニウムを高速増殖炉で増殖・再処理、核燃料サイクルで回す試みは既に破綻している。3、高レベル放射性廃棄物と言うやっかいなゴミの処理は出来ない。)

 

 以下、今回の元資料にたどり着くまでの順番です。

内閣府原子力委員会ホームページ
http://www.aec.go.jp/index.html
 ↓
「会議情報」クリック
原子力委員会ホーム > 会議情報
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/kaigi.htm
 ↓
原子力委員会ホーム > 会議情報 > 専門部会資料等
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/index.htm
 ↓
組織図中、「研究開発専門部会」クリック
原子力委員会ホーム > 会議情報 > 専門部会資料等 > 研究開発専門部会
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/kenkyuukaihatu/index.htm
 ↓
2009.01.16     第6回会議資料     第6回議事録(PDF:333KB)

 なお、この第6回議事録中では「武田委員」としかありませんが、「研究開発専門部会」の説明中、(研究開発専門部会の構成員についてはこちら)。の「こちら」クリックして、武田邦彦氏本人のフルネームと肩書きを確認しました。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/kenkyuukaihatu/member.pdf

研究開発専門部会 構成員
1. 専門委員
五十嵐 安治 (社)日本電機工業会 原子力政策委員長
大橋 弘忠 東京大学大学院工学系研究科 教授
小泉 英明 (株)日立製作所 役員待遇フェロー
小森 明生 電気事業連合会 原子力開発対策委員会 総合部会長
武田 邦彦 中部大学総合工学研究所副所長 教授
知野 恵子 読売新聞編集局解説部 次長
中西 友子 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授
前田 裕子 全国イノベーション推進機関ネットワーク 総括プロデューサー
宮崎 久美子 東京工業大学大学院イノベーションマネージメント研究科 教授
山名 元 京都大学原子炉実験所 教授
山中 伸介 大阪大学工学研究科 教授
(試験研究評価担当)
阿部 勝憲 八戸工業大学エネルギー環境システム研究所長 教授
岩田 修一 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
佐藤 正知 北海道大学大学院工学研究科 教授
嶋 昭紘 (財)環境科学技術研究所 理事長
2. 原子力委員会委員長及び委員については、原子力政策の妥当性の評価に関する調査審議を行う場合に限り構成員として出席する。
以 上

 

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