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2008年6月14日 (土)

加藤智大がいた例の派遣会社「日研総業」が、2005年2月5日の「NHKスペシャル・フリーター漂流」に出てた。←大幅に要約テキストを追加す

(サブタイトル、「このYouTube映像をみてこの図解表示を見れば請負偽装派遣(俗に言う偽装請負)」がどんなものか分かるかも」)

Nhk_special_home_page_ フリーター漂流 ~モノ作りの現場で~
2005年2月5日(土)午後9時~9時52分
http://www.nhk.or.jp/special/libraly/05/l0002/l0205.html
Internet Archive(→Internet Archiveのリンク先頁に飛んだら、上にある「新着情報」と「今週のNHKスペシャル」の下、「詳しくは 【放送予定】ページ をご覧下さい。」のリンクをクリックすると左記画面が出ます。 


 今、モノ作り大国・日本の製造現場は、フリーターによって支えられている。
 ヒット商品が出れば一挙に大量生産、売れなければラインはすぐに閉鎖される。生産変動に対応できる企業だけが、厳しい国際競争を生き抜くことができる。 コストダウンのため、企業が積極的に活用しているのがフリーターだ。正社員と比べて容易に雇用を調整することができ、人件費も安く抑えられる。バブル崩壊 以降、多くの企業が、モノ作りの担い手として若者たちを使っている。現在、全国の製造現場で働くフリーターは、100万人にのぼると言われている。
 番組の舞台は、栃木県にある通信機器メーカー。携帯電話の増産のために、急きょ労働力が必要になった。北海道や九州などから集められたのは、20代から 30代半ばのフリーターたちだ。仕事に耐えきれずに工場を去る者。より良い待遇を求めて全国を転々とする者。さらに、フリーターから正社員への昇格を目指 す者など、一人一人の価値観は様々だ。
 先の見えない中、全国各地の工場を漂流するフリーターたち。今、製造業の現場で何が起きているのか。フリーターたちの姿を見つめる。

 

(クリックすると拡大します)
200502053nhk 番組中、請負会社本社(東京 蒲田)と紹介されてますが、HPの写真と同じなので間違いないでしょう(YouTube映像「フリーター漂流1」の7分29秒をキャプチャ。フルver版で7分44秒〜の所)


PhotoHPで、 日研総業のロゴと本社の写真。さすがにHPなので良いこと尽くめの文句があふれてます。


200502058nhk 「NHKスペシャル・フリーター漂流」番組中出てきた送り迎えのバスの横にある日研総業のロゴ(YouTube映像「フリーター漂流2」の2分5秒をキャプチャ。フルver版で11分42秒の所)


 なお、番組中では「派遣会社」でなく「請負会社」と紹介されてます。2005年2月5日と言うと、請負偽装派遣(俗に言う「偽装請負」)がそろそろ問題になりはじめる頃です。(SOBA:世に言う――共産党も使っている――「偽装請負」は表現的に分かり辛い。「偽装している請負を」と英語直訳的、つまり英語的語順で分かり辛くし、混乱させているように見える。日本語的な語順で言えば「請負偽装派遣」と言うべきだろう(請負を偽装した派遣の意味)。契約上請負で、メーカーは請負を偽装しているが、作業実態は派遣先のそのメーカーが指揮命令している(直接請負労働者に命令すると違反だが、請負会社のスタッフに指揮命令して、結果として指揮命令の果実だけは得ている)。実質外見的には派遣だが、労働者にとっては法的な身分上請負と言うややこしい状態になってる。派遣自体にも問題があるが、実質派遣なのに契約上請負となっていて、メーカーには都合よく労働者は権利的により劣悪となっている。⇒後ろの方で「請負、派遣、請負偽装派遣(俗に言う偽装請負)」の違いを分かり易く図解表示す。)

※なお、時間的な流れとしては、
・1986年の労働者派遣法の制定
・2004年の法改正による製造業派遣規制の解禁
・2006年の公益通報者保護法の制定による通報者の増加により社会問題に発展。
・2006年7月末以降断続的に朝日新聞が実態を取りあげる。(ニュース特集「偽装請負」)

 

※参考:宮台真司さんの「某全国紙に掲載されるはずだった秋葉原通り魔事件のコメント

※参考2:松宮健一『フリーター漂流』(←NHKスペシャル「フリーター漂流」の制作ディレクターである松宮健一氏が、同番組を単行本化した本の書評。)

※参考3:NHKスペシャル「フリーター漂流」(←番組についての詳細な解説。お勧め。)

 

20080618 ※関連:"秋葉原「加藤智大」事件の背景に「残酷な派遣労働」"と喝破する、2008-06-18衆議院会館、ガテン系連帯事務局長小谷野毅さんの会見YouTube映像。リンクだけで埋め込みはなしです。(9分4秒)(リンク先YouTubeが途中で止まったりする時があるのでこれもmp3でインターネット放送しておきます)


 以下、YouTubeで拾った映像です。これから消される可能性もありますが、録音しましたのでもし消されたらmp3でアップします。

※追記:案の定、YouTubeが頭が少しだけでて止まると言う不思議な現象になってます。どんなやり方をしているのか分かりません。ここまでやるかと唖然としてます。やむを得ないのでmp3の音声だけのも流しておきます。こうするとあきらめてYouTubeの方がなおるとか?

※再追記(2008-06-15 07:11):朝起きたらやはりなおってました。mp3の最低限音だけ放送が効いたか。

20080616nhkjapanbroadcastingcorpora ※再々追記(2008-06-16 朝):フリーター漂流1と3だけが見られなくなりました。その理由は「この動画は、著作権法上の権利が侵害されたとのNHK (Japan Broadcasting Corporation)による申し立てにより削除されました。」(→URL変えました。また見えるようになってます。サムネイル画像は変えられてますが同じ映像です)

 

 ナレーターは語りでも定評のある性格俳優田中邦衛さんです

フリーター漂流1 6分割でない、フルver版アップしました←頁内ジャンプ
http://jp.youtube.com/watch?v=FmJXtoyLGCI
tank1208

SOBA以下同じ:(音声だけ1

最初から:フリーターは100万人、ほとんどのメーカーがフリーターを活用している。人件費は正社員の半分以下、任されるのは組み立てや塗装など単純作業だ。

1分10秒あたりから:「人間ロボットみたいな感じですね」「これは誰にもできるから私がいなくなっても代わりはいくらでもいるだろうと思って」突然命じられる配置転換。

6分50秒から:契約期間は半年、「俺でも出来るんですかね」「特にどんな経験を持ってるってないから、まずやる気があって健康で」。

7分26秒から:山端さんを採用した請負会社の本社。←日研総業

概要:
2005年2月に放映されたNHKスペシャルです、派遣、請負で働くフリーターの実情 がよくわかります。(投稿者:tank1208)
追加日:  2008年06月03日  (情報を減らす)
容量の関係で6分割にしてます。

 

フリーター漂流2 6分割でない、フルver版アップしました←頁内ジャンプ
http://jp.youtube.com/watch?v=mKSEaogvmIA

音声だけ2

53秒から:3人部屋が割り当てられた。

2分から:これから半年間は請負会社の契約社員。毎日の行動は時間で厳しく管理される。若者たちは請負会社の指揮下に入る。メーカーの配下に入る派遣会社とは違う。人材を派遣しているのではなくあくまでも仕事を請け負う形をとっているのだ。←SOBA:ただし、実質的にメーカーの都合(指揮)でいいように動かされるのがこれからの映像で分かります。

4分38秒から:通信機器メーカー矢野健一社長「(うちの仕事は)フリーターで十分ですね。仕事が減ってくれば人を減らす。フリーターの一番いいところは正社員と違いましてその時々対応して操作できると言う部分ですね」SOBA:まるで部品扱いのような言い方で正直と言えば正直。

5分20秒:仕事が始まって3日目請負会社の室井美明現場担当者がメーカーの高沢幸司人事課長にいきなり呼ばれ「生産ラインが止まったから」と突然の配置転換を求められる。仕事をもらっている請負会社はメーカーの申し出を断らない。

7分15秒から:労働者派遣法で保護されている派遣社員ではこうはいかない。

 

フリーター漂流3 6分割でない、フルver版アップしました←頁内ジャンプ
http://www.youtube.com/watch?v=dbyBGKK-btM

音声だけ3

1分50秒から:山端君が一人戻ってくる、「今日残業なかったの?どうしたの?」「くびになります」「なんで?」「もめて」。

4分57秒から:この請負会社で働く半数近くの若者が契約期間の半年持たずに辞めていく。

7分22秒から:請負会社のCM撮影キャッチフレーズは「必要な時に必要な人材を」、今や1兆円産業と言われる請負業界、全国1万社がフリーターの確保にしのぎを削っている。

8分23秒:請負会社人事開発部岡元英美部長「急に言われて企業さんのよっては明日30名連れてこいやと言う企業さんもあります。戦争だと思ってます。毎日が戦争ですね。1名でも弾を送りたいと言うのが我々の本音です」。

8分30秒から:請負会社の業界団体によれば製造業に送り込んでいるフリーターは100万人を超える。熟練した技能が求められる製造業の現場では長年人材派遣は禁止されてきた。しかし激しい価格競争にさらされる中で企業は請負会社を使って大量のフリーターを受け入れるようになった。急な配置転換や人員の調整を請負会社がメーカーに代わってやってくれるからだ。国も去年(2004年)3月から製造現場での人材派遣を解禁した。工場で働くフリーターの数は増えると予想されている。

 

フリーター漂流4 6分割でない、フルver版アップしました←頁内ジャンプ
http://jp.youtube.com/watch?v=EZaaXlxMzp8

音声だけ4

最初から:當野さん、「自分で納得できる仕事ができるまでは」と自分からフリーター。←SOBA:かなり大甘。

1分50秒から:経験を買われすぐ現場のリーダーに選ばれる。ただし自給はみんなと同じ900円。メンバーをまとめるだけでなくメーカーとの窓口役も頼まれる。納期を守れなければ責められるのは當野さんだ。←SOBA:この部分注目箇所、これだと請負会社のスタッフにでなくメーカーが直接労働者(當野さん)に指揮しているように見えもはや請負とは言えないだろう。またリーダーとかおだてられ、つまり今話題になっている名ばかり管理職のさきがけ。

5分36秒秒:今度は半導体の基盤に酸化を防止する塗料を塗る作業だった。塗料はシンナーで薄めて使う。橋掛さん「かなり(臭いが)キツイですね。シンナーは原液なんで」(メーカーの)社員のロッカーを置いていた部屋が急きょ作業場に改造された。ブラックライトに照らされながら細かく確認し塗り続ける。←SOBA:元がロッカー室なので薄暗くて、回るのはおそらく元からあった換気扇。労働安全衛生上からもたぶん間違いなく違反だろう。まさに現代の蟹工船、現代版野麦峠。

7分40秒から:塗装の仕事が始まってから2週間、突然當野さんが病に倒れた。38度の熱が出て部屋で寝込んでいた。前の日11時まで残業していた。医者からはストレスと疲れがたまっていたと診断された。

9分33秒から:11月下旬請負会社から給与明細が渡された。當野さんが出勤したのは19日、残業は8.5時間しかできなかった。自給で計算されるフリーターの給与は時間がすべてだ。

 

フリーター漂流5 6分割でない、フルver版アップしました←頁内ジャンプ
http://jp.youtube.com/watch?v=LOr2HknPvck

音声だけ5

初めから:支給総額は147951円、社会保険料や寮費のほか病気で早退した分も引かれていた(控除額計80129円)、手取りは67822円。前の月より8万円ほどダウンした。

3分33秒あたりから:12月下旬塗装の仕事は既になくなり橋掛さんは四つ目の仕事場に回されていた。今度は基盤にマスキングテープをはる仕事だ。このまま転々としていて将来につながる技能が身につくのか35歳の橋掛さんは悩んでいた「やはりみんなが次の仕事を探して一人一人と段々と消えていくと、なんか次自分の番かなと不安はありますね。40越して50になってこのままと言う訳には行かないだろうし。その将来の不安と言うプレッシャーがここにきて出てきたかなと言う」。

 

フリーター漂流6 6分割でない、フルver版アップしました←頁内ジャンプ
http://jp.youtube.com/watch?v=cN810Tj2x2k

音声だけ6

38秒あたりから:北海道に帰った息子(橋掛さん)に説教する父親「じっくり我慢して、先を見ながらこの会社のね、そうしているうちにどこの会社も上司がいると思うけれども、上の人に見初められると言うか、この子ヤル気あるなぁとか」「やる気はあるんだって」SOBA:このオヤジさんも偽装請負や派遣がどう言うものか全然分かってない。一番理解すべき人がこれじゃあ救いがないな。

3分22秒から:橋掛さんは4か月ぶりに請負会社の札幌事務所に足を運んだ。担当者「まだ35歳ですよね」「もうちょっとで36になります」「ギリギリの線ですね。30歳と言うところもあるんですけれど、ひとつボーダーラインとして製造業かかわる方35歳くらいまでに、えーと、、、そう言った意味でも多少危機感をもってもらって、これが最後だと思って仕事を決めて頂けると助かるなと」。

4分15秒から:条件に合う仕事が一つだけ見つかった。愛知県の自動車工場(←SOBA:言わずもがなですがトヨタ)で立ちっぱなしで車の組み立てや塗装を行う。担当者「給料は高い分仕事は非常にきついです。部品をつける点数が多いんで、それを1日300台くらいのペースでやるとなると結構辛く感じます。車の工場の場合忍耐力が必要になります」「ついていけそうなんですかね」「慣れです。極端に言えば橋掛さんは今の状況から考えるとこう言うことをするしか仕事がないのです。」1月10日の朝、橋掛さんは愛知県に向けて旅立った。

『若者を見殺しにする国』赤木智弘
『蟹工船・党生活者』(新潮文庫) (文庫)

 

関連投稿
加藤智大がいた「日研総業」、派遣先での劣悪な作業環境の例、「NHKスペシャル・フリーター漂流」のその部分をキャプチャす。」 

必読、秋葉事件⇒最大の目的は、日本が産業技術の先端国から奴隷と殺りくに満ちた植民地に堕したことを内外に宣言すること。
確かに不思議と言えば不思議だよな、秋葉原事件の写真。白い背広の両そでにもその他のどこにも返り血がついていない。
加藤智大の目にはどんな風景が入っていたのだろう。ちょうど行く用事があったので、あらためて秋葉原の現場を撮影してきました。
赤旗以外、マスゴミが未だに無視してる「派遣も正規と同待遇 EU閣僚理事会が合意」、EU Newsが2008/06/10発なのでなんともはや。
秋葉事件後の主な地方紙・主要紙社説ウォッチ、本質をついて踏込んでるのが「日雇い派遣 原則禁止に踏み切れ」1件だけとは、。
秋葉原事件のこのTBSニュース、自民党の圧力で多分、。又幾つかのキーワードも間もなくマスコミから徐々に消されていくだろう。
「秋葉原通り魔:携帯掲示板に予告 警視庁に情報、警戒中」って、知ってたのか?手回しのいい映像もさもありなん、ひどい話だ。
通り魔:秋葉原「生活に疲れてやった」はこれからニュースの表面からは消される可能性あり。徹底的に初出のニュースと写真を収集。(1)

 

追記(2015/04/04):↓6分割でない、フルver版を見つけました

NHK スペシャル : フリーター漂流 2005/02/05 55:05
byzantinedeslergreatbasileus
http://www.dailymotion.com/video/x2k6oey

NHK スペシャル : フリーター漂流 2005/02/05 投稿者 byzantinedeslergreatbasileus
公開日: 2015年03月21日

SOBA:7分29秒の所で東京・蒲田にある日研総業本社の全景。11分42秒からの所で、迎えに来たマイクロバス出入口ステップ左に見えるNIKKENのロゴマーク。

Sサーバーにアップ ←MediaFireに保存。MediaFireはPCでは使い辛くなったのでipadを推奨。ipadで左記リンクをタップするとSafariの別頁が開き「Download(…MB)」の表示が出るのでタップする。黒い画面に変わり20秒から40秒待つと再生開始(時間帯、夜間は回線が混むので駄目

ipad ←ipadの他、カバー等も AMAZON

外付けHDD ←関連の AMAZON

ETV特集 2009年2月1日(日)放送 辺見庸・しのびよる破局の中で←雑談日記内関連映像(辺見さんがこの秋葉原事件を取り上げてます)

 

関連動画:
NHK スペシャル : フリーター 417万人の衝撃 2004/03/08 59:51
byzantinedeslergreatbasileus
http://www.dailymotion.com/video/x2k7dh3

NHK スペシャル : フリーター 417万人の衝撃  2004/03... 投稿者 byzantinedeslergreatbasileus
公開日: 2015年03月21日

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参考:「請負、派遣、請負偽装派遣(俗に言う偽装請負)」の違い。肝になるキーワードは「指揮命令」です。(⇒この証拠画像も必見「<これって、違法じゃないのか?>

(↓クリックすると拡大します)
20080614_4 請負:契約上、仕事の完成を目的とするもので請負会社はその成果に責任を負う。


20080614_2 派遣:契約上は人を出すだけ、派遣元は派遣先に対して形式的には仕事の成果について責任は発生しない。


20080614 請負偽装派遣(俗に言う偽装請負):契約上、仕事の完成を目的にするもので請負会社はその成果に責任を負う。

かつ、企業等は派遣契約にある指揮命令の部分を欲しい。直接労働者に指揮命令すると請負でなくなり違反なので、請負会社のスタッフに指揮し、間接的の形を取りながら実質的に直接指揮命令と同じ効果を得る。


関連投稿
以前から図に描いて理解したりするの好きでした。

参考:(Wikipedia)より。

偽装請負(ぎそううけおい)

偽装請負(ぎそううけおい)とは、業務請負や業務委託の契約形式を採る、または該当者が個人事業主としての契約主体となっている場合であっても、実態が労働者派遣に該当するものを指す。これらすべてが民法上の取り扱いでは請負であり、契約形態を偽装・隠蔽することからこの名がついた。業務委託によるものは偽装委託(ぎそういたく)と表現する場合がある。

違法行為である(詳細は後述)。しかしながら、1986年の労働者派遣法の制定やそれ以前にも請負に対する問題は内在しており、2004年の法改正による製造業派遣規制の解禁がきっかけとなり、労働者派遣に対する認識が高まった事や、2006年の公益通報者保護法の制定による通報者の増加により社会問題に発展したという意見が出されている[1]。 事実、2006年7月末以降断続的に朝日新聞が実態を報じた(ニュース特集「偽装請負」)ことなどによって問題が顕在化した結果、労使双方が対策に乗り出すこととなり、派遣業界などでは、俗に、日付を取って、「7・31ショック」と呼ばれている。

類似語として偽装派遣(ぎそうはけん)という用語があるが、これはほとんどの場合「請負偽装派遣」の省略であり、同一の行為を指す。「偽装された派遣」という表現をあらわすために使われる傾向があるが、本来の契約実態である「請負の偽装」と言う意味合いを含まないため、適切とは言えない。しかしながら同様に、「偽装請負」もその行為の実態が派遣であることを含んでおらず、また文法上も「請負の偽装」であれば「請負偽装」と表記すべきところであるが、語順が逆転し不自然な接続となっており、適切とは言えない。このような用語の混乱は、物書きのプロでさえ混同することがあるほど[1]で、偽装請負と偽装派遣が混在して理解されているのが現状と言える。「請負などの非雇用契約を偽装した違法派遣」または「請負偽装派遣」などとするのが、実態をより反映した表現になる。

なお、世間一般が認知する大きな問題となったのは、先述の朝日新聞による報道が大きく寄与している。しかし2003年ごろから経済誌などによる特集報道がいくつかなされていたため、朝日新聞が初めてではない。だが、この報道までは社会的認知度が低かった主たる要因として、グッドウィル・プレミア(旧クリスタル)が些細なことでも批判記事を書かれる度に法外な損害賠償訴訟提起を連発したことで、報道した機関または他機関に関連報道を躊躇させる状況を作ってきた事などがあげられる(SLAPP;Strategic Lawsuit Against Public Participation、「公衆の言論を抑圧する戦略的訴訟」と呼ばれる)。

こうした偽装請負が後を絶たない根本的な理由のひとつとして、国内経済を支える企業にとっては総人件費を削減することがもっとも効果的な経営改善策であり、景気回復のための最優先課題であり、国内経済の活性化に貢献するという意識が根底にあるとされている。

概要

業務請負および業務委託や個人事業主の場合、本来はメーカーなどの顧客から仕事の発注のみが行われ、請負側は作業責任者を置き配下に人員がいる場合は、作業指示を行うのは請負側である。偽装請負となるのは請負側が人の派遣のみを行って責任者がいないか実質的に機能しておらず、顧客側の社員が作業指示を行っている状態を指す。

請負労働者の場合、労働基準法が適用されないため、派遣労働者と比べて顧客が作業員の身分に注意する必要はなく、生産効率の低い作業者は容易に交代させられるため、顧客は派遣契約をしたがらない傾向が強い。

偽装請負が生まれた主な理由は、旧法において、26種のポジティブリストに含まれていない製造業への派遣が行えず止む無く請負または業務委託という形をとっていたこと。そして、専門分野26種については3年、その他一般業務については1年という期間に対する法的制限の回避が行われていたこと。そして派遣先という立場よりも請負注文者という地位を求めていた[1]という事情にある。

社会保険・有給休暇・福利厚生といった負担を強いられる正規の人材派遣会社が、これらを負担しない請負企業とは営業面において公正な競争が出来ているとは言えず、派遣社員が被る手数料率の増大への近因となっている。請負企業が所得税や社会保険料の源泉徴収を行わない(違法行為)ことで表面的な手取り額が大きく、一部の求職者を魅了するといった側面もあり、こうした一部の求職者の特性に目をつけた偽装請負専門の違法業者の参入が後を絶たない。また、そうした違法業者を利用することで源泉徴収を免れた労働者が脱税行為に及ぶといった、二次的な問題も存在する。

特に、IT業界においては(人件費が安いことを主な理由とする)採用年齢枠の広さや、経験・未経験を問わない採用口の広さもあり、成長産業であることや近年の不況脱却や失業率の低下のための雇用の場として、偽装請負が業界全体において黙認されている傾向がある。 桐野夏生作『メタボラ』(朝日新聞の連載小説)では、偽装請負の派遣会社に登録、派遣先工場で作業を始めた登場人物の様子が描かれる。

日本経団連会長の御手洗冨士夫は本件に関連し、「請負労働者に技術指導できないのが制約になっている」・および「偽装請負のおかげで産業の空洞化が抑止できている」旨の主張を経済財政諮問会議の席上などで行なっている。これらの発言に対しては、「偽装請負の合法化を企図している」として、また毎日新聞における特集記事においても、「経営者の立場と諮問機関メンバーの立場を混同する著しいモラル低下」である、と非難されている。[2]

主に就業者への営業機能を提供する派遣事業モデルは、資本主義の根底概念に反する部分を有しており、違法性が高いと考える声もある。


日本の法律上の取扱い

[編集] 契約類型の解釈

一般に使用者が雇用契約を締結する場合には、雇用契約に基づいて労務を提供する者は労働者として、労働法による保護を受けることになる。ところが、民法におけるいわゆる典型契約としては、類似するものとして請負という契約類型が用意されており、請負人にはいわゆる労働法の適用がないのが原則である。

請負契約の特質は、請負人は仕事の完成を請け負うものであって、発注者は仕事の完成に関して対価を支払うものとされている点にある。この点が、労務に服することを約して労務に対して対価を支払う雇用関係との顕著な違いであり、裏返せば、雇用と請負を区別する判断基準となる。労働関係を規律する労働法に比して、請負関係における請負人を「保護」する法制は緩やかなものであることから、実質的に雇用関係にある場合であっても「請負」との形式を「偽装」することで、労働法令の規制の潜脱を企図する、というのが偽装請負の出発点である。

なお、法令の適用上、特定の契約が雇用契約なのか請負契約なのか、などの契約類型に関する判断は、当事者が用いた用語に拘束されることなく、実質的な内容の判断によりなされる、というのが一般的な解釈である。

[編集] 職業安定法と労働者派遣法との関係

上記の理は、間接的な雇用関係というべき労働者派遣の場面においても当てはまる。したがって、どういう内容の契約を締結した場合に、形式的には請負契約を謳っていたとしても、雇用契約ないしは労働者派遣契約としての規律に服せしめるかの基準が問われることとなる。

職業安定法施行規則第4条によれば、労働者を提供しこれを他人の指揮命令を受けて労働に従事させる者(労働者派遣法に基づく者は除く)は、たとえその契約の形式が請負契約であっても

   1. 作業の完成について事業主としての財政上及び法律上のすべての責任を負う
   2. 作業に従事する労働者を、指揮監督する
   3. 作業に従事する労働者に対し、使用者として法律に規定されたすべての義務を負う
   4. 自ら提供する機械、設備、器材(業務上必要なる簡易な工具を除く。)若しくはその作業に必要な材料、資材を使用し又は企画若しくは専門的な技術若しくは専門的な経験を必要とする作業を行うものであって、単に肉体的な労働力を提供するものでない

を全て充足しないものは労働者供給事業を行う者、すなわち派遣を行っている者とみなされる。

また、同条2項によれば、

    前項の各号のすべてに該当する場合であっても、それが法第44条(労働者供給事業の禁止)の規定に違反することを免れるため故意に偽装されたものであって、その事業の真の目的が労働力の供給にあるときは、法第4条第6項の規定による労働者供給の事業を行う者であることを免れることができない。

とあるので、請負契約なのに人手を集めて送り込むだけの行為であれば職業安定法違反(許可されていない労働者供給行為)及び労働者派遣法違反(特定派遣事業者については無届け営業、登録型または紹介予定派遣事業者は無許可営業)―つまり違法な人貸しとなる。

[編集] 労働災害の責任負担

偽装請負の状態でひとたび労働災害が発生すれば、労働者を送り込んだものだけではなく、労働者を受け入れた者も責任を負わされる。責任の負担に当たっては、形式的な契約形式にとらわれず、労働者を受け入れた者は、実態に応じて、当該労働者の雇用者または派遣労働者を受け入れた者などとしての責任を負う。

「派遣と判断された場合は派遣元の責任ではないか」と誤解される可能性もあるが、そもそも派遣であれば派遣元派遣先双方が安全上の責任義務がある。よって法的責任の回避の意図ありととられて、コンプライアンス上の責任も問われる。

[編集] 税法上のリスク

平成16年から導入された外形標準課税制度(資本金一億円以上の法人が対象)において、正当な請負であれば請負契約金額は課税標準に組み入れなくとも良い(=課税対象外にできる)が、偽装請負と判定された場合は請負契約金額全額が報酬給与額と認定され課税標準に組み込まれ、結果として税金が重くなる。

なお正規の派遣において、派遣料金における課税標準は75%である。

[編集] 契約上のリスク

請負契約・業務委託契約は労働契約・雇用契約ではないため、労働基準法が適用されない。偽装が巧妙化されていたり、労働者が知らぬ間に請負・委託契約という形態で労働させられていた場合、偽装請負であるという立証は難しいといえる。

偽装請負の事例
(以下略)

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