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2011年3月14日 (月)

福島第1原子力発電所3号機の爆発映像。(3号機はプルサーマル型で危険なMOX燃料)

 福島第1原発3号機は毒性の強い危険なMOX燃料を使ったプルサーマル型です(関連)。後ろで、爆発した14日と翌日15日の記事と、地震があった11日と1号機爆発があった12日と翌日13日までの記事に分けて採録しました。沸騰水型軽水炉の模式図などはこちら

※色々知りたければ⇒原子力資料情報室(CNIC)

 

↓二つの動画とも、3月14日午前11頃、福島第1原発3号機の爆発。

福島第1原発3号機の爆発
by dancrtaco
http://www.youtube.com/watch?v=I-VRtf3y6NE

↓その後、これ非公開になってます。テレ朝は糞ですね。
【地震】水素爆発の恐れも 福島第一原発3号機(11/03/14)
http://www.youtube.com/watch?v=ioJgufHQQJU

 

※追加:↓見られます。
Fukushima Japan Nuclear Reactor #3 Explosion (ENHANCED)
by 6inbox
http://www.youtube.com/watch?v=d1WW18QId50

(クリックで拡大)
201103143←キャプチャしておきました。


関連:
福島第一原子力発電所 一号機爆発映像。←東京から約230km、&チェルノブイリ事故汚染地図。

海外の人が見た、AP、ロイター、AFP、共同、EPAなどの「東北地方太平洋沖地震」報道写真。


 以下、基本的なキーワード。

プルサーマル

プルサーマルとは、プルトニウムで燃料を作り、従来の熱中性子炉で燃料の一部として使うことを言う。なお、プルサーマルとは、プルトニウムのプルとサーマルニュートロン・リアクター(熱中性子炉)のサーマルを繋げた和製英語(plutonium thermal use)である。なお、軽水炉は熱中性子炉の一種である。

名称の由来 [編集]

もんじゅのような高速増殖炉では、高速中性子によってプルトニウムを核分裂させるが、プルサーマルでは、通常の軽水炉と同様に、熱中性子によってプルトニウムを核分裂させることから、このような名称が作られた(和製英語)。

通常の軽水炉との違い [編集]

通常、軽水炉ではウラン235とウラン238を混合したウラン燃料(二酸化ウラン)を核分裂させることで熱エネルギーを生み出すが、ウラン238が中性子を吸収し2度のβ-崩壊を経てプルトニウム239が生成され、そのプルトニウム239自体も核分裂する。その結果、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均約30%となる(プルサーマル発電を行なわない場合でも、運転中の軽水炉の中にはプルトニウムが存在し、ウラン同様に発電に利用されていることに注意)。それに対し、プルサーマルではMOX燃料と呼ばれるウラン238とプルトニウムの混合酸化物(Mixed Oxide)を燃料として使用する。プルサーマルで使われるMOX燃料はプルトニウムの富化度(含有量)が4~9%であり、MOX燃料を1/3程度使用する場合、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均50%強となる。

なお、高速増殖炉でもMOX燃料が使用されるが、プルトニウムの富化度は20%前後である[1]。

欠点 [編集]

しかし、プルサーマル方式は、元々ウラン燃料を前提とした軽水炉でプルトニウムを(一部)燃やすこともあり、経済的な課題のほか、技術的に見て課題点が多い。

再処理に関わる部分

    * 軽水炉からの高レベル核廃棄物をそのままガラス固化させる場合と比べ、事故が発生する可能性が飛躍的に高まる
    * 再処理によって核廃棄物は却って増える(一般的な資源のリサイクルと異なる点)
    * 冷戦終結後、ウラン資源の需給は安定しており、再処理で製造したMOX燃料では経済的に引き合わない状態になっている(つまり、プルサーマル計画自体が不経済)。
    * 再処理を行なうと核燃料の高次化が進むため、最大でも2サイクルまでしか行なえない(高速増殖炉の場合はこの問題は発生しにくい)[3]。
          o これに対し原子力関係者は使用済み燃料の発生量や再処理工場の能力などから1サイクル目が終わるのは来世紀などと考え向き合うことを避けている
    * 再処理を行っても、利用できるのは使用済み核燃料のうち1~2%を占めるプルトニウムのみで、燃え残りウランは高速増殖炉のメドが立っていない現在、利用するアテがない

MOX燃料の軽水炉での燃焼に関わる部分

    * 高速増殖炉と比べて燃焼中に核燃料の高次化が進みやすく、特にアメリシウム241が生成されやすくなる。核燃料の高次化が進むと、反応が阻害され、臨界に達しなくなってしまい、核燃料として使用できなくなる。
    * 上記と関連し、事故が発生した場合には従来の軽水炉よりプルトニウム・アメリシウム・キュリウムなどの超ウラン元素の放出量が多くなり、被ばく線量が大きくなると予測される
    * 原子炉の運転や停止を行う制御棒やホウ酸の効きが低下する。[4]
    * 燃え方にムラが生じ、よく燃えるところの燃料棒が加熱・破損しやすくなる。もっとも、これは現行の方式ではコストを下げるために一部の燃料棒のみにMOX燃料を入れるから起きる現象で、コスト面を犠牲にして全燃料棒にMOX燃料を入れるように変更すれば回避できる。
    * 水蒸気管破断のようなPWRの冷却水温度が低下する事故や、給水制御弁の故障のようなBWRの炉内圧力が上昇する事故が発生した場合において、出力上昇速度がより速く、出力がより高くなる。(燃料体の設計および原子炉内での配置を工夫することによって対処が可能[4])

プルサーマル発電での営業運転中の原子炉 [編集]

    * 九州電力 玄海原子力発電所3号機 2009年(平成21年)11月5日より試運転開始。同年12月2日より、営業運転を開始[7]。
    * 四国電力 伊方原子力発電所3号機 2010年(平成22年)3月2日より試運転開始。同年3月30日より、営業運転を開始[8]。
    * 東京電力 福島第一原子力発電所3号機 2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。同年10月26日より、営業運転を開始[9]。
    * 関西電力 高浜原子力発電所3号機 2010年(平成22年)12月25日より試運転開始。2011年(平成23年)1月21日より、営業運転を開始[10]。

 

MOX燃料そのものの持つ危険性

MOX燃料(モックスねんりょう)とは混合酸化物燃料の略称であり、使用済み燃料中に含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜたものである。 主として高速増殖炉の燃料に用いられるが、既存の軽水炉用燃料ペレットと同一の形状に加工し、核設計を行ったうえで適正な位置に配置することにより、軽水炉のウラン燃料の代替として用いることができる。これをプルサーマル利用と呼ぶ。

MOXとは(Mixed OXide)の頭文字を採ったものである。

 

問題点 [編集]

    * ウラン新燃料に比べ放射能が高い(特に中性子が著しく高い)ため、燃料の製造については遠隔操作化を行い、作業員の不要な被曝に十分配慮して行う必要がある。
    * ウラン中にプルトニウムを混ぜることにより、燃料の融点が下がる。これにより燃料が溶けやすくなる。また熱伝導度等が、通常のウラン燃料よりも低下する。これにより燃料温度が高くなりやすくなる
    * 核分裂生成物が貴金属側により、またプルトニウム自体もウランよりも硝酸に溶解しにくいため、再処理が難しい
    * FPガスとアルファ線(ヘリウム、ガス状)の放出が多いため、燃料棒内の圧力が高くなる
    * 性質の違うウランとプルトニウムをできる限り均一に混ぜるべきであるが、どうしてもプルトニウムの塊(プルトニウムスポット)が生じてしまう(国は基準を設けて制限しているが、使用するペレット自体を検査して確認することはできない)。

 

シーベルト (Sievert)Wikipediaより:シーベルト (Sievert) は、生体への被曝の大きさの単位。記号はSv。SI単位(国際単位系、仏: Le Système International d'Unités, SI、英: The International System of Units、略称SI)である。

なお、SI単位系に切り替わる以前はレム (rem) が使われており、以下のように換算できる。
1 Sv = 1000 mSv (ミリシーベルト、1シーベルト(Sv)の1000分の1) = 1,000,000 μSv (マイクロシーベルト、1ミリシーベルト(mSv)の1000分の1) = 100 rem = 100,000 mrem (ミリレム)

放射線防護とシーベルト [編集]
人体が放射線にさらされる事を放射線被曝(ほうしゃせんひばく)といい、人体は年間およそ2.4ミリシー ベルト(世界平均)の自然放射線に常にさらされている。ごく微量の放射線では人体に影響を与えることはないが、大量の放射線は人体に有害である。特に、放射性物質を扱う環境にある人は、自分がどの程度の放射線を受けたのかを、常に厳密に管理しなくてはならない。その際に用いられる尺度の一つがシーベルトで ある。

放射線を短期間に全身被曝した場合の致死線量は、5%致死線量が2シーベルト50%致死線量 (LD50) が4シーベルト100%致死線量が7シーベルトと言われている。200ミリシーベルト以下の被曝では、急性の臨床的症状は認められないとされるが、長期的な影響については議論があり、また、低線量の被曝についても健康被害が生じたとして訴訟が起きている[1]。

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 以下、資料として採録。最初に14日の3号機爆発の記事と、その後ろで11日から13日までの3号機爆発前危機感のない保安院や枝野の間抜けな会見の記事も採録しておきます。

「最後の砦」格納容器の一部破損 被害急拡大の恐れ【日経】
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819595E3E7E2E3E28DE3E7E2E1E0E2E3E39790E0E2E2E2;bm=96958A9C93819490E3E6E2E3968DE3E7E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
    2011/3/15 10:27

 福島第1原子力発電所2号機の状況が深刻になってきた。原子炉の心臓部に近い格納容器の一部が破損したとみられ、大きな爆発につながる可能性がある。水素爆発によって建屋が吹き飛んだ同1、3号機の被害を上回る恐れがある。

 2号機で問題になっているのは、格納容器の底部にある圧力抑制室と呼ばれる部分。緊急事態に圧力容器内に注水するための水源となっており、放射性物質を多く含む。ここになんらかの損傷や欠陥があると、水が送れなくなるほか、放射性物質を含んだ気体や水が建屋に漏れ出す恐れがある。また、建屋は1号機や3号機と同じように内部に水素がたまっている可能性も否定できず、水素爆発を起こせば、一気に放射性物質を含んだ気体や水が周囲に拡散してしまう。

 2号機の格納容器に損傷があった場合、その被害はこれまでの1号機、3号機であった爆発などに比べてはるかに深刻だ。放射性物質を隔離する最後の砦(とりで)といわれる格納容器が破損し、非常用の水の注入ができない状態が続くと、圧力容器内で燃料制御棒が水から露出しつづける可能性が高い。

 すると、露出部分が高温で溶け、下に燃料そのものが落ちる。制御棒で囲まれている間は核分裂を抑えていたが、溶け落ちることで圧力容器の底で、再び核分裂が始まる「再臨界」が起こる。燃料棒の冷却が進まず、「メルトダウン」と呼ばれる完全な炉心溶融が起きる可能性も高り、放射性物質が完全に建屋の外に出る可能性が高くなる。

 現段階では爆発により被害は建屋の破壊にとどまり、原子炉を覆う圧力容器と格納容器に影響はないとされ、内部の放射性物質が大量に外に漏れている可能性は低い。

 2号機は炉心の燃料棒が水につからず露出したままだと高温のまま維持され、どんどん周囲の水を水蒸気にしてしまう。圧力容器内の圧力を高めてしまうほか、被覆材を含む燃料棒そのものが溶け出す。

 溶け出した結果、燃料棒の中に封じ込められていた放射性物質も気化して水蒸気に混ざる。水蒸気と被覆材が反応し、水素も発生し、圧力容器の圧力をさらに高める。2号機でも破裂をさけるため、格納容器に水素や水蒸気を逃がしていたが、今度は格納容器内の圧力も高まる危険が高く、ここから建屋に逃がす作業が進んでいた。

 今回、格納容器に破損があると、圧力抑制室の冷却用の水が使えなくなるほか、放射性物質を大量に含む水や気体が建屋側に出て、外にでる可能性が極めて高くなる。給水機能の制御不能になっている可能性が高い。東京電力は圧力容器内へ海水の注入を進めており、いかに水位を上げられるかにかかっている。

 

水素爆発後の写真、米衛星が撮影 福島原発3号機【朝日】
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103150079.html
2011年3月15日9時10分

Tky201103150083 水素爆発を起こし、白煙状の湯気を噴き上げている東京電力・福島第一原子力発電所3号機(中央)。建物の骨組みがむき出しになっている=14日、米デジタルグローブ提供


Tky201103150080 水素爆発を起こし、白煙状の湯気を噴き上げている東京電力・福島第一原子力発電所3号機(中央)。爆発から3分後の14日午前11時4分に撮影された。建物の骨組みがむき出しになっている=米デジタルグローブ提供


 【ワシントン=勝田敏彦】人工衛星による高解像度写真の提供を行っている米民間企業デジタルグローブが14日、東京電力の福島第一原子力発電所を同日撮影した写真を公表した。同原発3号機で水素爆発が起きたあと、建物の骨組みがむき出しになって白煙状の湯気が噴き上がっている様子がとらえられている。

 50〜60センチのものまで判別できる同社の衛星が撮影したもので、写真左下から順に1号機、2号機、3号機の建物が写っている。12日に水素爆発を起こした1号機の建物の骨組みも見える。

 

福島3号機爆発 立地市町で不安広がる【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20110314-OYT8T00929.htm

首長、事業者に安全確保要請

原発の安全確保の対策などを申し入れる山口・美浜町長(左から2人目)ら(美浜町役場で)

 外壁が吹き飛んだ原子炉建屋、避難を迫られて青ざめる周辺住民。福島第一原発の1号機に続き、3号機でも水素爆発が起きた14日、鉄壁の防御策を講じたはずの「原発の安全神話」は、もろくも崩れ落ちた。国内最多の14基の原発が立地する県内の関係者は、情報提供の遅さにいらだちを募らせながら、電力事業者への安全確保の要請や、情報収集に追われた。(藤戸健志、畑本明義、小野隆明)

 ■慌ただしい対応

 3号機で爆発事故が起きた直後の午前11時30分頃、県庁10階の原子力安全対策課では、職員が電話などで情報収集を進め、壁に張った模造紙に書き込んでいった。午後1時40分頃に庁舎内で始まった会議では、西川知事が「(県内の原発で)改善点があれば早急に対応を」と指示した。

 県の原子力政策に対する助言組織「県原子力安全専門委員会」(委員長=中川英之・福井大名誉教授)は、日本原子力発電敦賀原発(敦賀市明神町)と関西電力美浜原発(美浜町丹生)を視察。停電などの非常時に用いるディーゼル発電機などを確認した。敦賀原発の視察後、中川委員長は報道陣の取材に「いざという時にきっちり働くことが重要で、定期的な検査を心がけてほしい」と、電力事業者に注文を付けた。

 ■立地市町の不安

 原発が立地する敦賀市と高浜、おおい、美浜町の首長らは、美浜町役場で、県内の3電力事業者の幹部に、住民の安全確保に向けた対策などを講じるよう、緊急要請をした。山口治太郎・美浜町長は「今回の状況は、国民の不安と不信感を大きくしており、立地地域の不安はとりわけ大きい」と力説。時岡忍・おおい町長も「町民は原発についての理解が深いが、どんな(不安の)意見が出てくるかわからない」と語った。

 大飯原発から半径10キロ圏内に、市の人口の半分にあたる約1万6000人が暮らす小浜市。松崎晃治市長は市議会本会議で「(福島第一原発の事故は)想定を超える事態。国、県、事業者に対し、万全の安全対策を要望したい」と強調した。

 ■長期運転への懸念

 最初に水素爆発が起きた福島第一原発1号機は、今月26日に運転開始から40年を迎える。県内でも原電敦賀原発1号機が昨年3月、関電美浜原発1号機が昨年11月に「40年超運転」に入っている。

 原電の加藤真治・敦賀地区本部長は「福島第一原発の事故は、設備の古さが直接的な原因ではない」とするが、原発の長期運転に対し、住民の不安が高まる可能性がある。山本雅彦・共産党嶺南地区委員長は14日、敦賀市の河瀬一治市長に「40年を超える老朽化原発の酷使・運転再延長をしない」など6項目を要請した。
(2011年3月15日  読売新聞)

関連記事・情報
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3号機は火柱爆発 2号機空焚き【日刊スポーツ】
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110315-748484.html

 原子炉2機が水素爆発10 件した東京電力福島第1原発で14日夜、通常稼働していた2号機の原子炉の水位が急速に低下し、一時燃料が水面から完全に露出する危機的な空だき状態となった。冷却用に注入した海水を送り込むポンプの燃料切れが原因で、作業員が見回りをしていて気付かないという初歩的なミスだった。周辺の放射線量のレベルも上がっており、東電では、燃料の一部が溶ける「炉心溶融」が起きたとみている。

 3号機が水素爆発してから隣接する2号機に異変が起きた。冷却機能がまったくきかなくなってしまった。急きょ午後4時34分、海水の注入を開始して、原子炉を冷やし始めた。

 ところが、海水を注入したにもかかわらず、同5時、燃料が約80センチ完全に露出し、核分裂反応は収まっていたものの、蒸気が原子炉内に充満する空だき状態となった。原因は海水をくみ上げるため用意した5台のポンプのうち4台の燃料が切れていた。作業員が見回りをしていて、目を離している間に、燃料が次々に切れてしまったのだ。

 その後、ポンプを正常に作動させて同8時には回復。同9時34分、約4メートルある燃料の約半分まで水に浸ったが、その後蒸気の逃し弁が何らかの理由で閉じてしまったため、再び水位が低下し、予断を許さない状況が続いた。初歩的な人的ミスだったことに経済産業省原子力安全・保安院は「一時的に注入が止まったのはまずかった」とした。

 この2号機の異変後に周辺の放射線量のレベルが上がっており、東電では、燃料が溶ける「炉心溶融」の危険な状況に陥ったとみて、調査を続けている。

 3号機の爆発10 件は同日午前11時1分だった。赤い火柱が上がり、上部外壁が砕け散った。骨組みだけが残り、12日に爆発した1号機とほぼ同じ姿になった。爆発の規模は3号機の方が大きかったとみられる。海水で冷却した時間が1号機は約6時間、3号機が約13時間だった。冷却時間が長かった3号機は、建屋内に多くの水素がたまったため、爆発規模が大きくなった可能性も考えられる。

 東電の発表ではけが人は11人。うち4人が社員で、3人が協力会社、残り4人は作業にあたっていた自衛隊員だった。このうち社員及び協力会社の6人と自衛隊員1人の計7人の被ばくが判明。社員5人の除染は済んだ。自衛隊員を受け入れた放射線医学総合研究所は「内部被ばくが疑われ、除染剤の投与を検討する」と指摘した。

 放射線量のレベルが上がっていることについて枝野官房長官は「人体に影響を与える可能性が少ない量の放射性物質が付着などしている可能性がある。チェックしている」と話した。保安院は、第1原発から半径20キロ以内の住民約600人に屋内退避を呼び掛けた。

 [2011年3月15日7時21分 紙面から]

 

爆発で警察官ら3人被ばく、陸自隊員4人けが【読売】
  http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110315-OYT1T00081.htm

 爆発した東京電力福島第一原子力発電所の周辺で活動していた自衛隊員や警察官らも、ケガをしたり、被曝(ひばく)したりする事態となっている。
 
 14日午前11時ごろに起きた同原発3号機の爆発で、核生物化学兵器の汚染などの対処にあたる陸上自衛隊の中央特殊武器防護隊員ら約30人のうち4人が首や足を負傷した。
 
 防衛省によると、4人は原発の建屋に近づいて、冷却水を注入する作業にあたっていた。ごう音とともに建屋が吹き飛び、外壁が防護服で身を固めた4人の隊 員に降りかかった。うち1人は防護服が破れたため、千葉市の放射線医学総合研究所に運ばれ、被曝が確認された。軽症だという。現場で使っていた大型タンク 車2両も大破した。
 
 自衛隊は、福島第一、二原発周辺に隊員約200人のほか、化学防護車などを投入。また、同県二本松市と川俣町には、住民たちの体から放射性物質を洗い流す「除染」を行う除染所を開設している。
 
 一方、福島県警では、地震発生後の11日夜から警察官が住民らの避難誘導にあたっていたが、12日午後、同原発1号機が水素爆発を起こした際に約4〜9 キロ離れた場所で住民を誘導していた2人の警察官から、微量の放射線が検出された。ほかにも12人が同様に屋外にいたため、被曝の恐れがあるとして検査機 関で被曝線量の検査を受けた。
 
 警察庁によると、自力避難が難しい病院の入院患者らはヘリコプターやバスで搬送しているが、警察官の戸別確認でまだ家に残る人が見つかることもあるという。
(2011年3月15日03時09分  読売新聞)

 

官房長官“爆発の可能性低い”【NHK】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110314/t10014675241000.html
3月14日 22時38分

枝野官房長官は、14日夜の記者会見で、福島第一原子力発電所の1号機と3号機で相次いで水素爆発が起きたことを受けて、原子炉内を冷やす機能が十分でない2号機でも水素爆発が起きるかどうかについて触れました。枝野長官は「2号機では建物に空気が通る状態が出来ているので、水素が発生しても大規模な爆発が起きる可能性は相当低いと報告を受けている」と述べました。また、枝野長官は「2号機でも1号機や3号機と同様に燃料棒の破損が起きている可能性が高い。原発の周辺で放射線の量を計測して異常がないか監視していきたい」と述べました。

[関連ニュース]
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・官房長官 一刻も早い収束を
・官房長官“水の注入を再開”
・官房長官 2号機に海水注入へ
・官房長官 格納容器健全性保つ
・3号機で水素爆発 6人けが

 

3号機爆発、原子炉の安全は維持~保安院【日テレ】
http://news24.jp/articles/2011/03/14/06178258.html
< 2011年3月14日 13:08 >

 福島第一原子力発電所3号機の爆発を受けて経産省の原子力安全・保安院は14日、会見を行い、現在計測できるデータを見る限り、「原子炉の安全は保たれている」と発表した。

 原子力安全・保安院は、半径20キロ圏内にいる住民らに対し、屋内に退避するとともに、安全のため窓を閉めて外の空気に触れないように注意を呼びかけた。

 「東京電力」によると、爆発が起きた際、風は西北西から東南東に向かって吹いており、これは陸側から海側に吹いていることになる。

 3号機は、12日に爆発を起こした1号機よりも大型の原子力発電所。東京電力の資料によると、3号機の原子炉の熱出力は1号機の1.7倍だという。

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※以下、3号機爆発前のマスコミ記事。

福島第一原発3号機 緊急事態の通報【NHK】
3月13日 6時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110313/t10014636131000.html

福島県にある福島第一原子力発電所3号機について、東京電力は、原子炉に水を送る装置が止まり、別の手段でも水を送ることができなくなったなどとして、原子力災害対策特別措置法に基づいて国に対し「緊急事態」を知らせる通報を午前6時前に行いました。今回の地震で「緊急事態」の通報を行うのは、6基目です。

[関連ニュース]
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・福島の原発 予断を許さぬ状態
・福島第二原発 3キロ以内避難指示
・第一・第二原発 緊急事態通報
・第二原発でも緊急事態通報
・福島第二原発で異常事態通報


当面の安全性確保=原子炉に海水注入完了−福島第1原発1号機・保安院【時事】
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011031300043

 原子力安全・保安院は13日朝、原子炉建屋が12日に爆発して崩壊し海水注入作業に踏み切った福島第1原発・1号機について、炉心がある圧力容器内に海水が満水になったとみられ、当面の安全性を確保できたと発表した。同院は検査官を現場に派遣し、東京電力の担当者とともに、満水状態の維持の確認を続ける方針。
 同号機は冷却水不足のため、炉心の温度が上昇し、爆発事故の前に国内初の炉心溶融が起きた可能性が高いと考えられている。爆発後に圧力容器を覆う格納容器は無事と確認できており、周辺の放射線レベルの観測データからも、放射性物質が大量に放出される恐れはなくなったと判断されるという。(2011/03/13-07:02)

 

福島第1原発3号機が冷却機能喪失 緊急事態通報【東京新聞】
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011031301000047.html

2011年3月13日 07時15分

 東京電力は13日午前5時10分、福島第1原発3号機が冷却機能を喪失したため、緊急事態として法に基づき国に通報した。第1原発1、2号機、第2原発1、2、4号機に次いで6機目。
(共同)

 

福島第1原発3号機が冷却機能喪失 緊急事態で国に通報【共同】
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031301000045.html

 東京電力は13日午前5時10分、福島第1原発3号機が冷却機能を喪失したため、緊急事態として法に基づき国に通報した。第1原発1、2号機、第2原発1、2、4号機に次いで6機目。
2011/03/13 07:16   【共同通信】

 

福島第一原発3号機、冷却装置が停止 緊急事態報告【朝日】
http://www.asahi.com/national/update/0313/TKY201103130031.html
2011年3月13日7時15分

 東京電力によると、東日本大震災で自動停止し、原子炉を冷却していた福島第一原発3号機で、13日午前2時44分、冷却水を炉心に入れていた高圧注水系が停止した。別の冷却装置を起動しようとしたが働かなかった。東電は、消火用の配管などを使い外部から強制的に水を入れたり、炉心溶融の可能性がある1号機と同様に海水を使ったりすることも検討している。

 今のところ格納容器内の圧力は適正値だが、圧力が上昇し損傷することを防ぐため、蒸気逃し弁の開放作業を始めた。圧力が高まると、大気中に放射性物質を含む蒸気を放出することになる。

 東京電力は1、2号機に続き、原子力災害特別措置法に基づく緊急事態に当たるとして、国に報告した。

 

東日本大震災:福島第1原発3号機 注水不能に【毎日】
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110313k0000e040005000c.html

上部が骨組みだけとなっている福島第1原発の1号機原子炉建屋(左)=宮城県気仙沼市で2011年3月12日午後3時55分、本社機から貝塚太一撮影

 東京電力は13日、東日本大地震で被災した福島第1原発3号機が原子炉を冷却するための自動注水ができなくなったと国に報告。国は1号機などと同様に、原子力災害対策特別措置法に基づき原子力緊急事態宣言を発令した。東電は炉内の消火系など別の配管を使って注水を検討しているが、冷却が不十分な場合には1号機と同じく、海水を注入する事態になる可能性もあるという。

 東電によると、同日午前5時半現在、3号機の原子炉内の冷却水の水位は、燃料棒の上端より約2メートル高い。しかし、このまま注水ができないと徐々に冷却水が減少する。燃料棒が露出すれば、1号機と同じように燃料棒の破損や炉心溶融につながる恐れもある。
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毎日新聞 2011年3月13日 7時16分(最終更新 3月13日 7時43分)

 

福島第一原発3号機、冷却機能が喪失…国に通報【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110313-OYT1T00110.htm?from=top

 東京電力は13日、福島第一原子力発電所の3号機で、原子炉を水で冷やして収納する格納容器の圧力抑制室の温度が、水の沸騰する100度を超えて冷却機能が喪失したとして、原子力災害対策特別措置法に基づき、国に通報した。

(2011年3月13日07時20分  読売新聞)

 

福島第1原発3号機も冷却機能喪失 東電が緊急事態を通報【産経】
2011.3.13 07:23
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110313/dst11031307250015-n1.htm

東京電力の福島第1原子力発電所(左から)4号機、3号機、2号機、1号機=2008年10月、福島県大熊町

 東京電力は13日早朝、福島第1原発3号機が冷却機能を喪失したため、緊急事態として法に基づき国に通報した。冷却機能喪失は、第1原発1、2号機、第2原発1、2、4号機に次ぐ6機目。

 

福島第1原発、3号機も冷却機能失う 緊急事態通報【日経】
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E3E1E2E2E18DE3E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
    2011/3/13 7:10


 東京電力は13日6時すぎ、福島第一原子力発電所3号機の原子炉の冷却機能が失われたと発表した。前日からの電源喪失の影響で高圧注水系と呼ぶ装置が自動停止したため。

 東電は午前5時、原子力災害対策特別措置法に基づいて国に対し緊急事態(特別事象)を通報した。今回の地震での緊急事態の通報は6機目。注水を可能にするため、安全弁を開放して原子炉格納容器内の圧力を低下させる措置などを検討するという。

 

地方紙

福島第1原発3号機が冷却機能喪失 緊急事態で国に通報【河北新報】
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/2011031301000045.htm

 東京電力は13日午前5時10分、福島第1原発3号機が冷却機能を喪失したため、緊急事態として法に基づき国に通報した。第1原発1、2号機、第2原発1、2、4号機に次いで6機目。

2011年03月13日日曜日

 

福島第1、建屋爆発 初の炉心溶融 半径20キロ避難指示 (06:10)【河北新報】
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110313t63008.htm

 東日本大震災で自動停止した福島県大熊町の東京電力福島第1原発1号機の周辺で、ウラン燃料が核分裂してできる放射性物質のセシウムとヨウ素が検出され、経済産業省原子力安全・保安院幹部は12日午後、燃料の一部が溶ける「炉心溶融」が起きたとの見方を明らかにした。日本の原発で炉心溶融は初。
 また午後3時36分ごろ、1号機で爆発があり、原子炉建屋が損傷、作業中の同社社員ら4人がけがをして病院に運ばれた。内部の原子炉格納容器は損傷していなかった。保安院関係者によると、中央制御室も壊れていない。これを受け福島県は第1原発の避難指示を半径20キロに拡大した。
 東電によると、第1原発1号機はドンという爆発音の後、白煙が上がった。1号機は自動停止後、冷却機能を喪失。東電は12日夜、原子炉圧力容器内の温度を下げるため、消防ポンプを使って海水を直接注入して炉心を冷却する作業を始めた。炉心に海水を入れることで、1号機は再び使える可能性はほぼなくなった。
 枝野幸男官房長官は1号機の爆発について「炉心の水が足りなくなったことにより発生した水蒸気が格納容器の外側、建屋との間に出て水素となり酸素と合わさり爆発した。建屋の壁の崩壊で、格納容器が爆発したものではない。外部の放射性物質は爆発前より爆発後の方がむしろ少ない」と話した。
 原発の敷地で測定した放射線量は一時、1時間に1015マイクロシーベルトを示した。一般人が1年間に受ける放射線量の限度に相当する値。
 炉心溶融は、炉心の水位が低下、燃料が露出し、冷却されない燃料の一部が1200度以上に達して、燃料の被覆管が溶けたらしい。

     ◇
 福島県によると、福島第1原発の避難指示対象区域内にある双葉厚生病院の患者、職員90人のうち3人を抽出検査したところ、全員被ばくしていた。医師の判断で、自衛隊に除去の手続きを申請した。

2011年03月13日日曜日

 

福島第1原発3号機が冷却機能喪失 緊急事態で国に通報【北海道新聞】
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/277603.html

(03/13 07:49)

 東京電力は13日午前5時10分、福島第1原発3号機が冷却機能を喪失したため、緊急事態として法に基づき国に通報した。第1原発1、2号機、第2原発1、2、4号機に次いで6機目。

 

福島第一原発 圧力上昇で空気放出へ【NHK】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110312/t10014615391000.html
3月12日 3時33分

海江田経済産業大臣は記者会見し、福島県にある東京電力・福島第一原子力発電所の1号機では、原子炉が入った建物内の圧力が高まっているため、建物内の空気を外部に放出する予定だと東京電力から報告があったことを明らかにしました。この作業に伴って、建物内の放射性物質が大気中に放出された場合でも、量は微量とみられるということです。また、陸地から海への風向きを考えると、すでに実施している施設から3キロ以内の避難や、3キロから10キロ以内の屋内退避で住民の安全性は保たれるとしています。東京電力では、放出する時間については事前に知らせるとしています。住民に対しては落ち着いて対応してほしいと話しています。

原子力が専門の東京大学の関村直人教授によりますと、原発の格納容器内の放射性物質を含む空気の外部への放出は、格納容器内の圧力を下げるために原発の敷地内にある「排気筒」と呼ばれる煙突のような施設から、何重にも設けたフィルターで放射性物質を取り除きながら行われます。その作業は、まず、格納容器内の空気に含まれる放射性物質の量を調べたうえ、実際に排気筒から放出した際に原発の敷地の中や外にいる人に大きな影響がないかを確認しながら行われるということです。
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福島第一原発 容器圧力上昇で通報【NHK】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110312/k10014615021000.html
3月12日 2時5分

東京電力によりますと、福島県にある福島第一原子力発電所1号機で、原子炉が入った格納容器内の圧力を示す計器の値が上昇しており、この値が正しければ格納容器が壊れる可能性もあるとして、12日午前0時49分、緊急事態を知らせる通報を国に行いました。東京電力では、格納容器内の圧力を下げるために、放射性物質を含む容器内の空気を外部に放出するかどうか検討しています。東京電力は「放出する空気の量は少ない」としています。福島第一原発1号機では、地震のあと、原子炉を安全に冷やすために必要な「非常用の発電機」すべてが使えなくなり、冷却を継続して行う能力が十分にないと判断され、政府は11日午後7時すぎ、「原子力緊急事態」を宣言していました。ただ、現時点でも施設の外への放射性物質漏えいなどは確認されていないということで、東京電力が復旧作業を急いでいます。

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福島第二原発も異常事態通報【NHK】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110311/k10014608021000.html
3月11日 19時52分

福島県にある東京電力の福島第二原子力発電所では、地震で停止した1号機で、原子炉を安全に冷やすための非常用炉心冷却装置が作動し、東京電力は、原子力災害対策特別措置法に基づいて、国に「異常事態」を知らせる、いわゆる「10条通報」をしました。1号機では、原子炉が入っている建物の内部で圧力が高まる値が出て、非常用炉心冷却装置が作動したということです。経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、福島第二原発1号機では外部に放射性物質が漏れるといった影響はなく、直ちに安全上の問題はないとしています。東京電力は、福島県にある東京電力の福島第一原子力発電所でも、2基の原発で、原子炉を安全に冷やすための非常用の発電機がすべて使えなくなり、原子力災害対策特別措置法に基づいて国に「緊急事態」を知らせる、いわゆる15条通報をしています。

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福島第一原発 緊急事態宣言へ【NHK】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110311/k10014605941000.html
3月11日 18時46分

福島県にある東京電力の福島第一原子力発電所では、地震で停止した2基の原発で、原子炉を安全に冷やすための非常用の発電機がすべて使えなくなり、東京電力は、原子力災害対策特別措置法に基づいて、国に「緊急事態」を知らせる通報をしました。このあと、総理大臣が法律に基づいて「原子力緊急事態」を宣言し、「原子力災害対策本部」を設置して、住民の安全に必要な防護対策を取ることにしています。

原子力安全・保安院によりますと、福島県にある東京電力の福島第一原子力発電所では、地震で停止した2基の原発で、原子炉を安全に冷やすために必要な非常用の「ディーゼル発電機」が4台すべて使えなくなりました。東京電力は、福島第一原発の2基の原発は、周辺で停電が続いているうえ、「ディーゼル発電機」が使えないため、継続して冷やす能力が十分にないと判断しました。このため東京電力は、福島第一原発について、原子力災害対策特別措置法に基づいて、午後4時に行った「異常事態」の通報に続き、午後5時に「緊急事態」を知らせるいわゆる「15条通報」を原子力安全・保安院に行いました。このあと、総理大臣が法律に基づいて「原子力緊急事態」を宣言し、「原子力災害対策本部」を設置して、住民の安全に必要な防護対策を取ることにしています。福島第一原発では、今のところ放射性物質が漏れるなどの外部への影響はないということです。原子力災害対策特別措置法に基づいて、総理大臣が「原子力緊急事態」を宣言するのは、平成12年にこの法律が施行されてから初めてです。
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福島第一原発 緊急事態宣言へ【NHK】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110311/k10014605561000.html
3月11日 18時29分

福島県にある東京電力の福島第一原子力発電所の1号機と2号機で、原子炉を安全に冷やすために必要な「非常用の発電機」すべてが使えなくなり、東京電力は冷却を継続して行う能力が十分にないと判断したということです。このため東京電力は、原子力災害対策特別措置法に基づいて、午後5時に「緊急事態」を知らせる「15条通報」を国に行いました。このあと、午後6時半から総理大臣が法律に基づいて「原子力緊急事態」を宣言し、「原子力災害対策本部」を設置して、住民の安全に必要な防護対策を取ることにしています。

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福島第一原発で緊急事態通報【NHK】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110311/k10014604391000.html
3月11日 17時47分

福島県にある東京電力の福島第一原子力発電所では、地震で停止した2基の原発で、原子炉を安全に冷やすために必要な「非常用のディーゼル発電機」のすべてが使えなくなり、冷却を継続して行う能力が十分にないと判断したということです。このため東京電力は、原子力災害対策特別措置法に基づいて、午後4時に行った「異常事態」の通報に続き、午後5時に「緊急事態」を知らせる通報を経済産業省の原子力安全・保安院に行いました。原子力安全・保安院は、情報を確認を進め、今後の対応について検討しています。福島第一原発では、今のところ放射性物質が漏れるなどの外部への影響はないということです。原子力安全・保安院は引き続き監視を続けています。原子力災害対策特別措置法に基づいて、「緊急事態」を知らせる通報が行われたのは、平成12年に、この法律が施行されてから初めてです。

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排気筒を開放へ、東京電力から報告 【TBS】
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4671361.html

 海江田経済産業大臣はさきほど記者会見し、福島第1原発1号機の核燃料を収容している容器内の圧力が上昇していることを受け、東京電力から格納容器の排気筒を開放する措置を行うという報告を受けたことを明らかにしました。

 この結果、放射性物質が大気中に放出する可能性があるということです。

 海江田大臣は「陸地から海への風向きを考えると発電所から3キロ以内の退避、10キロ以内の屋内の待機措置で住民の安全性は保たれている。落ち着いて対処してほしい」と述べました。(12日03:21)

 

福島第1原発1号機で新たなトラブル【日テレ】動画あり
http://www.news24.jp/articles/2011/03/12/06177913.html
< 2011年3月12日 3:40 >

 「東京電力」によると、福島第1原発の1号機で、タービン建屋の放射能レベルが通常の1.5倍になっていることがわかり、原因を調べている。格納容器内の圧力の数値も高くなっていて、計器の異常も含めて調べている。

 また、原子炉内の水位が低下し、燃料棒が露出するおそれがあった2号機は、水位がやや上がり、安定している状態となっている。このトラブルで、国は半径3キロ以内の住民に避難を指示したが、対象となる福島・大熊町と福島・双葉町の計約5800人はほぼ避難を終えている。

 今回は原発に電源が供給できないためのトラブルだが、すでに電源を供給する車両が到着していて、12日午前4時頃には復旧する見通し。

 さらに、福島第2原発では、排気筒のクレーン操舵(そうだ)室に閉じ込められた作業員が呼吸と脈が確認できず、重体だという。鉄骨に挟まれたか、鉄骨にぶつかったとみられている。

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知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久 (著)

原子炉時限爆弾 広瀬 隆 (著)

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章 (著)

 

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東京電力は殺人電力だ!二次災害から四次災害まで勃発中の日本。
 東日本大震災での二次被害の津波の大きさを東京電力は想定を超える津波にした件で三次被害で多くの被災者を出している。 更に四次被害として全国で義援金詐欺等が報道されている中、福島第一原子力発電所の土壌から放射性物質のプルトニウムが検出。 東京電力は殺人電力だ。 都知事選も自粛ムード‎の中、おもしろ写真・おもしろ画像を貼り「頑張れ東北!頑張ろう日本!」とエールを贈る記事にしました。恐縮ですが遊びに来て下さったら感謝です。

投稿: 智太郎 | 2011年3月30日 (水) 09時39分

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